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前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も中小型株の出遅れ修正に期待~
配信日時:2023/11/16 08:40
配信元:FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も中小型株の出遅れ修正に期待~
16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■利食い優勢も中小型株の出遅れ修正に期待
■ライフネット、2Q経常利益 82.8%増 39.26億円
■前場の注目材料:セイコーエプソン、25年度にロボ生産を完全自動化
■利食い優勢も中小型株の出遅れ修正に期待
16日の日本株市場は、利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強さが意識される相場展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが163ドル高、ナスダックは9ポイント高だった。10月の卸売物価指数(PPI)が予想以上に鈍化したため、利上げ終了観測が一段と強まった。また、ディスカウント小売のターゲットの好決算や比較的堅調な小売売上高などを受け、ソフトランディング期待なども高まった。一方、長期金利が上昇したためハイテクは伸び悩む場面も見られたが、底堅く推移。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比65円安の33385円。円相場は1ドル151円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。もっとも昨日の日経平均は今年最大の上げ幅を記録しており、短期的な過熱感も意識されてくることから、過熱を冷ます形での一服といった見方になりそうだ。そのため、押し目買い意欲は強く、下値の堅さがみられそうである。米国ではエヌビディアが11営業日ぶりに反落となったこともあり、足もとで強いリバウンドを見せている半導体株は上げ一服となろうが、売り仕掛け的な売買は避けておきたいところだ。
日経平均はボリンジャーバンドの+2σを上回ってきたため、過熱感が警戒されやすいことから、+2σが位置する33340円辺りまでの調整があっても過熱を冷ます一服の範囲であり、同水準に接近する局面があれば押し目狙いの買いに向かわせよう。一方で、9月高値33634円に接近しており、これを捉えてくるようだと6月高値が意識されてくる可能性があるため、断続的なショートカバーは入りやすい。押し目待ち狙いの買い方にとっても、エントリータイミングを引き上げてくることになろう。
また、昨日は相対的に出遅れているグロース株への物色が強まり、グロース250指数は2.8%の上昇となった。チャート上では25日線が支持線として機能する形からの上昇であり、出遅れ修正の動きが意識されやすい。昨日はヘッドウォータース<4011>がストップ高を付けていた。同社は7月高値16630円から10月18日には5880円まで売られていた。本日も強い値動きとなれば、中小型株への支援材料になりそうだ。
■ライフネット、2Q経常利益 82.8%増 39.26億円
ライフネット<7157>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、経常利益が前年同期比82.8%増の39.26億円、純利益は同91.9%増の27.59億円だった。個人保険及び団信を合算した保有契約年換算保険料は、前連結会計期間末比113.4%の272.55億円となった。2023年7月、auじぶん銀行の住宅ローン利用者向けに団体信用生命保険の提供を開始し、順調な立ち上がりを背景に、業績に大きく貢献した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(33519.70、+823.77)
・NYダウは上昇(34991.21、+163.51)
・ナスダック総合指数は上昇(14103.84、+9.46)
・1ドル=151.30-40円
・SOX指数は上昇(3712.09、+26.52)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・セイコーエプソン<6724>25年度にロボ生産を完全自動化
・シチズン時計<7762>シチズンマシナリー、岩手・北上事業所2割増強、20億円投資
・日本ケミコン<6997>ハイブリッドコンデンサー増産に182億円、27年度まで
・三菱重<7011>米蓄電システム新興に出資
・パーソルHD<2181>グループ会社、電費計測でEV開発支援、サービス提供開始
・日精樹脂<6293>汎用射出成形機でポリ乳酸成形品作製、積水化成などと新技術開発
・NEC<6701>ユースケースを没入体験、メタバース上に開発
・メルカリ<4385>来春に単発雇用仲介サービス開始
・東京電力HD<9501>高層ビルでメガソーラー、外壁にフィルム型電池
・関西電力<9503>英バーティカル・エアロスペースと提携、空飛ぶクルマ向け充電設備開発
・住友鉱<5713>塩湖からリチウム回収、チリで年内実証
・ENECHANGE<4169>大東建託などと、EV充電設備の販売開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:+0.9%、8月:-0.5%)
・08:50 10月貿易収支(予想:-7313億円、9月:+721億円)
<海外>
・09:30 豪・10月失業率(予想:3.7%、9月:3.6%)
・09:30 豪・10月雇用者数増減(予想:+2.4万人、9月:+0.67万人) <ST>
■利食い優勢も中小型株の出遅れ修正に期待
■ライフネット、2Q経常利益 82.8%増 39.26億円
■前場の注目材料:セイコーエプソン、25年度にロボ生産を完全自動化
■利食い優勢も中小型株の出遅れ修正に期待
16日の日本株市場は、利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強さが意識される相場展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが163ドル高、ナスダックは9ポイント高だった。10月の卸売物価指数(PPI)が予想以上に鈍化したため、利上げ終了観測が一段と強まった。また、ディスカウント小売のターゲットの好決算や比較的堅調な小売売上高などを受け、ソフトランディング期待なども高まった。一方、長期金利が上昇したためハイテクは伸び悩む場面も見られたが、底堅く推移。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比65円安の33385円。円相場は1ドル151円20銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。もっとも昨日の日経平均は今年最大の上げ幅を記録しており、短期的な過熱感も意識されてくることから、過熱を冷ます形での一服といった見方になりそうだ。そのため、押し目買い意欲は強く、下値の堅さがみられそうである。米国ではエヌビディアが11営業日ぶりに反落となったこともあり、足もとで強いリバウンドを見せている半導体株は上げ一服となろうが、売り仕掛け的な売買は避けておきたいところだ。
日経平均はボリンジャーバンドの+2σを上回ってきたため、過熱感が警戒されやすいことから、+2σが位置する33340円辺りまでの調整があっても過熱を冷ます一服の範囲であり、同水準に接近する局面があれば押し目狙いの買いに向かわせよう。一方で、9月高値33634円に接近しており、これを捉えてくるようだと6月高値が意識されてくる可能性があるため、断続的なショートカバーは入りやすい。押し目待ち狙いの買い方にとっても、エントリータイミングを引き上げてくることになろう。
また、昨日は相対的に出遅れているグロース株への物色が強まり、グロース250指数は2.8%の上昇となった。チャート上では25日線が支持線として機能する形からの上昇であり、出遅れ修正の動きが意識されやすい。昨日はヘッドウォータース<4011>がストップ高を付けていた。同社は7月高値16630円から10月18日には5880円まで売られていた。本日も強い値動きとなれば、中小型株への支援材料になりそうだ。
■ライフネット、2Q経常利益 82.8%増 39.26億円
ライフネット<7157>が発表した2024年3月期第2四半期業績は、経常利益が前年同期比82.8%増の39.26億円、純利益は同91.9%増の27.59億円だった。個人保険及び団信を合算した保有契約年換算保険料は、前連結会計期間末比113.4%の272.55億円となった。2023年7月、auじぶん銀行の住宅ローン利用者向けに団体信用生命保険の提供を開始し、順調な立ち上がりを背景に、業績に大きく貢献した。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(33519.70、+823.77)
・NYダウは上昇(34991.21、+163.51)
・ナスダック総合指数は上昇(14103.84、+9.46)
・1ドル=151.30-40円
・SOX指数は上昇(3712.09、+26.52)
・活発な自社株買い
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・セイコーエプソン<6724>25年度にロボ生産を完全自動化
・シチズン時計<7762>シチズンマシナリー、岩手・北上事業所2割増強、20億円投資
・日本ケミコン<6997>ハイブリッドコンデンサー増産に182億円、27年度まで
・三菱重<7011>米蓄電システム新興に出資
・パーソルHD<2181>グループ会社、電費計測でEV開発支援、サービス提供開始
・日精樹脂<6293>汎用射出成形機でポリ乳酸成形品作製、積水化成などと新技術開発
・NEC<6701>ユースケースを没入体験、メタバース上に開発
・メルカリ<4385>来春に単発雇用仲介サービス開始
・東京電力HD<9501>高層ビルでメガソーラー、外壁にフィルム型電池
・関西電力<9503>英バーティカル・エアロスペースと提携、空飛ぶクルマ向け充電設備開発
・住友鉱<5713>塩湖からリチウム回収、チリで年内実証
・ENECHANGE<4169>大東建託などと、EV充電設備の販売開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月機械受注(船舶・電力を除く民需)(前月比予想:+0.9%、8月:-0.5%)
・08:50 10月貿易収支(予想:-7313億円、9月:+721億円)
<海外>
・09:30 豪・10月失業率(予想:3.7%、9月:3.6%)
・09:30 豪・10月雇用者数増減(予想:+2.4万人、9月:+0.67万人) <ST>
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