注目トピックス 市況・概況ニュース一覧
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は下げ渋り、ドル売り一服で
*12:16JST 東京為替:ドル・円は下げ渋り、ドル売り一服で
1日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り、144円05銭から143円43銭まで下落後は小幅に戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)の7月利下げ観測でドル売りに振れやすいものの、値ごろ感からドルに買戻しが入り、売り一服後は底堅さが目立っている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円43銭から144円05銭、ユーロ・円は169円26銭から169円71銭、ユーロ・ドルは1.1778ドルから1.1807ドル。【経済指標】・日銀短観6月調査:+13(予想:大企業製造業DI:+10、前回:+12)・日銀短観6月調査:+34(予想:大企業非製造業DI:+34、前回:+35)・中・6月財新製造業PMI:50.4(予想:49.3、5月:48.3)【要人発言】・シムクス・リトアニア中央銀行総裁「7月利下げ休止、確率は非常に高い」「9月にまでに必要な全ての情報が手に入るかどうかは分からない」「次回利下げ、どちらかと言えば年末寄りになりそうだ」
<TY>
2025/07/01 12:16
注目トピックス 市況・概況
注目銘柄ダイジェスト(前場):象印マホービン、洋エンジ、アイリッジなど
*11:37JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):象印マホービン、洋エンジ、アイリッジなど
東京電力HD<9501>:498.1円(+18円)大幅続伸。2027年度にもデータセンター事業に本格参入すると報じられている。排熱を有効活用する独自の省エネ技術を開発し、空調などの消費電力を従来の4分の1に抑えるようだ。柏崎刈羽原発の再稼働が遅れている状況下、新たな収益の柱に育てていく方針とされている。AIの普及でデータセンター需要が急拡大している中、収益寄与への期待感が先行する形になっている。洋エンジ<6330>:865円(+86円)大幅続伸。海洋研究開発機構は26年1月に、南鳥島沖でレアアース試験掘削を始めると報じられている。地球深部探査船「ちきゅう」を使い、海面下5500mにあるレアアースを含む泥を回収するようだ。成功すれば世界初となるとされている。同社では、資源開発技術、サブシー技術を活用して、海底6000mからレアアース泥を回収するシステムの技術開発に携わっていることから、関連銘柄の一角として思惑視される状況のようだ。しまむら<8227>:10700円(+580円)大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は153億円で前年同期比5.0%増となり、会社計画線のもようだが、市場予想は5億円程度上回ったとみられている。通期予想の607億円、前期比2.4%増は据え置いている。PB商品の拡大やASEANシフトなどが奏効し、粗利益率の改善が市場の想定以上に進んだもよう。コンセンサス水準の切り上がりが期待される状況とみられる。象印マホービン<7965>:1637円(+300円)ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は48.7億円で前年同期比11.4%増となり、第1四半期減益決算から増益に転換。通期予想は従来の57.5億円から70億円、前期比17.5%増に上方修正している。IH炊飯ジャーや加湿器などが好調に推移し、価格改定効果なども寄与したもよう。年間配当金も従来計画の40円から64円に引き上げ。発行済み株式数の4.42%に当たる290万株、34億円上限の自社株買い実施も発表。日本コンセプト<9386>:2731円 カ -ストップ高買い気配。MBOの実施を発表している。国内投資会社であるJ-STAR系のMが全株取得を目指してTOBを実施する。TOB価格は3060円で、前日終値に対して37.2%のプレミアムとなっている。TOB期間は7月1日から8月13日まで。同社ではTOBに対して賛同する意見を表明するとともに、株主への応募を推奨としている。TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。アイリッジ<3917>:528円(+33円)急騰。30日の取引終了後に、連結子会社の譲渡による特別利益の計上見込み及び通期連結業績予想を修正したことを発表し、好材料視されている。連結子会社であるフィノバレーの株式譲渡に関して、TISとの株式譲渡契約を締結した。今回の株式譲渡実行に伴い、26年3月期第2四半期において約9億円の関係株式売却益(特別利益)を計上する見込みとしている。これに伴い当初未定としていた親会社株主に帰属する当期純利益も8億円に修正した。地域新聞社<2164>:434円(+11円)続伸。30日の取引終了後に、新たな成長戦略「ストラテジック・プラン」の一環として、生成AIと独自の読者データを活用した「ペルソナデータベース」構築を本格化することを発表し、好材料視されている。同社が展開する多様な読者コミュニティを基盤に、ターゲットを明確に絞った効果的な次世代マーケティングを目指すもので、このデータは、離乳食、写真館、ランドセル、習い事、就職、旅行、不動産といった、人生のステージごとに必要とされるサービスや商品のプロモーションに活用可能としている。Schoo<264A>:759円(+21円)反発。30日の取引終了後に、取得し得る株式の総数18.6万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.5%)、または取得価額の総額1.5億円を上限として、自社株買いを実施すると発表し、好感されている。取得期間は25年7月1日~26年9月30日。自社株買いを実施する理由は、株主還元の一層の充実と、資本効率の向上を目指し、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行するためとしている。
<ST>
2025/07/01 11:37
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は143円台半ば近辺で下げ渋る
*11:13JST 東京為替:ドル・円は143円台半ば近辺で下げ渋る
7月1日午前の東京市場で米ドル・円は143円70銭台で推移。144円08銭から143円44銭まで値下がり。ユーロ・ドルは1.1778ドルから1.1807ドルまで反発。ユーロ・円は下げ渋り。169円78銭から169円29銭まで下落。
<MK>
2025/07/01 11:13
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ポジション調整的なドル売りで上値は重いまま
*10:08JST 東京為替:ポジション調整的なドル売りで上値は重いまま
7月1日午前の東京市場で米ドル・円は143円60銭台で推移。144円08銭から143円61銭まで値下がり。ユーロ・ドルは1.1778ドルから1.1795ドルまで反発。ユーロ・円は下げ渋り。169円78銭から169円33銭まで下落。
<MK>
2025/07/01 10:08
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略:象印マホービンやスカラに注目
*09:14JST 個別銘柄戦略:象印マホービンやスカラに注目
昨日6月30日の米株式市場でNYダウは275.50ドル高の44,094.77、ナスダック総合指数は96.27pt高の20,369.73、シカゴ日経225先物は大阪日中比145円安の40,295円。為替は1ドル=144.00-10円。今日の東京市場では、第1四半期営業利益が22.7%増となったピックルスHD<2935>、第1四半期営業利益が5.0%増となったしまむら<8227>、上期営業利益が39.9%増となったスター・マイカ・ホールディングス<2975>、25年6月期業績予想を上方修正したスカラ<4845>、25年11月期業績予想を上方修正し発行済株式数の4.42%上限の自社株買いも発表した象印マホービン<7965>、発行済株式数の0.89%上限の自社株買い・消却を発表したラインヤフー<4689>、1株を2株に分割すると発表したトランザク<7818>、MBOを行い1株3060円でTOB(公開買付け)を実施すると発表した日本コンセプト<9386>、東証スタンダードでは、上期営業利益が0.91億円と第1四半期の0.20億円の赤字から黒字に転じたと発表したテクノアルファ<3089>、新たな事業として暗号資産の戦略的備蓄・運用を開始すると発表したサイバーS<3810>、イタリア発のラグジュアリーストリートウェアブランド「Off-White」ならびに「Palm Angels」の日本国内における独占販売代理店契約を締結すると発表したスターシーズ<3083>、販促機能搭載の室内業務用清掃ロボットがローソンへ1号機が導入されたと発表した倉元<5216>などが物色されそうだ。一方、第1四半期営業利益が6.8%減となったアダストリア<2685>などは軟調な展開が想定される。
<CS>
2025/07/01 09:14
注目トピックス 市況・概況
日経平均は263円安、寄り後は下げ幅拡大
*09:11JST 日経平均は263円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は263円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均は昨日までの5日続伸で2,100円あまり上昇したことから、目先高値警戒感が意識された。また、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅な上げにとどまったことが東京市場で半導体関連株の買い手控え要因となった。さらに、日米の関税交渉が難航していることも投資家心理に影を落とした。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が低下したことが安心感となった。さらに、日経平均が節目と見られていた4万円を先週末に上抜けた後、昨日も上伸したことから、相場の腰は強いとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
<SK>
2025/07/01 09:11
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は143円62銭まで弱含み
*09:11JST 東京為替:ドル・円は143円62銭まで弱含み
7月1日午前の東京市場で米ドル・円は143円60銭台で推移。144円08銭から143円62銭まで値下がり。ユーロ・ドルは1.1778ドルから1.1791ドルまで反発。ユーロ・円は下げ渋り。169円78銭から169円33銭まで下落。
<MK>
2025/07/01 09:11
注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも~
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも~
7月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも■しまむら、1Q営業利益 5.0%増 153億円■前場の注目材料:三菱ケミカルG、エンプラ強化、ベルギー・タイで工場増設■過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも1日の日本株市場は、直近の上昇で過熱感が警戒されやすく、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。6月30日の米国市場はNYダウが275ドル高、ナスダックは96ポイント高となり、NYダウは4カ月ぶりの高値水準、ナスダックは連日で最高値を更新した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権による税制案の進展を好感した買いが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比145円安の40295円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経225先物は40870円まで急伸した後に40350円まで上げ幅を縮め、ナイトセッションでは一時40230円まで売られる場面がみられた。過熱感が警戒されやすく、戻りの局面では利益確定の売りが入りやすいだろう。日経平均株価は一時40852.54円まで買われ、ボリンジャーバンドの+3σ(40662円)を突破する場面もあった。その後は引けにかけて40322.54円まで上げ幅を縮めてきたことで、積極的な上値追いを慎重にさせる可能性がある。もっとも、+2σ(39901円)が支持線として意識されやすく、年初来高値を更新するなかで需給状況も良好なため、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。短期的な過熱感が警戒されるなか、過熱を冷ます調整を交えたいところである。配当再投資に伴う需給要因は一巡した感もあり、上値の重さが意識される可能性はありそうだが、海外勢による買い越し基調が続いていることもあり、過熱感からの短期的な売り仕掛けの動きは避けておきたい。物色はハイテク株が引き続き注目されるが、昨日のNT倍率(日経平均株価÷TOPIX)は一時14.25倍まで上昇した後に、14.19倍まで上げ幅を縮めていた。6月はハイテク株が日経平均株価を押し上げる形となり、6月2日の13.48倍から上昇が続いていた。相対的に内需系の出遅れ感が意識されてくる可能性もあるため、過熱を冷ます局面において、TOPIX型へのリバランスの動きに向かう展開も想定しておきたいところだろう。■しまむら、1Q営業利益 5.0%増 153億円しまむら<8227>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比2.4%増の1683億6900万円、営業利益は同5%増の153億1100万円だった。PBでは、累計販売枚数1億1500万枚を達成した「FIBER DRY(ファイバードライ)」が堅調に推移。26年2月期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の6926億4000万円、営業利益は同2.4%増の606億9000万円とする期首計画を据え置いている。■前場の注目材料・日経平均株価は上昇(40487.39、+336.60)・NYダウは上昇(44094.77、+275.50)・ナスダック総合指数は上昇(20369.73、+96.27)・SOX指数は上昇(5546.54、+1.56)・米長期金利は低下・三菱ケミカルG<4188>エンプラ強化、ベルギー・タイで工場増設・ホンダ<7267>次世代FC工場先送り、生産能力も下方修正・SREHD<2980>早稲田大学・テムザックなどと、国産人型ロボ開発加速で新団体・三井物産<8031>チリ車リース会社完全子会社化、中南米事業拡大・野村総研<4307>デンソーなど6社で、車解体・再利用で新組織、ロボ・AI活用で精緻に・日産自<7201>欧に「キャシュカイ」投入、e-POWER搭載、航続距離1200km・オートバックス<9832>オートバックスフィナンシャルサービス、レンタカー拡充、一般向け展開・DMG森精機<6141>ソフト開発基盤の導入支援、製造現場DX推進・三菱重工<7011>シンガポールの空港内無人交通を改修・リックス<7525>ボッシュ東松山工場にロボ用“やわらか指”納入・カナデビア<7004>フィリピンでゴミ焼却発電、大統領と意見交換・やまびこ<6250>自動追従型の廉価ロボ台車、製造業向け開発・IHI<7013>米GEベルノバと、兵庫でアンモニア専焼試験、ガスタービン開発・九州電力<9508>パワーエックスと資本業務提携・CYBERDYNE<7779>台湾大学・筑波大学と連携・大和コンピューター<3816>病害虫のコナジラミを誘引・駆除、農薬使わずLED活用・東京ガス<9531>DC2年で完工、熱電併給利用し大幅短縮・積水化学<4204>iPS培養プレート受注開始、独自塗工で性能安定・旭化成<3407>ヘルスケア攻勢、M&A・販売権取得で売上高1兆円・アミタHD<2195>三井住友系などと、資源循環型への転換支援、製造業向け☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 日銀短観6月調査(予想:大企業製造業DI:+10、前回:+12)・08:50 日銀短観6月調査(予想:大企業非製造業DI:+34、前回:+35)<海外>・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:49.3、5月:48.3)
<ST>
2025/07/01 08:53
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いは抑制される可能性が高い
*08:12JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いは抑制される可能性が高い
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/02/18)まで上昇。その後、0.9536(2022/09/28)まで反落したが、2024年にかけて1.1ドル台まで戻している。ユーロ・円は英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後137円50銭(2018/2/2)まで買われたあと、長期間伸び悩んだが、日欧金利差の拡大や円安・ドル高の進行を受けて175円16銭(2024/7/10)まで上昇。ただ、その後は上げ渋っている。欧州中央銀行(ECB)による利下げ終了が引き続き意識されており、インフレ関連指標が市場予想と一致した場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いは抑制される可能性が高い。【ユーロ売り要因】・米国の関税措置・米長期金利の高止まり・中東情勢の悪化【ユーロ買い要因】・中東情勢の改善・ECBの金融緩和サイクルは終了との見方・欧州諸国の財政拡大計画
<CS>
2025/07/01 08:12
注目トピックス 市況・概況
今日の為替市場ポイント:米長期金利低下で米ドル買いは抑制される可能性も
*08:09JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利低下で米ドル買いは抑制される可能性も
6月30日のドル・円は、東京市場では144円76銭から143円78銭まで反落。欧米市場では144円51銭まで反発したが、143円96銭まで反落し、144円00銭で取引終了。本日7月1日のドル・円は主に144円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を受けて米ドル買い・円売りは抑制される可能性がある。報道によると、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は6月30日に行われた講演で「新型コロナウイルスによるパンデミック後の数年間で世界情勢が根本的に変化し、企業は新たな不確実性と供給に対する衝撃に対応できるよう迅速に価格を変更するようになった」、「今後は不確実性が一段と高まる」と述べた。ラガルド総裁はまた、「インフレ率を目標水準近辺に維持するために一段と強力な行動を取る必要がある」との見方も伝えた。ECBは2%前後のインフレ率が数年間続くと予想しているが、市場参加者の間からは「インフレ見通しに影響を与える要因が予期せぬタイミングで追加されるリスクは除去されていないため、ユーロ圏の中長期的なインフレ見通しは不透明」との声が聞かれている。
<CS>
2025/07/01 08:09
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買い交錯を予想する。前日30日のダウ平均は275.50ドル高の44094.77ドル、ナスダックは96.27pt高の20369.73ptで取引を終了した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権の税制案の進展を好感し、寄り付き後、上昇。ナスダックは過去最高値水準での利益確定売りに一時伸び悩む局面もあったが早期利下げ期待を受けた買いも強まり、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大しS&P500種指数、ナスダックは連日で過去最高値を更新し、終了。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買い交錯を予想する。5・25日の両移動平均線が上値抵抗として意識される中、日足一目均衡表の基準線を割り込んだことで、短期資金の売り圧力が高まる可能性もある。一方、グロース市場の独り勝ち状態は終了したものの、固有の悪材料が無いことやプライム市場と比べて円高影響を受けにくいことから、相対的に選好される可能性もあり、下値では一定の押し目買い需要もありそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比7pt安の735ptで終えている。上値のメドは745pt、下値のメドは725ptとする。
<SK>
2025/07/01 08:05
注目トピックス 市況・概況
30日の米国市場ダイジェスト:NYダウは275ドル高、通商交渉や税制案の進展を期待
*07:48JST 30日の米国市場ダイジェスト:NYダウは275ドル高、通商交渉や税制案の進展を期待
■NY株式:NYダウは275ドル高、通商交渉や税制案の進展を期待米国株式市場は続伸。ダウ平均は275.50ドル高の44094.77ドル、ナスダックは96.27ポイント高の20369.73で取引を終了した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権の税制案の進展を好感し、寄り付き後、上昇。ナスダックは過去最高値水準での利益確定売りに一時伸び悩む局面もあったが早期利下げ期待を受けた買いも強まり、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大しS&P500種指数、ナスダックは連日で過去最高値を更新し、終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、電気通信サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。ソフトウエアメーカ―のオラクル(ORCL)は年間収入で300億ドル規模に達するクラウド契約の締結を明らかにし、上昇。情報技術ソリューションを提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)はネットワークソリューション会社のジュニパーネットワークス(JNPR)買収を巡り司法省が提起していた訴訟で、一部売却を条件に和解に達したことが明かになり、上昇。ジュニパーネットワークス(JNPR)も上昇した。ソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META)は人工知能(AI)グループ再構築で、「スーパーインテリジェンス」を発表、オープンAIなどから研究者を採用するなど、出資拡大が期待感につながり、上昇した。銀行のJPモルガン(JPM)、シティグループ(C)は、連邦準備制度理事会(FRB)が実施したストレステストで対象となった全22行が合格したことを好感し、それぞれ上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は最新版SIRIに自社製AIではなく、オープンAIなどの技術を用いることも検討していると報じられ、上昇した。ベッセント財務長官は税制法案で、4日までに大統領が署名することを確信していると述べた。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:FRBの早期利下げ観測で米長期金利低下、ドル反落6月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円51銭へ強含んだのち、143円96銭まで下落し、143円98銭で引けた。米6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や6月ダラス連銀製造業活動が予想を下回ったほか、トランプ大統領が早期に連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名するとの思惑に早期利下げを織り込み金利低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1708ドルまで下落後、1.1788ドルまで上昇し、1.1785ドルで引けた。ユーロ・円は169円08銭から、169円86銭まで上昇した。米税制案可決期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3674ドルへ下落後、1.3736ドルまで上昇。英国内総生産(GDP)の成長加速を受けポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.7982フランから0.7930フランまで下落した。■NY原油:弱含みで65.11ドル、調整的な売りが入るNY原油先物8月限は弱含み(NYMEX原油8月限終値:65.11 ↓0.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.41ドル(-0.63%)の65.11ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.50ドル-65.82ドル。アジア市場で64.50ドルまで下落し、調整的な売りが入った、ロンドン市場で65.82ドルまで買われたが、米国市場で64.63ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に65ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 47.32ドル +0.20ドル(+0.42%)モルガン・スタンレー(MS) 140.86ドル +0.17ドル(+0.12%)ゴールドマン・サックス(GS)707.75ドル +16.94ドル(+2.45%)インテル(INTC) 22.40ドル -0.29ドル(-1.27%)アップル(AAPL) 205.17ドル +4.09ドル(+2.03%)アルファベット(GOOG) 177.39ドル -0.88ドル(-0.49%)メタ(META) 738.09ドル +4.46ドル(+0.60%)キャタピラー(CAT) 388.21ドル +3.50ドル(+0.90%)アルコア(AA) 29.51ドル +1.04ドル(+3.65%)ウォルマート(WMT) 97.78ドル +0.51ドル(+0.52%)
<ST>
2025/07/01 07:48
注目トピックス 市況・概況
NY原油:弱含みで65.11ドル、調整的な売りが入る
*07:37JST NY原油:弱含みで65.11ドル、調整的な売りが入る
NY原油先物8月限は弱含み(NYMEX原油8月限終値:65.11 ↓0.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-0.41ドル(-0.63%)の65.11ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.50ドル-65.82ドル。アジア市場で64.50ドルまで下落し、調整的な売りが入った、ロンドン市場で65.82ドルまで買われたが、米国市場で64.63ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に65ドルを挟んだ水準で推移。
<CS>
2025/07/01 07:37
注目トピックス 市況・概況
NY金:反発で3307.70ドル、ドル安を意識した買いが入る
*07:35JST NY金:反発で3307.70ドル、ドル安を意識した買いが入る
NY金先物8月限は反発(COMEX金8月限終値:3307.70 ↑20.10)。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は、前営業日比+20.10ドル(+0.61%)の3307.70ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは3250.50-3320.40ドル。ドル安を意識した買いが観測された。
<CS>
2025/07/01 07:35
注目トピックス 市況・概況
NY為替:FRBの早期利下げ観測で米長期金利低下、ドル反落
*06:30JST NY為替:FRBの早期利下げ観測で米長期金利低下、ドル反落
6月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円51銭へ強含んだのち、143円96銭まで下落し、143円98銭で引けた。米6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や6月ダラス連銀製造業活動が予想を下回ったほか、トランプ大統領が早期に連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名するとの思惑に早期利下げを織り込み金利低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1708ドルまで下落後、1.1788ドルまで上昇し、1.1785ドルで引けた。ユーロ・円は169円08銭から、169円86銭まで上昇した。米税制案可決期待にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3674ドルへ下落後、1.3736ドルまで上昇。英国内総生産(GDP)の成長加速を受けポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.7982フランから0.7930フランまで下落した。
<MK>
2025/07/01 06:30
注目トピックス 市況・概況
今日の注目スケジュール:日銀短観(大企業製造業DI)、欧ユーロ圏消費者物価コア指数、米ISM製造業景況指数など
*06:30JST 今日の注目スケジュール:日銀短観(大企業製造業DI)、欧ユーロ圏消費者物価コア指数、米ISM製造業景況指数など
<国内>08:50 日銀短観(大企業製造業DI)(6月) 10 1209:30 製造業PMI(6月) 50.414:00 消費者態度指数(6月) 32.8<海外>10:45 中・財新製造業PMI(6月) 49.0 48.314:00 印・製造業PMI確定値(6月) 58.417:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(6月) 49.417:00 欧・ECBがユーロ圏CPI予想(5月)18:00 欧・ユーロ圏消費者物価コア指数(6月) 2.3%20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週) 0.25%22:00 ブ・製造業PMI(6月) 49.422:45 米・製造業PMI(6月) 52.0 52.023:00 米・ISM製造業景況指数(6月) 48.5 48.523:00 米・建設支出(5月) -0.1% -0.4%23:00 米・JOLT求人件数(5月) 739.1万件米・自動車販売(6月、2日までに) 1549万台 1565万台欧・パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、植田日銀総裁がECBフォーラムのパネル討論会に参加米・フィラデルフィア連銀総裁にアナ・ポールソン氏が就任デンマークが2025年下期の欧州連合(EU)議長国に就任香港・株式市場は祝日のため休場(香港特別行政府設立記念日)注:数値は市場コンセンサス、前回数値
<CS>
2025/07/01 06:30
注目トピックス 市況・概況
NY株式:NYダウは275ドル高、通商交渉や税制案の進展を期待
*05:47JST NY株式:NYダウは275ドル高、通商交渉や税制案の進展を期待
米国株式市場は続伸。ダウ平均は275.50ドル高の44094.77ドル、ナスダックは96.27ポイント高の20369.73で取引を終了した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権の税制案の進展を好感し、寄り付き後、上昇。ナスダックは過去最高値水準での利益確定売りに一時伸び悩む局面もあったが早期利下げ期待を受けた買いも強まり、相場は終日底堅く推移した。終盤にかけて、上げ幅を拡大しS&P500種指数、ナスダックは連日で過去最高値を更新し、終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器、電気通信サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。ソフトウエアメーカ―のオラクル(ORCL)は年間収入で300億ドル規模に達するクラウド契約の締結を明らかにし、上昇。情報技術ソリューションを提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)はネットワークソリューション会社のジュニパーネットワークス(JNPR)買収を巡り司法省が提起していた訴訟で、一部売却を条件に和解に達したことが明かになり、上昇。ジュニパーネットワークス(JNPR)も上昇した。ソーシャルメディアのフェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ(META)は人工知能(AI)グループ再構築で、「スーパーインテリジェンス」を発表、オープンAIなどから研究者を採用するなど、出資拡大が期待感につながり、上昇した。銀行のJPモルガン(JPM)、シティグループ(C)は、連邦準備制度理事会(FRB)が実施したストレステストで対象となった全22行が合格したことを好感し、それぞれ上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は最新版SIRIに自社製AIではなく、オープンAIなどの技術を用いることも検討していると報じられ、上昇した。ベッセント財務長官は税制法案で、4日までに大統領が署名することを確信していると述べた。(Horiko Capital Management LLC)
<ST>
2025/07/01 05:47
注目トピックス 市況・概況
6月30日のNY為替概況
*04:00JST 6月30日のNY為替概況
30日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円51銭へ強含んだのち、144円14銭まで下落し、引けた。米6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)や6月ダラス連銀製造業活動が予想を下回ったほか、トランプ大統領が早期に連邦準備制度理事会(FRB)議長を指名するとの思惑に早期利下げを織り込み金利低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.1708ドルまで下落後、1.1780ドルまで上昇し、引けた。ユーロ・円は169円08銭から、169円86銭まで上昇した。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3674ドルへ下落後、1.3722ドルまで上昇。英国内総生産(GDP)の成長加速を受けポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.7982フランから0.7930フランまで下落した。[経済指標]・米・6月シカゴ購買部協会景気指数:40.4(予想:42.9、5月:40.5)・米・6月ダラス連銀製造業活動:―12.7(予想-10.0、5月-15.3)
<KY>
2025/07/01 04:00
注目トピックス 市況・概況
[通貨オプション]短中期変動率は上昇、週明け、リスク織り込む
*03:35JST [通貨オプション]短中期変動率は上昇、週明け、リスク織り込む
ドル・円オプション市場で変動率は1年物を除いて上昇した。週明け、リスク警戒感にオプション買いが強まった。リスクリバーサルは小動き。調整色が強かった。■変動率・1カ月物9.91%⇒10.53%(08年=31.044%)・3カ月物10.31%⇒10.33%(08年=31.044%)・6か月物10.26%⇒10.27%(08年=23.915%)・1年物10.15%⇒10.13%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)■リスクリバーサル(25デルタ円コール)・1カ月物+1.45%⇒+1.50%(08年10/27=+10.63%)・3カ月物+1.51%⇒+1.51%(08年10/27=+10.90%)・6カ月物+1.39%⇒+1.39%(08年10/27=+10.70%)・1年物+1.21%⇒+1.23%(08年10/27=+10.71%)
<KY>
2025/07/01 03:35
注目トピックス 市況・概況
【市場反応】米・6月シカゴPMI、予想外に低下、ドル軟調
*23:21JST 【市場反応】米・6月シカゴPMI、予想外に低下、ドル軟調
米6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)は40.4と、5月40.5から改善予想に反して悪化し1月来で最低となった。低調な結果を受けて、ドル売りが優勢となった。ドル・円は144円50銭から144円40銭へ下落。ユーロ・ドルは1.1708ドルの安値から1.1730ドルまで反発、ポンド・ドルは1.3674ドルの安値から1.3687ドルまで反発した。【経済指標】・米・6月シカゴ購買部協会景気指数:40.4(予想:42.9、5月:40.5)
<KY>
2025/06/30 23:21
注目トピックス 市況・概況
NY外為:カナダドル底堅い、米トランプ政権、カナダとの通商交渉再開
*22:22JST NY外為:カナダドル底堅い、米トランプ政権、カナダとの通商交渉再開
NY外為市場でカナダドルは堅調に推移した。カナダがデジタルサービス関税を撤廃したため、米国とカナダは通商交渉を再開。ラトニック米商務長官は、「デジタルサービス税を撤廃したカナダに感謝する」と言及した。ドル・カナダは、1.3660カナダドルの安値圏でもみ合い。カナダ・円は105円52銭から105円77銭まで上昇した。
<KY>
2025/06/30 22:22
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見
*19:56JST 欧州為替:ドル・円は小動き、材料難で様子見
欧州市場でドル・円は小動きとなり、144円20銭付近でのもみ合いが続く。具体的な材料が乏しく、積極的な売り買いは手光られているもよう。米10年債利回りは底堅く、ドルは売りづらい。一方、欧州株式市場は小幅安にとどまり、円買いは抑制された。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円01銭から144円29銭、ユーロ・円は168円80銭から169円13銭、ユーロ・ドルは1.1713ドルから1.1730ドル。
<TY>
2025/06/30 19:56
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円はじり高、ユーロ・ドルは底堅い
*19:24JST 欧州為替:ドル・円はじり高、ユーロ・ドルは底堅い
欧州市場でドル・円はじり高となり、144円29銭まで値を上げた。その後は144円20銭付近でのもみ合い。米10年債利回りの低下は抑制され、ややドル買いに振れやすい。一方、ユーロ・ドルはドル買いに下押しされたが、1.17ドル台に定着している。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円01銭から144円29銭、ユーロ・円は168円80銭から169円13銭、ユーロ・ドルは1.1713ドルから1.1730ドル。
<TY>
2025/06/30 19:24
注目トピックス 市況・概況
欧州為替:ドル・円は小幅高、ドルに買戻し
*18:24JST 欧州為替:ドル・円は小幅高、ドルに買戻し
欧州市場でドル・円は小幅高となり、144円01銭から144円21銭まで値を上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の7月利下げ観測を受けた日中のドル売りで、値ごろ感から買戻しが強まった。ただ、ドル買い材料は乏しく、戻りは限定的となっている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円01銭から144円21銭、ユーロ・円は168円80銭から169円06銭、ユーロ・ドルは1.1713ドルから1.1730ドル。
<TY>
2025/06/30 18:24
注目トピックス 市況・概況
日経平均テクニカル: 5日続伸、25日線乖離率は5%超え
*18:15JST 日経平均テクニカル: 5日続伸、25日線乖離率は5%超え
30日の日経平均は5営業日続伸した。先週末に続いて高値と安値も切り上がり、終値は昨年7月17日以来の高水準。ローソク足はマドを空けて上昇したが、寄り引け接近の小陰線の胴体部分から上下にヒゲを出して「星」に似た形状を描いて売り買い拮抗を窺わせた。25日など主要な移動平均線は軒並み上向いて上昇トレンド継続を示唆しているが、25日線との上方乖離率は5.49%と節目の5%を超え、短期的な買われ過ぎが意識される。明日7月1日にマド空けを伴って下げれば天井到達を示唆する「宵の明星」出現となることにも留意が必要となろう。
<CS>
2025/06/30 18:15
注目トピックス 市況・概況
欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米7月利下げ観測も買戻し
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米7月利下げ観測も買戻し
30日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国の7月利下げ観測は根強く、ドルを下押しする展開が見込まれる。ただ、根強い有事のドル買いや値ごろ感の買戻しで、下げは小幅にとどまりそうだ。前週末に発表された米国のコアPCE価格指数は前月比が予想外のマイナスとなったが、前年比は堅調でインフレ加速が示された。それを受けドルは切り返し、ユーロ・ドルは1.1750ドル台から1.1680ドル台に軟化、ドル・円は144円前半から145円を目指す展開となった。週明けアジア市場は仲値にかけて国内勢によるドル買いが強まったが、その後は失速。ただ、日経平均株価の強含みで、株高を好感した円売りがドルを支えた。この後の海外市場は米金融政策運営が注目される。連邦準備制度理事会(FRB)当局者の足元の見解で7月利下げ観測が広がるなか、強弱まちまちのインフレ指標から緩和的な政策余地を見込みドル売りに振れやすい展開となりそうだ。トランプ米大統領によるFRB議長人事をめぐる金融政策への政治圧力で、信認低下のドル売りも下押し。一方、米国から核施設の攻撃を受けたイラン指導部の対決姿勢で、ドルは売りづらい。また、値ごろ感による買戻しも続くとみる。【今日の欧米市場の予定】・21:00 独・6月消費者物価指数(予想:前年比+2.2%、5月+2.1%)
<CS>
2025/06/30 17:25
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は反落、午後は144円割れも
*17:24JST 東京為替:ドル・円は反落、午後は144円割れも
30日の東京市場でドル・円は反落。仲値にかけて国内勢のドル買いが強まり、一時144円75銭まで値を上げた。買い一巡後は値を下げる展開に。米連邦準備制度理事会(FRB)の7月利下げ観測でドル売り地合いが続き、午後は143円79銭まで下値を下げた。・ユーロ・円は169円65銭から168円71銭まで下落。・ユーロ・ドルは1.1712ドルから1.1750ドルまで値を上げた。・日経平均株価:始値40,550.79円、高値40,852.54円、安値40,322.54円、終値40,487.39円(前日比336.60円高)・17時時点:ドル・円144円10-20銭、ユーロ・円168円90-00銭【要人発言】・トランプ米大統領「イランの核施設を完全に破壊して以来、イランとは話さえしていない」・イラン外務省報道官「英国、フランス、ドイツとの協議は継続中」「E3(欧州3カ国)と核協議を行うかどうかはまだ決定していない」・赤沢経済再生相「日米で協議を精力的に続けている」「回数を重ねるごとに理解が深まっている」「7月9日は一つの節目であることは間違いない」「米財務長官との会談が実現しなかったことは残念」【経済指標】・日・5月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想:+3.5%、4月:-1.1%)・英・1-3月期国内総生産改定値:前年比+1.3%(予想:+1.3%)
<TY>
2025/06/30 17:24
注目トピックス 市況・概況
日経VI:上昇、短期的な過熱感を警戒
*16:35JST 日経VI:上昇、短期的な過熱感を警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は30日、前日比+1.30(上昇率5.58%)の24.59と上昇した。なお、高値は25.34、安値は24.40。先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、日経225先物は先週末までの5日続伸で1830円上昇しており、市場では高値警戒感が意識された。こうした中、今日は日経225先物が午後はやや上げ幅を縮小したものの下値は堅く、短期的な過熱感への警戒感が継続し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
<SK>
2025/06/30 16:35
注目トピックス 市況・概況
東証グロース市場250指数先物概況:買い戻しと循環物色で高値引け
*16:30JST 東証グロース市場250指数先物概況:買い戻しと循環物色で高値引け
6月30日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比16pt高の742pt。なお、高値は742pt、安値は728pt、日中取引高は3714枚。先週末の米国市場のダウ平均は続伸。政府が通商交渉の合意に向けた進展に楽観的見解を示し、寄り付き後、上昇。終日買いが先行し、S&P500種指数やナスダックは日中過去最高値を更新した。その後、トランプ大統領がカナダとの通商交渉を速やかに終了すると発表すると警戒感に相場は伸び悩み。ナスダックは一時下落に転じが、終盤にかけて持ち直し終値でも過去最高値を更新し終了した。本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比3pt高の729ptからスタートした。ナスダックの最高値更新や日経平均株価の4万円台回復など、良好な外部環境を受け、投資家心理が改善し、朝方から買い優位で推移。先週、グロース市場固有の悪材料が無い中で売られたことから、買い戻しが加速し、大幅反発商状となった。午後に入り、円高進行でプライム市場の上げ幅が縮小する中で、新たな循環物色の資金流入が観測され、5、25日の両移動平均線近辺をターゲットに上げ幅を拡大。高値引けとなる742ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、サンバイオ<4592>やインテグラル<5842>などが上昇した。
<SK>
2025/06/30 16:30
注目トピックス 市況・概況
過熱警戒もリスク選好地合い継続【クロージング】
*16:29JST 過熱警戒もリスク選好地合い継続【クロージング】
30日の日経平均は5営業日続伸。336.60円高の40487.39円(出来高概算20億7000万株)と年初来高値を更新して取引を終えた。前週末の米国株高の流れを引き継ぎ、半導体関連株などを中心に買われ、前場終盤には40852.54円まで上値を伸ばした。ただ、足元での急ピッチの上昇による過熱感も警戒されるなか、円相場が1ドル=143円台後半へと円高に振れたこともあって、利益を確定させる売りから終盤にかけて上げ幅を縮めた。東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが900に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、電気ガス、情報通信、鉱業、その他製品など28業種が上昇。一方、輸送用機器、非鉄金属、電気機器など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>が堅調だった。半面、テルモ<4543>、ソニーG<6758>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>が軟化した。ナスダック指数とS&P500指数が最高値を更新するなか、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。配当の再投資など日本株特有の需給状況もあって、持たざるリスクの方が意識されているとの声もあり、先高期待が高まってきている。一方、トランプ米大統領は「日米の自動車貿易に不満を表明し、自動車への25%の追加関税を示唆した」と伝わり、トヨタやホンダなどの自動車株は不安定な値動きだった。日経平均は大引けにかけて伸び悩んだが、当然の一服と言えよう。今の相場は、中東情勢の緊迫化への懸念後退、米国の利下げへの期待、米国の関税交渉の進展期待という3つの好材料が相場を押し上げており、海外投資家の買いも継続しているため、今しばらくは半導体関連など中心にしたリスク選好の流れが続くとの声も聞かれる。また、日経平均は昨年12月高値を上抜けたことで、昨年7月高値が射程に入ってきている。利食いを挟みながら先高期待の強い相場展開が期待されそうだ。
<CS>
2025/06/30 16:29