注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも~
配信日時:2025/07/01 08:53
配信元:FISCO
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも~
7月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも
■しまむら、1Q営業利益 5.0%増 153億円
■前場の注目材料:三菱ケミカルG、エンプラ強化、ベルギー・タイで工場増設
■過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも
1日の日本株市場は、直近の上昇で過熱感が警戒されやすく、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。6月30日の米国市場はNYダウが275ドル高、ナスダックは96ポイント高となり、NYダウは4カ月ぶりの高値水準、ナスダックは連日で最高値を更新した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権による税制案の進展を好感した買いが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比145円安の40295円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経225先物は40870円まで急伸した後に40350円まで上げ幅を縮め、ナイトセッションでは一時40230円まで売られる場面がみられた。過熱感が警戒されやすく、戻りの局面では利益確定の売りが入りやすいだろう。日経平均株価は一時40852.54円まで買われ、ボリンジャーバンドの+3σ(40662円)を突破する場面もあった。その後は引けにかけて40322.54円まで上げ幅を縮めてきたことで、積極的な上値追いを慎重にさせる可能性がある。
もっとも、+2σ(39901円)が支持線として意識されやすく、年初来高値を更新するなかで需給状況も良好なため、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。短期的な過熱感が警戒されるなか、過熱を冷ます調整を交えたいところである。配当再投資に伴う需給要因は一巡した感もあり、上値の重さが意識される可能性はありそうだが、海外勢による買い越し基調が続いていることもあり、過熱感からの短期的な売り仕掛けの動きは避けておきたい。
物色はハイテク株が引き続き注目されるが、昨日のNT倍率(日経平均株価÷TOPIX)は一時14.25倍まで上昇した後に、14.19倍まで上げ幅を縮めていた。6月はハイテク株が日経平均株価を押し上げる形となり、6月2日の13.48倍から上昇が続いていた。相対的に内需系の出遅れ感が意識されてくる可能性もあるため、過熱を冷ます局面において、TOPIX型へのリバランスの動きに向かう展開も想定しておきたいところだろう。
■しまむら、1Q営業利益 5.0%増 153億円
しまむら<8227>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比2.4%増の1683億6900万円、営業利益は同5%増の153億1100万円だった。PBでは、累計販売枚数1億1500万枚を達成した「FIBER DRY(ファイバードライ)」が堅調に推移。26年2月期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の6926億4000万円、営業利益は同2.4%増の606億9000万円とする期首計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(40487.39、+336.60)
・NYダウは上昇(44094.77、+275.50)
・ナスダック総合指数は上昇(20369.73、+96.27)
・SOX指数は上昇(5546.54、+1.56)
・米長期金利は低下
・三菱ケミカルG<4188>エンプラ強化、ベルギー・タイで工場増設
・ホンダ<7267>次世代FC工場先送り、生産能力も下方修正
・SREHD<2980>早稲田大学・テムザックなどと、国産人型ロボ開発加速で新団体
・三井物産<8031>チリ車リース会社完全子会社化、中南米事業拡大
・野村総研<4307>デンソーなど6社で、車解体・再利用で新組織、ロボ・AI活用で精緻に
・日産自<7201>欧に「キャシュカイ」投入、e-POWER搭載、航続距離1200km
・オートバックス<9832>オートバックスフィナンシャルサービス、レンタカー拡充、一般向け展開
・DMG森精機<6141>ソフト開発基盤の導入支援、製造現場DX推進
・三菱重工<7011>シンガポールの空港内無人交通を改修
・リックス<7525>ボッシュ東松山工場にロボ用“やわらか指”納入
・カナデビア<7004>フィリピンでゴミ焼却発電、大統領と意見交換
・やまびこ<6250>自動追従型の廉価ロボ台車、製造業向け開発
・IHI<7013>米GEベルノバと、兵庫でアンモニア専焼試験、ガスタービン開発
・九州電力<9508>パワーエックスと資本業務提携
・CYBERDYNE<7779>台湾大学・筑波大学と連携
・大和コンピューター<3816>病害虫のコナジラミを誘引・駆除、農薬使わずLED活用
・東京ガス<9531>DC2年で完工、熱電併給利用し大幅短縮
・積水化学<4204>iPS培養プレート受注開始、独自塗工で性能安定
・旭化成<3407>ヘルスケア攻勢、M&A・販売権取得で売上高1兆円
・アミタHD<2195>三井住友系などと、資源循環型への転換支援、製造業向け
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀短観6月調査(予想:大企業製造業DI:+10、前回:+12)
・08:50 日銀短観6月調査(予想:大企業非製造業DI:+34、前回:+35)
<海外>
・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:49.3、5月:48.3) <ST>
■過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも
■しまむら、1Q営業利益 5.0%増 153億円
■前場の注目材料:三菱ケミカルG、エンプラ強化、ベルギー・タイで工場増設
■過熱を冷ますなかでTOPIX型へのシフトも
1日の日本株市場は、直近の上昇で過熱感が警戒されやすく、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。6月30日の米国市場はNYダウが275ドル高、ナスダックは96ポイント高となり、NYダウは4カ月ぶりの高値水準、ナスダックは連日で最高値を更新した。通商交渉に楽観的な見通しが強まったほか、トランプ政権による税制案の進展を好感した買いが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比145円安の40295円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経225先物は40870円まで急伸した後に40350円まで上げ幅を縮め、ナイトセッションでは一時40230円まで売られる場面がみられた。過熱感が警戒されやすく、戻りの局面では利益確定の売りが入りやすいだろう。日経平均株価は一時40852.54円まで買われ、ボリンジャーバンドの+3σ(40662円)を突破する場面もあった。その後は引けにかけて40322.54円まで上げ幅を縮めてきたことで、積極的な上値追いを慎重にさせる可能性がある。
もっとも、+2σ(39901円)が支持線として意識されやすく、年初来高値を更新するなかで需給状況も良好なため、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。短期的な過熱感が警戒されるなか、過熱を冷ます調整を交えたいところである。配当再投資に伴う需給要因は一巡した感もあり、上値の重さが意識される可能性はありそうだが、海外勢による買い越し基調が続いていることもあり、過熱感からの短期的な売り仕掛けの動きは避けておきたい。
物色はハイテク株が引き続き注目されるが、昨日のNT倍率(日経平均株価÷TOPIX)は一時14.25倍まで上昇した後に、14.19倍まで上げ幅を縮めていた。6月はハイテク株が日経平均株価を押し上げる形となり、6月2日の13.48倍から上昇が続いていた。相対的に内需系の出遅れ感が意識されてくる可能性もあるため、過熱を冷ます局面において、TOPIX型へのリバランスの動きに向かう展開も想定しておきたいところだろう。
■しまむら、1Q営業利益 5.0%増 153億円
しまむら<8227>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比2.4%増の1683億6900万円、営業利益は同5%増の153億1100万円だった。PBでは、累計販売枚数1億1500万枚を達成した「FIBER DRY(ファイバードライ)」が堅調に推移。26年2月期の連結業績は、売上高が前期比4.1%増の6926億4000万円、営業利益は同2.4%増の606億9000万円とする期首計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(40487.39、+336.60)
・NYダウは上昇(44094.77、+275.50)
・ナスダック総合指数は上昇(20369.73、+96.27)
・SOX指数は上昇(5546.54、+1.56)
・米長期金利は低下
・三菱ケミカルG<4188>エンプラ強化、ベルギー・タイで工場増設
・ホンダ<7267>次世代FC工場先送り、生産能力も下方修正
・SREHD<2980>早稲田大学・テムザックなどと、国産人型ロボ開発加速で新団体
・三井物産<8031>チリ車リース会社完全子会社化、中南米事業拡大
・野村総研<4307>デンソーなど6社で、車解体・再利用で新組織、ロボ・AI活用で精緻に
・日産自<7201>欧に「キャシュカイ」投入、e-POWER搭載、航続距離1200km
・オートバックス<9832>オートバックスフィナンシャルサービス、レンタカー拡充、一般向け展開
・DMG森精機<6141>ソフト開発基盤の導入支援、製造現場DX推進
・三菱重工<7011>シンガポールの空港内無人交通を改修
・リックス<7525>ボッシュ東松山工場にロボ用“やわらか指”納入
・カナデビア<7004>フィリピンでゴミ焼却発電、大統領と意見交換
・やまびこ<6250>自動追従型の廉価ロボ台車、製造業向け開発
・IHI<7013>米GEベルノバと、兵庫でアンモニア専焼試験、ガスタービン開発
・九州電力<9508>パワーエックスと資本業務提携
・CYBERDYNE<7779>台湾大学・筑波大学と連携
・大和コンピューター<3816>病害虫のコナジラミを誘引・駆除、農薬使わずLED活用
・東京ガス<9531>DC2年で完工、熱電併給利用し大幅短縮
・積水化学<4204>iPS培養プレート受注開始、独自塗工で性能安定
・旭化成<3407>ヘルスケア攻勢、M&A・販売権取得で売上高1兆円
・アミタHD<2195>三井住友系などと、資源循環型への転換支援、製造業向け
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀短観6月調査(予想:大企業製造業DI:+10、前回:+12)
・08:50 日銀短観6月調査(予想:大企業非製造業DI:+34、前回:+35)
<海外>
・10:45 中・6月財新製造業PMI(予想:49.3、5月:48.3) <ST>
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