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ドル円今週の予想(3月25日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
配信日時:2024/03/27 17:19
配信元:FISCO
*17:19JST ドル円今週の予想(3月25日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のドル円について『政府・日銀による介入を警戒しつつもドル買い・円売り基調が続くだろう。先週の日米の金融政策会合が終了し、改めて日米の金融政策の違いと金利差が意識されている』と述べています。
続けて、『日銀は19日までに開催された金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除を決定した。長期金利を0%程度に誘導する長短金利操作(YCC、イールドカーブコントロール)の撤廃や新たなETFの購入廃止も決めた』とし、『ただ、植田日銀総裁は会合後の記者会見で2%の物価目標の実現が見通せる状況になったとしつつも、「緩和的な金融環境が継続」するとし、毎月6兆円程度の大量の国債買い入れは当面続ける意向を示した』と伝えています。
次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)は20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を5会合連続で据え置くことを決めた。政策金利は01年以来の高水準となる年5.25~5.50%。最新の政策金利見通しでは、2024年内に利下げの予想回数を4回から3回に減らした。インフレ圧力は根強いものの、昨年12月時点の予想を維持し、利下げ時期を慎重に探る方針を示した』と伝えています。そして、『パウエル議長は会合終了後の記者会見で、インフレ鈍化について「十分な進展は続く」と強調した』とし、『市場では、1月と2月のインフレ指標が予想を上回ったことを受けて、FRBが年内利下げ予想を2回に減らす可能性があるとの見方も出ていた。一方、長期的な金利水準の見通しは景気の強さなどを踏まえ2.6%と従来から0.1%引き上げられた』と解説しています。
陳さんは、『日米の金融政策の会合を経て、ドル円は一時151.86円付近と年初来の高値まで上昇した。日銀が利上げ、FRBが利下げとの方向性は示されたものの、最終的な金利(ターミナルレート)を考えた場合、依然として日米の金利差が拡大していることから、ドル買い・円売りが継続しよう。アメリカが景気後退に陥らない限り、日米金利差は大して埋まらないだろう』と見解を述べ、『ただ、2022年の高値(151円95銭)、2023年の高値(151円91銭)から、昨年、一昨年の天井と目されている152円が接近していることで、政府・日銀の介入が警戒される』とし、『神田財務官は週明け25日の午前、為替市場で円安が進んでいることに関して、経済のファンダメンタルズに沿っておらず「明らかに投機」との見解を示した。「常に準備はできている」と述べ、介入も辞さない姿勢を明確にした』と言及しています。
こうしたことから、『節目の152円をブレイクすれば155~160円へ円安が加速する懸念があるため、為替介入が一段と現実味を帯びてきそうだ。仮に介入が実施されれば、ドル円は145円のサポートを下回るかもしれない』とし、『とはいえ、現在の円安は株高とセットとなっているため、4月以降の年度初めをにらんだ円売りが優勢になる可能性は高く、介入警戒をこなしつつじりじりと円安が進むのではないか』と考察しています。
ドル円の今週のレンジについては、『148.00円~153.00円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月26日付「ドル円今週の予想(3月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
<CS>
陳さんはまず、今週のドル円について『政府・日銀による介入を警戒しつつもドル買い・円売り基調が続くだろう。先週の日米の金融政策会合が終了し、改めて日米の金融政策の違いと金利差が意識されている』と述べています。
続けて、『日銀は19日までに開催された金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除を決定した。長期金利を0%程度に誘導する長短金利操作(YCC、イールドカーブコントロール)の撤廃や新たなETFの購入廃止も決めた』とし、『ただ、植田日銀総裁は会合後の記者会見で2%の物価目標の実現が見通せる状況になったとしつつも、「緩和的な金融環境が継続」するとし、毎月6兆円程度の大量の国債買い入れは当面続ける意向を示した』と伝えています。
次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)は20日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を5会合連続で据え置くことを決めた。政策金利は01年以来の高水準となる年5.25~5.50%。最新の政策金利見通しでは、2024年内に利下げの予想回数を4回から3回に減らした。インフレ圧力は根強いものの、昨年12月時点の予想を維持し、利下げ時期を慎重に探る方針を示した』と伝えています。そして、『パウエル議長は会合終了後の記者会見で、インフレ鈍化について「十分な進展は続く」と強調した』とし、『市場では、1月と2月のインフレ指標が予想を上回ったことを受けて、FRBが年内利下げ予想を2回に減らす可能性があるとの見方も出ていた。一方、長期的な金利水準の見通しは景気の強さなどを踏まえ2.6%と従来から0.1%引き上げられた』と解説しています。
陳さんは、『日米の金融政策の会合を経て、ドル円は一時151.86円付近と年初来の高値まで上昇した。日銀が利上げ、FRBが利下げとの方向性は示されたものの、最終的な金利(ターミナルレート)を考えた場合、依然として日米の金利差が拡大していることから、ドル買い・円売りが継続しよう。アメリカが景気後退に陥らない限り、日米金利差は大して埋まらないだろう』と見解を述べ、『ただ、2022年の高値(151円95銭)、2023年の高値(151円91銭)から、昨年、一昨年の天井と目されている152円が接近していることで、政府・日銀の介入が警戒される』とし、『神田財務官は週明け25日の午前、為替市場で円安が進んでいることに関して、経済のファンダメンタルズに沿っておらず「明らかに投機」との見解を示した。「常に準備はできている」と述べ、介入も辞さない姿勢を明確にした』と言及しています。
こうしたことから、『節目の152円をブレイクすれば155~160円へ円安が加速する懸念があるため、為替介入が一段と現実味を帯びてきそうだ。仮に介入が実施されれば、ドル円は145円のサポートを下回るかもしれない』とし、『とはいえ、現在の円安は株高とセットとなっているため、4月以降の年度初めをにらんだ円売りが優勢になる可能性は高く、介入警戒をこなしつつじりじりと円安が進むのではないか』と考察しています。
ドル円の今週のレンジについては、『148.00円~153.00円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の3月26日付「ドル円今週の予想(3月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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