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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利は0.725%に上昇

配信日時:2024/03/29 15:17 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。短縮取引となった前日の米国債券市場で、長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。2年債入札は波乱なく通過したものの、後場に入り持ち高調整目的の売りが膨らみ、下げ幅を拡大した。  円債相場が高値圏で推移するなか、日銀が今後、国債買い入れを減額する可能性が意識されたことも、債券の売りを促す要因となった。  財務省が実施した2年債入札は応札倍率が前回から上昇し、4.07倍となった。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は9厘と前回から縮小し、一定の債券保有ニーズを示す格好となった。また、総務省が29日に発表した3月の東京都区部消費者物価指数は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.4%の上昇で市場予想と一致。更に、日銀の内田真一副総裁による参院財政金融委員会での発言機会があり、日銀の政策変更に関し、大規模な緩和からの円滑な移行がなされたとの評価が国際金融市場では多いのではないか、との認識を示した。いずれも円債相場への反応は限られた。  先物6月限は前営業日比21銭安の145円67銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%高い0.725%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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