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午前:債券サマリー 先物は続落、日銀の政策正常化を意識

配信日時:2024/02/29 11:38 配信元:MINKABU
 29日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。米債券高を受けて買いが先行したものの、日銀の政策正常化が意識されるかたちで軟化した。  債券先物は寄り付き後に前日比18銭高の146円59銭まで上昇する場面があった。前日の米長期債相場が反発(金利は低下)したことに加え、経済産業省が朝方発表した1月の鉱工業生産指数(速報値)が落ち込んだことが買い手掛かりとなった。ただ、日本時間今晩に米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控えていることから買いは続かず。日銀の高田創審議委員が政府・日銀が掲げる2%の物価安定目標について「実現がようやく見通せる状況になってきた」と述べたことが伝わると、先物は一時146円19銭まで下押した。なお、きょうは2年債入札が実施される。  午前11時の先物3月限の終値は、前日比16銭安の146円25銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.715%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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