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米国株見通し:底堅い値動きか、金融当局者の発言を好感も

配信日時:2021/09/08 14:47 配信元:FISCO
(14時30分現在)

S&P500先物      4,521.50(+2.25)
ナスダック100先物  15,677.00(+2.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物(WTI)は上昇に転じ、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


7日の取引で主要3指数はまちまち。4日続伸のナスダックはこの日も過去最高値を更新したが、続落のダウは269ドル安の35100ドルで取引を終えた。3日に発表された非農業部門雇用者数の減少が正常化期待を弱め、景気敏感株を中心に売りを誘発。また、具体的な材料が乏しいなか、ゴールドマンが今年の国内成長率を従来見通しから引き下げ投資家心理を圧迫した。一方、長期金利は上昇基調に振れたが、ハイテク株は買いが続く。


本日は底堅い値動きか。NY原油先物(WTI)が持ち直すなか、エネルギー関連に買いが入りやすい展開となりそうだ。また、今晩発表の地区連銀経済報告(ベージュブック)での減速懸念やウィリアムズNY連銀総裁など金融当局者による慎重姿勢が示されれば、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和長期化を見込んだ買いが強まる可能性もあろう。一方、10年国債の入札が好調なら金利安が見込まれ、引き続きハイテク株買いが相場をけん引する展開とみる。


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