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タメニー Research Memo(4):フォトウェディングが成長分野
配信日時:2021/12/20 15:04
配信元:FISCO
■タメニー<6181>の事業概要
3. カジュアルウェディング事業
カジュアルウェディング事業の主要サービスは、カジュアル挙式披露宴プロデュース「スマ婚」、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」、フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」である。
カジュアル挙式披露宴「スマ婚」は、予算内で高クオリティな結婚式をしたいという要望に応じて、安く・美しく・自由なカジュアルウェディングをプロデュースする。全国約250の提携会場での挙式披露宴をプロデュースし、当日の運営は挙式披露宴会場のプロのスタッフが行う。提携会場の日程の空き枠の有効活用や、アイテムの大量発注・自社内製などで価格を抑制するため、一般的な挙式披露宴費用約292万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)に対して、「スマ婚」の平均費用は約200万円となっている。
成約・施行件数は、コロナ禍の影響で2021年3月期には大幅減少したが、2022年3月期は緩やかに回復傾向となっている。さらに、コロナ禍への対応だけでなく、新郎新婦のニーズが従来の「たくさんのゲストを招待して挙式+披露宴を行う」形式から、「本当に大切な人に感謝を伝えるための小規模な結婚式を行う」形式に移り変わってきていることにも対応して、新たなプラン・サービスの企画開発・提供も推進している。2021年5月には「スマ婚」の少人数挙式の新プラン(少人数挙式&お土産、少人数挙式&セレブレーションアワー、ガーデンウェディング)の提供を開始した。さらに2021年11月には少人数挙式の新プラン「スマ婚少人数挙式 ライトプラン」の提供を開始した。今後も多様化するニーズに対応して、様々なプラン・サービスを拡大していく方針だ。
結婚式二次会「2次会くん」は二次会幹事代行サービスである。プロのプランナーによるプロデュースで、飲食店など全国480以上の提携会場からニーズに合わせて会場を紹介し、当日はプロの幹事・運営スタッフを会場に派遣(飲食は会場に委託)する。平均費用は約40万円となっている。カジュアル挙式披露宴「スマ婚」と同様に成約・施行件数はコロナ禍の影響で2021年3月期は大幅減少した。2022年3月期も回復が鈍いと想定している。
フォトウェディング「LUMINOUS」は、邸宅ロケーションフォトスタジオなどにおいて、フォトを主軸としたウェディングを行っている。理想の花嫁姿を写真に残したいという要望に応えて、洗練されたスタジオセット、格式高いチャペルや邸宅のロケーションなど、本物のロケーションを生かして世界一美しい花嫁姿を実現する。プロデュース・撮影費用は平均約20万円となっている。一般的な挙式披露宴費用約10分の1以下の予算で、実際に挙式を挙げたかのような体験ができる。
コロナ禍でも「3密」を避けられるため、withコロナ時代に適応したウェディングの形として、2021年3月期は成約・施行件数が大幅に増加した。さらに、2022年3月期も大幅に増加する見込みとしている。今後の成長分野と位置付けて、第3の収益源に育成するための施策を推進する方針だ。2020年11月にはタメニーアートワークスがブライダル事業のエスクリ<2196>と業務提携した。首都圏のみで提供していたフォトウェディング「LUMINOUS」の撮影会場にエスクリの高クオリティなチャペルや会場が加わり、一気に全国展開することが可能になる。また、2021年6月には6拠点目(関西初出店)となる自社スタジオを大阪にオープンした。
テック事業は婚活事業者間の相互会員紹介や結婚相談所・婚活アプリなどを展開
4. テック事業
テック事業の主要サービスは、婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の運営、オンライン結婚相談所・婚活アプリ「スマ婚縁結び」シリーズの企画開発・運営、企業向け婚活支援システムなどである。
「CONNECT-ship」は婚活事業者間相互会員紹介プラットフォームである。登録事業者をまたいでの紹介が可能となり、出会いの機会を創出することで顧客成果(成婚)の最大化を目指す。2017年6月に開始した。さらに、2021年5月には(株)Pairsエンゲージが新たに加わり、2022年3月期第2四半期末時点の利用事業者数は13社、利用会員数は約3万名(利用事業者の総会員数は約5万名)となった。withコロナ時代に対応して、独自開発の自動オンラインお見合いシステムも開始している。なお「CONNECT-ship」のマネタイズポイントについて、従来はお見合い成立料を得る方式だったが、2022年3月期から、お見合い成立料を引き下げる一方で、新たに月額利用料を課金する方式に変更した。また、婚活サービス運営を受託していたエン婚活エージェントについては、2020年11月1日に運営支援業務を譲渡し、さらに2021年11月に保有全株式をエン・ジャパンに譲渡したが、従来からの連携関係に変更はない。
オンライン結婚相談所・婚活アプリの企画開発・運営では、恋活アプリ「スマ婚デート」運営で培ったノウハウをベースに、オンラインを活用した出会いの場に対するニーズが高まっていることを背景として、2021年1月に結婚相談所の充実したサービスと業界屈指のマッチングプールを活用し、アプリ完結型の新しいオンライン結婚相談所「スマ婚縁結び」の提供を開始した。2022年3月期第2四半期末時点の「スマ婚縁結び」のダウンロード数は1万ダウンロードを突破した。
企業向け婚活支援システムは、結婚相談所事業を始めたい企業に対して、AIマッチングなどの最先端テクノロジーを活用した自社独自の開発システムの提供、及び事業サポートを行っている。
ライフスタイル事業はほか領域とのシナジー追求
5. ライフスタイル事業
ライフスタイル事業の主要サービスは、新生活サポート領域として、成婚後サポート「アニバーサリークラブ」、保険相談サービス(保険代理店「Tameny×保険クリニック」)、住宅情報サービスなどを展開し、サービス利用料や送客手数料などを得る。婚活領域やカジュアルウェディング領域における年間約8,000組の新婚カップルとの接点を活用してシナジーを追求する。
さらに新たなサービスも検討している。2020年10月には、ライフプランニングをベースとしたファイナンシャルパートナーサービスを提供するブロードマインド(株)と業務提携した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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3. カジュアルウェディング事業
カジュアルウェディング事業の主要サービスは、カジュアル挙式披露宴プロデュース「スマ婚」、結婚式二次会プロデュース「2次会くん」、フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」である。
カジュアル挙式披露宴「スマ婚」は、予算内で高クオリティな結婚式をしたいという要望に応じて、安く・美しく・自由なカジュアルウェディングをプロデュースする。全国約250の提携会場での挙式披露宴をプロデュースし、当日の運営は挙式披露宴会場のプロのスタッフが行う。提携会場の日程の空き枠の有効活用や、アイテムの大量発注・自社内製などで価格を抑制するため、一般的な挙式披露宴費用約292万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)に対して、「スマ婚」の平均費用は約200万円となっている。
成約・施行件数は、コロナ禍の影響で2021年3月期には大幅減少したが、2022年3月期は緩やかに回復傾向となっている。さらに、コロナ禍への対応だけでなく、新郎新婦のニーズが従来の「たくさんのゲストを招待して挙式+披露宴を行う」形式から、「本当に大切な人に感謝を伝えるための小規模な結婚式を行う」形式に移り変わってきていることにも対応して、新たなプラン・サービスの企画開発・提供も推進している。2021年5月には「スマ婚」の少人数挙式の新プラン(少人数挙式&お土産、少人数挙式&セレブレーションアワー、ガーデンウェディング)の提供を開始した。さらに2021年11月には少人数挙式の新プラン「スマ婚少人数挙式 ライトプラン」の提供を開始した。今後も多様化するニーズに対応して、様々なプラン・サービスを拡大していく方針だ。
結婚式二次会「2次会くん」は二次会幹事代行サービスである。プロのプランナーによるプロデュースで、飲食店など全国480以上の提携会場からニーズに合わせて会場を紹介し、当日はプロの幹事・運営スタッフを会場に派遣(飲食は会場に委託)する。平均費用は約40万円となっている。カジュアル挙式披露宴「スマ婚」と同様に成約・施行件数はコロナ禍の影響で2021年3月期は大幅減少した。2022年3月期も回復が鈍いと想定している。
フォトウェディング「LUMINOUS」は、邸宅ロケーションフォトスタジオなどにおいて、フォトを主軸としたウェディングを行っている。理想の花嫁姿を写真に残したいという要望に応えて、洗練されたスタジオセット、格式高いチャペルや邸宅のロケーションなど、本物のロケーションを生かして世界一美しい花嫁姿を実現する。プロデュース・撮影費用は平均約20万円となっている。一般的な挙式披露宴費用約10分の1以下の予算で、実際に挙式を挙げたかのような体験ができる。
コロナ禍でも「3密」を避けられるため、withコロナ時代に適応したウェディングの形として、2021年3月期は成約・施行件数が大幅に増加した。さらに、2022年3月期も大幅に増加する見込みとしている。今後の成長分野と位置付けて、第3の収益源に育成するための施策を推進する方針だ。2020年11月にはタメニーアートワークスがブライダル事業のエスクリ<2196>と業務提携した。首都圏のみで提供していたフォトウェディング「LUMINOUS」の撮影会場にエスクリの高クオリティなチャペルや会場が加わり、一気に全国展開することが可能になる。また、2021年6月には6拠点目(関西初出店)となる自社スタジオを大阪にオープンした。
テック事業は婚活事業者間の相互会員紹介や結婚相談所・婚活アプリなどを展開
4. テック事業
テック事業の主要サービスは、婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の運営、オンライン結婚相談所・婚活アプリ「スマ婚縁結び」シリーズの企画開発・運営、企業向け婚活支援システムなどである。
「CONNECT-ship」は婚活事業者間相互会員紹介プラットフォームである。登録事業者をまたいでの紹介が可能となり、出会いの機会を創出することで顧客成果(成婚)の最大化を目指す。2017年6月に開始した。さらに、2021年5月には(株)Pairsエンゲージが新たに加わり、2022年3月期第2四半期末時点の利用事業者数は13社、利用会員数は約3万名(利用事業者の総会員数は約5万名)となった。withコロナ時代に対応して、独自開発の自動オンラインお見合いシステムも開始している。なお「CONNECT-ship」のマネタイズポイントについて、従来はお見合い成立料を得る方式だったが、2022年3月期から、お見合い成立料を引き下げる一方で、新たに月額利用料を課金する方式に変更した。また、婚活サービス運営を受託していたエン婚活エージェントについては、2020年11月1日に運営支援業務を譲渡し、さらに2021年11月に保有全株式をエン・ジャパンに譲渡したが、従来からの連携関係に変更はない。
オンライン結婚相談所・婚活アプリの企画開発・運営では、恋活アプリ「スマ婚デート」運営で培ったノウハウをベースに、オンラインを活用した出会いの場に対するニーズが高まっていることを背景として、2021年1月に結婚相談所の充実したサービスと業界屈指のマッチングプールを活用し、アプリ完結型の新しいオンライン結婚相談所「スマ婚縁結び」の提供を開始した。2022年3月期第2四半期末時点の「スマ婚縁結び」のダウンロード数は1万ダウンロードを突破した。
企業向け婚活支援システムは、結婚相談所事業を始めたい企業に対して、AIマッチングなどの最先端テクノロジーを活用した自社独自の開発システムの提供、及び事業サポートを行っている。
ライフスタイル事業はほか領域とのシナジー追求
5. ライフスタイル事業
ライフスタイル事業の主要サービスは、新生活サポート領域として、成婚後サポート「アニバーサリークラブ」、保険相談サービス(保険代理店「Tameny×保険クリニック」)、住宅情報サービスなどを展開し、サービス利用料や送客手数料などを得る。婚活領域やカジュアルウェディング領域における年間約8,000組の新婚カップルとの接点を活用してシナジーを追求する。
さらに新たなサービスも検討している。2020年10月には、ライフプランニングをベースとしたファイナンシャルパートナーサービスを提供するブロードマインド(株)と業務提携した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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