７日の株式相場見通し＝強弱観対立、ナスダック高追い風も上値限定的

　週明け７日の東京株式市場は、売り買い交錯で前日終値を挟み不安定な地合いとなりそうだ。前週末は欧州株市場が軒並み安に売り込まれたが、米国株市場ではＮＹダウは小幅マイナス圏で引けたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反発して引けた。注目された１月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回ったほか、平均時給の伸びも想定を超えた。これにより米金融政策の正常化が早まるとの見方から、米長期金利が１．９％台まで上昇し積極的な買いは入りにくい地合いだったが、アマゾン・ドット・コム＜AMZN＞が好決算を好感され大幅高となり、これを受けてハイテクセクターのグロース株に買いが波及した。東京市場では、この流れを引き継ぐ形となりハイテク株には追い風が予想されるものの、日経平均の２万７０００円台後半は戻り売り圧力も強いゾーンであり上値は重く、強弱観対立のなか２万７０００円台前半で売り物をこなす展開が想定される。 　４日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比２１ドル４２セント安の３万５０８９ドル７４セントと続落。ナスダック総合株価指数は同２１９．１８９ポイント高の１万４０９８．００７だった。 　日程面では、きょうは１月上旬の貿易統計、２１年１２月の景気動向指数（速報値）など。海外では１月の財新中国ＰＭＩ、１２月の米消費者信用残高など。 出所：MINKABU PRESS

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