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午前:債券サマリー 先物は反落、米債安が波及

配信日時:2024/03/29 11:17 配信元:MINKABU
 29日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場で長期債相場は小幅に下落(金利は小幅に上昇)し、円債相場の重荷となった。  米国債券市場は翌日が聖金曜日の休日とあって、短縮取引だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が講演で、利下げ開始時期について、急ぐ必要はないと見方を示した。また米国の昨年10~12月期の実質国内総生産(GDP)が上方修正され、米国経済の底堅さが意識されるなか、金融市場における利下げ観測が後退し、債券に売り圧力を掛けた。  日本の総務省が29日に発表した3月の東京都区部消費者物価指数は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.4%の上昇となった。市場予想と一致し、債券相場には特段大きな反応はみられなかった。財務省は同日、2年債入札を通告した。市場では波乱なく通過すると予想されている。  先物6月限は前営業日比7銭安の145円81銭で午前の取引を終えた。一方、新発10年債利回りは同0.005%高い0.710%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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