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相場概況 日経平均は大幅続伸、幅広い銘柄が上昇して高値引け *15:49JST 日経平均は大幅続伸、幅広い銘柄が上昇して高値引け 前日31日の米国株式市場のダウ平均は123.91ドル高(+0.38%)、S&P500は26.98ポイント高(+0.65%)、ナスダック総合指数は61.76ポイント高(+0.48%)とそれぞれ続伸。7-9月期雇用コスト指数の伸びが予想外に拡大し、高インフレの長期化を警戒した動きが広がった。しかし、本日発表予定の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ見送りの見方が優勢で、値ごろ感から、また月末の買戻しで各指数は上昇に転じた。午後には長期金利の上昇も一服となり、ハイテク株は終盤にかけて上げ幅を拡大した。堅調な展開となった米株市場を横目に、本日の日経平均は452.37円高の31311.22円と続伸して取引を開始した。米株高を引き継ぐなか、外国為替市場で1ドル=151円台まで円安・ドル高が進み輸出株などの株価が大きく上昇した。また、トヨタ自<7203>が午後の取引時間中に業績予想の上方修正を発表し、企業業績の改善期待が一段と高まった。日経平均株価は終日堅調に推移し、高値引けとなった。 大引けの日経平均は前日比742.80円高の31601.65円となった。東証プライム市場の売買高は19億4396万株、売買代金は4兆8360億円だった。セクター別では、輸送用機器が上昇率トップとなり、証券・商品先物取引業、電気機器などが上昇率上位に並んだ。下落は空運業のみとなった。東証プライム市場の値上がり銘柄は79%、対して値下がり銘柄は20%となっている。 個別では、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などの一部の半導体関連株、トヨタ自<7203>ホンダ<7267>などの自動車株、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株が堅調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や郵船<9101>などの海運株も上昇。ほか、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、オリエンタルランド<4661>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、など幅広い銘柄が上昇した。7-9月期は市場予想大幅上振れで通期予想を上方修正した村田製作所<6981>が急騰、ワコム<6727>、飯野海運<9119>、日本電子<6951>、が値上がり率上位となった。 一方、業績下方修正で減益幅が拡大したアドバンテ<6857>、通期業績上方修正もコンセンサス水準届かず出尽くし感が優勢となったソシオネクスト<6526>などは軟調に推移した。ほか、日本航空<9201>、住友林業<1911>、大塚商会<4768>などが下落。また、23年9月期業績の下振れ着地を嫌気されたM&Aキャピタル<6080>がストップ安売り気配、スミダコーポレーション<6817>、電通国際情報サービス<4812>、アドウェイズ<2489>が値下り率上位となった。 <TY> 2023/11/01 15:49 相場概況 日経平均は反発、ただ日銀総裁会見を前に方向感定まらず *16:01JST 日経平均は反発、ただ日銀総裁会見を前に方向感定まらず  日経平均は反発。30日の米国株式市場のダウ平均は511.37ドル高(+1.58%)、S&P500は49.45ポイント高(+1.20%)、ナスダック総合指数は146.47ポイント高(+1.16%)とそれぞれ上昇した。イスラエルによるガザ地上戦作戦が慎重に進められているとの判断から脅威が緩和し、買戻しが優勢となった。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が、今週開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り観測を受けて、終日堅調な相場展開だった。一方、東京市場は日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとするムードが強く、日経平均は前日比2円安の30694.96円とほぼ横ばいでスタート。前場は目立った動きはなかった。日銀の政策決定内容がほぼ事前の報道通りと伝わり後場は小幅反発からスタートしたが、日銀総裁会見を前に方向感の定まらない動きとなった。 大引けの日経平均は前日比161.89円高の30858.85円となった。東証プライム市場の売買高は19億8478万株、売買代金は4兆6793億円だった。セクターでは、保険業、水産・農林業、食料品を筆頭に多くのセクターで上昇した。一方、下落したのは海運業、電気機器、電気・ガス業のみ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は13%だった。 個別では、前日引け後に業績の上方修正と自社株取得枠の設定を発表したリケンテクノス<4220>がストップ高比例配分。決算関連で日本新薬<4516>、ストライク<6196>、明電舎<6508>、アンリツ<6754>らも上昇した。そのほかさくらインターネット<3778>、東京鐵鋼<5445>、が値上がり率上位に並んだ。東証スタンダードでは、MBOの実施を発表した寺岡製作所<4987>がストップ高比例配分、東証グロースではクシム<2345>子会社の保有割合増加が引き続き買い材料視されているアクアライン<6173>ストップ高比例配分となった。 一方、決算関連でマクニカHD<3132>、ポーラオルHD<4927>、山洋電気<6516>、パナHD<6752>、山九<9065>などが下落した。東証スタンダードでは、サイバーコム<3852>、エイケン工業<7265>、植松商会<9914>、ANAP<3189>、東証グロースではアジャイル<6573>などが値下がり率上位に並んだ。商船三井<9104>が増配修正したものの出尽くし感から下落し、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>も連れ安となった。 <CN> 2023/10/31 16:01 相場概況 日経平均は大幅反落、終日マイナス圏で軟調推移 *15:34JST 日経平均は大幅反落、終日マイナス圏で軟調推移 前週末27日の米国株式市場のダウ平均は366.71ドル安(-1.12%)と大幅続落、S&P500は19.86ポイント安(-0.48%)と続落、ナスダック総合指数は47.41ポイント高(+0.38%)と反発。アマゾンやインテル決算を好感したが、ダウはJPモルガンなど金融株が弱く推移したことで終日軟調に推移した。ナスダックは利上げが終了に近づいたとの思惑や決算を好感した買いが続き堅調に推移。しかし、終盤にかけてイスラエル軍がガザ地上部隊拡大するとの報道を受けて相場は失速した。まちまちとなった米株市場を横目に、日経平均は前週末比328.21円安の30663.48円と大幅反落でスタート。米株安を引き継ぐなか、イスラエルがパレスチナ自治区ガザへの地上作戦を拡大すると発表して中東情勢の悪化が懸念されているほか、今週は日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、買い手の乏しい展開が続いた。そのほか、決算発表を終えた銘柄中心に注目が集まっていた。 大引けの日経平均は前日比294.73円安の30696.96円となった。東証プライム市場の売買高は29億517万株、売買代金は5兆6674億円だった。セクターでは、輸送用機器、医薬品、繊維製品などが下落率上位に並んでいる一方で、電気・ガス業、電気機器の2業種のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は12%、対して値下がり銘柄は86%となっている。 個別では、トヨタ自<7203>ホンダ<7267>などの自動関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株が軟調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株が下落。ほか、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、武田薬品<4502>、ニデック<6594>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>など下落した。24年3月期業績予想の下方修正を発表した日野自動車<7205>や想定以上の業績下方修正にネガティブなインパクトが広がったオムロン<6645>が急落、トプコン<7732>、スクロール<8005>、エンプラス<6961>が値下がり率上位となった。 一方、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>などの半導体関連株が堅調に推移。また、決算発表を好感されたキーエンス<6861>や信越化<4063>、日立<6501>なども上昇した。ほか、ソニーG<6758>、ルネサス<6723>などが堅調に推移した。また、24年3月期業績予想を上方修正した日清粉G<2002>や大型の自社株買い実施を発表した大阪瓦斯<9532>が急騰、M&A総研HD<9552>、栗本鉄工所<5602>、ips<4390>が値上り率上位となった。 <TY> 2023/10/30 15:34 相場概況 日経平均は大幅反発、買い一巡後は上値の重い展開 *15:52JST 日経平均は大幅反発、買い一巡後は上値の重い展開 前日26日の米国株式市場のダウ平均は251.63ドル安(-0.76%)と続落、ナスダック総合指数は225.62ポイント安(-1.76%)、S&P500は49.54ポイント安(-1.18%)とそれぞれ大幅に下落した。7-9月期国内総生産(GDP)の予想以上の成長を受けリセッション懸念が後退した。ただ、一部主要ハイテク企業の冴えない決算に失望した売りが重しとなった。主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均は112.01円高の30713.79円と反発して取引を開始した。前場は、昨日の日経平均が600円を超す大幅安となったことから自律反発狙いの買いが入り、一時節目の31000円を上回った。また、アジア市況で香港ハンセン指数や上海総合指数が上昇したことも追い風となった。ただ、米国および国内企業の決算を控える中、週末要因や中東情勢など外部環境の不透明感が依然としてくすぶっており、後場は31000円付近でもみ合う展開で上値は重かった。 大引けの日経平均は前日比389.91円高の30991.69円となった。東証プライム市場の売買高は13億8026万株、売買代金は3兆5383億円だった。セクターでは、海運業、鉱業、非鉄金属が上昇率上位に並び大半の業種が上昇した。医薬品、電気・ガス業が下落となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は94%、対して値下がり銘柄は6%となっている。 個別では、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などの半導体関連株、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株が堅調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や郵船<9101>などの海運株が上昇。ほか、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>なども上昇した。前日に第2四半期決算を発表した富士通<6702>が急騰、東邦チタニウム<5727>、MARUWA<5344>が値上り率上位となった。 一方、武田薬品<4502>や第一三共<4568>などの医薬品関連株、ルネサスエレクトロニクス<6723>、イビデン<4062>、キヤノン<7751>、ニデック<6594>、ソニーG<6758>などが軟調に推移した。また、業績・配当予想の大幅下方修正を嫌気されたPEGASUS<6262>や7-9月期業績はコンセンサスを大きく下振れることとなったカプコン<9697>が急落。そのほか、ネットワンシステムズ<7518>、ペプチドリーム<4587>、未来工業<7931>、大末建設<1814>、などが値下がり率上位となった。 <TY> 2023/10/27 15:52 相場概況 日経平均は大幅反落、材料難で様子見も *15:57JST 日経平均は大幅反落、材料難で様子見も  日経平均は大幅下落。25日の米国株式市場のダウ平均は105.45ドル安(-0.32%)、S&P500は60.91ポイント安(-1.43%)、ナスダック総合指数は318.65ポイント安(-2.43%)とそれぞれ反落した。主要企業の決算発表が本格化するなか、前日の取引終了後に決算を発表したアルファベットは、クラウドの売り上げが予想を下回ったことが嫌気され大幅下落、ハイテク株へ売りが波及した。また、9月の米新築住宅販売件数が予想を上回ったことから米長期金利が上昇したことも相場の重荷となった。米株安の流れを引き継ぎ、日経平均は367円安の30902.92円と反落スタート。その後はマイナス圏で推移。後場も目立った動きなく本日の取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比668.14円安の30,601.78円となった。東証プライム市場の売買高は13億3197万株、売買代金は3兆2881億円だった。セクターでは、電気・ガス業、パルプ・紙、陸運業、水産・農林業が上昇した。一方、電気機器、不動産業、機械を筆頭に多くのセクターが下落した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の78%、対して値上がり銘柄は20%だった。 個別では、前日に業績・配当予想を上方修正したアーレスティ<5852>、オルガノ<6368>が大幅上昇。7-9月期決算が好調だった山崎製パン<2212>、フューチャー<4722>などの決算関連も上昇した。そのほか、日本道路<1884>、野村マイクロ・サイエンス<6254>、共同印刷<7914>らも続伸。東証スタンダードでは、マリオン<3494>、タツミ<7268>などが、東証グロースではシャノン<3976>、アクアライン<6173>などが値上がり率上位に並んだ。 一方、個人投資家のマインド低下でネットプロHD<7383>が下落。業績下方修正で関東電化工業<4047>、正興電<6653>が下落したほか、決算関連では横河ブリッジHD<5911>なども下落。前日のSOX指数大幅下落でディスコ<6146>、サムコ<6387>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>ら半導体銘柄も軒並み下落した。東証スタンダードではRSC<4664>、ギグワークス<2375>、ヴィア・HD<7918>、東証グロースではサイエンスアーツ<4412>、アジャイル<6573>、ラストワンマイル<9252>などが値下がり率上位に並んだ。 <CN> 2023/10/26 15:57 相場概況 日経平均は続伸、買い優勢も上値の重い展開 *15:50JST 日経平均は続伸、買い優勢も上値の重い展開 前日25日の米国株式市場の204.97ドル高(+0.62%)、S&P500は30.64ポイント高(+0.73%)とそれぞれ反発、ナスダック総合指数は121.55ポイント高(+0.93%)と続伸した。中東情勢悪化への警戒感が緩和するなか、10月のPMIが予想を上回ったため成長期待も買い材料になったほか、企業の好決算を好感した買いも目立った。また、長期金利が安定したためハイテク株も強くナスダック総合指数は続伸、終日堅調に推移した米株市場を横目に、日経平均は240.16円高の31302.51円と上昇してスタートした。前日の米株高を引き継いだほか、米長期金利がやや低下したことが東京市場でもハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、アジア市況で香港ハンセン指数や上海総合指数が上昇し、米株先物もプラス圏で推移しており、これらも追い風となった可能性がある。ただ、米国および国内企業の決算を控える中、全米自動車労組(UAW)のストや中東情勢など外部環境の不透明感は拭えておらず、大引けにかけて上げ幅を縮小する動きを見せており、結果的に買い一巡後は上値の重い展開となった。 大引けの日経平均は前日比207.57円高の31269.92円となった。東証プライム市場の売買高は12億6362万株、売買代金は3兆1379億円だった。セクター別では、石油・石炭製品、銀行業、輸送用機器が上昇率上位に並んだ一方で、精密機器、陸運業、水産・農林業が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は59%、対して値下がり銘柄は38%となっている。 個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>などの一部の半導体関連株が堅調に推移。また、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や郵船<9101>などの海運株が上昇。ほか、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>なども上昇した。想定以上の上方修正がポジティブなインパクトとなった野村マイクロ<6254>や業績予想及び配当予想の修正を発表したリックス<7525>が急騰、サムコ<6387>、ヨシムラフード<2884>が値上り率上位となった。 一方、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、ニデック<6594>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>などが軟調に推移した。また、想定以上の業績下方修正をネガティブ視されたKOA<6999>や記念配当実施発表もインパクトは限定的だった霞ヶ関キャピタル<3498>が急落。そのほか、Appier<4180>、ファインデックス<3649>、オービック<4684>、FIG<4392>、などが値下がり率上位となった。 <TY> 2023/10/25 15:50 相場概況 日経平均は小幅反発、大引けにかけて31000円台へ回復 *15:55JST 日経平均は小幅反発、大引けにかけて31000円台へ回復  日経平均は反発。23日の米国株式市場のダウ平均は190.87ドル安(-0.58%)、ナスダック総合指数は34.52ポイント高(+0.27%)、S&P500は7.12ポイント安(-0.17%)とまちまち。中東情勢の一段の緊迫化を警戒し大幅下落スタートとなったが、10年債利回りが5%に達したのち下落に転じたことからハイテク株を中心に買戻しが入った。ナスダックはプラス圏を回復したが、石油関連が重しとなりダウは下げを消せなかった。ナスダック総合指数が上昇したことを下支えに、日経平均は157.46円高の31157.01円と4日ぶりに反発して取引を開始。ただ、中東情勢や米財政運営の先行き不透明感など警戒材料も多く、前場中ごろまでに30551.67円まで値を下げた。その後は一転、上昇基調へ。節目の31000円を上回って本日の取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比62.80円高の31062.35円となった。東証プライム市場の売買高は14億8470万株、売買代金は3兆7241億円だった。セクターでは、精密機器、空運業、鉄鋼などが上昇した。一方、海運業を筆頭に銀行業、医薬品が下落した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の31%、対して値上がり銘柄は66%だった。 個別では、国内証券で新規に買い推奨したエアトリ<6191>が大幅上昇。前日からインバウンド関連の一角が堅調な動きをしており、力の源HD<3561>も上昇した。大阪府和泉市とリユース事業に関しての協定を締結したと発表したマーケットE<3135>も上昇。そのほか、メディアドゥ<3678>、PAコンサル<4071>、ギフティ<4449>、鎌倉新書<6184>、ウェルビー<6556>、アンビスHD<7071>、FPパートナー<7388>などが値上がり率上位に並んだ。東証スタンダードでは前期業績・配当予想を上方修正したマリオン<3494>、東証グロースでは、昨日上場の売れるネット広告社<9235>がそれぞれ値上がり率トップとなった。 一方、決算関連でファーマF<2929>、ニデック<6594>、ピー・シー・エー<9629>などが大幅下落となった。海外証券による格下げが観測された川崎汽船<9107>が下落。東証スタンダードでは大和自動車<9082>、東証グロースでは、厚労省の審議会でプログラムの製造販売承認が議題に上らなかったことを材料視されたサンバイオ<4592>が値下がり率トップとなった。 <CN> 2023/10/24 15:55 相場概況 日経平均は3日続落、終日マイナス圏で推移して節目の31000円を下回る *15:55JST 日経平均は3日続落、終日マイナス圏で推移して節目の31000円を下回る 前週末20日の米国株式市場のダウ平均は286.89ドル安(-0.86%)、ナスダック総合指数は202.37ポイント安(-1.53%)、S&P500は53.84ポイント安(-1.26%)とそれぞれ続落。イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地上侵攻が迫り、中東情勢の一段の悪化を警戒した売りに続落となった。また、下院議長選で第3回投票でも決定ができず、政局混乱への懸念も売り材料となった。主要株式指数がそろって下落した米株市場を横目に、日経平均は前週末比107.38円安の31151.98円と3営業日続落でスタート。前週末の米株安を引き継いだほか、中東情勢の緊迫化や米財政運営の先行き不透明感などが依然として払しょくできておらず、買い進む動きは乏しかった。また、米長期金利の上昇はやや一服しているものの依然として高水準を維持するなか、米国及び国内で企業の決算発表を控えていることもあり、様子見姿勢が強まった。そのほか、アジア市況で上海総合指数が前週末に付けた年初来安値を下回っており、本日も軟調に推移したことが重しとなった。終値は節目の31000円を下回っており、引け味の悪い印象を残して本日の取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比259.81円安の30999.55円となった。東証プライム市場の売買高は11億6406万株、売買代金は2兆8792億円だった。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼が下落率上位に並んでいる一方で、医薬品、水産・農林業、食料品が上昇率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は16%、対して値下がり銘柄は82%となっている。 個別では、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>などの半導体関連株が軟調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株や三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、INPEX<1605>などが下落した。直近高値圏で推移していた霞ヶ関キャピタル<3498>が利食い売り優勢から急落。ほか、アルインコ<5933>、アンビスホールディングス<7071>、ヨシムラフード<2884>などが下落率上位となった。 一方、第一三共<4568>やアステラス製薬<4503>などの一部の医薬品関連株、資生堂<4911>やコーセー<4922>などの化粧品関連株の一角などが堅調に推移。また、ディスコ<6146>、トヨタ自<7203>、ニデック<6594>、などが上昇した。また、そのほか、物語コーポレーション<3097>、わらべ日洋<2918>、三信電気<8150>、ジンズホールディングス<3046>、などが値上がり率上位となった。 <TY> 2023/10/23 15:55 相場概況 日経平均は続落、一時下げ幅を縮小するもプラス圏に浮上できず *15:33JST 日経平均は続落、一時下げ幅を縮小するもプラス圏に浮上できず 20日の米国株式市場ではダウ平均は250.91ドル安(-0.75%)、ナスダック総合指数は128.13ポイント安(-0.96%)、S&P500は36.60ポイント安(-0.85%)とそれぞれ続落。パウエルFRB議長は、高いインフレ及び経済の強さが続いた場合は追加利上げが正当化されるとの見解を示し、利上げ終了が示唆されず、長期金利が再び上昇すると警戒感から売りが広がった。日経平均は265.73円安の31164.89円と続落してスタート。昨日の米株安を引き継いだほか、中東情勢の緊迫化や米国による対中半導体規制強化への懸念などを払しょくできず、売り優勢の展開が続いた。また、アジア市況では、香港ハンセン指数が下落し、上海総合指数が節目の3000ptを割ったことも重しとなった。ただ、昨日の日経平均が600円を超す大幅安となったことで自律反発狙いの買いが入りやすく、後場初めには下げ幅を縮小した。ただ、週末の持ち高調整の売りもあり、プラス圏に浮上することはできなかった。 大引けの日経平均は前日比171.26円安の31259.36円となった。東証プライム市場の売買高は12億5762万株、売買代金は3兆2818億円だった。セクターでは、保険業、輸送用機器、証券・商品先物取引業が下落率上位に並んだ。一方で、医薬品、鉱業は2%超の値上がりとなった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の40%、対して値下がり銘柄は57%となっている。 個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>などの一部の半導体関連株、また、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>、キヤノン<7751>などが下落した。ほか、TOWA<6315>、SHIFT<3697>、エス・エム・エス<2175>が下落率上位となった。 一方、川崎汽船<9107>や郵船<9101>などの海運株、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>などの石油関連株、三菱商事〈8058〉、三井物産<8031>、ルネサス<6723>、三菱重工業<7011>などが上昇した。また、がん領域3製品でメルクと開発・商業化契約締結を発表した第一三共<4568>やエフィッシモの大量保有が伝わり思惑買いが向かった西松屋チェーン<7545>は急騰、NISSOHD<9332>、大阪ソーダ<4046>、三和ホールディングス<5929>などが値上がり率上位となった。 <TY> 2023/10/20 15:33 相場概況 日経平均は大幅下落、半導体関連を中心にほぼ全面安 *16:17JST 日経平均は大幅下落、半導体関連を中心にほぼ全面安  日経平均は大幅反落。18日の米国株式市場のダウ平均は332.57ドル安(-0.98%)と反落。中東情勢の緊迫化を警戒した売りが優勢に。さらに、原油高が警戒されたほか、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で国内経済の底堅さが再確認されたため長期金利が一段と上昇し、ハイテク株を中心に売られた。ナスダック総合指数は219.44ポイント安(-1.62%)、S&P500は58.60ポイント安(-1.33%)もそれぞれ反落。終日軟調に推移した米国株式市場の流れを受け、19日の日経平均は462.71円安の31579.54円と3日ぶりの反落スタート。寄り付き後はやや反発するも、前場中ごろには押し戻され、底這いの展開となった。 大引けの日経平均は前日比611.63円安の31430.62円となった。東証プライム市場の売買高は12億3463万株、売買代金は3兆1665億円だった。セクターでは、上昇したのはパルプ・紙、陸運業のみで、そのほかは精密機器、医薬品、機械を筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の22%、対して値下がり銘柄は76%となっている。 個別では、決算関連でヴィアHD<7918>、カナデン<8081>らが上昇、C&FロジHD<9099>も続伸した。9月訪日客数はほぼコロナ前水準を回復し、銀座本店が主力の松屋<8237>、国内証券が目標株価を引き上げたIDOM<7599>、ヤマダHD<9831>らも上昇。そのほか日清食品HD<2897>、北の達人<2930>、オイシックス<3182>、TOWA<6315>、福山通運<9075>などが値上がり率上位となった。東証スタンダードではANAP<3189>、トレードワークス<3997>、ムラキ<7477>、大和自動車交通<9082>がストップ高。東証グロースでは世界最大の独立系セルライド広告企業と同社広告プラットフォームが接続したと報じられたログリー<6579>がストップ高となった。 一方、サンケン電気<6707>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、メガチップス<6875>、ローム<6963>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連が下落し、昨日の急伸の反動でソシオネクスト<6526>が大幅下落。7月の年初来安値を更新した第一三共<4568>、9月安値を更新したアンビスHD<7071>らが続落。コプロHD<7059>、JMDC<4483>、東京応化工業<4186>などが値下がり率上位に並んだ。東証スタンダードではユークス<4334>、山大<7426>、テーオーHD<9812>がストップ安。東証グロースでは業績下方修正でAtlas<9563>がストップ安となった。 <CN> 2023/10/19 16:17 相場概況 日経平均は小幅高、終日32000円付近でもみ合う展開 *15:45JST 日経平均は小幅高、終日32000円付近でもみ合う展開 17日の米国株式市場のダウ平均は13.11ドル高(+0.04%)と小幅に続伸、ナスダック総合指数は34.24ポイント安(-0.25%)、S&P500は0.43ポイント安(-0.01%)とそれぞれ小反落。9月小売売上高の伸びが予想を上回り強い消費が確認され、最近はFRB高官のコメントなどから利上げ懸念が落ち着いていたが、再び先行きを懸念する見方が強まった。日経平均は前日比6.48円安の32033.81円と小幅に反落してスタート。米長期金利が4.8%台まで上昇し、東京市場でも半導体関連株などが軟調に推移した。また、米国の対中半導体規制の強化や中東の地政学リスクなど外部環境の不透明感が引き続き市場の警戒材料となった。中国・上海株式市場が軟調に推移したこともネガティブ要因となった。一方で、国内外金利の上昇を材料に金融株が上昇し、米国経済統計の結果を受けて鉱業や石油株も堅調に推移した。そのほか、午後には米株先物が堅調に推移する中、半導体関連など一部値がさ株への買いが強まり、指数を下支えした。 大引けの日経平均は前日比1.96円高の32042.25円となった。東証プライム市場の売買高は12億617万株、売買代金は3兆3556億円だった。セクターでは、鉱業、陸運業、銀行業が上昇率上位に並んでいる一方で、医薬品、ガラス・土器製品、パルプ・紙が下落率上位に並んでいる。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の64%、対して値下がり銘柄は32%となっている。 個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>などの一部の半導体関連株、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>などの石油関連株が堅調に推移。また、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、三井物産<8031>、JT<2914>、塩野義製薬<4507>、日本製鉄<5401>なども上昇した。そのほか、TSMCと英半導体設計大手アームの2社との間で協業すると発表したソシオネクスト<6526>や業績上方修正で上半期一転大幅営業増益見通しとなったハピネット<7552>は急騰、FIG<4392>、ネットプロHD<7383>、日本マイクロニクス<6871>などが値上がり率上位となった。 一方、川崎汽船<9107>や郵船<9101>などの海運株が軟調に推移。また、三菱重工業<7011>、アドバンテ<6857>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>、三菱商事<8058>、オリエンタルランド<4661>、NTT<9432>、などが下落した。再度の業績下方修正で赤字幅が拡大したアドバンスクリエイト<8798>が急落。ほか、ベイカレント<6532>、GMOPG<3769>、DDグループ<3073>、が下落率上位となった。 <TY> 2023/10/18 15:45 相場概況 日経平均は反発、大引けにかけて32000円台に復調 *15:55JST 日経平均は反発、大引けにかけて32000円台に復調  日経平均は反発。16日の米国株式市場のダウ平均は314.25ドル高(+0.93%)、ナスダック総合指数は160.75ポイント高(+1.20%)、S&P500は45.85ポイント高(+1.06%)とそれぞれ上昇。米政府、同盟国が中東情勢を巡り外交的解決に向け努力しており、大きな情勢悪化が見られない現状を好感し上昇。グールズビー米シカゴ連銀総裁がインタビューで、インフレ鈍化基調を認めたため金利先高観が後退しハイテクも買われた。米株高につられる形で17日の日経平均は404.76円高の32063.79円と3日ぶりに反発して取引を開始した。ただ、中東情勢の緊迫化が株価の重しとなり徐々に下落基調へ。前場中ごろには再び節目となる32000円を下回った。後場は32000円を意識しもみ合い、大引け間際にやや反発して本日の取引を終えた。 大引けの日経平均は前日比381.26円高の32040.29円となった。東証プライム市場の売買高は11億9118万株、売買代金は3兆1248億円だった。セクターでは、サービス業、精密機器、不動産業を筆頭に多くのセクターで上昇した。下落したのは、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙のみだった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は22%だった。 個別では、前日発表の中期経営計画が高評価となった西本WISMETTACHD<9260>が一時ストップ高。前日は好決算発表も出尽くし感が優勢となったRPAHD<6572>、ベイカレントコンサルティング<6532>らが反発。半導体関連株高の流れでTOWA<6315>、ローツェ<6323>らが上昇。決算発表後のアク抜け感からGunosy<6047>が上昇。リョーサン<8140>との経営統合正式発表で菱洋エレクトロ<8068>、国内証券で格上げされたSFPHD<3198>も上昇した。そのほか、トランザクション<7818>、ギフトHD<9279>らも値上がり率上位に並んだ。東証スタンダードでは、花粉症対策関連として関心続く山大<7426>がストップ高買い気配、決算発表高評価でテーオーHD<9812>が続伸した。東証グロースでは、政府のロボット導入支援により業績拡大が期待されたアルファクス・フード・システム<3814>がストップ高となっている。 一方、決算がネガティブ材料となった日本国土開発<1887>、テラスカイ<3915>、日置電機<6866>らが下落。直近で海外証券の格上げが観測されていたサンリオ<8136>が下落。上昇トレンド下放れ以降は見切り売りが加速した寿スピリッツ<2222>も下落。そのほか、ヨシムラフード<2884>、DI<4310>、イオンファン<4343>、ダイコク電機<6430>、M&A総研<9552>らが下落率上位に並んだ。東証スタンダードでは今期営業黒字転換見通しも出尽くし感から鉄人化計画<2404>が、東証グロースではバリュエンス<9270>がそれぞれ下落率トップとなった。 <CN> 2023/10/17 15:55 相場概況 日経平均は大幅続落、終日マイナス圏で軟調に推移 *15:48JST 日経平均は大幅続落、終日マイナス圏で軟調に推移 日経平均は大幅続落。13日の米国株式市場のダウ平均は39.15ドル高(+0.12%)と続伸、ナスダック総合指数は166.99ポイント安(-1.23%)、S&P500は21.83ポイント安(-0.50%)とそれぞれ続落。銀行のシティやJPモルガンなどの好決算を好感、ダウは一時下落に転じたが底堅く推移した。一方でハイテク株は根強い金利先高観に手仕舞い売りが優勢となり軟調推移を継続、まちまちとなった米株市場を横目に、日経平均は前週末比332.95円安からスタート。前週末の米ハイテク株安を受けて東京市場でも半導体関連株など値がさハイテク株を中心に売りが広がった。また、中東情勢の一段の緊迫化なども警戒されており、原油先物価格の上昇でインフレが再燃するとの懸念も台頭した。そのほか、中国・上海株式市場が軟調に推移したことも重しとなった。東証プライム市場では1600銘柄以上が下落しており、東証株価指数(TOPIX)は前日比1.53%安と大幅に続落。一部の決算発表などを好感された銘柄以外、幅広い業種の銘柄が軟調に推移した。 大引けの日経平均は前日比656.96円安の31659.03円となった。東証プライム市場の売買高は13億5453万株、売買代金は3兆3487億円だった。セクターでは、空運業、陸運業、サービス業が下落率上位に並んでいる一方で、鉱業、石油・石炭製品が上昇率上位に並んでいる。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は10%だった。 個別では、東エレク<8035>などの半導体関連株が軟調に推移。また、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などの空運株、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ディスコ<6146>、ソニーG<6758>、三菱商事<8058>などが下落した。ほか、業績予想上方修正も第2四半期営業利益が第1四半期と比較し減益となったDDグループ<3073>がストップ安。東名<4439>、ベイカレント<6532>、マネーフォワード<3994>が下落率上位となった。 一方、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>などの石油関連株が堅調に推移、三井物産<8031>、日本製鉄<5401>、ローソン<2651>、SHIFT<3697>なども上昇した。そのほか、6-8月期の営業利益回復確認で買い安心感が台頭したIDOM<7599>、24年8月期について大幅増益見通しを発表した良品計画<7453>が急騰。サインポスト<3996>、セラク<6199>、Gunosy<6047>などが値上がり率上位となった。 <TY> 2023/10/16 15:48 相場概況 日経平均は反落、幅広い銘柄が軟調に推移するもファーストリテが下支え *15:54JST 日経平均は反落、幅広い銘柄が軟調に推移するもファーストリテが下支え 日経平均は反落。12日の米国株式市場のダウ平均は173.73ドル安(-0.51%)、ナスダック総合指数は85.46ポイント安(-0.63%)、S&P500は27.34ポイント安(-0.62%)とそれぞれ反落。9月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて高インフレ長期化への懸念が広がり、米長期金利が急伸すると相場は大きく下落した。主要株式指数がそろって下落した米株市場を横目に、12日の日経平均は166.27円安からスタート。直近の上昇に対する戻り待ちの売りが出やすかったほか、米長期金利上昇が東京市場でも重しとなった。東証プライム市場では1700銘柄以上が下落し、東証株価指数(TOPIX)は前日比1.44%安と大幅に下落した。ただ、日経平均株価は前日比0.55%安と下げ幅は限定的で、良好な業績見通しを発表したファーストリテ<9983>1社が下支えする格好となった。 大引けの日経平均は前日比178.67円安の32315.99円となった。東証プライム市場の売買高は14億1413万株、売買代金は3兆7676億円だった。セクターでは、繊維製品、サービス業、ゴム製品が下落率上位に並んだ一方で、鉱業が上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の93%、対して値上がり銘柄は6%だった。 個別では、レーザーテック<6920>やアドバンテ<6857>などの半導体関連株の一角、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株が軟調に推移。また、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>などが下落した。第1四半期大幅減益決算がネガティブインパクトとなった三光合成<7888>がストップ安、決算サプライズないが米国事業の不透明感などが残った7&iHD<3382>が大幅下落となった。ほか、ブックオフGHD<9278>、セントラル警備保障<9740>、サーバーワークス<4434>などが下落率上位となった。 一方、想定以上の増益見通し受けて買い安心感が台頭したファーストリテ<9983>が大幅高、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、SMC<6273>、三菱重工業<7011>、なども堅調に推移した。また、今期は記念配実施により大幅増配計画となった明光ネットワークジャパン<4668>、上半期業績予想の上方修正を発表した古野電気<6814>が急騰した。そのほか、マニー<7730>、クレハ<4023>、ローツェ<6323>、などが値上がり率上位となった。 <TY> 2023/10/13 15:54 相場概況 日経平均は4日続伸、政策の後押しで半導体銘柄が相場をけん引 *16:02JST 日経平均は4日続伸、政策の後押しで半導体銘柄が相場をけん引 日経平均は4日続伸。11日の米株式市場でダウ平均は65.57ドル高(+0.19%)、ナスダック総合指数は96.83ポイント高(+0.71%)、S&P500は18.71ポイント高(+0.43%)とそれぞれ4日続伸。米10年債利回りが2週間ぶりに4.5%台半ばまで低下し、これを好感しハイテク銘柄を中心に株価は上昇した。米国株高を引き継ぐ形で12日の日経平均は184.43円高からスタート。前日の米国ハイテク銘柄上昇を下支えに半導体銘柄を中心に上昇、岸田政権が半導体基金に3.4兆円を要求しているとの報道も支援材料となった。終日上昇傾向が続き終値はこの日の高値圏で大引けを迎えた。 大引けの日経平均は前日比558.15円高の32494.66円となった。東証プライム市場の売買高は14億7118万株、売買代金は4兆1765億円だった。セクターでは鉱業、海運、パルプ・紙が下落率上位に並んだ一方、電気機器・機械・輸送用機器が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%だった。 個別では、好調な決算内容からFPパートナー<7388>や吉野家HD<9861>が大幅反発、ローツェ<6323>・サイゼリヤ<7581>がストップ高。イビデン<4062>、トリケミカル<4369>、フジミインコ<5384>、サムコ<6387>、ソシオネクスト<6526>、芝浦メカトロニクス<6590>など半導体関連が上昇し、半導体業界が主要顧客の野村マイクロ<6254>も大幅上昇となった。その他、テクノスジャパン<3666>は年初来高値を更新、アイル<3854>、大阪ソーダ<4046>、エンプラス<6961>らが上昇した。東証スタンダードではKG情報<2408>や山大<7426>らが年初来高値更新。東証グロースでは、メドレックス<4586>やヘリオス<4593>らバイオ関連が上昇した。 一方、前日の大幅上昇からの反動でリズム<7769>が大幅下落。決算からコシダカHD<2157>、ライク<2462>、ABCマート<2670>、トレファク<3093>、コスモス薬品<3349>、松竹<9601>らが下落した。東証スタンダードでは、ケイブ<3760>が年初来安値更新、ユークス<4334>や丸千代山岡家<3399>らも下落。東証グロースでは、シリコンスタジオ<3907>、前日ストップ高となっていたロジザード<4391>が下落した。 <TY> 2023/10/12 16:02 相場概況 日経平均は続伸、米金利低下を好感し一時32000円回復も米PPI前に様子見優勢 *15:31JST 日経平均は続伸、米金利低下を好感し一時32000円回復も米PPI前に様子見優勢 日経平均は続伸。10日の米株式市場でダウ平均は134.65ドル高、ナスダック総合指数は+0.58%とそれぞれ3日続伸。中国の新たな景気刺激策への期待に加え、アトランタ連銀総裁が利上げ打ち止めを再表明し金利が低下したことが相場の上昇を後押しした。米長期金利の低下や米国株高を引き継いで日経平均は100.57円高からスタート。ただ、前日に750円超と急伸し短期的な過熱感が意識されるなか、その後は32000円を手前にもみ合いが継続。一方、今晩の米卸売物価指数(PPI)の発表を前に持ち高を傾ける動きは限られた。中国の景気対策期待や香港株高のほか、韓国半導体大手サムスン電子の決算が前四半期比で堅調だったことも半導体株高を通じて相場を支援し、日経平均は後場に一時32000円を回復した。しかし、戻り待ちの売りに押され、大引けにかけては上げ幅を縮めた。 大引けの日経平均は前日比189.98円高の31936.51円となった。東証プライム市場の売買高は13億2060万株、売買代金は3兆3822億円だった。セクターではゴム製品、精密機器、輸送用機器が上昇率上位に並んだ一方、海運、鉄鋼、倉庫・運輸が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は21%だった。 個別では、米長期金利の低下を好感しレーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、芝浦メカトロニクス<6590>、三井ハイテック<6966>、HOYA<7741>、東京精密<7729>、ローム<6963>などのハイテクが高い。ANYCOLOR<5032>、メルカリ<4385>などグロース(成長)株の一角も上昇。先週の下落がきつかったSUBARU<7270>、マツダ<7261>、TOYOTIRE<5105>、ブリヂストン<5108>などの自動車関連は本日も買い戻しが優勢。ほか、東京電力HD<9501>を筆頭に電力株が堅調。決算ではリソー教育<4714>が大幅高となり、Jフロント<3086>は業績上方修正で買い先行も失速して小幅高にとどまった。 一方、前日に急伸した川崎汽船<9107>、郵船<9101>の海運のほか、東京製鐵<5423>、日本製鉄<5401>の鉄鋼が大幅反落。日米長期金利の低下を受けて三井住友<8316>など銀行が軟調。中国が新たな景気対策を検討との報道が伝わったものの、牧野フライス<6135>、オークマ<6103>、SMC<6273>、キーエンス<6861>などは下落。増資による一株当たり利益の希薄化が懸念された日本ケミコン<6997>、月次売上動向が鈍化したMonotaRO<3064>はそれぞれ急落。決算が低調だったタマホーム<1419>、イオンFS<8570>、ワッツ<2735>も大幅に下落した。 <YN> 2023/10/11 15:31 相場概況 日経平均は大幅反発、金融引き締め長期化懸念が後退して投資家心理改善 *15:37JST 日経平均は大幅反発、金融引き締め長期化懸念が後退して投資家心理改善 日経平均は大幅反発。国内連休中の米国株式市場のダウ平均は連日上昇。9月雇用統計では失業率が予想を上回ったほか賃金の伸びが鈍化したことを受けて金利の上昇が限定的となり買いが強まった。中東の地政学的リスク上昇を警戒する動きもあったが、連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長が政策を慎重に進める余地があると発言し、金利高懸念が後退して買戻しに拍車がかかった。ナスダック総合指数も上昇、堅調な値動きとなった米株市場を受けて、今日の東京市場は買いが先行して日経平均は320.00円高でスタートした。国内でも先週末発表された米雇用統計の結果や米連邦準備制度当局者のハト派的発言が好感されたほか、地政学リスクの高まりがFRBの金利据え置きにつながると捉えられて投資家心理が改善した。買い一巡後も上げ幅を縮小する動きは乏しく高値圏で推移し、終値は前週末比751.86円高で今年最大の上げ幅となった。 大引けの日経平均は前週末比751.86円高の31746.53円となった。東証プライムの売買高は14億8469万株、売買代金は3兆4982億円だった。セクターでは鉱業、海運業、石油・石炭製品などが上昇。一方、空運業、水産・農林業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は11%となった。 個別では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東エレク<8035>などの半導体関連株、川崎汽船<9107>や商船三井<9104>などの海運株、三井住友FG<8316>や三菱UFJ<8306>、みずほFG<8411>などの金融株が堅調に推移。また、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、ソニーG<6758>やメルカリ<4385>などのグロース株の一角も上昇して全面高となっている。キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、神戸製鋼所<5406>、NTT<9432>、なども上昇している。そのほか、中東情勢の緊迫化による原油相場の上昇を受けてINPEX<1605>や石油資源開発<1662>が急騰、三陽商会<8011>、ワキタ<8125>、などが値上がり率上位に顔を出した。 一方、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>などの空運株が下落した。また、マルマエ<6264>やマツオカコーポレーション<3611>などが急落。第1四半期営業減益決算をマイナス視されたサカタのタネ<1377>、ウェザーニューズ<4825>、Ubicom<3937>、などが値下がり率上位に顔を出した。そのほか、上半期好決算もサプライズ乏しく出尽くし感が優勢となったハイデ日高<7611>も軟調に推移した。 <TY> 2023/10/10 15:37 相場概況 日経平均は反落、国内連休・米雇用統計を控え様子見ムード *15:34JST 日経平均は反落、国内連休・米雇用統計を控え様子見ムード 日経平均は反落。5日の米株式市場でダウ平均は9.98ドル安、ナスダック総合指数は-0.12%とそれぞれ小反落。週次失業保険申請件数で労働市場の強さが再確認されたため、追加利上げを警戒した売りが先行。一方、原油安や連銀総裁のハト派発言を背景とした長期金利の落ち着きが下値を支え、終盤にかけては下げ幅を縮めた。米株安や前日に急反発した反動が意識された日経平均は71.41円安からスタート。序盤は前日に続き短期的な底入れを意識した買いが入ったほか、香港ハンセン指数の大幅高を背景に上昇に転じる場面もあった。しかし、今晩に米雇用統計の発表を控えるほか、国内は3連休前ということもあり様子見ムードが強く、その後は前日終値を挟んだもみ合いに終始した。 大引けの日経平均は前日比80.69円安の30994.67円となった。東証プライム市場の売買高は14億3721万株、売買代金は3兆2001億円だった。セクターでは鉱業、精密機器、電気機器が下落率上位となった一方、海運、パルプ・紙、電気・ガスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の28%、対して値上がり銘柄は70%だった。 個別では、原油市況の下落を受けてINPEX<1605>、石油資源開発<1662>が連日で大きく下落。米オープンAI社が独自のAIチップを製造する見込みとの一部報道を受け、米エヌビディアの業績に対する懸念が台頭したか、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、芝浦メカ<6590>、東京精密<7729>、ローツェ<6323>などの半導体関連が大きく下落。為替の円高進行を受けて三菱自動車<7211>など輸送用機器が軟調。三菱UFJ<8306>などの銀行は長期金利の低下で売られた。好決算ながらも出尽くし感が先行したオンワード<8016>やトーセイ<8923>、国内証券が投資判断を引き下げたUBE<4208>が大きく下落。ほか、MSOL<7033>、M&A総研HD<9552>、インソース<6200>などのグロース(成長)株の下落が目立った。 一方、原油安を背景にコスト高懸念が和らいだ三菱製紙<3864>や東北電力<9506>などのパルプ・紙、電気・ガスが大きく上昇。バリュー(割安)系では川崎汽船<9107>を筆頭とした海運が大幅高。業界再編に対する思惑が続き、マネックスG<8698>を筆頭にマネーパートナーズ<8732>など証券・商品先物取引が高い。前日戻りの鈍かった三菱商事<8058>、住友商事<8053>の大手商社の一角が大幅高。JAL<9201>、山崎製パン<2212>、武田薬<4502>、JT<2914>などのディフェンシブのほか、金利の上昇一服を背景に住友林業<1911>、住友不動産<8830>の建設・不動産も高い。業績・配当予想を大幅に上方修正した三陽商会<8011>はストップ高まで買われた。好決算が手掛かりとされた薬王堂HD<7679>、キユーピー<2809>、既存店売上高の動向が好感されたジンズHD<3046>も大幅高となった。 <YN> 2023/10/06 15:34 相場概況 日経平均は6日ぶり大幅反発、米金利低下に伴う安心感で買い戻し強まる *15:31JST 日経平均は6日ぶり大幅反発、米金利低下に伴う安心感で買い戻し強まる 日経平均は6日ぶり大幅反発。4日の米株式市場でダウ平均は127.17ドル高と4日ぶり反発、ナスダック総合指数は+1.35%と反発。民間部門のADP雇用統計の9月分が予想を大幅に下回ったために追加利上げ観測が後退し、ハイテク株を中心に買い戻しが強まった。ただ、政府機関閉鎖などに対する懸念が根強く、ダウ平均の上値は限定的だった。米長期金利の低下や米国株の反発を受け、目先の安心感から日経平均は206.77円高からスタート。時間外取引において米長期金利が軟化する一方、米株価指数先物が堅調に推移していたことで買い戻し機運が高まり、日経平均は後場中ごろまで上げ幅を拡大していく展開となり31000円を回復。終盤に一時騰勢一服となる場面もあったが、大引けにかけては再び強含み、この日の高値圏で終えた。 大引けの日経平均は前日比548.48円高の31075.36円となった。東証プライム市場の売買高は16億5238万株、売買代金は3兆7403億円だった。セクターでは証券・商品先物取引、その他金融、不動産を筆頭にほぼ全面高となった一方、鉱業のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の94%、対して値下がり銘柄は5%だった。 個別では、岡三証券G<8609>やJPX<8697>、三菱UFJ<8306>などの金融関連セクター、トヨタ自動車<7203>をはじめとした自動車関連などが大幅に反発。東北電力<9506>、日本製鉄<5401>、川崎汽船<9107>などのバリュー(割安)セクターが全般高い。金利低下が好感され、三菱地所<8802>を筆頭とした大手不動産のほか、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>、ANYCOLOR<5032>、M&A総研HD<9552>、アンビスHD<7071>などのハイテク・グロース(成長)株の一角が大幅高となった。 マネックス証券とNTTドコモとの資本業務提携が好感されたマネックスG<8698>、出資先企業がインドの銀行との合併を承認されたGunosy<6047>はそれぞれストップ高まで買われた。ほか、投資判断の格上げが確認されたクスリのアオキ<3549>、シマノ<7309>、日本空港ビルデング<9706>、投資判断の新規買い推奨が確認されたTOWA<6315>、ブリヂストン<5108>、TOYOTIRE<5105>、洋インキHD<4634>などが大幅に上昇。 一方、原油市況の続落を受けてINPEX<1605>や石油資源開発<1662>、コスモエネHD<5021>、コマツ<6301>などが続落。太陽誘電<6976>はユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行に伴う潜在的な希薄化が嫌気され大幅安。営業減益決算を受けてエスプール<2471>はストップ安まで売られた。 <YN> 2023/10/05 15:31 相場概況 大引け:大幅に3日続落、リスク回避の売り加速で800円安 *15:39JST 大引け:大幅に3日続落、リスク回避の売り加速で800円安 4日の大引けの日経225先物は前営業日の終値比800円安の30400円と大幅に3日続落。高値は30830円、安値は30400円で、上下レンジ430円。売買高はラージが7万6247枚、ミニが78万6082枚。一方、TOPIX先物は同65.0pt安の2209.5ptと大幅に5日続落。高値は2248.0pt、安値は2209.5ptで、上下レンジは38.5pt、売買高は8万5935枚。マザーズ先物は同31pt安の659ptと大幅に3日続落。出来高は6725枚。4日の日経225先物は終日売り優勢で大幅に3日続落となった。3日の米株式市場でダウ平均は430.97ドル安、ナスダック総合指数は-1.86%と大幅に下落。8月JOLTS求人件数が予想に反して増加し、長期金利の急伸が売りを誘発した。また、つなぎ予算を成立させ政府機関の閉鎖回避にこぎつけたマッカーシー下院議長が解任されたことも先行き不透明感を強めた。米国株の急落を受けて日経225先物は前日比500円安の30700円と節目の31000円を大幅に割り込んでスタート。時間外取引の米10年債利回りが一段と上昇するなかリスク回避の売りが膨らんだ。日経225先物が連日で節目を割り込んだことで商品投資顧問(CTA)などのトレンドフォロー型ファンドの売りもさらに膨らんだと思われる。午後は日本銀行の上場投資信託(ETF)買い観測から下げ渋る場面もあったが、買い戻しは続かず再び軟化。香港株の下落や時間外取引の米株価指数先物の失速を背景に取引終盤には一段と売りが広がり、日経225先物は30500円も割り込んでこの日の安値で取引を終えた。 <YN> 2023/10/04 15:39 相場概況 日経平均は大幅に5日続落、米雇用指標の上振れで金利急伸・株売り加速 *15:31JST 日経平均は大幅に5日続落、米雇用指標の上振れで金利急伸・株売り加速 日経平均は大幅に5日続落。3日の米株式市場でダウ平均は430.97ドル安、ナスダック総合指数は-1.86%と大幅に下落。8月JOLTS求人件数が予想に反して増加し、長期金利の急伸が売りを誘発した。また、つなぎ予算を成立させ政府機関の閉鎖回避にこぎつけたマッカーシー下院議長が解任されたことも先行き不透明感を強めた。米国株の急落を受けて日経平均は472.91円安からスタート。時間外取引の米10年債利回りが一段と上昇するなかリスク回避の売りが膨らみ、前場から600円超の下落となった。後場は日本銀行の上場投資信託(ETF)買い観測から下げ渋る場面もあったが、買い戻しは続かず再び軟化。香港株の下落や時間外取引の米株価指数先物の失速を背景に取引終盤には手仕舞い売りが広がり、日経平均は一時30500円を割り込む場面があった。 大引けの日経平均は前日比711.06円安の30526.88円となった。東証プライム市場の売買高は20億2967万株、売買代金は4兆4589億円だった。セクターでは輸送用機器、鉄鋼、銀行を筆頭に全面安となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の92%、対して値上がり銘柄は7%だった。 個別では、米国時間に一時急速に円高・ドル安が進むなど神経質な動きが見られた為替動向の影響もあり、マツダ<7261>や三菱自動車<7211>などの輸送用機器セクターが前日に続き急落。川崎汽船<9107>、丸紅<8002>、神戸製鋼所<5406>、フジクラ<5803>、三菱重工業<7011>、INPEX<1605>、東京電力HD<9501>など景気敏感やバリュー(割安)系のセクター・銘柄も総じて大幅に続落。日米長期金利の上昇にもかかわらず三菱UFJ<8306>などの銀行株も急落。大型株は軒並み売られていて、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>の半導体株も大きく下落した。 一方、オリンパス<7733>やテルモ<4543>の精密機器の一角、エムスリー<2413>やストライク<6196>、M&Aキャピタル<6080>のグロース(成長)株の一部が買われた。好決算を手掛かりにクスリのアオキ<3549>は急伸。好業績の観測報道が伝わったオービック<4684>や前日の決算説明会で過度な警戒感が後退したネクステージ<3186>も買い優勢。東証スタンダードでは、電気自動車を走行中に給電する技術の開発に取り組んでいることを発表したカーメイト<7297>がストップ高まで買われた。 <YN> 2023/10/04 15:31 相場概況 日経平均は4日続落、高金利・景気腰折れ懸念で全面売り *15:34JST 日経平均は4日続落、高金利・景気腰折れ懸念で全面売り 日経平均は4日続落。2日の米株式市場でダウ平均は74.15ドル安と続落、ナスダック総合指数は+0.66%と4日続伸。9月ISM製造業景況指数などが予想を上回ったほか、ボウマン連邦準備制度理事会(FRB)理事が複数回の追加利上げの必要性に言及したことで10年債利回りが2007年来の高水準に上昇、高金利による景気腰折れへの懸念が重しになった。日米長期金利の上昇や景気後退懸念を受けて日経平均は151.91円安からスタート。香港株の大幅下落も重しになり、前場に一時500円近く下落した。時間外取引の米10年債利回りが強含み、米株価指数先物が失速したことで後場は一段安となり、じり安基調が続くなか、日経平均は取引後半には31157.40円(602.48円安)まで下落、そのまま安値圏で終えた。 大引けの日経平均は前日比521.94円安の31237.94円となった。東証プライム市場の売買高は16億3126万株、売買代金は3兆7181億円だった。セクターでは鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属を筆頭に全面安となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の90%、対して値上がり銘柄は9%だった。 個別では、原油市況の下落を受けてINPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOS<5020>、出光興産<5019>などのエネルギー関連が急落。住友電工<5802>や三菱マテリアル<5711>、神戸製鋼所<5406>や大阪製鐵<5449>、日立建機<6305>やコマツ<6301>などの非鉄金属や鉄鋼、建機といった資源関連株も大きく下落。為替の円安基調は維持されているものの、マツダ<7261>や三菱自動車<7211>の輸送用機器も大幅安。太平洋セメント<5233>、東京電力HD<9501>、東レ<3402>などのガラス・土石、電気・ガス、繊維製品などバリュー(割安)セクターも総じて安い。業績予想を下方修正したネクステージ<3186>、瑞光<6279>、ライトオン<7445>、減益決算が嫌気された象印マホービン<7965>、業績上方修正も出尽くし感が先行したダイセキS<1712>などは急落した。 一方、ソニーG<6758>、任天堂<7974>などの主力株の一部がしっかり。ディフェンシブセクターとして選好されたヤクルト<2267>、キユーピー<2809>、江崎グリコ<2206>など食料品の一角が堅調。政府クラウドへの参入方針報じられた、さくらインターネット<3778>は急伸。上半期上振れ着地となったしまむら<8227>、自己株TOBを発表したリクルートHD<6098>、外資証券が投資判断を引き上げた野村不動産HD<3231>なども上昇。東証スタンダードではプロネクサスとの業務提携が材料視されたアクセスグループ<7042>がストップ高まで買われた。 <YN> 2023/10/03 15:34 相場概況 日経平均は続落、買い先行も後場から急落 *16:02JST 日経平均は続落、買い先行も後場から急落 日経平均は続落。前週末29日の米国株式市場のダウ平均は反落。月末、四半期末の調整売りに加えて、連邦予算案期限を明日に控えて下院が共和党のつなぎ予算案を否決したため政府機関閉鎖への警戒感が一段と強まった。ほか、自動車労働組合(UAW)ストライキ長期化を警戒した売りが強まり下落に転じた。ナスダックはプラス圏を確保、まちまちとなった米株市場を横目に、今日の東京市場は買いが先行して日経平均は244.35円高でスタートした。米政府機関の閉鎖を回避するためのつなぎ予算案が可決されたことでひとまず投資家心理が改善、日銀が朝方発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)の改善が買いを誘った。ただ、米長期金利の先高観がくすぶるなか、戻り待ちの売りや先物主導で売りが広がり上げ幅を急速に縮小して、大引けにかけてマイナス圏に転落した。結果的に安値引けとなり、ローソク足は上に長いヒゲ伴う陰線を形成した。 大引けの日経平均は前日比97.74円安の31759.88円となった。東証プライムの売買高は15億5061万株、売買代金は3兆7015億円だった。セクターでは空運業、石油・石炭製品、鉱業などが下落。一方、銀行業、海運業、金属製品などが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の28%、対して値上がり銘柄は69%となった。 個別では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、三菱重工業<7011>、メルカリ<4385>、日本製鉄<5401>、神戸製鋼所<5406>、NTT<9432>、東京海上HD<8766>が下げた。そのほか、イーガーディアン<6050>やピックルスホールディングス<2935>、スターティアホールディングス<3393>などが値下がり率上位に顔を出した。東証スタンダードでは、第1四半期は2ケタ営業減益となり想定以上に低調なスタートと受けとめられたERIHD<6083>が軟調な展開となった。 一方、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>などの半導体関連株の一角、川崎汽船<9107>や郵船<9101>などの海運株、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株も堅調に推移した。ほか、三井住友FG<8316>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、日立<6501>、が上げた。個別の材料では、DCMHDによるTOB価格1300円にサヤ寄せする形となったケーヨー<8168>、業績・配当予想の上方修正を好感されたアダストリア<2685>、が買われた。 <FA> 2023/10/02 16:02 相場概況 日経平均は小幅に続落、四半期末のリバランス売りなど警戒 *15:50JST 日経平均は小幅に続落、四半期末のリバランス売りなど警戒 日経平均は小幅に続落。昨日28日の米株式市場でNYダウは3日ぶり反発。10年債利回りが16年ぶり高水準に達したため警戒感から売りが先行したが、その後、4-6月期の国内総生産(GDP)や個人消費の確定値の伸びが予想を下回ったため、長期金利は上昇が一服。株式市場では買い戻し優勢となり、相場は上昇に転じた。ナスダック総合指数は+0.83%だった。米株高を受けた今日の東京市場は買いが先行し、日経平均は146.12円高でスタート。日経平均は先週初19日から昨日まで、8営業日で1600円を超す下げとなっており、押し目買いも入りやすかった。一方、機関投資家などによる四半期末に伴うリバランス(資産の再配分)売りが出やすいとの見方から積極的な買いを手控える向きもあり、取引開始後は買いが続かず、昨日の水準を挟み、方向感の定まらない動きとなった。大引けの日経平均は前日比14.90円安の31857.62円となった。東証プライムの売買高は18億8589万株、売買代金は4兆9096億円だった。セクターでは海運業、鉄鋼、鉱業などが下落。一方、その他製品、精密機器の2業種が上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の74%、対して値上がり銘柄は23%となった。個別では、商船三井<9104>、川崎船<9107>、郵船<9101>、デンソー<6902>、神戸鋼<5406>、東電力HD<9501>、日立<6501>、日本製鉄<5401>、丸紅<8002>、INPEX<1605>、住友商<8053>、コマツ<6301>、日産自<7201>が下げた。個別の材料では、第1四半期決算営業利益が66.2%増となったが目先材料出尽くし感が台頭したハニーズHD<2792>、東証スタンダードでは、24年5月期業績予想を上方修正したが利益確定売りがかさんだ銚子丸<3075>が軟調な展開となった。一方、ディスコ<6146>、ルネサス<6723>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ネクステージ<3186>、任天堂<7974>、ソシオネクスト<6526>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、楽天グループ<4755>、が上げた。個別の材料では、24年3月期業績予想を上方修正したJCRファーマ<4552>、9月の単体売上高が6.9%増と8月の5.3%減から改善したアスクル<2678>、株主優待制度の拡充を発表したFPパートナー<7388>が買われた。 <SK> 2023/09/29 15:50 相場概況 日経平均は反落、需給要因か前引けにかけて下げ加速 *15:37JST 日経平均は反落、需給要因か前引けにかけて下げ加速 日経平均は反落。27日の米株式市場でダウ平均は68.61ドル安と続落、ナスダック総合指数は+0.22%と反発。議会の予算交渉が引き続き難航し政府機関閉鎖リスクの高まりが意識されたほか、原油市況や長期金利の急伸が売りを誘った。ただ、終盤は売られ過ぎ感から買い戻しが強まり下げ幅を縮小した。米株安を受けて日経平均は252.53円安からスタート。配当落ちの影響もあり一時32000円を割り込んだが、しばらくは前日終値近辺で底堅い動きが続いた。しかし、時間外取引の米株価指数先物の失速や香港株の下落のほか、四半期末に伴う年金基金の持ち高調整や明日の日経平均構成銘柄の入れ替えに伴う超過売り需要が意識されたか、前引けにかけては売りが広がり、日経平均は大きく32000円を割れた。午後は一段安で始まったが、大引けにかけては緩やかに下げ幅を縮める展開となった。 大引けの日経平均は前日比499.38円安の31872.52円となった。東証プライム市場の売買高は16億6147万株、売買代金は3兆9873億円だった。セクターでは空運、倉庫・運輸、陸運を筆頭にほぼ全面安となった一方、鉱業のみが上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%だった。 個別では、原油市況の高騰によるコスト上昇が懸念されたANAHD<9202>やJAL<9201>の空運、西武HD<9024>や京王電鉄<9008>などの陸運、日本コンセプト<9386>や上組<9364>などの倉庫・運輸、関西ペイント<4613>やUBE<4208>などの化学が大きく下落。日米長期金利の上昇を受けてリクルートHD<6098>、テモナ<3985>、ANYCOLOR<5032>のグロース(成長)株、東急不動産HD<3289>、京阪神ビルディング<8818>などの不動産も下落。米マイクロン・テクノロジーの低調な決算を受け、東エレク<8035>、芝浦メカ<6590>などの半導体関連の一部が安い。ほか、配当落ちの影響から銀行や商社に代表される卸売、鉄鋼セクターなども下落。業績予想を下方修正した大紀アルミニウム<5702>や配当落ちに伴う手仕舞い売りが広がったFPG<7148>は大幅安となった。 一方、原油市況の上昇によりINPEX<1605>、石油資源開発<1662>が上昇。ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>の半導体のほか、イビデン<4062>などハイテクの一角が買われた。中外製薬<4519>、第一三共<4568>の医薬品が高い。中国の自動車生産から撤退する方針が報じられた三菱自動車<7211>は大幅高。四半期ベースの業績底入れ感が意識されたニイタカ<4465>、国内証券が目標株価を引き上げたコーセル<6905>、資本コストなどを意識した経営の実現に向けた対応策を発表した日東精工<5957>、業績予想を上方修正した乃村工藝社<9716>やライドオンE<6082>も大幅高。投資判断の引き上げが確認された住友ゴム<5110>、第一生命HD<8750>、四半期業績の増益転換や増配・自社株買いが好感された西松屋チェ<7545>も高い。ほか、ステラケミファ<4109>、住友電工<5802>は投資判断の格上げが確認された。 <YN> 2023/09/28 15:37 相場概況 日経平均は反発、米ハイテク安が重しも配当再投資を意識し下げ渋る *15:28JST 日経平均は反発、米ハイテク安が重しも配当再投資を意識し下げ渋る 日経平均は反発。26日の米株式市場でダウ平均は388.00ドル安、ナスダック総合指数は-1.56%とそれぞれ反落。ミネアポリス連銀総裁が追加利上げの必要性に言及したほか、JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)が政策金利が7%まで上昇するリスクを警告したため、金利高を警戒した売りが先行。経済指標の下振れで景気減速懸念も強まり一段安となった。米株安を受けて日経平均は291.68円安からスタートすると一時32000円を割り込んだ。一方、為替の円安基調が続くなか心理的な節目割れでは押し目買いも入り下げ渋った。また、堅調なアジア市況や時間外取引の米株価指数先物も支援材料に緩やかに下げ幅を縮めた。午後は大引けにかけて見込まれる配当再投資を意識した買い戻しが入り、終盤にかけて日経平均はプラス圏に浮上した。 大引けの日経平均は前日比56.85円高の32371.90円となった。東証プライム市場の売買高は15億8606万株、売買代金は3兆9250億円だった。セクターでは医薬品、その他金融、不動産が上昇率上位に並んだ一方、海運、電気・ガス、鉄鋼が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は26%だった。 個別では、第一三共<4568>やエーザイ<4523>の医薬品、出光興産<5019>や石油資源開発<1662>の資源関連、カチタス<8919>や住友不動産<8830>、三菱地所<8802>の不動産が上昇。芝浦メカ<6590>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>、ルネサス<6723>、レーザーテック<6920>のハイテクの一角も堅調。プラスアルファコンサル<4071>は国内証券の新規買い推奨で大幅高。ほか、メドレー<4480>は新規買い推奨、大東建託<1878>は投資判断の格上げが好感された。上半期収益予想を上方修正した西華産業<8061>、東証プライムの上場維持基準への適合に向けた取組みを継続するとしたセグエG<3968>、投資有価証券の一部売却による特別利益計上を発表したテクノスジャパン<3666>などは大幅高となった。 一方、明日の配当落ちを意識しての動きか、四国電力<9507>や関西電力<9503>の電気・ガス、商船三井<9104>や郵船<9101>の海運、中部鋼板<5461>、淀川製鋼所<5451>の鉄鋼、八十二銀行<8359>や高知銀行<8416>の銀行などバリュー(割安)セクターが下落。円安基調が続くなかではあるが三菱自動車<7211>、日産自動車<7201>の輸送用機器、TOYOTIRE<5105>、横浜ゴム<5101>のゴム製品の一角が軟調。ファーストリテ<9983>、ディスコ<6146>、ダイキン<6367>、ニデック<6594>、村田製<6981>などの値がさ株やハイテクの一角も冴えない。太陽誘電<6976>、スタンレー電気<6923>は投資判断の格下げが確認された。業績予想を下方修正したコナカ<7494>、決算が出尽くし感につながったスギHD<7649>は大きく下落した。 <YN> 2023/09/27 15:28 相場概況 日経平均は反落、米長期金利の一段の上昇を警戒 *15:28JST 日経平均は反落、米長期金利の一段の上昇を警戒 日経平均は反落。25日の米株式市場でダウ平均は43.04ドル高、ナスダック総合指数は+0.45%とそれぞれ5日ぶり反発。10年債利回りが2007年以来の水準に上昇するなか、政府機関閉鎖リスクも重しとなった。一方、シカゴ連銀総裁が経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性を指摘すると終盤にかけてプラス圏を回復した。米株高に加えて為替の円安が一段と進行するなかではあったが、米長期金利の上昇を背景としたハイテク株の下落が重しになり、日経平均は38.57円安からスタート。前日に上昇した反動で戻り待ちの売りが出やすかったことも影響し、下げ幅は早々に300円を超えた。時間外取引の米株価指数先物が軟化したことやアジア市況の下落が嫌気され、その後もじわじわと下げ幅を広げる展開が続き、日経平均は結局この日の安値で引けた。 大引けの日経平均は前日比363.57円安の32315.05円となった。東証プライム市場の売買高は13億1856万株、売買代金は3兆2590億円だった。セクターでは医薬品、機械、電気機器が下落率上位に並んだ一方、海運、銀行、保険が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の70%、対して値上がり銘柄は27%だった。 個別では、米長期金利の上昇を背景に東エレク<8035>、スクリン<7735>、イビデン<4062>、芝浦メカ<6590>、太陽誘電<6976>、TDK<6762>などのハイテクや、インフォマート<2492>、SREHD<2980>、ラクスル<4384>などのグロース(成長)株が大きく下落。為替の円安にもかかわらず日産自<7201>、豊田自動織機<6201>、武蔵精密工業<7220>などの輸送用機器も安い。ほか、東京鐵鋼<5445>、神戸製鋼所<5406>の鉄鋼、三井金属<5706>、大紀アルミニウム<5702>の非鉄金属、三井物産<8031>、三菱商事<8058>の商社なども軟調。上半期が営業減益で着地したあさひ<3333>は大きく下落した。 一方、国内長期金利の上昇を受けてT&DHD<8795>、かんぽ生命<7181>の保険、西日本フィナンシャルHD<7189>、千葉興業銀行<8337>の地銀など金融セクターが大きく上昇。東海東京FHD<8616>は中間配当の増配が、日本取引所グループ<8697>は業績・配当予想の上方修正が、いよぎんHD<5830>は上半期業績の上方修正がそれぞれ好感された。ほか、四国電力<9507>、関西電力<9503>の電気・ガス、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運、三菱製紙<3864>、北越コーポレーション<3865>のパルプ・紙などバリュー(割安)セクターが堅調。あすか製薬<4886>は政策保有株縮減に伴う売却益計上が材料視された。東証スタンダードでは配当方針変更に伴う増配を発表したオーテック<1736>、業績予想を上方修正したラサ商事<3023>や大光<3160>、中期経営計画を発表したfonfun<2323>などが急伸した。 <YN> 2023/09/26 15:28 相場概況 日経平均は5日ぶり反発、日銀の緩和姿勢継続で押し目買い優勢 *15:35JST 日経平均は5日ぶり反発、日銀の緩和姿勢継続で押し目買い優勢 日経平均は5日ぶり反発。先週末22日の米株式市場でNYダウは4日続落。9月サービス業や総合PMI速報値の悪化が嫌気された。加えて、原油高や年内の追加利上げの可能性、政府機関閉鎖の可能性、自動車労働組合(UAW)のスト継続リスクなど警戒材料が多く、終盤にかけて下げ幅を広げた。ナスダック総合指数は-0.09%だった。今日の日経平均は114.85円高からスタートした。日経平均は先週末までの4日続落で1100円を超す下げとなったことから自律反発狙いの買いが入りやすかったが、取引開始後は米株安が重しとなり、日経平均は小幅安に転じる場面があった。一方、先週末、東京市場の取引終了後に行われた植田日銀総裁の記者会見で、日銀金融政策が従来の姿勢を踏襲することが確認されたことが市場の安心感となり、また、岸田首相が経済対策の柱を今夜発表すると伝えられたこともあり、日経平均は前場の中頃以降は堅調に推移した。大引けの日経平均は前日比276.21円高の32678.62円となった。東証プライムの売買高は12億6935万株、売買代金は3兆1720億円だった。セクターでは医薬品、小売業、食料品などが上昇。一方、銀行業、海運業、証券商品先物などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は22%となった。個別では、、カプコン<9697>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、イビデン<4062>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、JT<2914>、ソニーG<6758>、JFE<5411>、武田薬<4502>、任天堂<7974>が上げた。個別の材料では、24年2月期業績予想を上方修正し営業減益予想から増益予想となった平和堂<8276>、発行済株式数の5%上限の自社株買いとSBIファイナンシャルサービシーズとの業務提携の内容を深化させると発表したDスタンダード<3925>、アストラゼネカと開発中の抗がん剤で良好な試験結果を公表した第一三共<4568>、東証スタンダードでは、23年8月期業績見込みを上方修正したヤマトインター<8127>、中期経営計画が好感されたニッピ<7932>、Abalance<3856>、創業40周年記念株主優待を実施すると発表したズーム<6694>が買われた。一方、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、SANKYO<6417>、ネクステージ<3186>、郵船<9101>、コマツ<6301>、川崎船<9107>、楽天グループ<4755>、トヨタ<7203>、三菱重<7011>が下げた。個別の材料では、第1四半期営業利益8.96億円に対し上半期営業利益が7.80億円予想と発表したIRJ-HD<6035>、23年12月期の業績と配当予想を一旦未定としたDmMiX<7354>が軟調な展開となった。 <SK> 2023/09/25 15:35 相場概況 日経平均は4日続落、米金利高で売り優勢も金融政策決定会合は無難消化 *15:48JST 日経平均は4日続落、米金利高で売り優勢も金融政策決定会合は無難消化 日経平均は4日続落。21日の米株式市場でダウ平均は370.46ドル安、ナスダック総合指数は-1.82%とそれぞれ続落。週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し、長期金利が一段と上昇したことで終日売り優勢だった。米株安を受けて日経平均は381.71円安からスタート。米10年債利回りが連日で高値を更新する一方、為替が円高に振れていたこともあり、ハイテクのほか直近強かったバリュー(割安)株にも利益確定売りが広がり、日経平均は寄り付き直後に32154.53円(416.5円安)まで下落した。一方、昼頃に日本銀行の金融政策決定会合で政策の現状維持が伝わると目先のあく抜け感から買い戻しが強まり、日経平均は一時前日終値近くまで下げ幅を縮めた。ただ、引け後の植田総裁の会見を見極めたいとの思惑から買い戻しが一服すると、その後は再び軟化し、もみ合いが続いた。 大引けの日経平均は前日比168.62円安の32402.41円となった。東証プライム市場の売買高は16億873万株、売買代金は3兆8814億円だった。セクターでは海運、電気・ガス、非鉄金属が下落率上位に並んだ一方、鉱業、空運、銀行が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の50%、対して値上がり銘柄は46%だった。 個別では、川崎汽船<9107>や郵船<9101>の海運、東京電力HD<9501>や北陸電力<9505>の電気・ガス、大紀アルミニウム<5702>や住友鉱山<5713>の非鉄金属、大阪製鐵<5449>や共英製鋼<5440>の鉄鋼など、バリューセクターが大きく下落。三井物産<8031>、丸紅<8002>の商社、五洋建設<1893>、大林組<1802>の建設、ウエルシアHD<3141>、イオン<8267>、7&I-HD<3382>などの小売りも軟調なものが目立った。公正取引委員会によるニュース配信サービス大手に対する調査報告書の作成要請を嫌気し、ZHD<4689>などが大きく下落した。 一方、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業、出光興産<5019>、富士石油<5017>の石油・石炭製品のほか、JAL<9201>、ANAHD<9202>の空運、ニコン<7731>、HOYA<7741>などの精密機器が堅調。日銀金融政策決定会合での現状維持が伝わったものの、ほぼ事前の予想通りだったことから銀行株が改めて買われ、西日本フィナンシャルHD<7189>、栃木銀行<8550>などが大幅に上昇。レーザーテック<6920>、ニデック<6594>、三井ハイテック<6966>、メルカリ<4385>、ANYCOLOR<5032>などのハイテク・グロース(成長)株の一角も堅調だった。 スタジオジブリの子会社化を発表した日本テレビ<9404>が急伸し、日本テレビが大株主にいるビーグリー<3981>はジブリとの連携強化に対する思惑が先行して大幅高。ほか、業績予想を上方修正したネクシィーズ<4346>、5社共同で新規IPプロジェクトの製作委員会を立ち上げるとしたピアラ<7044>、国内証券が目標株価を引き上げたデサント<8114>、増配が好感されたBEENOS<3328>などが大幅に上昇した。大幅増配や自社株買いを発表したSANKYO<6417>はストップ高比例配分となった。 <YN> 2023/09/22 15:48 相場概況 日経平均は大幅に3日続落、タカ派なFOMCでリスク回避売り膨らむ *15:27JST 日経平均は大幅に3日続落、タカ派なFOMCでリスク回避売り膨らむ 日経平均は大幅に3日続落。20日の米株式市場でダウ平均は76.85ドル安、ナスダック総合指数は-1.52%とそれぞれ続落。連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利の据え置きが決定された。しかし、追加利上げの可能性が除外されなかったほか、最新の経済・政策金利見通しがタカ派な内容だったことから、長期金利が一段と上昇、株式市場は終盤にかけて下げ幅を広げた。米ナスダック指数の大幅続落を受け、日経平均は158.22円安と33000円を割り込んでスタート。日米の長期金利が揃って高値を更新し金利先高観が警戒されるなか、ハイテク株を中心にリスク回避の売りが続いた。中国・香港株の下落なども投資家心理を悪化させ、日経平均は後場も底這いが続き、じわじわと下げ幅を広げる展開となった。 大引けの日経平均は前日比452.75円安の32571.03円となった。東証プライム市場の売買高は15億6758万株、売買代金は3兆7397億円だった。セクターでは精密機器、鉱業、電気機器が下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、銀行、ゴム製品が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の67%、対して値上がり銘柄は29%だった。 個別では、米長期金利の上昇を背景にアドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、イビデン<4062>、村田製<6981>などのハイテクのほか、アンビスHD<7071>、MSOL<7033>、Appier<4180>などのグロース(成長)株が総じて大きく下落。原油市況の軟化を受けてINPEX<1605>、石油資源開発<1662>も安い。国内長期金利も上昇するなか金利コストの増加が懸念され、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など不動産株も下落。ソニーG<6758>、HOYA<7741>、SMC<6273>など値がさ株も安い。堅調な決算ながらも出尽くし感や見切り売りが優勢となったサツドラHD<3544>、ツルハHD<3391>は大幅安。長谷工<1808>は外資証券の投資判断格下げが確認された。 一方、国内長期金利の上昇を追い風に三菱UFJ<8306>、三井住友トラスト<8309>の銀行が大きく上昇し、MS&AD<8725>、東京海上HD<8766>の保険も堅調。合同製鐵<5410>、大阪製鐵<5449>の鉄鋼、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運などバリュー(割安)株の一角も堅調。大和工業<5444>は投資判断の格上げも寄与して大幅高。ほか、熊谷組<1861>、積水ハウス<1928>、東レ<3402>の投資判断の格上げが確認された。 <YN> 2023/09/21 15:27

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