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今日の為替市場ポイント:米国市場休場で主要通貨の為替取引は動意薄となる可能性
配信日時:2021/09/06 08:05
配信元:FISCO
3日のドル・円は、東京市場では109円80銭から110円07銭まで反発。欧米市場では、110円04銭から109円59銭まで反落し、109円72銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に109円台後半で推移か。米国市場は休場となるため、アジア市場における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。
3日発表の8月米非農業部門雇用者数は前月比+23.5万人と、市場予想の+73.3万人程度を大きく下回り、今年1月以来の低い伸びにとどまった。ただ、8月の平均時間給は前月比+0.6%、前年比+4.3%と市場予想を上回っており、失業率は5.2%に低下した。不完全雇用率は7月の9.2%から8.8%まで低下した。7月の非農業部門雇用者数は+105.3万人に上方修正されている。
米国の雇用拡大ペースは減速したが、それでも月間30万人程度の雇用増加がしばらく続く可能性がある。新型コロナウイルスの感染増加は対面型サービス業などの企業活動に一定の影響を及ぼしているようだが、深刻な状況ではないとみられている。そのため、量的緩和策縮小に関する議論は9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)でさらに進展し、11月か12月に債券買い入れ額の段階的な縮小が開始される可能性は残されている。
<FA>
3日発表の8月米非農業部門雇用者数は前月比+23.5万人と、市場予想の+73.3万人程度を大きく下回り、今年1月以来の低い伸びにとどまった。ただ、8月の平均時間給は前月比+0.6%、前年比+4.3%と市場予想を上回っており、失業率は5.2%に低下した。不完全雇用率は7月の9.2%から8.8%まで低下した。7月の非農業部門雇用者数は+105.3万人に上方修正されている。
米国の雇用拡大ペースは減速したが、それでも月間30万人程度の雇用増加がしばらく続く可能性がある。新型コロナウイルスの感染増加は対面型サービス業などの企業活動に一定の影響を及ぼしているようだが、深刻な状況ではないとみられている。そのため、量的緩和策縮小に関する議論は9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)でさらに進展し、11月か12月に債券買い入れ額の段階的な縮小が開始される可能性は残されている。
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