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NYプラチナは1200ドル台へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2023/04/27 17:24 配信元:FISCO
*17:24JST NYプラチナは1200ドル台へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NYプラチナは1200ドル台へ』と述べています。

続いて、『先週は、良好な米経済指標を背景に5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが見込まれることになったことを受けて金相場は下落し、節目の2000ドルを下回ったが、プラチナは上昇が強まり、2022年3月以来の高値となる1138.7ドルで週を終えた』と伝えています。

陳さんは、『プラチナ相場は産業用貴金属であるため、製造業関連の指標が改善したことが好感されたようだ。4月のニューヨーク製造業景況指数は、総合で10.8と、前月(マイナス24.6)から大幅上昇となり、市場予想(マイナス18.0)も上回った』とし、『S&Pグローバルによる4月の製造業とサービス業を合わせた米購買担当者景況指数(PMI)速報値は総合で53.5となり、前月確報値の52.3から上昇し、11カ月ぶりの高水準となった。製造業に関連する指標が良好だったことで、リセッション(景気後退)懸念が後退したため、需要が増加すると見込まれた』と解説しています。

また、『プラチナ最大の消費国である中国のGDPが改善したことも強材料となった。中国の第1四半期国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%増加し、伸び率は昨年第4四半期の2.9%から加速し、1年ぶりの高水準を記録した』と伝えています。

一方で、『ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)は、3月に発表した「プラチナ四半期レポート」の中で、白金は供給不足が今後数年にわたって続き、27年には年31.1トンの供給不足に陥ると予測している。最大の生産国である南アフリカでは、電力不足が続いており、これから冬を迎えるにあたってさらに深刻化しそうとの見方がある』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、NYプラチナについて、『1100~1150ドルのレンジに上昇したが、需給の引き締まりを受けて1150~1200ドルのレンジに水準を切り上げよう』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月26日付「NYプラチナは1200ドル台へ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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