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米外為市場サマリー:米雇用統計を受け一時146円40銭台に軟化

配信日時:2024/03/11 08:05 配信元:MINKABU
 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円06銭前後と前日に比べて1円00銭弱のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円86銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高だった。  日本時間夕方に一部で「日銀政策委員の間で3月会合でのマイナス金利解除を支持する声が広がっている」と報じられたことで、この日の欧米市場では主要通貨に対して円が買われやすかった。注目された2月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比で27万5000人の増加(市場予想は20万人の増加)となった一方、失業率は3.9%と前月の3.7%から上昇。平均時給の前月比の上昇率は0.1%となり、前月(0.5%)から伸びが鈍化した。米労働市場の逼迫緩和が示されたことを受け、市場で米連邦準備理事会(FRB)が年前半の利下げに動きやすくなったとの見方が広がるなか、ドル円相場は一時146円49銭と2月上旬以来のドル安・円高水準をつけた。一方、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁がメディアで「ECBが4月か6月に利下げを実施する可能性が高い」と述べたことなどを背景に、ユーロが対円や対ドルで売られた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0939ドル前後と前日に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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