本日の注目個別銘柄
住友精化、レノバ、ヤマハ発など
配信日時:2022/11/08 15:35
配信元:FISCO
<9613> NTTデータ 1970 -117大幅続落。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は504億円で前年同期比18.5%減となり、上半期は1079億円で同1.1%減と減益に転じた。戦略投資の増加に加え、不採算案件の発生などが減益要因となった。通期予想は2360億円、前期比11.0%
増を据え置いた。公共・社会基盤以外のセグメントは総じて増益となり、不採算案件の引き当ても完了とされているが、上半期減益決算がマイナス視された。
<8113> ユニチャーム 4915 +459急伸。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期コア営業利益は362億円で前年同期比1.7%増となり、355億円程度の市場コンセンサスを上回り、増益に転じた。原材料費や物流費の上昇を販売数量増加などでカバーした。第4四半期は販促費減少などによる大幅増益を想定し、通期予想1270億円、前期比3.7%増は据え置いている。同業他社比での相対的に底堅い決算を確認で、見直しの動きが優勢になっている。
<7272> ヤマハ発 3565 +405急伸。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は718億円で前年同期比57.8%
増となり、上半期の同6.2%減から大幅増益に転換し、第3四半期累計でも2ケタ増益に転じた。通期営業利益は従来予想の2000億円から2200億円に上方修正。為替相場の前提を円安方向に見直したことが主因のようだ。為替効果を除いても、7-9月期は会社計画を上振れたとみられ、ポジティブな反応が優勢に。
<9684> スクエニHD 7000 +280大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は116億円で前年同期比1.8%減。開発費の償却費用などが先行して、市場予想をやや下回る着地になった。ただ、売上高は同10.2%増となるなど、第1四半期の同15.5%減から大きく好転、事業モメンタムは良好と捉えられた。通期業績予想は非開示であるが、説明会では増収増益を目指す姿勢も示されたもようで、ポジティブに受け止められているようだ。
<6976> 太陽誘電 4110 +115切り返して大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表。7-9月期営業利益は165億円で前年同期比15.5%減、市場予想を10億円程度下振れた。通期予想も700億円から420億円にまで下方修正、市場予想も250億円程度下振れる水準に。ただ、下振れ自体は織り込み済みで、直近では村田製<6981>の下方修正による連想売りもされていた。新予想は保守的過ぎるとの見方もあり、当面の悪材料出尽くし感が優勢に。
<2229> カルビー 2776 -116大幅続落。前日は場中の決算発表後に乱高下の末やや軟化、本日は一段安の展開に。7-9月期営業益は48.8億円で前年同期比23.3%減、市場予想を5億円程度下振れた。また、通期予想は従来の255億円から220億円に下方修正し、一転して2ケタ減益見通しに。円安などがコストアップ要因となるもよう。前日は自社株買い発表が下支えしたが、本日は予想外の2ケタ減益見通しをマイナス視する動きが優勢となった。
<9519> レノバ 2781 -419急落。前日に上半期決算を発表、営業利益は74.3億円で前年同期比84.9%増となっている。ただ、第1四半期の61.1億円、同2.5倍に対して、7-9月期は13.2億円で同14.1%
減益となり、年初来安値水準からは株価も大きく水準訂正していたこともあり、売り材料と捉えられているようだ。四日市ソーラーの権益売却が第1四半期にあったほか、ベトナム事業やドル高なども重しとなったようだ。
<7004> 日立造 950 +79大幅反発。前日に上半期決算を発表。営業利益は1.5億円となり、上半期としては10期ぶりの黒字化を果たした。通期売上高予想は従来の4600億円から4800億円に引き上げ、売上増がコストアップを吸収するとして、収益予想は据え置いた。また、通期受注高計画は5000億円から5800億円にまで引き上げ。国内外で順調にごみ焼却発電プラントが受注できているもよう。来期以降の業績の安心感にもつながっている。
<4008> 住友精化 3565 +550急騰。前日に上半期決算を発表。営業利益は64.2億円で前年同期比72.0%増となり、通期予想は従来の70億円から110億円に上方修正した。吸水性樹脂事業を中心に、円安効果や販売価格是正効果が表面化しているようだ。加えて、配当方針を変更して、配当性向30%以上を基準にするとしており、23年3月期年間配当金も、従来計画の120円から200円にまで引き上げ、前期比80円の増配となる。
<4310> DI 2614 +280急伸。第一生命<8750>が子会社のアイペットHD<7339>を完全子会社化し、株式公開買い付け(TOB)に係る応募契約の締結を行ったと発表。同社はアイペットHDの55.87%
を保有する筆頭株主で、一株3550円で全株式を売却する。第3四半期以降、同社の連結決算から除外されるが、同期において約182億円の特別利益を計上する見込み。なお、同時に発表した第2四半期決算も好材料視された。 <ST>
増を据え置いた。公共・社会基盤以外のセグメントは総じて増益となり、不採算案件の引き当ても完了とされているが、上半期減益決算がマイナス視された。
<8113> ユニチャーム 4915 +459急伸。前日に第3四半期決算を発表、7-9月期コア営業利益は362億円で前年同期比1.7%増となり、355億円程度の市場コンセンサスを上回り、増益に転じた。原材料費や物流費の上昇を販売数量増加などでカバーした。第4四半期は販促費減少などによる大幅増益を想定し、通期予想1270億円、前期比3.7%増は据え置いている。同業他社比での相対的に底堅い決算を確認で、見直しの動きが優勢になっている。
<7272> ヤマハ発 3565 +405急伸。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は718億円で前年同期比57.8%
増となり、上半期の同6.2%減から大幅増益に転換し、第3四半期累計でも2ケタ増益に転じた。通期営業利益は従来予想の2000億円から2200億円に上方修正。為替相場の前提を円安方向に見直したことが主因のようだ。為替効果を除いても、7-9月期は会社計画を上振れたとみられ、ポジティブな反応が優勢に。
<9684> スクエニHD 7000 +280大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は116億円で前年同期比1.8%減。開発費の償却費用などが先行して、市場予想をやや下回る着地になった。ただ、売上高は同10.2%増となるなど、第1四半期の同15.5%減から大きく好転、事業モメンタムは良好と捉えられた。通期業績予想は非開示であるが、説明会では増収増益を目指す姿勢も示されたもようで、ポジティブに受け止められているようだ。
<6976> 太陽誘電 4110 +115切り返して大幅続伸。前日に第2四半期決算を発表。7-9月期営業利益は165億円で前年同期比15.5%減、市場予想を10億円程度下振れた。通期予想も700億円から420億円にまで下方修正、市場予想も250億円程度下振れる水準に。ただ、下振れ自体は織り込み済みで、直近では村田製<6981>の下方修正による連想売りもされていた。新予想は保守的過ぎるとの見方もあり、当面の悪材料出尽くし感が優勢に。
<2229> カルビー 2776 -116大幅続落。前日は場中の決算発表後に乱高下の末やや軟化、本日は一段安の展開に。7-9月期営業益は48.8億円で前年同期比23.3%減、市場予想を5億円程度下振れた。また、通期予想は従来の255億円から220億円に下方修正し、一転して2ケタ減益見通しに。円安などがコストアップ要因となるもよう。前日は自社株買い発表が下支えしたが、本日は予想外の2ケタ減益見通しをマイナス視する動きが優勢となった。
<9519> レノバ 2781 -419急落。前日に上半期決算を発表、営業利益は74.3億円で前年同期比84.9%増となっている。ただ、第1四半期の61.1億円、同2.5倍に対して、7-9月期は13.2億円で同14.1%
減益となり、年初来安値水準からは株価も大きく水準訂正していたこともあり、売り材料と捉えられているようだ。四日市ソーラーの権益売却が第1四半期にあったほか、ベトナム事業やドル高なども重しとなったようだ。
<7004> 日立造 950 +79大幅反発。前日に上半期決算を発表。営業利益は1.5億円となり、上半期としては10期ぶりの黒字化を果たした。通期売上高予想は従来の4600億円から4800億円に引き上げ、売上増がコストアップを吸収するとして、収益予想は据え置いた。また、通期受注高計画は5000億円から5800億円にまで引き上げ。国内外で順調にごみ焼却発電プラントが受注できているもよう。来期以降の業績の安心感にもつながっている。
<4008> 住友精化 3565 +550急騰。前日に上半期決算を発表。営業利益は64.2億円で前年同期比72.0%増となり、通期予想は従来の70億円から110億円に上方修正した。吸水性樹脂事業を中心に、円安効果や販売価格是正効果が表面化しているようだ。加えて、配当方針を変更して、配当性向30%以上を基準にするとしており、23年3月期年間配当金も、従来計画の120円から200円にまで引き上げ、前期比80円の増配となる。
<4310> DI 2614 +280急伸。第一生命<8750>が子会社のアイペットHD<7339>を完全子会社化し、株式公開買い付け(TOB)に係る応募契約の締結を行ったと発表。同社はアイペットHDの55.87%
を保有する筆頭株主で、一株3550円で全株式を売却する。第3四半期以降、同社の連結決算から除外されるが、同期において約182億円の特別利益を計上する見込み。なお、同時に発表した第2四半期決算も好材料視された。 <ST>
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