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NY金は、上値重い サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2021/12/02 17:38 配信元:FISCO
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のNY金について『上値重い』と述べています。

次に、『30日は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けた早期の米利上げ観測の強まりなどを背景に続落した。1776.50ドル(−8.70)。11月は月間で7.40ドル(0.41%)下落した』と伝えています。

続けて、『パウエルFRB議長は上院銀行委員会の証言で、インフレ高進が新型コロナウイルス危機に関連した「一時的要因」によるものというFRBの見解について、「撤回する良い時期だ」と言及。「物価上昇がより幅広い項目にわたっている」と警戒感を示したことで、米国の利上げ前倒し観測が強まった』と示唆しています。

また、『パウエルFRB議長は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大は「リスク」と警戒感を示した。ただ景気への影響は、ロックダウン(都市封鎖)などが導入された昨年3月のコロナ危機時に「匹敵するとは考えていない」と述べた。そして、12月14、15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、議物価高抑制のため、量的緩和の縮小ペースを加速し、終了時期を前倒しする方針について議論すると明らかにした』と伝えています。

陳さんは、『新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対する警戒感から金買いが期待されたが、パウエル議長の「タカ派」発言をきっかけに流れが反転した』と言及しています。

こうしたことから、NY金について、『利上げへの見通しが開けたことで金相場は上値の重い展開を余儀なくされそうだ。一方で、「オミクロン株」がもたらす世界経済への不透明感や今後、世界的に景気が回復したときに生じるインフレ懸念を背景に下値もサポートされよう』と考察しています。今週のレンジについては、『1700~1800ドル』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月1日付「NY金は上値重い」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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