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午後:債券サマリー 先物は小反落、午後にはプラス圏に浮上する場面も

配信日時:2024/03/26 15:51 配信元:MINKABU
 26日の債券市場で、先物中心限月6月限は小反落。前日の米債券安を受けた売りが一巡したあとは持ち直す動きとなり、午後にはプラス圏に浮上する場面があった。  米連邦準備理事会(FRB)のクック理事が25日、経済の一部でインフレ鈍化に時間がかかるとして「米連邦公開市場委員会(FOMC)は利下げに対して慎重なアプローチを取らざるを得ない」と述べたことなどを背景に、同日の米長期債相場が下落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及。日銀による早期の追加利上げへの思惑などもあり、債券先物は朝方に一時145円37銭まで軟化した。ただ、この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことから国内債を売り込む動きは広がらず。年度末が接近するなか、最近の株高で年金基金などの機関投資家が資産構成比率を調整する目的の株売り・債券買いに動くとの観測も下支えとなっているようで、後場寄り直後には145円59銭まで強含んだ。とはいえ、きょうは利付国債の入札や日銀による国債買いオペがなく手掛かり材料に乏しいほか、あす27日に財務省が40年債入札を実施することから買いは続かなかった。  先物6月限の終値は、前日比6銭安の145円50銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.010%上昇の0.735%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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