注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 政策期待の買い継続により終値ベースで約5カ月ぶりに3万円の大台回復【クロージング】 8日の日経平均は8営業日続伸。265.07円高の30181.21円(出来高概算13億2000万株)と4月5日以来約5カ月ぶりに終値ベースで3万円の大台を回復して取引を終えた。引き続き経済対策へ期待などから、主力銘柄を中心に買いが続き、一時30241.87円まで上昇幅を広げた。また、9月限の先物・オプション特別清算指数(メジャーSQ)算出に絡み、ヘッジに伴う動きも見られた。もっとも、高値警戒感などから目先の利益を確保する動きも散見され、買い一巡後は高値圏でのもみ合いが続いた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1600に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、情報通信、パルプ紙、金属製品、銀行、サービス、精密機器など28業種が上昇。一方、その他製品、空運、水産農林など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、リクルートHD<6098>、第一三共<4568>が堅調だった半面、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、キッコーマン<2801>、アサヒ<2502>、コナミHD<9766>が軟化した。連休明けの米国市場は高安まちまちだったが、今月下旬に実施予定の自民党総裁選を控え、次期首相が打ち出す経済対策への期待に対する買い優勢の展開が続いた。また、東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数が減少していることも買い安心感につながっているようだ。アドバンテス、東エレク、信越化<4063>などのハイテク関連株に投資マネーがシフトする一方で、このところ相場を先導していた空運株や海運株には利食い売りの流れに。日経平均は8営業日続伸となり、この間2500円超の大幅高を演じている。SQを控えたヘッジ対応の動きや、欧州系のロングオンリーの投資家が日本株のウェートと引き上げているとの観測も広がっており、日本株に対する持たざるリスクが意識され始めている側面もあるようだ。また、シクリカル銘柄への循環物色が続いており、良好な相場展開になっているとの声も聞かれる。半面、息の長い上昇相場を続けるためにも、目先過熱感を解消するためにいったんは調整が必要とみる向きも多いようだ。 <FA> 2021/09/08 15:57 注目トピックス 市況・概況 マザーズ先物概況:続伸、時価総額上位が綱引き、5日線まで下髭となる 8日のマザーズ先物は前日比4.0pt高の1151.0ptとなった。なお、高値は1157.0pt、安値は1030.0pt、取引高は10378枚。本日のマザーズ先物は、米ダウやナイトセッションが下落した流れを引き継ぎ、反落でスタートした。現物株の寄り付き後は、マイナスで寄り付きした時価総額上位のメルカリ<4385>やフリー<4478>などがプラスに転じて相場を下支えし、マザーズ先物は上げ幅を拡大し、一時は10.0pt高まで上昇する場面があった。しかし、プレミアアンチエイジング<4934>、ヘリオス<4593>、ウェルスナビ<7342>など時価総額上位の銘柄が下落して相場の重しとなり、マザーズ先物は、小幅続伸で本日の取引を終了した。日足チャートでは、時価総額上位の銘柄が綱引きをして、5日線まで下髭となり、全体としては底堅い値動きとなったようだ。 <FA> 2021/09/08 15:55 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/9/8 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー(1米ドル) -6.21% 1.00 51.08円2 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) -4.09% 1.00 75.48円3 日経平均 プット (19,500円) -9.52% -8.66 0.42円4 イーサリアム2021年10月 プラス5倍トラッカー(2,175米ドル) -7.23% 1.85 21.69円5 ビットコイン2021年10月 プラス5倍トラッカー (39,500米ドル) -13.55% 2.40 11.24円6 東日本旅客鉄道 コール (7,500円) -2.74% 7.42 1.49円7 ソフトバンクグループ コール(8,800円) +19.05% 4.28 2.07円8 オリエンタルランド コール(15,500円) -1.79% 5.89 2.85円9 日本製鉄 コール (2,450円) +1.80% 6.64 2.95円10 ビットコイン2021年10月 マイナス3倍トラッカー (65,000米ドル) +9.63% -1.32 11.85円■eワラント値上がりトップ10(2021/9/8 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 三菱ケミカルホールディングス コール(1,225円) +34.04% 10.94 +3.09%2 楽天グループ コール (1,400円) +30.00% 7.47 +3.90%3 楽天グループ コール (1,600円) +28.12% 7.97 +3.90%4 三菱ケミカルホールディングス コール(1,075円) +26.42% 8.11 +3.09%5 ビットコイン2021年10月 マイナス3倍トラッカー (45,000米ドル) +26.26% -3.18 -6.12%6 伊藤忠商事 コール (4,250円) +25.64% 9.78 +2.78%7 伊藤忠商事 コール (3,750円) +24.69% 9.09 +2.78%8 資生堂 コール (8,600円) +24.14% 7.41 +3.16%9 資生堂 コール (9,700円) +23.53% 7.77 +3.16%10 アドバンテスト コール(12,000円) +21.02% 6.28 +3.42%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/09/08 15:44 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:情報・通信業が上昇率トップ 情報・通信業が上昇率トップ。そのほかパルプ・紙、金属製品、銀行業、サービス業なども上昇。一方、その他製品が下落率トップ。そのほか空運業、水産・農林業、海運業、食料品も下落。業種名/現在値/前日比(%)1. 情報・通信業 / 5,200.73 / 1.532. パルプ・紙 / 531.4 / 1.403. 金属製品 / 1,446.73 / 1.374. 銀行業 / 148.55 / 1.355. サービス業 / 3,169.17 / 1.336. 精密機器 / 11,933.67 / 1.307. 卸売業 / 1,911.53 / 1.218. 鉱業 / 230.01 / 1.199. 石油・石炭製品 / 1,006.13 / 1.1610. ガラス・土石製品 / 1,247.51 / 1.0911. 化学工業 / 2,486.74 / 1.0912. 建設業 / 1,196.95 / 1.0213. 電力・ガス業 / 359.85 / 0.8514. 機械 / 2,506.45 / 0.8115. 不動産業 / 1,547.27 / 0.8116. その他金融業 / 758.24 / 0.8017. 非鉄金属 / 1,015.63 / 0.8018. 医薬品 / 3,350.39 / 0.7019. 電気機器 / 3,978.31 / 0.6720. 倉庫・運輸関連業 / 1,950.33 / 0.6021. 保険業 / 1,112.32 / 0.5322. 証券業 / 402.84 / 0.4123. 小売業 / 1,453.02 / 0.3824. ゴム製品 / 3,692.67 / 0.3625. 輸送用機器 / 3,442.43 / 0.2826. 繊維業 / 618.51 / 0.2327. 陸運業 / 1,910.62 / 0.1528. 鉄鋼 / 519.49 / 0.0429. 食料品 / 1,794.56 / -0.1330. 海運業 / 1,040.64 / -0.1431. 水産・農林業 / 503.5 / -0.3432. 空運業 / 210.29 / -0.5533. その他製品 / 3,652.75 / -0.64 <FA> 2021/09/08 15:37 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比265.07円高の30181.21円 日経平均は前日比265.07円高の30181.21円(同+0.89%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比16.23pt高の2079.61pt(同+0.79%)。 <FA> 2021/09/08 15:07 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はじり高、日本株の強含みで 8日午後の東京市場でドル・円はじり高となり、110円40銭台に値を上げている。日経平均株価は安寄り後に切り返し、前日に続き30000円台へ浮上。後場は一段高となり、265円高で取引を終えた。それを受け、日本株高を好感した円売りが主要通貨を押し上げた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円43銭、ユーロ・円は130円55銭から130円69銭、ユーロ・ドルは1.1835ドルから1.1848ドル。 <TY> 2021/09/08 15:06 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:底堅い値動きか、金融当局者の発言を好感も (14時30分現在)S&P500先物      4,521.50(+2.25)ナスダック100先物  15,677.00(+2.25)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物(WTI)は上昇に転じ、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。7日の取引で主要3指数はまちまち。4日続伸のナスダックはこの日も過去最高値を更新したが、続落のダウは269ドル安の35100ドルで取引を終えた。3日に発表された非農業部門雇用者数の減少が正常化期待を弱め、景気敏感株を中心に売りを誘発。また、具体的な材料が乏しいなか、ゴールドマンが今年の国内成長率を従来見通しから引き下げ投資家心理を圧迫した。一方、長期金利は上昇基調に振れたが、ハイテク株は買いが続く。本日は底堅い値動きか。NY原油先物(WTI)が持ち直すなか、エネルギー関連に買いが入りやすい展開となりそうだ。また、今晩発表の地区連銀経済報告(ベージュブック)での減速懸念やウィリアムズNY連銀総裁など金融当局者による慎重姿勢が示されれば、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和長期化を見込んだ買いが強まる可能性もあろう。一方、10年国債の入札が好調なら金利安が見込まれ、引き続きハイテク株買いが相場をけん引する展開とみる。 <TY> 2021/09/08 14:47 注目トピックス 市況・概況 日経平均は236円高、後場の値幅はここまで163円程度 日経平均は236円高(14時45分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがプラス寄与上位となっており、ソフトバンクGが1銘柄で73円程押し上げている。一方、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、情報・通信業、パルプ・紙、卸売業、精密機器、銀行業が値上がり率上位、空運業、その他製品、水産・農林業、海運業、食料品が値下がり率上位となっている。日経平均は底堅い動きとなっている。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで163円程度。 <FA> 2021/09/08 14:47 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小高い、日本株の一段高で 8日午後の東京市場でドル・円は小幅に値を上げ、一時110円37銭を付けた。日経平均株価は30000円台で上げ幅を拡大し、日本株高を好感した円売りが主要通貨を押し上げている。ただ、米10年債利回りは上げ渋り、ドル買いは入りづらいもよう。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円37銭、ユーロ・円は130円55銭から130円69銭、ユーロ・ドルは1.1837ドルから1.1848ドル。 <TY> 2021/09/08 14:37 注目トピックス 市況・概況 東京為替:1ドル110円30銭台、8月景気ウォッチャー、DI-13.7 午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=110円30銭台で推移。14時に内閣府が発表した8月景気ウォッチャー調査は、現状判断DIは前月比-13.7の34.7となった。表現は持ち直しに弱さがみられるとなった。なお、先行きDIは前月比-4.7の43.7となった。一方、東京株式市場は日経平均が211.85円高と再び上げ幅を拡大している。ファーストリテイリング<9983>が下げ幅を縮小し、東京エレクトロン<8035>が後場に入り、本日の高値圏にあることが相場を下支えしているようだ。 <FA> 2021/09/08 14:30 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは上昇、株価上昇スピードへの警戒感が継続 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時20分現在、前日比+0.386pt(上昇率1.72%)の21.27ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.97pt、安値は21.17pt。今日の東京株式市場は取引開始時点では売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。しかし、取引開始後は買いが優勢となり、日経225先物は上昇に転じた。市場では、このところの日本株の上昇スピードに対する警戒感が強く、今日も堅調な株価推移を受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <FA> 2021/09/08 14:21 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はこう着、米金利は上げ渋り 8日午後の東京市場でドル・円は110円30銭付近と、こう着した値動き。米10年債利回りの上げ渋りで、ドル買いは入りづらいもよう。ただ、欧州や資源国の通貨も買い材料は乏しく、対ドルでは横ばいの値動きに。一方、アジア株はまちまちで、円売りは抑制された。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・円は130円55銭から130円66銭、ユーロ・ドルは1.1837ドルから1.1848ドル。 <TY> 2021/09/08 14:07 注目トピックス 市況・概況 日経平均は107円高、海外株やや軟調で東京市場の重しに 日経平均は107円高(13時50分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などがプラス寄与上位となっており、ソフトバンクGが1銘柄で58円程押し上げている。一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、中外薬<4519>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、パルプ・紙、情報・通信業、卸売業、精密機器、銀行業が値上がり率上位、空運業、その他製品、水産・農林業、海運業、食料品が値下がり率上位となっている。日経平均はやや伸び悩んだ水準で推移している。ダウ平均先物や香港ハンセン指数、上海総合指数がやや軟調な動きで、東京市場の株価の重しとなっているようだ。 <FA> 2021/09/08 13:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、ユーロ・ドルは戻りが鈍い 8日午後の東京市場でドル・円は110円30銭付近と、変わらずの値動き。米10年債利回りの低下で、ドルにやや下押し圧力がかかりやすい。ただ、ユーロ・ドルは前日発表された低調な経済指標が嫌気され、戻りは鈍い。一方、日本株高の継続で、円売りは根強いようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・円は130円55銭から130円66銭、ユーロ・ドルは1.1837ドルから1.1848ドル。 <TY> 2021/09/08 13:32 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上値が重い、9月1日高値を意識 8日午後の東京市場でドル・円は上値が重く、110円30銭付近でのもみ合いが続く。目先の上値メドとして9月1日高値の110円42銭が意識され、ドルの一段の上昇は抑制されている。日経平均株価は30000円台を維持するものの、米金利の失速がドル買いを弱めた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・円は130円55銭から130円66銭、ユーロ・ドルは1.1837ドルから1.1848ドル。 <TY> 2021/09/08 13:08 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~買い戻し主体から全員参加型の買い相場へ 8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は8日続伸、買い戻し主体から全員参加型の買い相場へ・ドル・円は上げ渋り、日本株は堅調・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位が東京エレクトロン<8035>■日経平均は8日続伸、買い戻し主体から全員参加型の買い相場へ日経平均は8日続伸。245.71円高の30161.85円(出来高概算6億2990万株)で前場の取引を終えている。連休明け7日の米株式市場でのNYダウは269.09ドル安(-0.76%)と続落。先週発表された8月雇用統計が予想を大幅に下回ったことで景気回復ペースの減速が警戒されるなか、新型コロナウイルスのデルタ株による経済への影響や財政支援の終了でエコノミストが成長予測を引き下げたこともあり、ダウは終日軟調に推移。一方、米長期金利は1.3%台後半へと上昇する中ではあったが、ハイテク株の買いは続き、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新した。ダウの下落を受けて本日の日経平均は96.59円安の29819.55円でスタート。ただ、米ハイテク株高や根強い次期政権による経済対策への期待から買い優勢の地合いは継続しており、即座に切り返してプラス圏に浮上。断続的に買いが入り前場中頃には3万を回復、その後も上げ幅を拡げる動きが続いた。個別では、前日にドイツテレコムと長期戦略的パートナーシップおよびTモバイル株に関する株式交換に合意したと発表したソフトバンクG<9984>が連日の急伸劇を見せている。上半期業績は大幅な上振れ着地となったCasa<7196>、業績予想を上方修正した長大<9624>、自社株買いを発表したライドオンE<6082>などもそれぞれ大幅に上昇。前日が公募の払込期日だったケイアイスター<3465>は需給悪化懸念の後退で大幅反発。そのほか、次期首相候補を睨んだ物色が引き続き旺盛で、脱炭素関連のレノバ<9519>が連日の急伸、新興市場では、米アマゾンと三菱商事<8058>の太陽光発電設備の開発受託に関する報道を受けてウエストHD<1407>が急騰している。主力株では、レーザーテック<6920>が大幅高で上場来高値を更新し、これに刺激を受けたかアドバンテスト<6857>も大幅高。米長期金利の上昇を背景に三菱UFJ<8306>などの大手金融株もしっかり。そのほか、ベイカレント<6532>が大幅に上昇し、米バイオ製薬ノババックス製ワクチンの国内での生産・供給を担う武田薬<4502>や、東エレク<8035>、JR東<9020>、塩野義<4507>、リクルートHD<6098>、資生堂<4911>、第一三共<4568>、HOYA<7741>などが堅調。一方、非公開化が正式発表されTOB(株式公開買い付け)価格にサヤ寄せする動きとなったNIPPO<1881>が大きく下落。エルサルバドルで世界で初めて法定通貨となったビットコイン価格が、同国でのシステムトラブルで急落したことを背景にマネックスG<8698>が大幅に下落した。そのほか、日本郵船<9101>や商船三井<9104>などの大手海運株、一昨日に日経平均に新たに採用されることが発表された任天堂<7974>や村田製<6981>、投資判断の格下げが観測されたJFE<5411>などが軟調。セクターでは、情報・通信業、銀行業、電気・ガス業などが上昇率上位となった一方、その他製品、海運業、水産・農林業などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は32%となっている。前日に一時3万円に乗せたものの、その後に上値の重さも見られた日経平均は、本日はしっかりと3万円に乗せてきている。これまでの短期間での上げ幅や前日の一服感で、今週末の先物・オプション取引に係る特別清算指数算出(メジャーSQ)を前にした海外勢による買い戻しは一巡し、スピード調整が入りそうとの声も多く聞かれたが、買いの意欲はまだまだ旺盛のようだ。8月30日以降の上昇相場の前半は、先物主導での上昇だったことから、年前半に2兆円以上も先物で売り越しを積み上げてきた海外勢による買い戻しが主体だったと思われる。しかし、ここにきて、現物株市場での日経平均が先物の価格を一時上回る動きを見せてきていることから、実需筋の買いも入ってきているようだ。こうなってくると、売りは一層仕掛けづらく、買い手優位の相場が色濃くなってきた。さらに、ここに、個人投資家の踏み上げが加わっているようだ。8月27日からの動向をみると、日経レバETF<1570>の信用買い残が大きく減少するなか売り残が急速に積み上がっている。また、日経ダブルインバETF<1357>では売り残が大きく減少するなか、買い残が2倍以上に膨れ上がっている。日経平均が急伸するなかで逆バリ目線の個人が日経平均の下げに賭けたポジションを取ってきたことで、足元の上昇により踏み上げられてしまっているようだ。上昇初期はグローバルマクロ系のヘッジファンドの買いが商品投資顧問(CTA)の買いを呼ぶ海外勢主体の展開だったが、ここにきて実需筋の買いが入ってきはじめた。そして、そこに更に個人の踏み上げも加わり、株価上昇に拍車がかかってきている。売り方に回っていた個人が今後買いに回ってくるとなれば、全員参加型の買い相場となり、日経平均の一段の上昇も想定される。物色動向では、米長期金利がじわり上昇するなか対ドルでの円安が進展し、自動車や電気機器などの輸出関連の大型株が特に強い様子。一方、国内での新型コロナウイルス新規感染者数の減少傾向や、一部で伝わっている政府によるワクチン接種進展に合わせた、10月以降の段階的な行動制限緩和を睨んだ動きから、再び旅行関連をはじめとしたアフターコロナ関連銘柄も強い動きとなっている。これまで、欧米対比での割安感が長らく放置されてきたが、日本株の追い上げ相場に今後も期待したい。短期的な過熱感もくすぶるところだが、買い遅れた投資家も多く、押しても小幅なものになりそうだ。後場の日経平均は3万円台を固める動きに期待したい。■ドル・円は上げ渋り、日本株は堅調8日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り、110円前半で上昇後は小幅に値を下げた。日経平均株価がプラスに切り返し、日本株高を好感した円売りに振れやすい。ただ、前日上昇した米10年債利回りの低下でドル買いは縮小し、主要通貨は対ドルで底堅く推移する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・円は130円55銭から130円66銭、ユーロ・ドルは1.1837ドルから1.1848ドル。■後場のチェック銘柄・アールプランナー<2983>、東京機械製作所<6335>など、4銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位が東京エレクトロン<8035>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・4-6月期GDP2次速報:前期比年率+1.9%(予想:+1.6%、1次速報:+1.3%)・日・7月経常収支:+1兆9108億円(予想:+2兆2882億円、6月:+9051億円)【要人発言】・欧州委員会「グリーンボンド起債は10月開始」<国内>・14:00 8月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:45.0、7月:48.4)<海外>特になし <CS> 2021/09/08 12:15 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上げ渋り、日本株は堅調 8日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り、110円前半で上昇後は小幅に値を下げた。日経平均株価がプラスに切り返し、日本株高を好感した円売りに振れやすい。ただ、前日上昇した米10年債利回りの低下でドル買いは縮小し、主要通貨は対ドルで底堅く推移する。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・円は130円55銭から130円66銭、ユーロ・ドルは1.1837ドルから1.1848ドル。【経済指標】・日・4-6月期GDP2次速報:前期比年率+1.9%(予想:+1.6%、1次速報:+1.3%)・日・7月経常収支:+1兆9108億円(予想:+2兆2882億円、6月:+9051億円) <TY> 2021/09/08 12:02 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):ウエストHD、ピアズ、ソフトバンクGなど NIPPO<1881>:4035円(-180円)大幅反落。親会社のENEOSが米ゴールドマン・サックスと組んで同社株を非公開化すると発表している。ゴールドマン出資の特別目的会社(SPC)が1株当たり4000円でTOBを実施する。同社ではTOBに賛同の意を表明している。TOB価格にサヤ寄せの動きに。TOB報道を受けて前日はストップ高比例配分と急騰していたが、結果的にプレミアム期待は高過ぎた格好だ。ソフトバンクG<9984>:7497円(+554円)大幅続伸。Tモバイル株と引き換えにドイツテレコム株を取得と伝わり、前日から強い動きが目立っている。前日に同社では、ドイツテレコムと長期戦略的パートナーシップおよびTモバイル株に関する株式交換に合意したと発表。Tモバイルの株式約4500万株をドイツテレコムに譲渡、ドイツテレコムが発行する株式を取得して、ドイツテレコムの大株主となる。Tモバイル株の現金化をプラス視する動きが優勢のようだ。Casa<7196>:984円(+42円)大幅反発。前日に上半期の決算を発表、営業利益は5.3億円で前年同期比44.3%の大幅増益に。従来計画の4億円も大幅に上回る着地となっている。新規の契約金額が想定を上回っているほか、貸倒引当金繰入額の圧縮や経費の削減なども寄与しているようだ。通期計画の8.3億円、前期比19.3%減は据え置いているものの、高い進捗率から今後の上方修正が期待できる格好に。長大<9624>:2039円(+108円)大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。21年9月期営業利益は従来予想の24.4億円から34.3億円に引き上げ、一転しての増益見通しとなっている。国内公共事業の受注増加、ITを活用した業務遂行の効率化の効果などが背景となっている。年間配当金も従来計画の47円から61円に引き上げ、前期比3円の増配となる。上振れ期待は高かったとみられるが、増配による利回りの妙味の強まりもあって買い先行の展開に。ライドオンE<6082>:1641円(+119円)大幅反発。自己株式の取得実施を前日に発表している。発行済み株式数の6.52%に当たる70万株、10億円を取得上限としており、取得期間は9月8日から22年1月31日まで。堅調な売上の状況ならびに業績の見通しなどを考慮した上で、株主への利益還元を図るとともに、資本効率の向上、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることを要因としている。高水準の自社株買いによる当面の需給改善が期待される形に。イルグルム<3690>:1145円(+67円)大幅に続伸。8月の売上高(速報)が前年同月比11.6%増の2.53億円になったと発表している。プラスは2カ月連続で、前月(4.2%増)から伸びが拡大した。内訳は、マーケティングプラットフォーム事業が14.0%増の2.30億円、商流プラットフォーム事業が6.8%減の0.24億円。連結子会社化した動画マーケティングのトピカ(東京都新宿区)の業績を8月から合算しており、売上高拡大に寄与したとみられる。ピアズ<7066>:1949円(+209円)大幅高。10月13日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えるとともに株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴い、定款を一部変更して発行可能株式総数を787万2000株から1574万4000株に拡大する。株価が大台の2000円を突破したことも買いに弾みを付けているようだ。ウエストHD<1407>:6210円(+760円)上場来高値。一部メディアが「米アマゾン・ドット・コムは三菱商事<8058>と組み、450カ所以上の太陽光発電所網を国内でつくる」とした上で、太陽光発電設備の開発をウエストホールディングスが受託すると報じ、材料視されている。報道によると、「三菱商事が開発を主導し、大量の電力を必要とするデータセンターなどに10年間にわたり供給する」という。大規模な受託が利益拡大につながるとの観測から、買いが膨らんでいるようだ。 <ST> 2021/09/08 12:01 注目トピックス 市況・概況 京為替:1ドル110円20銭台、日経平均は上げ拡大、みずほ銀でシステム障害 午後の東京外為市場でドル・円は1ドル=110円20銭台で推移。みずほ銀行で、9時過ぎより、ATM100台や、インターネットバンキングなどが一時的に利用できない、システム障害が発生したもようだ。なお、現在は復旧済みとしている。一方、東京株式市場は日経平均が245.71円高で午前の取引を終了した。朝方発表されたGDP改定値が市場予想を上回る数値であったことや、10月よりワクチン接種者の移動の自粛が解除されるとの報道で、経済への回復期待の高まり、相場を下支えしているようだ。 <FA> 2021/09/08 12:00 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/9/8 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 ビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー(1米ドル) -2.96% 1.00 52.78円2 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) 0.00% 1.00 78.57円3 日経平均 プット (19,500円) -11.90% -8.69 0.42円4 東日本旅客鉄道 コール (7,500円) +2.05% 7.32 1.54円5 イーサリアム2021年10月 プラス5倍トラッカー(2,175米ドル) +0.14% 1.75 23.32円6 ビットコイン2021年10月 プラス5倍トラッカー (39,500米ドル) -6.12% 2.30 12.14円7 日本製鉄 コール(2,450円) +5.76% 6.58 3.00円8 ソフトバンクグループ コール(8,800円) +36.31% 4.16 2.34円9 韓国200種株価指数 プット (350ウォン) 0.00% -10.00 3.26円10 ファーストリテイリング プット(52,000円) -5.48% -4.21 0.74円■eワラント値上がりトップ10(2021/9/8 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 ソフトバンクグループ コール(8,800円) +35.71% 4.16 +8.12%2 ソフトバンクグループ コール(7,800円) +35.14% 3.97 +8.12%3 楽天グループ コール(1,400円) +31.67% 7.45 +4.08%4 楽天グループ コール(1,600円) +31.25% 7.95 +4.08%5 ソフトバンクグループ コール (6,800円) +30.91% 3.47 +8.12%6 三菱ケミカルホールディングス コール(1,225円) +27.66% 11.01 +2.71%7 三菱UFJフィナンシャル・グループ コール(775円) +27.03% 10.02 +2.79%8 三菱UFJフィナンシャル・グループ コール (675円) +25.88% 9.21 +2.79%9 資生堂 コール (9,700円) +23.53% 7.78 +3.07%10 資生堂 コール (8,600円) +23.28% 7.42 +3.07%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/09/08 11:43 注目トピックス 市況・概況 東京為替:株高持続でドル・円は底堅い値動きを保つ 8日午前の東京市場でドル・円は、110円20銭台で推移。日経平均は245円高で午前の取引を終えた。3万円台を回復し、ドルは下げ渋り。この後の欧米市場で9月1日につけた直近高値110円42銭を試す可能性は残されている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・ドルは、1.1837ドルから1.1848ドル、ユーロ・円は、130円55銭から130円66銭で推移。 <MK> 2021/09/08 11:38 注目トピックス 市況・概況 東京為替:1ドル110円30銭近辺、政府10月より行動制限を緩和へ 午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=110円30銭近辺で推移。政府は、新型コロナワクチンの接種者に関して、10月より段階的に行動制限を緩和する方針を固めたと読売新聞が報じている。現在は緊急事態宣言の対象地域で自粛されている、県境をまたいだ移動、旅行などの制限をワクチンの接種者は対象外となるもようだ。一方、東京株式市場は日経平均が199.67円高と上げ幅を拡大し、本日の高値圏で推移している。朝方発表されたGDP改定値が市場予想を上回ったことや、10月より行動制限の解除の報道により、経済への回復期待が高まり、相場をけん引しているようだ。 <FA> 2021/09/08 11:08 注目トピックス 市況・概況 東京為替:日経平均強含み、ドルは110円20銭台で底堅く推移 8日午前の東京市場でドル・円は、110円20銭台で推移。日経平均の上げ幅は拡大していることから、ドルは底堅い動きを維持している。9月1日につけた直近高値110円42銭を試す可能性も残されている。中国本土株式の動向が注目されており、株高の場合はリスク選好的な円売りがすみやかに縮小する可能性は低いとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・ドルは、1.1837ドルから1.1848ドル、ユーロ・円は、130円55銭から130円66銭で推移。 <MK> 2021/09/08 10:34 注目トピックス 市況・概況 東京為替:中国本土株式の動向も手掛かり材料に 8日午前の東京市場でドル・円は、110円20銭台で推移。9月1日につけた直近高値110円42銭を試す可能性は残されているが、中国本土株式の動向が注目されている。本日発表された4-6月期国内総生産(GDP)改定値は市場予想を上回ったが、市場反応は限定的。ただし、米長期金利は上昇していることから、リスク選好的な円売りがすみやかに縮小する可能性は低いとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・ドルは、1.1837ドルから1.1848ドル、ユーロ・円は、130円55銭から130円66銭で推移。 <MK> 2021/09/08 10:17 注目トピックス 市況・概況 東京為替:株高持続でドル・円は下げ渋る可能性 8日午前の東京市場でドル・円は、110円20銭台で推移。アジア市場で9月1日につけた直近高値110円42銭を試す可能性がある。本日発表された4-6月期国内総生産(GDP)改定値は市場予想を上回っており、米長期金利は上昇していることから、リスク選好的な円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられている。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・ドルは、1.1837ドルから1.1848ドル、ユーロ・円は、130円55銭から130円66銭で推移。 <MK> 2021/09/08 10:09 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円強含み、直近高値110円42銭を試す可能性 8日午前の東京市場でドル・円は、110円30銭台で推移。9月1日につけた直近高値110円42銭を試す可能性がある。4-6月期国内総生産(GDP)改定値は市場予想を上回っており、米長期金利は上昇していることから、リスク選好的な円売りがただちに縮小する状況ではないとみられる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円26銭から110円33銭、ユーロ・ドルは、1.1839ドルから1.1846ドル、ユーロ・円は、130円55銭から130円65銭で推移。 <MK> 2021/09/08 09:31 注目トピックス 市況・概況 東京為替:1ドル110円30銭近辺、ホワイトハウス、議会に300億ドルを要求 午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=110円30銭近辺で推移。米ホワイトハウスは、アフガン撤退や難民支援、ハリケーンアイダなどの自然災害への対応費用として、304億ドルを議会に要求するとロイターが報じている。今後、債務上限の引き上げ議論が高まりそうだ。一方、東京株式市場は日経平均が9.19円高とプラスに転じている。米国市場でダウが下落した流れを受けて100円以上のマイナスでスタートしたが、寄り付き前に発表されたGDP改定値が市場予想を上回ったことを好感し、プラス圏に値を戻しているようだ。また、指数に寄与度の高いソフトバンクG<9984>が、一時200円以上、上昇する場面があり、相場を下支えしているようだ。 <FA> 2021/09/08 09:22 注目トピックス 市況・概況 日経平均は12円高、寄り後は上げに転じる 日経平均は12円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。日経平均が昨日までの7日続伸で2200円を超す上げとなっていることから利益確定売りが出やすかった。一方、自民党総裁選の候補予定者が打ち出す政策への期待感が引き続き買い手掛かり材料となったことに加え、東京の新型コロナ新規感染者が減少していることも株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=110円30銭前後と、昨日15時頃に比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となり、寄り後、日経平均は上げに転じた。 <FA> 2021/09/08 09:11 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:西松建設やサントリーBFなどに注目 3連休明け7日の米国市場では、NYダウが269.09ドル安の35100.00、ナスダック総合指数が10.81pt高の15374.33、シカゴ日経225先物は7日の大阪日中比65円高の29965円。8日早朝の為替は1ドル=110.20-30円(昨日午後3時は109.82円)。本日の東京市場では、昨日東証1部首位の売買代金をこなして9.9%高と急伸したソフトバンクG<9984>の動向が注目されるが、米ハイテク株高を背景にしっかりとした動きが予想される。また、円安を手掛かりにトヨタ<7203>などの輸出関連株も堅調となりそうだ。さらに、米10年債利回りの1.3%台後半への上昇から三菱UFJ<8306>をはじめとする金融株全般もしっかりの展開が想定される。そのほか、好決算や業績予想の上方修正を発表したCasa<7196>や長大<9624>も注目されそうだ。なお、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測された西松建設<1820>、高砂熱<1969>、サントリーBF<2587>、ウエルシアHD<3141>、三井金属<5706>、UACJ<5741>、荏原<6361>、アルバック<6728>、IHI<7013>、ニコン<7731>、キヤノン<7751>、住友不<8830>などに注目。 <FA> 2021/09/08 09:04 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~政策期待が高まるなか、押し目買い意欲は強い~ 8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:政策期待が高まるなか、押し目買い意欲は強い■長大、21/9上方修正 営業利益34.3億円←24.4億円■前場の注目材料:トヨタ、EV電池に1.5兆円投資、1台当たりコスト半減■政策期待が高まるなか、押し目買い意欲は強い8日の日本株市場はこう着ながらも底堅い展開が見込まれる。7日の米国市場はNYダウが269ドル安だった。先週発表された8月雇用統計が予想を大幅に下回ったことを受けて、景気回復ペース減速が警戒され売り先行で始まった。その後も新型コロナウイルスのデルタ株による経済への影響や財政支援の終了でエコノミストが成長予測を引き下げたことも手伝い、ダウは終日軟調に推移。一方で、ハイテク株の買いは続き、ナスダック指数は連日で史上最高値を更新した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の29965円。円相場は1ドル110円20銭台で推移している。日経平均は前日まで7営業日続伸で3万円の大台を回復したこともあり、目先的には達成感が意識されやすいほか、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されやすく、いったんは利益確定といったスタンスに向かいやすい面はあるだろう。とはいえ、日本の政策期待が高まるなか、押し目買い意欲は強いと考えられる。また、急ピッチの上昇で相対的に日本株の比率が低かった海外勢においては、比率を修正する動きも意識されよう。3万円回復で買い一巡と見る向きも増えていると考えられるものの、需給状況は良好であろう。また、積極的なロングによる上昇というよりは、買い戻しの動きが中心と考えられ、基本的にはポジションをニュートラルにする動きであろう。週末にメジャーSQを控えるなか、上昇ピッチの速さからヘッジ対応の買いなども重なったと見られる。SQ間近で改めてショートポジションを取りに行く動きも考えづらく、底堅い相場展開が見込まれる。投資家は総裁選を巡る日本の政局動向に注目しているが、政策期待が高まるなかでは、押し目買い意欲は強そうだ。物色についても出馬を発表した各候補者による政策をテーマとした物色に向かいやすいところである。そのほか、昨日は日経平均の定期入れ替えを受けて、新規採用となった銘柄への物色が強まっていた。この動きはSQまでは続くと見られるため、新規採用銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きも引き続き注目されよう。■長大、21/9上方修正 営業利益34.3億円←24.4億円長大<9624>は2021年9月期業績予想の修正を発表。営業利益は24.4億円から34.3億円に上方修正した。国内公共事業の受注増加により、予想を上回る見通しとなった。営業利益については、売上の増加およびITを活用した業務遂行の効率化などにより、予想を上回る見通しに。■前場の注目材料・日経平均は上昇(29916.14、+256.25)・ナスダック総合指数は上昇(15374.33、+10.81)・シカゴ日経先物は上昇(29965、大阪比+65)・1ドル110円20-30銭・次期首相による大型経済対策への期待・海外コロナワクチン接種の進展・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・トヨタ<7203>EV電池に1.5兆円投資、1台当たりコスト半減・アーレスティ<5852>中堅部品、EV狙い新事業、サンコールや三桜工業・ENEOS<5020>子会社のNIPPO、非公開化、売却益1700億円、脱炭素に投資・ソフトバンクG<9984>独通信の株取得、投資先の欧米展開加速・三菱商事<8058>アマゾンに電力供給、首都圏・東北に太陽光450カ所・住友商事<8053>ベトナム社に出資、管理医療システム参入・伊藤忠<8001>伊藤忠など、SAF製造技術確立・サプライチェーン構築へ実証・新電元工業<6844>非接触充電を25年めど実用化、完成車メーカーと実証・サイバーダイン<7779>モビリティー事業推進、バイクチームと戦略提携・三菱ケミHD<4188>大和製罐と生分解性材料でコップ用フタ、PS樹脂代替狙う・冶金工<5480>川崎のレベラー更新、平坦度優れ高品質品生産☆前場のイベントスケジュール<国内>・08:50 4-6月期GDP2次速報(前期比年率予想:+1.6%、1次速報:+1.3%)・08:50 7月経常収支(予想:+2兆2882億円、6月:+9051億円)<海外>・特になし <ST> 2021/09/08 08:28

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