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東京株式(大引け)=292円安、戻り一服でグロース株中心に売られる
配信日時:2022/02/03 15:48
配信元:MINKABU
3日の東京株式市場は、リスク回避の流れが強まり日経平均株価は下値を試す展開に。前日までの4営業日続伸した反動で売りが優勢だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比292円29銭安の2万7241円31銭と5日ぶりに反落。東証1部の売買高概算は12億9279万株、売買代金概算は3兆3546億円。値上がり銘柄数は625、対して値下がり銘柄数は1469、変わらずは89銘柄だった。
きょうの東京市場は、戻り売り圧力が意識されるなか日経平均は下押す展開となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価3指数が揃って上昇したもののやや買い疲れ感があり、取引時間中は軟調な米株価指数先物の動きを横にらみに、半導体関連などハイテク系グロース株への売りが目立ち、全体相場を押し下げた。値下がり銘柄数は全体の67%を占めたが、そのなか売買代金上位20傑では17銘柄が下落するなど、主力銘柄への売りが顕著だった。日経平均は前場に370円近く下げる場面もあったが、下値では押し目買いが入り後場は下げ渋った。きょうは、好決算発表にもかかわらず、株価を下げる銘柄が少なくなかった。全体売買代金は6営業日連続で3兆円を上回っている。
個別では、大商いの続くレーザーテック<6920.T>が大きく値を下げたほか、東京エレクトロン<8035.T>も大幅安、任天堂<7974.T>、ソニーグループ<6758.T>などの下げもきつい。キーエンス<6861.T>が大幅に水準を切り下げ、ファーストリテイリング<9983.T>も売られた。後場売買代金を大きく膨らませた日本郵船<9101.T>は乱高下の後、わずかにマイナス圏で引けた。川崎汽船<9107.T>は急落した。このほか、メドピア<6095.T>、ラクス<3923.T>、イリソ電子工業<6908.T>なども大幅安。
半面、トヨタ自動車<7203.T>が頑強な値動きを示し、塩野義製薬<4507.T>、デンソー<6902.T>などが地合い悪のなか大きく買われた。丸紅<8002.T>もしっかり。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も堅調だった。新日本科学<2395.T>がストップ高に買われ、メンバーズ<2130.T>も急騰した。FPG<7148.T>、Jパワー<9513.T>、トヨタ紡織<3116.T>なども大幅高。
出所:MINKABU PRESS
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