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午前:債券サマリー 先物は続落、日銀の政策正常化観測が強まる

配信日時:2024/03/07 11:46 配信元:MINKABU
 7日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。日銀が3月会合で、マイナス金利解除など金融政策の正常化に踏み切るとの観測が強まっている。  6日夕に一部で「日銀が3月18~19日に開く金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通しであることが分かった」と報じられたことや、厚生労働省が朝方発表した1月の毎月勤労統計調査で名目賃金を示す1人あたりの現金給与総額が前年同月比2.0%増と25カ月連続のプラスとなったことが修正観測を強めた。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る場面もあったが、日銀の中川順子審議委員が講演で「企業の賃金設定に対する姿勢に明確な変化の兆しが見られるなど、わが国の経済・物価情勢は2%の物価安定目標の実現に向けて着実に歩を進めている」などと述べたことが伝わると再び売りが優勢となり、午前10時30分ごろには146円20銭まで下押す場面があった。なお、きょうは財務省による30年債入札が実施される。  午前11時の先物3月限は、前日比21銭安の146円23銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の0.725%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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