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米外為市場サマリー:日銀の政策正常化が意識され一時147円50銭台に軟化

配信日時:2024/03/08 08:02 配信元:MINKABU
 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円05銭前後と前日に比べて1円30銭強のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円08銭前後と同70銭強のユーロ安・円高だった。  日銀が3月会合(18~19日)でマイナス金利解除など金融政策の正常化に動く可能性が意識されるなか、主要通貨に対して円が買われやすかった。この日に開かれた欧州中央銀行(ECB)理事会では政策金利の据え置きが決まり、ラガルドECB総裁が会見で「今回の会合で利下げの議論はしなかった」と述べたことを背景としたユーロ買い・ドル売りが対円でのドル売りに波及したこともあり、ドル円相場は147円59銭まで下押す場面があった。その後は下げ渋る動きとなったものの、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会で「利下げに着手するために必要なインフレ低下に対する確信はそう遠くない」との見解を示したことがドルの重荷となり戻りは鈍かった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0948ドル前後と前日に比べて0.0050ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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