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ココナラ Research Memo(2):個人のスキルなどを商品化し、オンライン販売する「ココナラ」の開発・運営企業
配信日時:2022/11/28 15:02
配信元:FISCO
■会社概要
1. 会社沿革
ココナラ<4176>は2012年1月に現 代表取締役会長※の南 章行(みなみ あきゆき)氏が、個人をエンパワーメントするためのサービスを提供する目的で設立した。南氏は金融業界に従事する傍らで、個人のスキルをボランティア活動に生かすためのNPO法人の立ち上げに参画した経験から、これをビジネスとして展開していくことを決意して起業した。
※2022年11月29日開催予定の取締役会にて取締役会長に異動し、今後は指名報酬員会の委員長として経営を監視・監督する予定。
2012年7月に、CtoCのマッチング型プラットフォーム「ココナラ」をリリースし、当初は「占い」などの相談・プライベート系が大半を占めていたが、徐々にWebサイト制作やWebデザインなど制作・ビジネス系のカテゴリが増え始め、現在では多岐にわたるスキルサービスが出品されている。2016年には新サービスとして弁護士と相談者をつなぐマッチング型プラットフォーム「ココナラ法律相談」をリリースした。さらに、2022年1月にはベンチャー投資を行う(株)ココナラスキルパートナーズを子会社として設立し、2022年8月期第2四半期から連結決算を開始した。なお、2020年にリリースした対面型のスキルサービス(出張撮影、ハウスクリーニング、レッスン等)を販売する「ココナラミーツ」は、2021年末にサービスを終了した。当初は「ココナラ」のサービス利用者の送客等により市場シェアの獲得を目論んでいたが、競争が激しく想定よりも利用件数が伸びなかったこと、トラブル防止のためのオペレーションコストも一定水準かかるなど投資利益率の観点からも事業を継続することは得策ではないと判断し、撤退を決断した。
経営体制としては、会長の南氏と現 代表取締役社長CEOの鈴木 歩(すずき あゆむ)氏の2名が中心となって会社をけん引している。鈴木氏は、リクルートホールディングス<6098>出身で2016年に同社にCOOとして参画し、その後の事業戦略などを立案・指揮してきた人物で、2020年9月に代表取締役社長CEOに就任した。現在は、南氏が会社のコーポレート側を担当し、鈴木氏がビジネス側の意思決定を行っている。また、ココナラスキルパートナーズについては、南氏が金融業界で培ってきた経験やネットワークを生かして陣頭指揮を執っている。
なお同社は、ビジョンとして「一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる」、ミッションとして「個人の知識・スキル・経験を可視化し、必要とする全ての人に結びつけ、個人をエンパワーメントするプラットフォームを提供する」を掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 会社沿革
ココナラ<4176>は2012年1月に現 代表取締役会長※の南 章行(みなみ あきゆき)氏が、個人をエンパワーメントするためのサービスを提供する目的で設立した。南氏は金融業界に従事する傍らで、個人のスキルをボランティア活動に生かすためのNPO法人の立ち上げに参画した経験から、これをビジネスとして展開していくことを決意して起業した。
※2022年11月29日開催予定の取締役会にて取締役会長に異動し、今後は指名報酬員会の委員長として経営を監視・監督する予定。
2012年7月に、CtoCのマッチング型プラットフォーム「ココナラ」をリリースし、当初は「占い」などの相談・プライベート系が大半を占めていたが、徐々にWebサイト制作やWebデザインなど制作・ビジネス系のカテゴリが増え始め、現在では多岐にわたるスキルサービスが出品されている。2016年には新サービスとして弁護士と相談者をつなぐマッチング型プラットフォーム「ココナラ法律相談」をリリースした。さらに、2022年1月にはベンチャー投資を行う(株)ココナラスキルパートナーズを子会社として設立し、2022年8月期第2四半期から連結決算を開始した。なお、2020年にリリースした対面型のスキルサービス(出張撮影、ハウスクリーニング、レッスン等)を販売する「ココナラミーツ」は、2021年末にサービスを終了した。当初は「ココナラ」のサービス利用者の送客等により市場シェアの獲得を目論んでいたが、競争が激しく想定よりも利用件数が伸びなかったこと、トラブル防止のためのオペレーションコストも一定水準かかるなど投資利益率の観点からも事業を継続することは得策ではないと判断し、撤退を決断した。
経営体制としては、会長の南氏と現 代表取締役社長CEOの鈴木 歩(すずき あゆむ)氏の2名が中心となって会社をけん引している。鈴木氏は、リクルートホールディングス<6098>出身で2016年に同社にCOOとして参画し、その後の事業戦略などを立案・指揮してきた人物で、2020年9月に代表取締役社長CEOに就任した。現在は、南氏が会社のコーポレート側を担当し、鈴木氏がビジネス側の意思決定を行っている。また、ココナラスキルパートナーズについては、南氏が金融業界で培ってきた経験やネットワークを生かして陣頭指揮を執っている。
なお同社は、ビジョンとして「一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる」、ミッションとして「個人の知識・スキル・経験を可視化し、必要とする全ての人に結びつけ、個人をエンパワーメントするプラットフォームを提供する」を掲げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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