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米国株見通し:弱含みか、ウクライナ混迷でリスク資産売り

配信日時:2022/02/28 14:07 配信元:FISCO
(14時00分現在)

S&P500先物      4,279.90(-104.7)
ナスダック100先物  13,820.00(-369.2)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大幅安、NYダウ先物は500ドル超安。アジア株安も波及するとみられ、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


25日の主要3指数は大幅続伸。ダウは2日連続の堅調地合いで序盤から上げ幅を拡大し、834ドル高とこの日の高値34058ドルで取引を終えた。連邦準備制度理事会(FRB)が重視するPCEコアデフレータは予想外に堅調な内容となり、連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げサイクル入りを意識した金利高に。ただ、ロシアはウクライナに武力侵攻したものの、両国の停戦合意への期待が高まり、短期的に幅広い買いが指数を押し上げた。


本日は弱含みか。ウクライナ侵攻のロシアに対し欧米は国際銀行間協会(SWIFT)排除の制裁を決めた。それに対しプーチン・ロシア大統領は核戦力を含む高度な警戒態勢を敷き、世界経済のほか安全保障へのリスクが浮上。ロシアとウクライナの協議が注目され、不調に終わればまとまった売りにつながる可能性があろう。原油高を受けエネルギー関連は売りづらいが、リスク資産を手放す動きが加速すれば、指数は下値を探る展開となりそうだ。


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