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午後:債券サマリー 先物は反発、緩和継続観測で長期金利0.720%に低下
配信日時:2024/03/27 15:31
配信元:MINKABU
27日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利は低下)した流れが波及した。財務省が実施した40年債入札が波乱なく通過したことは、債券選好意欲を高めた。日銀の追加利上げに対する思惑が幾分後退したことも相まって、先物は後場に上げ幅を拡大した。
40年債入札の応札倍率は2.49倍となり、1月に行われた前回入札の2.15倍を上回った。日銀のマイナス金利政策が解除された後、追加利上げを巡る思惑が円債市場にくすぶるなか、投資家から一定の保有ニーズが確認できたことは、債券投資家の心理面ではプラスに働いた。
日銀の田村直樹審議委員は27日、青森県金融経済懇談会での講演で、金利の水準に関し「機能が発揮できるような水準まで戻す」と発言した。一方で、緩和的な金融環境が継続するとの考えも示した。非リフレ派とされる田村審議委員の一連の発言に対しては、市場が期待したほどタカ派的なものではないとの受け止めが徐々に広がった。
日銀の植田和男総裁は衆院財務金融委員会での答弁で、同じく緩和的な金融環境が続くとの認識を示した。これらを受けて、追加利上げ期待の高まりを見込んで債券を売り持ちしていた投資家が買い戻しに動いたとみられている。
先物6月限は前営業日比24銭高の145円74銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%低い0.720%に低下した。
出所:MINKABU PRESS
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