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午後:債券サマリー 先物は前日比変わらず、日銀オペ後に持ち直す

配信日時:2024/03/22 15:17 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月6月限は前営業日比変わらず。日銀の追加利上げを巡る思惑が相場の重荷となるなか、日銀が実施した定例の国債買い入れオペで、投資家の債券保有ニーズが確認されると、先物は持ち直した。  この日実施された国債買い入れオペは「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」で、オファー額はいずれも前回と同額となった。このうち長期ゾーンの「同5年超10年以下」と超長期ゾーンの「同10年超25年以下」の応札倍率は2倍を下回った。債券需給が引き締まった状況にあるとの見方から買い戻しの流れが広がり、先物は午後にプラス圏で推移する場面があった。  一方、先物は午前中に一時145円29銭まで下落した。前日の米国市場は長期債相場が横ばいで、外部環境に手掛かり材料が乏しく、総務省が22日発表した全国消費者物価指数(CPI)も生鮮食品を除くコアが前年同月比2.8%上昇と市場予想並みとなり、相場への影響は限られた。こうしたなかで日銀が7月か10月にも追加利上げに踏み切ると予想する市場参加者が一定数存在し、先物への売りを促す要因となった。  先物6月限は前営業日比横ばいの145円41銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回りも午後3時過ぎ時点で横ばいの0.740%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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