注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、材料難で動きづらい 23日午後の東京市場でドル・円は下げ渋り、121円10銭台を維持する。ウクライナの停戦に向けた交渉は難航しているもようで、リスク回避の円買いと有事のドル買いが入りやすい。ただ、足元は具体的な材料が乏しく、全般的に積極的な売り買いは手控えられているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。 <TY> 2022/03/23 16:06 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:下落、米長期金利上昇や株高を反映 大阪取引所金標準先物 23年2月限・日中取引終値:7454円(前日日中取引終値↓35円)・推移レンジ:高値7475円-安値7441円23日の大阪取引所金標準先物(期先:23年2月限)は下落した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制のために金融引き締めを積極的に進めるとの見方から、米長期金利が昨日の海外市場で上昇した後、今日も強含みの推移となったことから、金利のつかない資産である金の魅力低下が意識された。また、先週からの株高で投資家がリスク資産選好の姿勢を強めており、安全資産とされる金に資金が向かいにくくなり、こうした動きや心理を映し、今日の金先物は売りが優勢の展開となった。 <FA> 2022/03/23 16:05 注目トピックス 市況・概況 買い戻しの動きが強まり、2カ月ぶりに28000円を回復【クロージング】 23日の日経平均は大幅に7営業日続伸。816.05円高の28040.16円(出来高概算14億1000万株)と1月18日以来約2カ月ぶりに28000円を回復して取引を終えた。前日の米国株の大幅反発や円安進行を背景にハイテク関連株などを中心に幅広い銘柄に買いが先行して始まると、終日堅調な展開となり、取引終盤には28056.20円まで上げ幅を広げた。28000円回復で、いったんは達成感も意識されたものの、後場半ば以降は28000円を上回っての推移が続いた。東証1部の騰落銘柄は値上がり銘柄が1900を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では海運を除く32業種が上昇し、精密機器、電気機器、輸送用機器、機械、医薬品などの上昇が際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>が堅調だった半面、日揮HD<1963>、川崎船<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>、東京海上<8766>が軟化した。前日の米国市場は主要3株価指数が揃って上伸したほか、米国の利上げ加速観測を背景に約6年ぶりの1ドル=121円台へと円安が進んだため、自動車や電子部品、半導体といった輸出関連株中心に値を上げる銘柄が目立った。買い戻しの動きが活発化するなか、短期筋などによる株価指数先物買いも交え、上げ幅を拡大させた。日経平均はきょうで7連騰し、この間の上げ幅は2877.38円に達しているだけに、急ピッチの上昇に対する過熱感はくすぶっており、戻り待ちの売りなどが警戒される。ただ、3月期末を控えた配当志向の物色やファンドによる配当の再投資もあり、月内は買い方優位の需給状況が続くとの見方も多い。このため、昨年9月高値から今年3月安値の3分の2戻し水準である28685円水準を早期に突破できれば、「3万円の大台回復を目指す動きに本格的に移行している可能性がある」との声も聞かれ、投資マインドは徐々に明るくなってきているようだ。 <FA> 2022/03/23 16:03 注目トピックス 市況・概況 日経VI:小幅に低下、株価堅調だが警戒感は緩和せず 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比-0.04(低下率0.16%)の24.36と低下した。なお、高値は24.61、安値は22.96。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。一方、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、米金融引き締め加速観測など懸念材料が多く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは払拭できず、日経VIは午前の中頃からは低下幅を縮め、取引終了前に一時、上昇に転じた。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2022/03/23 16:00 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:精密機器が上昇率トップ 精密機器が上昇率トップ。そのほか電気機器、輸送用機器、機械、医薬品なども上昇。一方、海運業が下落率トップ。そのほかの下落はなし。業種名/現在値/前日比(%)1. 精密機器 / 9,617.77 / 3.592. 電気機器 / 3,608.59 / 3.423. 輸送用機器 / 3,412.37 / 3.374. 機械 / 2,223.26 / 3.035. 医薬品 / 3,046.74 / 2.656. その他製品 / 3,872.1 / 2.597. サービス業 / 2,819.8 / 2.538. 情報・通信業 / 4,788.78 / 2.509. 証券業 / 409.56 / 2.4910. 繊維業 / 546.28 / 2.4111. 非鉄金属 / 1,124.68 / 2.3712. 金属製品 / 1,180.07 / 2.3613. 陸運業 / 1,854.38 / 2.0914. 化学工業 / 2,149.13 / 2.0615. その他金融業 / 736.17 / 1.9716. ガラス・土石製品 / 1,108.69 / 1.9417. 不動産業 / 1,502.75 / 1.9218. 小売業 / 1,312.02 / 1.7719. 鉱業 / 411.82 / 1.6920. 食料品 / 1,672.31 / 1.6821. 鉄鋼 / 497.15 / 1.3422. 建設業 / 1,179.54 / 1.3323. パルプ・紙 / 496.73 / 1.2124. 倉庫・運輸関連業 / 1,943.67 / 1.1725. 水産・農林業 / 484.47 / 1.1526. 電力・ガス業 / 349.2 / 1.0627. 石油・石炭製品 / 1,123.86 / 1.0528. 銀行業 / 169.13 / 1.0129. 卸売業 / 2,236.12 / 0.9730. 保険業 / 1,320.9 / 0.6931. ゴム製品 / 3,143.85 / 0.6632. 空運業 / 193.04 / 0.3633. 海運業 / 1,292.79 / -3.08 <FA> 2022/03/23 15:38 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2022/3/23 15:02現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 マイナス3倍トラッカー (29,500円) -8.94% -8.18 11.02円2 イーサリアム2022年5月 プラス5倍トラッカー (2,450米ドル) -5.84% 2.70 14.33円3 ビットコイン2022年5月 プラス5倍トラッカー (38,500米ドル) -5.61% 2.75 10.04円4 日本郵船 コール (13,000円) -35.39% 8.73 1.22円5 ファーストリテイリング プット (64,000円) -11.58% -3.78 2.36円■eワラント値上がりトップ10(2022/3/23 15:02現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 電源開発 プット (1,300円) +66.67% -11.99 -6.19%2 電源開発 プット (1,500円) +65.79% -9.69 -6.19%3 電源開発 プット (1,100円) +60.00% 0.00 -6.19%4 商船三井 プット (8,600円) +57.89% -14.82 -4.83%5 野村総合研究所 プット (3,700円) +50.65% -8.34 -5.22%6 電源開発 プット (1,250円) +47.06% -7.66 -6.19%7 電源開発 プット (1,850円) +46.45% -5.79 -6.19%8 電源開発 プット (1,550円) +45.74% -6.34 -6.19%9 野村総合研究所 プット (3,050円) +44.83% -8.43 -5.22%10 TDK コール (5,350円) +44.44% 0.00 +3.21%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:カイカ証券ウェブサイト) <FA> 2022/03/23 15:12 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は底堅い、日本株は大幅高 23日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、121円台を維持している。日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りは一服したものの、日経平均株価は前日比700円超高と強含み、日本株高を好感した円売りに振れやすい。米株高観測も円売りを支援する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。 <TY> 2022/03/23 15:06 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比816.05円高の28040.16円 日経平均は前日比816.05円高の28040.16円(同+3.00%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比44.96pt高の1978.70pt(同+2.33%)。 <FA> 2022/03/23 15:02 注目トピックス 市況・概況 日経平均は820円高、後場の値幅はここまで146円程度 日経平均は820円高(14時45分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>などがプラス寄与上位となっており、一方、川崎汽船<9107>、日揮HD<1963>、日本郵船<9101>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、輸送用機器、機械、医薬品が値上がり率上位、海運業が値下がりしている。日経平均は堅調に推移している。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで146円程度。 <FA> 2022/03/23 14:47 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はもみ合い、ドルに下押し圧力も 23日午後の東京市場でドル・円は121円付近と、方向感の乏しい値動きが続く。ユーロやポンドが対ドルで小幅に値を上げ、ドルへの下押し圧力に。ただ、日経平均株価の大幅高や米株式先物のプラスでの推移を受け、株高を好感した円売りも観測される。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。 <TY> 2022/03/23 14:46 注目トピックス 市況・概況 日経平均は788円高、新たな手掛かり材料は乏しいが買い意欲は継続 日経平均は788円高(14時20分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>などがプラス寄与上位となっており、一方、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、輸送用機器、機械、医薬品が値上がり率上位、海運業が値下がりしている。日経平均は高値圏で底堅く推移している。新たな手掛かり材料に乏しいが、買い意欲は継続しているようだ。今晩は米国で、2月の米新築住宅販売件数が発表される。また、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が討議に参加する予定。さらに、米20年物国債の入札が実施される。 <FA> 2022/03/23 14:23 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、上昇基調を維持 23日午後の東京市場でドル・円は121円台と、変わらずの値動き。日経平均株価の大幅高で日本株高を好感した円売りに振れ、主要通貨を支える。一方、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りも続き、ドル・円は上昇基調を維持しているもよう。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。 <TY> 2022/03/23 14:06 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:底堅い値動きか、金融政策の不透明感は払しょく (13時50分現在)S&P500先物      4,519.80(+8.2)ナスダック100先物  14,665.80(+11.5)米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は60ドル高。NY原油先物(WTI)の上昇は抑制され、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。22日の主要3指数は反発。序盤から買いが先行し、その後も前日終値を上回って推移した。ダウは254ドル高の34807ドルで取引終了。全般的に割安感が目立ち買戻しが入りやすいなか、好業績を記録したナイキが急騰し相場の上昇に寄与した。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速が引き続き警戒されるものの、長期金利の上昇はこの日の取引で金融株買い要因に。半面、原油相場の上昇一服で、エネルギー関連は失速した。本日は底堅い値動きか。原油相場の高止まりを受け、インフレ高進による影響を懸念した売りが出やすい。また、ロシアとウクライナの停戦に向けた交渉は難航しているもようで、引き続き指数を下押しする可能性があろう。一方、パウエルFRB議長をはじめ当局者から利上げ幅拡大など、一段の金融正常化に向けた発言が続く。そうしたなか、今後の政策方針に関する不透明感が払しょくされつつあり、割安感のある銘柄を中心に買戻しが見込まれる。 <TY> 2022/03/23 14:02 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは小幅に低下、株価上昇だが警戒感の緩和は限定的 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.20(低下率0.82%)の24.20と小幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は24.23、安値は22.96。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。一方、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、米金融引き締め加速観測など懸念材料が多く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は限定的で、日経VIは午前の中頃からは低下幅を縮める動きとなっている。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <FA> 2022/03/23 13:51 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上げ渋り、次の上値メドを意識 23日午後の東京市場でドル・円は上げ渋り、121円10銭台で推移する。午前中に121円41銭まで強含む場面もあったが、2016年に付けた121円49銭が次の上値メドとして意識され失速。目先もその水準を目指す一方で、利益確定売りが上値を抑えそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。 <TY> 2022/03/23 13:39 注目トピックス 市況・概況 日経平均は714円高、海外株堅調で東京市場の株価支援要因に 日経平均は714円高(13時20分現在)。日経平均寄与度では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>などがプラス寄与上位となっており、一方、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、精密機器、電気機器、輸送用機器、機械、医薬品が値上がり率上位、海運業、空運業が値下がりしている。日経平均は底堅く推移している。香港ハンセン指数が高く、またダウ平均先物が底堅い動きとなっており、東京市場の株価支援要因となっているようだ。 <FA> 2022/03/23 13:21 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は121台を維持、高値警戒感も 23日午後の東京市場でドル・円は底堅く推移し、121円台を維持する。日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りに振れやすく、上昇基調は継続。ただ、足元の上昇ペースの速さが意識されるなか、高値警戒感から一段のドル買いを進めにくいようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。 <TY> 2022/03/23 13:11 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~米金融政策への信頼感低下するなか上昇基調維持できるか 23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は大幅に7日続伸、米金融政策への信頼感低下するなか上昇基調維持できるか・ドル・円はもみ合い、仲値にかけて売りも・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がファーストリテ<9983>■日経平均は大幅に7日続伸、米金融政策への信頼感低下するなか上昇基調維持できるか日経平均は大幅に7日続伸。723.15円高の27947.26円(出来高概算7億880万株)で前場の取引を終えている。22日の米株式市場でNYダウは254.47ドル高と反発。スポーツ用品ブランドのナイキの好決算を好感した買いや金利高の恩恵を受ける銀行セクターの上昇が相場をけん引。ハイテク株の買い戻しも継続し、ナスダック総合指数は+1.95%と大幅反発。米株高の流れを引き継いで日経平均は382.68円高でスタート。2016年以来の円安・ドル高水準の更新が続くなか、香港ハンセン指数の大幅高なども追い風に買い戻しが続き、前場終盤には27980.35円(756.24円高)まで上昇した。個別では、中国アリババ株の急伸を手掛かりにソフトバンクG<9984>が急伸し、レーザーテック<6920>も9%超上昇。東エレク<8035>やキーエンス<6861>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、ベイカレント<6532>、任天堂<7974>などの値がさグロース(成長)株のほか、円安を支援要因にトヨタ自<7203>や日産自<7201>も高い。東証1部値上がり率上位には目標株価引き上げを受けた三井ハイテク<6966>のほか、SHIFT<3697>、Sansan<4443>、ラクス<3923>などの中小型グロース株が並んでいる。一方、商船三井<9104>や川崎汽船<9107>のほか、三菱商事<8058>や三井物産<8031>、東京海上<8766>など、前日に急伸した商社株や金融株が軟調。野村<8604>が持ち株の一部売却を発表したNRI<4307>や、投資判断の格下げがあったJパワー<9513>が大きく下落している。セクターでは電気機器、精密機器、輸送用機器などを筆頭に全面高商状。海運業と保険業の2業種のみが下落となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は9%となっている。日経平均は本日も大幅高。寄り付きから75日移動平均線を上抜くと、日足一目均衡表の雲下限・上限を一気に突破。週足でも、13週線を大きく超えてきた。チャート形状は一段と改善しており、先週からの売り方の買い戻しに弾みがついているようだ。前日の米株市場で、長期金利が一段と上値を追うなかでも、ナスダックに代表されるグロース株の多くが力強い動きを見せたことも支援要因になっているようだ。前日は軟調だったマザーズ指数も本日は4%高と大幅に反発している。一方、日経平均が28000円を目前に捉えるなか、9日からの上昇幅は3000円を超える。急ピッチでの戻りから、短期的な過熱感や目先の達成感なども警戒される頃合い。月末にかけては、四半期末及び年度末に向けた年金基金のリバランス(投資配分の調整)目的の買いのほか、配当権利取りを狙った買いや、指数連動型パッシブファンドの配当再投資に伴う先物買いなどが想定される。今後もこうした需給要因の下支えが期待されるが、買い戻しの一服感にもそろそろ留意しておきたい。先週末から週明けにかけては、複数のFRB高官から、0.5ptの大幅利上げなどを支持するタカ派発言が相次いでいる。15-16日のFOMCにおいて、FRBは景気に対して緩和的でも引き締め的でもない中立金利の水準を2.5%から2.4%へと引き下げた。一方で、FRBは2023年末までに計10-11回の利上げを行い、23年末の政策金利を2.75%までに引き上げる方針を示し、来年については、景気を犠牲にしてでもインフレ抑制を優先する姿勢を示した。しかし、その後は、セントルイス連銀のブラード総裁が年内に政策金利を3%超に引き上げることを支持したほか、前日は、クリーブランド連銀のメスター総裁が、年末までに政策金利を2.5%程度にまで引き上げることが適切との認識を示した。タカ派のブラード総裁だけでなく、他の総裁からも年内に中立金利を上回る水準にまで政策金利を引き上げる姿勢が示されたのはサプライズ感がある。来年どころか、今年の間にも景気よりインフレ抑制を優先する方針が示されたということであり、インフレ圧力が年末まで予想されるなか、一段とスタグフレーション(物価高と景気後退の併存)リスクを高める内容と解釈される。今後はこれまで以上に景気指標の動向に注目する必要があろう。また、興味深いのは、これだけFRBがインフレ沈静化のためにタカ派姿勢を示しているにもかかわらず、米国の期待インフレ率の指標とされるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が高止まりしていることだ。米10年物BEIは3月11日に2.94%と過去最高を記録してから高止まりしており、FRBのタカ派発言が相次いだ先週末18日から週明けにかけては、2.86%(18日)から2.91%(22日)へとむしろ上昇している。市場はFRBの金融政策を信頼できていないようだ。政策への疑心暗鬼が続く限り、相場の上昇基調が続くとは期待しにくい。さらに、上値追いを続ける米10年物国債利回りは、2年10カ月ぶりとなる高値水準を更新し続けているが、こちらは、先週末18日の2.15%から前日22日には2.38%まで急伸した。本稿執筆中のいまも、時間外取引で2.41%まで上昇してきている。これに伴い、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利のマイナス幅は再び大きく低下してきており、需給要因主導で足元大きく上昇してきているグロース株の騰勢がどこまで維持されるかが気掛かりだ。24日には北大西洋条約機構(NATO)緊急首脳会議、欧州連合(EU)首脳会議が予定されている。米国とその同盟国は、EU首脳会議でロシアに対する追加制裁を発表すると伝わっている。欧州のロシア産原油の輸入禁止については、影響が大きいだけに、その可能性についてはドイツなどが依然として否定的な見解を示している。しかし、ロシア軍の動き次第では、世論が傾き、経済合理性よりも倫理観などを重視せざるを得ない可能性もある。仮に、欧州もロシア産原油の禁輸に踏み切れば、経済や株式市場への影響は甚大なものとなる。他にも、ロシアが欧米諸国のインフラ施設にサイバー攻撃を仕掛けるリスクなども話題となっている。「有事に織り込み済み」はないとの考えから、投資家にはなお緊張感を持った対応が求められよう。後場の日経平均は引き続き堅調推移が見込まれる。心理的な節目の28000円を手前に上値が重くなることも予想されるが、相場の上昇要因と考えられる需給環境の改善が続くなか、外部環境の急変がない限り、下値は堅そうだ。香港ハンセン指数の連日の大幅高も投資家心理の向上に寄与しよう。■ドル・円はもみ合い、仲値にかけて売りも23日のアジア市場でドル・円はもみ合いとなり、121円を挟んで推移した。仲値にかけて国内勢による売りが強まる場面もあったが、全般的にドル買い・円売りに振れやすい地合いが続く。一方、原油相場は底堅く、資源国通貨への買いがクロス円を支えているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。■後場のチェック銘柄・リニカル<2183>、クシム<2345>など、7銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がファーストリテ<9983>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・3月リッチモンド連銀製造業指数:13(予想:2、2月:1)【要人発言】・ゼレンスキー・ウクライナ大統領「対ロ和平交渉は時に対立することもあるが、一歩ずつ前進している」<国内>・14:00 1月景気動向指数・先行改定値(速報値:103.7)<海外>・16:00 英・2月消費者物価指数(前年比予想:+6.0%、1月:+5.5%)・16:00 英・2月生産者物価指数・産出(前年比予想:+10.1%、1月:+9.9%) <CS> 2022/03/23 12:14 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はもみ合い、仲値にかけて売りも 23日のアジア市場でドル・円はもみ合いとなり、121円を挟んで推移した。仲値にかけて国内勢による売りが強まる場面もあったが、全般的にドル買い・円売りに振れやすい地合いが続く。一方、原油相場は底堅く、資源国通貨への買いがクロス円を支えているようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・円は133円15銭から133円89銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。【要人発言】・ゼレンスキー・ウクライナ大統領「対ロ和平交渉は時に対立することもあるが、一歩ずつ前進している」 <TY> 2022/03/23 12:03 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):レナサイエンス、三井ハイテク、フィールズなど NRI<4307>:4035円(-205円)大幅続落。前日に野村HD<8604>が保有する同社株式の一部を売却すると発表しているが、本日の立会外取引で1500万株の売却を完了したとしている。1株当たりの売却価格は3858円であったもよう。売却先は不明であるが、今後の売却先からの市場放出が意識されるなど、目先の需給懸念につながっているようだ。なお、今回の株式売却後の野村HDによる保有比率は24.6%となる。Jパワー<9513>:1824円(-107円)大幅反落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も2230円から1870円に引き下げている。豪州一般炭スポット価格の大幅な上昇による燃料費の増加を主因に、23年3月期以降の業績予想を下方修正しているもよう。足元の燃料価格では、LNG火力に対する同社の石炭火力のコスト競争力は大幅に低下しているとし、石炭価格の上昇を価格転嫁できるか不透明感が強まったと考えているようだ。三井ハイテク<6966>:10950円(+950円)大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「バイ」を継続し、目標株価を11000円から13000円に引き上げている。リードフレームやモーターコアの生産高拡大と生産性向上などにより、中長期的な業績成長の確度は高いとみている。今後、四半期ごとの良好な業績進捗により、中長期的に上値を窺う展開を予想としている。24年1月期、25年1月期と、営業2ケタ増益が継続とみているようだ。フィールズ<2767>:810円(+64円)大幅反発。未定としていた22年3月期業績予想を前日に公表している。営業損益は32.4億円、前期比54.8億円の損益改善となる見通し。IP事業、PS事業ともに大幅増益を想定している。第3四半期までの状況から大幅な収益改善は期待されていたが、1-3月期も一段の収益改善を見込む形に。また、期末配当金20円の計画も示しており、前期比10円の増配となる。マネックスG<8698>:728円 カ -ストップ高買い気配。暗号資産交換業を手がける子会社のコインチェックを米ナスダック市場に上場させると発表している。特別買収目的会社との統合を通じて、22年中に上場させる計画。日本の仮想通貨交換業者では初めての上場となる。コインチェックの潜在価値が株価には反映されていないとの指摘もあったなか、含み益など資産価値を見直す動きが強まっているようだ。Tホライゾン<6629>:699円(+46円)大幅に反発。SUBARU<7270>車両向けの純正商品として、同社子会社のスバル用品(さいたま市)に360度ドライブレコーダー「SAA3060370」の提供を開始したと発表している。360度全方位録画が可能で、同梱の16GBのSDカードで最大約2時間40分の録画ができるという。ドライブレコーダーの提供開始が好感されていることに加え、最近の円安進行で自動車輸出が拡大して製品需要が増加するとの思惑も買いを後押ししているようだ。FRONTEO<2158>:1962円(+70円)大幅に反発。従来の創薬プロセスを変える新規AI創薬システム「liGALILEO(リガリレオ)」によるドラッグマイニング事業を開始すると発表している。自然言語解析AIエンジンを用いて論文情報や医学薬学データからターゲット分子のポテンシャルを網羅的・効率的に分析する。また、ターゲット選定に不可欠な科学性評価や市場性評価などの複雑な評価指標をAIでスコアリングするという。レナサイエンス<4889>:512円(+62円)大幅に反発。共同研究先の東北大学が日本医療研究開発機構(AMED)に申請した革新的がん医療実用化研究事業が採択され、レナサイエンスも分担研究機関として参画すると発表している。東北大学がAMEDから研究助成を得て、臨床開発候補化合物RS5614の薬事承認を目指して医師主導治験を実施する。レナサイエンスは研究助成の一部を受領して治験薬を搬送するほか、治験データや経験・ノウハウを提供する。 <ST> 2022/03/23 11:50 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け) ■eワラント売れ筋トップ5(2022/3/23 11:32現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 マイナス3倍トラッカー (29,500円) -8.40% -8.12 11.08円2 イーサリアム2022年5月 プラス5倍トラッカー (2,450米ドル) -2.06% 2.65 14.86円3 ファーストリテイリング プット (64,000円) -8.11% -3.71 2.43円4 東京エレクトロン コール (58,000円) +4.58% 6.33 3.02円5 エヌビディア コール (230米ドル) -10.32% 4.31 11.41円■eワラント値上がりトップ10(2022/3/23 11:32現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 電源開発 プット (1,300円) 73.33% 11.82 -6.57%2 電源開発 プット (1,500円) 71.05% 9.58 -6.57%3 電源開発 プット (1,100円) 60.00% 0.00 -6.57%4 商船三井 プット (8,600円) 52.63% 15.03 -4.56%5 電源開発 プット (1,550円) 50.00% 6.28 -6.57%6 三菱商事 プット (2,650円) 50.00% 0.00 -2.51%7 電源開発 プット (1,250円) 50.00% 7.59 -6.57%8 電源開発 プット (1,850円) 49.76% 5.72 -6.57%9 野村総合研究所 プット (3,700円) +48.05% -8.39 -5.00%10 日揮ホールディングス プット (1,100円) +44.44% 0.00 -4.13%注:eワラントについてが前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:カイカ証券ウェブサイト) <FA> 2022/03/23 11:39 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は121円10銭近辺で推移、底堅い値動きを保つ 23日のアジア市場でドル・円は121円10銭近辺で推移。一時121円41銭まで買われたが、短期筋などのドル買いは一巡したようだ。ただ、ウクライナとロシアによる停戦に向けた協議がすみやかに進展する見込みは薄いこと、米国金利の先高観は強くなっていることから、安全逃避的なドル買いがすみやかに縮小する可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。ユーロ・円は133円15銭から133円89銭で推移。 <MK> 2022/03/23 11:15 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は下げ渋り、日経平均の上昇は円売り材料との見方も 23日のアジア市場でドル・円は121円10銭台で推移。一時121円41銭まで買われたが、短期筋などのドル買いは一巡。ただ、ウクライナとロシアによる停戦に向けた協議がすみやかに進展する可能性は低いこと、米国金利の先高観は強いことから、安全逃避的なドル買いが一段と縮小する可能性は引き続き低いとみられる。株高は円売り材料との見方が多いようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。ユーロ・円は133円15銭から133円89銭で推移。 <MK> 2022/03/23 11:00 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル買い一服も安全逃避的なドル買いが一段と縮小する可能性低い 23日のアジア市場でドル・円は121円近辺で推移。ドルは一時121円41銭まで買われたが、短期筋などのドル買いは一巡した。仲値時点のドル需要は通常並みだったようだ。ただ、ウクライナとロシアによる停戦に向けた協議がすみやかに進展する可能性は低いこと、米国金利の先高観は強いことから、安全逃避的なドル買いが一段と縮小する可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・ドルは1.1021ドルから1.1043ドル。ユーロ・円は133円15銭から133円89銭で推移。 <MK> 2022/03/23 10:26 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は121円台前半で推移、安全逃避的なドル買い縮小の可能性低い 23日のアジア市場でドル・円は121円20銭台で推移。ドルは一時121円41銭まで買われており、ドル高・円安の流れは加速。ウクライナとロシアによる停戦に向けた協議がすみやかに進展する可能性は低いこと、米国金利の先高観は強いことから、安全逃避的なドル買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・ドルは1.1026ドルから1.1043ドル。ユーロ・円は133円15銭から133円89銭で推移。 <MK> 2022/03/23 09:44 注目トピックス 市況・概況 日経平均は488円高、寄り後は堅調 日経平均は488円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって反発したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=121円20銭台と昨日15時頃に比べ90銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出関連株の支えとなり、また、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことを受け、利ざや改善が期待される金融株の一角に資金が向かいやすかった。一方、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、米金融引き締め加速観測など懸念材料が多く株価の重しとなり、また、日経平均が昨日までの6日続伸で2000円を超す上げとなったことから利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。寄り後、日経平均は堅調に推移している。 <FA> 2022/03/23 09:10 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は一時121円41銭、日米金利差拡大を意識した円売り継続 23日のアジア市場でドル・円は121円20銭台で推移。ドルは一時121円41銭まで買われており、ドル高・円安の流れは加速している。ウクライナとロシアによる停戦に向けた協議がすみやかに進展する可能性は低いこと、米国金利の先高観は強いことから、安全逃避的なドル買いは当面継続するとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は120円77銭から121円41銭、ユーロ・ドルは1.1026ドルから1.1043ドル。ユーロ・円は133円15銭から133円89銭で推移。 <MK> 2022/03/23 09:10 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:ベイカレントや任天堂などに注目 22日の米株式市場でNYダウは254.47ドル高の34807.46、ナスダック総合指数は270.36pt高の14108.82、シカゴ日経225先物は大阪日中比380円高の27450円。ドル・円は1ドル=121.10-20円。ナスダックの大幅反発を手掛かりにベイカレント<6532>、SHIFT<3697>、ラクス<3923>、リクルートHD<6098>などのグロース(成長)株に買いが向かいそうだ。一方、米SOX指数の上昇率は0.66%と限定的で、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連株は堅調ながらもやや上値が重くなろう。米長期金利の上値追いを背景に、三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などの金融株は利食い売りをこなしつつ底堅く推移しそうだ。円安・ドル高進行を支援要因に任天堂<7974>も買われよう。鋼板の値上げを発表した東京製鐵<5423>は採算改善への期待が高まりそうで、日本製鉄<5401>などの他の鉄鋼関連にも買いが波及することが見込まれる。一方、原油先物相場の一服で、前日に急伸したINPEX<1605>や三井物産<8031>などの資源関連は利食い売りに押されそうだ。また、国内工場の稼働停止期間を一部で延長すると発表したトヨタ自<7203>は供給網混乱の長期化への懸念から軟調が予想され、デンソー<6902>やホンダ<7267>など関連株も冴えない展開となりそうだ。 <FA> 2022/03/23 09:07 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる~ 23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる■オラクル、3Q営業利益 3.7%増 515億円、コンセンサス範囲内■前場の注目材料:IHI、豪でグリーン水素、製造参入にらみ設備受注■日経平均は75日線突破でリバウンド基調が強まる23日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。22日の米国市場ではNYダウが254ドル高だった。長期金利の上昇を受けて金融株が上昇をけん引したほか、ナイキの好決算を好感した動きから消費関連なども堅調。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めペース加速の必要性を主張し、高インフレへの対応を強化する方針を示したことが中銀への信頼回復に繋がったことも買い材料になり、終日堅調に推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比380円高の27450円。円相場は1ドル120円90銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、日経平均は上値抵抗線として意識される75日線を上放れてくることになりそうだ。米国では金利が上昇するものの、ハイテク株の買いが継続していることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引する格好になろう。また、原油先物相場は下落しているため、エネルギー関連は利食いに押される格好になりそうだが、流れとしては足元での原油急伸で起こったリバランスの動きとなる。日経平均の75日線突破によって、リバランスの動きが一段と強まりやすく、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの押し目買い意欲は強そうである。指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>は昨日の上昇で25日線を上回ってきたほか、ファーストリテ<9983>は25日線を捉えてきている。これらが一段の上昇を見せてくるようだと、指数を押し上げる格好となり、先物市場でのショートカバーの動きが強まりやすいだろう。物色の流れとしては指数連動となりやすく、値がさハイテク株などが中心になろうが、金利上昇を背景に金融株などへも資金が向かいやすい。また、期末要因から配当志向の物色も意識されるほか、今後の配当再投資のほか、年金資金による株式比率の修正に伴う買い需要などを見込んだ動きが強まりやすいだろう。一方で、インデックスに絡んだ商いのなか、中小型株などは手掛けづらくなりそうだ。ただし、昨日のマザーズ指数は下落となったが、25日線を支持線に変えてくる動きを見せてくるようだと、出遅れ修正を意識したリバウンド狙いの買いも入りやすいだろう。■オラクル、3Q営業利益 3.7%増 515億円、コンセンサス範囲内オラクル<4716>は第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比2.5%増の1535.06億円、営業利益は3.7%増の515.57億円だった。コンセンサス(520億円程度)範囲内だった。クラウドサービスにおいては、東京および大阪データセンターの利用量は順調に増加。サービスについては、複合型案件が堅調に推移している。■前場の注目材料・日経平均は上昇(27224.11、+396.68)・NYダウは上昇(34807.46、+254.47)・ナスダック総合指数は上昇(14108.82、+270.36)・シカゴ日経先物は上昇(27450、大阪比+380)・1ドル=120.70-80円・SOX指数は上昇(3445.85、+22.62)・VIX指数は低下(22.94、-0.59)・米国景気の拡大・コロナ感染沈静化・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・IHI<7013>豪でグリーン水素、製造参入にらみ設備受注・ミネベアミツミ<6479>比に新工場、スマホカメラ部品増産・スズキ<7269>インドでEV出遅れ挽回、トヨタと連携 開発のカギ・日立造船<7004>日立造船など、メタン酸化触媒システム、基本設計承認を取得・日立<6501>サービスナウと製造業にサイバー安全対策、PSIRT運用基盤提供・ローム<6963>GaNデバイス量産体制確立、浜松に専用ライン・横河電<6841>JSRと化学プラントをAI制御、35日間連続実証成功☆前場のイベントスケジュール<国内>・特になし<海外>・特になし <ST> 2022/03/23 08:38 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低い見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ウクライナとロシアの停戦がすみやかに実現されることは難しい状況。ただ、ユーロ圏の金利先高観が浮上しており、日欧の金利差拡大が意識されていることから、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。【ユーロ売り要因】・米長期金利の上昇・エネルギー供給不足の懸念・ウクライナ情勢のすみやかな改善は期待薄【ユーロ買い要因】・ユーロ圏の金利先高観・エネルギー価格の安定・ロシアとウクライナの停戦合意期待 <FA> 2022/03/23 08:09

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