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午後:債券サマリー 先物は続伸、日銀オペ結果を受け買い流入

配信日時:2024/03/28 15:41 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。この日に日銀が実施した国債買いオペの結果で、売り意欲の乏しさが示されたことが買い安心感につながった。  午前の債券先物は方向感に欠ける展開だった。前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)した流れを引き継いで始まったが、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事のタカ派的な発言を受けて時間外の米長期金利が小幅ながら上昇したことが重荷。日銀が朝方公表した18~19日開催分の「金融政策決定会合における主な意見」は、追加利上げを急ぐような意見がみられなかったものの積極的な買いを呼び込む材料には至らなかった。ただ、午後に入って日銀オペの結果が明らかになったことをきっかけに、先物は一時145円95銭まで上昇。「残存期間3年超5年以下」と「同5年超10年以下」の応札倍率がともに1倍台となったことで、需給の引き締まりが意識されたもよう。また、日経平均株価が一段安となったことから安全資産とされる債券が選好された面もあった。  先物6月限の終値は、前日比14銭高の145円88銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時0.700%と約3週間ぶりの低水準をつけ、午後3時時点で前日比0.015%低下の0.705%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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