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米外為市場サマリー:一時150円70銭台に上伸したあとは伸び悩む

配信日時:2024/03/04 07:53 配信元:MINKABU
 1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円12銭前後と前日に比べて15銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円68銭前後と同60銭強のユーロ高・円安だった。  日銀の植田和男総裁が2月29日の記者会見で、2%の物価目標実現について「見通せる状況には至ってない」との認識を示し、早期の金融政策正常化の観測がやや後退したことから円を売る動きが優勢だった。また、この日に発表された2月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が市場予想を上回ったこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時150円72銭まで上伸した。ただ、2月の米ISM製造業景況感指数や2月の米ミシガン大学消費者態度指数・確報値が弱い内容だったことが重荷となり、ドルは米景気減速懸念から伸び悩んだ。一方、2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が市場予想を上回ったことなどからユーロが対ドルや対円で買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0837ドル前後と前日に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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