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ポエック Research Memo(4):技術を見つけ、育て、生かすM&Aにより業容を拡大(2)
配信日時:2022/12/21 15:04
配信元:FISCO
■会社概要及び事業内容
3. グループ企業と事業内容
同社グループは、ポエック<9264>と子会社5社で構成される。2022年8月期の連結対象子会社は、三和テスコ、東洋精機産業、協立電機工業、マリンリバー、ASの5社である。連結子会社の株式は、いずれも同社が100%を所有している。
次に、グループの事業区分と事業系統について説明する。
(1) 環境・エネルギー事業
環境・エネルギー事業は、環境関連機器とエネルギー関連機器に分かれる。環境関連機器には、水処理機器と環境改善機器が含まれる。水処理機器は、ポンプ類及び関連機器(水槽、送風機、ブロワ、コンプレッサ、ボイラー等)、撹拌機等を扱う。環境改善機器は、景観配慮型防潮壁「SEAWALL」、オゾンガス発生装置、オゾン水製造装置、オゾン脱臭装置等を扱う。エネルギー関連機器は、熱交換器が主要製品である。このうち同社が従事するのは、環境・エネルギー事業と後述する防災・安全事業である。
環境関連機器は、主に国内メーカーより仕入れ、同社が販売・メンテナンスなどを行っている。主な製商品は、ポンプ類及び関連機器(水槽、送風機、ブロワ、コンプレッサ、ボイラー等)、撹拌機等である。ポンプ類は一般的に工場及び建物等における水の供給システム、または加熱・冷却等の熱媒として利用される。水処理機器のうち、ポンプ類は国内メーカーとの代理店契約に基づいて仕入れ、販売する。顧客はビル・工場等の各種建物、食品メーカー、化学品メーカー、ゼネコンなどである。修理及びメンテナンス等技術サービスによるストックビジネスも展開している。撹拌機は同社で製造しており、食品、化学、薬品業界や排水処理施設向けに販売している。水中設置という特徴から従来品と比較してエネルギー効率が非常に高く消費電力が少なくて済むという特長があり、環境マネジメントシステムの国際標準規格「ISO14000」取得を推進する企業にも適した製品となっている。
オゾンガス発生装置は、同社が仕様を決めOEM供給を受けている。「ヴォルガ」ブランドのオゾン脱臭・洗浄・殺菌システムを取り扱う。納入施設の規模に応じた、大、中、小のラインナップを揃えている。同社が販売し、装置の保守及びメンテナンス等技術サービスを行っている。オゾンガス発生装置は、人体に影響がないとされる0.03ppm以下の低濃度オゾンガスにより空気中の浮遊菌を死滅させ「空気中の臭い」を24時間連続して防ぐことができる。
エネルギー関連機器として扱う熱交換器は、フィンランドの熱交換器メーカーであるVAHTERUS OYより独占製造販売権を得て輸入したプレートを使い、三和テスコがプレート&シェル熱交換器を製造し、同社が販売・修理メンテナンスを行っている。熱交換器は、主に冷凍機、食品製造・化学薬品製造における冷却・加熱プロセス、蒸気タービンに使用される。プレート&シェル熱交換器は、プレート構造により従来の多管式熱交換器と比べてコンパクトであり(設置スペースは多管式の約5分の1)、液やガス漏れがなく、メンテナンスの頻度も少なくて済むという特長がある。
(2) 動力・重機等事業
動力・重機等事業は、三和テスコと東洋精機産業が製造から販売までをカバーしている。三和テスコが従事する大型プラントの案件は納期が8~12ヶ月かかるものがある。好不況の波の影響は、グループ企業が支え合うことで緩和される。三和テスコが手がける同事業の主要な製品は、船舶用エンジン台板である。三和テスコは、創業が1918年と100年以上の社歴を有し、エンジン台板では豊富な実績と長年にわたり培った技術力がある。グループ入りしてからは製造力を生かして、熱交換器や防災・安全事業の加圧送水装置の製造を担当している。東洋精機産業が製造・販売する燃料噴射弁は、ディーゼル機関で高圧の燃料を燃焼室内に噴射する弁であり、主として船舶用エンジンに組み込まれている。
(3) 防災・安全事業
防災・安全事業の加圧送水型消火装置は、三和テスコが製造を、同社が販売・設置・保守メンテナンスを行う。主な製商品は、屋内・屋外消火栓、スプリンクラー消火設備用加圧送水装置「ナイアス」である。同製品は、加圧水槽を付置し窒素ガスの圧力で水槽の水を散水する。送水に動力ポンプを使用しないため、電気工事は不要である。また圧力水槽内の水を使うため水道工事も必要なく、工事期間中の断水もない。災害時に水道や電気がストップしても、作動が可能となっている。福祉施設、グループホーム、公共施設、商業施設、宿泊施設での設置実績がある。南極昭和基地にも10基設置されている。
「ナイアス」は多数の受賞歴がある。第4回ものづくり日本大賞(2012年2月、優秀賞)、第10回中国地域ニュービジネス大賞(2002年5月、大賞)、第13回ニュービジネス大賞(2003年1月、優秀賞)を受賞した。
4. 営業拠点網
同社は広島県福山市にあり、同社内に全国の拠点となる福山営業所を置いている。営業網の地域展開については、北は宮城県から南は福岡県に9つの営業所と2つの出張所を設けている。営業所は、仙台営業所(宮城県仙台市太白区)、東京営業所(東京都中央区)、北陸営業所(富山県富山市)、名古屋営業所(愛知県清須市)、大阪営業所(大阪府大阪市淀川区)、岡山営業所(岡山県岡山市南区)、広島営業所(広島県広島市西区)、福岡営業所(福岡県太宰府市)と松山出張所(愛媛県松山市)及び高松出張所(香川県高松市)となる。東北地区並びに北海道などのエリアは、仙台営業所がカバーしている。子会社の所在地は、三和テスコが香川県高松市にあり、高松出張所は同子会社内に設置されている。東洋精機産業は岡山県岡山市中区、協立電機工業が神奈川県茅ヶ崎市にある。協立電機工業は同社と連携して機器の修理事業を協働展開しており、関東地区から中部地区、関西地区と順次拡大していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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3. グループ企業と事業内容
同社グループは、ポエック<9264>と子会社5社で構成される。2022年8月期の連結対象子会社は、三和テスコ、東洋精機産業、協立電機工業、マリンリバー、ASの5社である。連結子会社の株式は、いずれも同社が100%を所有している。
次に、グループの事業区分と事業系統について説明する。
(1) 環境・エネルギー事業
環境・エネルギー事業は、環境関連機器とエネルギー関連機器に分かれる。環境関連機器には、水処理機器と環境改善機器が含まれる。水処理機器は、ポンプ類及び関連機器(水槽、送風機、ブロワ、コンプレッサ、ボイラー等)、撹拌機等を扱う。環境改善機器は、景観配慮型防潮壁「SEAWALL」、オゾンガス発生装置、オゾン水製造装置、オゾン脱臭装置等を扱う。エネルギー関連機器は、熱交換器が主要製品である。このうち同社が従事するのは、環境・エネルギー事業と後述する防災・安全事業である。
環境関連機器は、主に国内メーカーより仕入れ、同社が販売・メンテナンスなどを行っている。主な製商品は、ポンプ類及び関連機器(水槽、送風機、ブロワ、コンプレッサ、ボイラー等)、撹拌機等である。ポンプ類は一般的に工場及び建物等における水の供給システム、または加熱・冷却等の熱媒として利用される。水処理機器のうち、ポンプ類は国内メーカーとの代理店契約に基づいて仕入れ、販売する。顧客はビル・工場等の各種建物、食品メーカー、化学品メーカー、ゼネコンなどである。修理及びメンテナンス等技術サービスによるストックビジネスも展開している。撹拌機は同社で製造しており、食品、化学、薬品業界や排水処理施設向けに販売している。水中設置という特徴から従来品と比較してエネルギー効率が非常に高く消費電力が少なくて済むという特長があり、環境マネジメントシステムの国際標準規格「ISO14000」取得を推進する企業にも適した製品となっている。
オゾンガス発生装置は、同社が仕様を決めOEM供給を受けている。「ヴォルガ」ブランドのオゾン脱臭・洗浄・殺菌システムを取り扱う。納入施設の規模に応じた、大、中、小のラインナップを揃えている。同社が販売し、装置の保守及びメンテナンス等技術サービスを行っている。オゾンガス発生装置は、人体に影響がないとされる0.03ppm以下の低濃度オゾンガスにより空気中の浮遊菌を死滅させ「空気中の臭い」を24時間連続して防ぐことができる。
エネルギー関連機器として扱う熱交換器は、フィンランドの熱交換器メーカーであるVAHTERUS OYより独占製造販売権を得て輸入したプレートを使い、三和テスコがプレート&シェル熱交換器を製造し、同社が販売・修理メンテナンスを行っている。熱交換器は、主に冷凍機、食品製造・化学薬品製造における冷却・加熱プロセス、蒸気タービンに使用される。プレート&シェル熱交換器は、プレート構造により従来の多管式熱交換器と比べてコンパクトであり(設置スペースは多管式の約5分の1)、液やガス漏れがなく、メンテナンスの頻度も少なくて済むという特長がある。
(2) 動力・重機等事業
動力・重機等事業は、三和テスコと東洋精機産業が製造から販売までをカバーしている。三和テスコが従事する大型プラントの案件は納期が8~12ヶ月かかるものがある。好不況の波の影響は、グループ企業が支え合うことで緩和される。三和テスコが手がける同事業の主要な製品は、船舶用エンジン台板である。三和テスコは、創業が1918年と100年以上の社歴を有し、エンジン台板では豊富な実績と長年にわたり培った技術力がある。グループ入りしてからは製造力を生かして、熱交換器や防災・安全事業の加圧送水装置の製造を担当している。東洋精機産業が製造・販売する燃料噴射弁は、ディーゼル機関で高圧の燃料を燃焼室内に噴射する弁であり、主として船舶用エンジンに組み込まれている。
(3) 防災・安全事業
防災・安全事業の加圧送水型消火装置は、三和テスコが製造を、同社が販売・設置・保守メンテナンスを行う。主な製商品は、屋内・屋外消火栓、スプリンクラー消火設備用加圧送水装置「ナイアス」である。同製品は、加圧水槽を付置し窒素ガスの圧力で水槽の水を散水する。送水に動力ポンプを使用しないため、電気工事は不要である。また圧力水槽内の水を使うため水道工事も必要なく、工事期間中の断水もない。災害時に水道や電気がストップしても、作動が可能となっている。福祉施設、グループホーム、公共施設、商業施設、宿泊施設での設置実績がある。南極昭和基地にも10基設置されている。
「ナイアス」は多数の受賞歴がある。第4回ものづくり日本大賞(2012年2月、優秀賞)、第10回中国地域ニュービジネス大賞(2002年5月、大賞)、第13回ニュービジネス大賞(2003年1月、優秀賞)を受賞した。
4. 営業拠点網
同社は広島県福山市にあり、同社内に全国の拠点となる福山営業所を置いている。営業網の地域展開については、北は宮城県から南は福岡県に9つの営業所と2つの出張所を設けている。営業所は、仙台営業所(宮城県仙台市太白区)、東京営業所(東京都中央区)、北陸営業所(富山県富山市)、名古屋営業所(愛知県清須市)、大阪営業所(大阪府大阪市淀川区)、岡山営業所(岡山県岡山市南区)、広島営業所(広島県広島市西区)、福岡営業所(福岡県太宰府市)と松山出張所(愛媛県松山市)及び高松出張所(香川県高松市)となる。東北地区並びに北海道などのエリアは、仙台営業所がカバーしている。子会社の所在地は、三和テスコが香川県高松市にあり、高松出張所は同子会社内に設置されている。東洋精機産業は岡山県岡山市中区、協立電機工業が神奈川県茅ヶ崎市にある。協立電機工業は同社と連携して機器の修理事業を協働展開しており、関東地区から中部地区、関西地区と順次拡大していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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