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午後:債券サマリー 先物は反落、流動性供給入札の結果は低調

配信日時:2024/03/21 15:44 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。日銀による早期の追加利上げが意識されたほか、この日に実施された流動性供給入札が低調な結果となったことが影響した。  債券先物は小高くスタートした。米連邦準備理事会(FRB)が20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決まり、参加者の政策金利見通しで年内に3回の利下げを想定する水準が維持されたことを受け、前日の米長期債相場が続伸(金利は低下)したことが国内債の支援材料となった。ただ、日銀の政策正常化による中長期的な国内金利の先高観を背景に、朝方の買いが一巡したあとは軟化。足もとの円安進行で、日銀が早期の政策変更を迫られる可能性があるとの見方も一部にあったようだ。午後に入り、流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)の応札倍率が2.90倍(前回は4.48倍)にとどまったことが分かると先物は下げ幅を拡大。需要の弱さが嫌気されるかたちで、午後2時40分過ぎには145円36銭まで下押す場面があった。  先物6月限の終値は、19日に比べ27銭安の145円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で19日に比べ0.015%上昇の0.740%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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