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日経VI:小幅に上昇、株価の上値重く警戒感は緩和せず

配信日時:2022/02/10 16:00 配信元:FISCO
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比+0.06(上昇率0.27%)の21.97と小幅に上昇した。なお、高値は22.37、安値は20.84。米金融政策を巡る不透明感や、緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染状況などが引き続き懸念され、また、1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を今晩に控え、市場では警戒感が高まりやすくなった。そうした中、今日の東京株式市場は取引開始時点では買いが先行し日経VIは低下して始まったが、取引開始後は日経225先物が売りに押される展開で上値が重く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは概ね昨日の水準近辺での動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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