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NYの視点:米1-3月期GDPでスタグフレーション懸念強まる、インフレ根強く利上げ継続か
配信日時:2023/04/28 07:44
配信元:FISCO
*07:44JST NYの視点:米1-3月期GDPでスタグフレーション懸念強まる、インフレ根強く利上げ継続か
米商務省が発表した1-3月期国内総生産(GDP)速報値では景気が落ち込む一方で、インフレ高止まりというスタグフレーションの可能性が示唆された。
前期比年率+1.1%と伸びは3四半期連続での減速、予想+1.9%も下回った。マイナス成長となった22年第2四半期以降で最小の伸び。個人消費は引き続き堅調ながら在庫投資の減少が響いた。需要が満たず在庫が積みあがった。生産はほぼストップ。企業はさらに景気後退懸念に新たな在庫積み上げを躊躇した。民間投資も前四半期1.5%プラス寄与から2.3%のマイナス寄与と大幅減速。コロナパンデミック以降で最大のマイナスとなった。固定資本投資は4四半期連続でマイナス。居住不動産投資も8四半期のマイナスとなった。
一方で同期個人消費速報値は前期比年率+3.7%と、10-12月期+1.0%から伸びが拡大し21年4-6月期以降で最大を記録した。予想は下回った。また、同期GDP価格指数速報値は前期比+4.0%と、10-12月期+3.9%から伸び鈍化予想に反し拡大した。コアPCE速報値は前期比+4.9%と、10-12月期+4.4%から伸びが拡大し、1年ぶり最大の伸びとなった。インフレ調整後の実質賃金は上昇。キャピタルゲイン税支払いの減少で、可処分所得が上昇した。貯蓄率も4.8%と前期4.0%から上昇したことは消費を支える要因になる。
10-12月期のコアPCEの上昇で明日発表が予定されている3月PCEデフレーターが前年比+4.6%予想を上回る可能性が指摘されている。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続も正当化されドルは底堅く推移か。
<CS>
前期比年率+1.1%と伸びは3四半期連続での減速、予想+1.9%も下回った。マイナス成長となった22年第2四半期以降で最小の伸び。個人消費は引き続き堅調ながら在庫投資の減少が響いた。需要が満たず在庫が積みあがった。生産はほぼストップ。企業はさらに景気後退懸念に新たな在庫積み上げを躊躇した。民間投資も前四半期1.5%プラス寄与から2.3%のマイナス寄与と大幅減速。コロナパンデミック以降で最大のマイナスとなった。固定資本投資は4四半期連続でマイナス。居住不動産投資も8四半期のマイナスとなった。
一方で同期個人消費速報値は前期比年率+3.7%と、10-12月期+1.0%から伸びが拡大し21年4-6月期以降で最大を記録した。予想は下回った。また、同期GDP価格指数速報値は前期比+4.0%と、10-12月期+3.9%から伸び鈍化予想に反し拡大した。コアPCE速報値は前期比+4.9%と、10-12月期+4.4%から伸びが拡大し、1年ぶり最大の伸びとなった。インフレ調整後の実質賃金は上昇。キャピタルゲイン税支払いの減少で、可処分所得が上昇した。貯蓄率も4.8%と前期4.0%から上昇したことは消費を支える要因になる。
10-12月期のコアPCEの上昇で明日発表が予定されている3月PCEデフレーターが前年比+4.6%予想を上回る可能性が指摘されている。
米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続も正当化されドルは底堅く推移か。
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