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注目トピックス 市況・概況 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、円売り先行も148円後半の売りが重石に *17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、円売り先行も148円後半の売りが重石に 8日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米早期利下げ観測の後退と日銀緩和継続の思惑で、ドル買い・円売りに振れやすい、ただ、米国債入札後に金利安へ振れればドルは失速。148円後半は引き続き上値が抑えられるだろう。前日は手がかりが乏しいなか米10年債利回りに振らされる展開となり、ユーロ・ドルは1.0750ドルから1.0790ドルのレンジ内でもみ合った。ドル・円は147円60銭台に下げる場面もあったが、その後はおおむね148円台で推移。本日アジア市場で内田日銀副総裁が政策運営に言及し、今後マイナス金利を解除しても緩和的な政策が維持される可能性を示唆。それを受けた円売りで、ドルなど主要通貨は押し上げられた。この後の海外市場は日米の金融政策を注視。足元では連邦準備制度理事会(FRB)当局者による政策金利引き下げの方向は一致するものの、実施時期については見方が分かれる。一方、来週の国内消費者物価指数(CPI)は顕著な低下が予想され、金利安・ドル安が見込まれる。また、国債入札後に金利安に振れれば、ドル売りに振れやすい。日銀の緩和維持の観測で円売りは継続するものの、ドルは148円後半で上げ渋るとみる。【今日の欧米市場の予定】・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.0万件、前回:22.4万件)・22:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁TV出演・24:00 米・12月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.4%、速報値:+0.4%)・02:05 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(NY経済クラブ)・03:00 米財務省・30年債入札・イエレン米財務長官証言(上院銀行委員会) <CS> 2024/02/08 17:25 Reuters Japan Online Report Business News 日産、4─12月期営業益65%増、通期販売計画を下方修正 Maki Shiraki [東京 8日 ロイター] - 日産自動車が8日発表した2023年4─12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比65.1%増の4783億円だった。2024年3月期の連結業績予想は維持したが、今期の世界販売計画は従来予想から14万台引き下げた。物流網の混乱と競争激化などにより、中国や北米が前回想定を下回る。 今期の営業利益予想は従来通りの6200億円で、IBESによるアナリスト17人の予測平均値6157億円をやや上回っている。 今期の前提為替レートは円安方向へ見直し、1ドル=144円(従来は140円)、1ユーロ=156円(同153円)とした。 今期の世界販売計画は355万台へと従来の370万台から下方修正した。主力市場すべてを前回予想から引き下げた。中国は6000台減の79万4000台(従来は80万台)、日本は1万台減の51万台(同52万台)、北米を5万台減の132万台(同137万台)、欧州は3万台減の37万台(同40万台)とした。 4─12月期の世界販売実績は同1.2%増の244万1000台だった。 (決算数字はをご覧ください) 2024-02-08T082359Z_1_LYNXMPEK1709Y_RTROPTP_1_NISSAN-RESULTS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240208:nRTROPT20240208082359LYNXMPEK1709Y 日産、4─12月期営業益65%増、通期販売計画を下方修正 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240208T082359+0000 20240208T082359+0000 2024/02/08 17:23 Reuters Japan Online Report Business News 海運マースク、24年は大幅減益に 紅海巡る不透明感根強い [コペンハーゲン 8日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクが8日発表した2023年第4・四半期決算は予想を下回った。24年はコンテナ船の過剰供給で大幅な減益になる見通し。 ただ、紅海の混乱の影響を巡る不透明感は根強いという。 同社は24年の利払い・税・償却前利益(EBITDA)が10億─60億ドルになるとの見通しを示した。23年は96億ドルだった。 同社は声明で「紅海の混乱の期間と程度については依然として不確実性が高く、ガイダンスのレンジには1四半期から通年までの期間が反映されている」と述べた。 第4・四半期のEBITDAは8億3900万ドル。前年同期は65億4000万ドルだった。市場予想の11億3000万ドルを下回った。 2024-02-08T082034Z_1_LYNXMPEK1709M_RTROPTP_1_HAPAG-LLOYD-MAERSK.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240208:nRTROPT20240208082034LYNXMPEK1709M 海運マースク、24年は大幅減益に 紅海巡る不透明感根強い OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240208T082034+0000 20240208T082034+0000 2024/02/08 17:20 みんかぶニュース 個別・材料 タムロンが1株から2株への株式分割と40万株を上限とする自社株買いを発表  タムロン<7740.T>がこの日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株へ株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高めるとともに投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は7月1日。また、上限を40万株(発行済み株数の1.89%)、または20億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は2月9日から3月31日までで、取得した全株式を消却する予定としている。  同時に発表した24年12月期連結業績予想は、売上高755億円(前期比5.7%増)、営業利益143億円(同5.1%増)、純利益107億3000万円(同0.8%減)を見込む。配当予想は中間50円、期末80円を予定しており、株式分割を考慮すると実質増配となる予定だ。  引き続きミラーレスカメラ用の自社ブランド交換レンズの積極的な市場投入を図るほか、注力分野であるFAカメラ用と車載用レンズの拡大を見込む。また、顧客の在庫調整の解消による監視カメラ用レンズ、カメラモジュールの回復見込みもあり、増収増益を計画している。  なお、23年12月期決算は、売上高714億2600万円(前の期比12.6%増)、営業利益136億700万円(同23.3%増)、純利益108億1200万円(同29.5%増)だった。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 17:18 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は堅調、日銀緩和継続にらみ円売り *17:13JST 東京為替:ドル・円は堅調、日銀緩和継続にらみ円売り 8日の東京市場でドル・円は堅調。米10年債利回りの低下でドル売りが先行し、一時147円93銭まで下落。ただ、日銀副総裁が緩和的な金融環境が続くとの見解を示し、円売り優勢の展開に。ドルは売りに押されながらも、午後に148円80銭まで値を上げた。・ユーロ・円は159円47銭から160円47銭まで上昇。・ユーロ・ドルは1.0771ドルから1.0788ドルまで値を上げた。・日経平均株価:始値36,258.84円、高値36,956.97円、安値36,206.20円、終値36,863.28円(前日比743.36円高)・17時時点:ドル・円148円70-80銭、ユーロ・円160円30-40銭【経済指標】・日・12月経常収支:+7443億円(予想:+1兆1387億円、11月:+1兆9256億円)・中・1月消費者物価指数:前年比-0.8%(予想:-0.5%、12月:-0.3%)・中・1月生産者物価指数:前年比-2.5%(予想:-2.6%、12月:-2.7%)・日・1月景気ウォッチャー調査・現状判断:50.2(予想:50.3、12月:50.7)【要人発言】・内田日銀副総裁「マイナス金利解除後の利上げの道筋、今後の経済・物価の情勢次第」「マイナス金利を解除しても、緩和的な金政策環境を維持していくことになる」「日本の状況を欧米のアナロジーで考えるのは少し無理がある」「予想インフレ率が再低下のリスクも意識しながら緩和的な政策を行う必要」「YCCを見直すなら市場の自由な金利形成より尊重していく」「先行きの不確実性はなお高いが、物価目標実現の確度は少しずつ高まっている」 <TY> 2024/02/08 17:13 みんかぶニュース 個別・材料 ウェルビーがMBOを発表、TOB価格は1089円  ウェルビー<6556.T>がこの日の取引終了後、MBOの一環として、投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ傘下のPTCJ-5ホールディングス(東京都千代田区)が、同社株の非公開化を目指してTOBを実施すると発表した。  ポラリスがこれまで培ってきたノウハウや保有するリソースなどを活用し、積極的な拠点展開などの事業改革を推進するのが狙い。TOB価格は1株につき1089円で、新株予約権は1個につき2万5200円。買付予定数は2207万6617株(下限1286万1700株、上限設定なし)、買付期間は2月9日から3月26日までを予定している。また、TOB成立後、ウェルビーは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株式を2月8日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、ウェルビーはTOBに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨している。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 17:10 注目トピックス 市況・概況 8日の日本国債市場概況:債券先物は146円56銭で終了 *17:09JST 8日の日本国債市場概況:債券先物は146円56銭で終了 <円債市場>長期国債先物2024年3月限寄付146円20銭 高値146円56銭 安値146円13銭 引け146円56銭売買高総計25343枚2年 457回  0.090%5年 164回  0.304%10年 373回  0.697%20年 187回  1.476%債券先物3月限は、146円20銭で取引を開始。内田日銀副総裁の講演への警戒感からか売りが先行し、146円13銭まで下げた。その後、内田副総裁が「マイナス金利解除後どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくい」と述べたことを受けて買いが急速に広がり、146円56銭まで上げた。現物債の取引では、全年限が買われた。<米国債概況>2年債は4.42%、10年債は4.11%、30年債は4.32%近辺で推移。債券利回りは横ばい。(気配値)<その他外債市況・10年債>ドイツ国債は2.32%、英国債は3.98%、オーストラリア10年債は4.10%、NZ10年債は4.72%。(気配値)[本日の主要政治・経済イベント]<海外>・18:00 欧州中央銀行(ECB)経済報告・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.0万件、前回:22.4万件)・22:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁TV出演・24:00 米・12月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.4%、速報値:+0.4%)・02:05 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(NY経済クラブ)・03:00 米財務省・30年債入札・イエレン米財務長官証言(上院銀行委員会)(海外のスケジュールで表示されている時間は日本時間) <KK> 2024/02/08 17:09 注目トピックス 経済総合 金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) *17:06JST 金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう』と述べています。続いて、『1月米雇用統計が、非農業部門就業者数と平均時給の前月比の伸びがほぼ市場予想の2倍となったことや、1月米ISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)が前月から上昇し、経済の好調さが確認されたことから、早期の米利下げに対する見方が後退している』と伝えています。次に、『パウエルFRB議長は4日夜(日本時間5日午前)に放送されたCBSニュースの番組「60ミニッツ」で、金融当局として3月以降まで利下げに踏み切るのを待つ公算が大きいと語った』とし、また、『ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は5日公表のエッセーで、FRBの金融政策スタンスは「想定されているほどは引き締め的になっていないかもしれない」との見方を示した。市場が織り込む3月または5月の利下げの確率は一段と低下したことも金相場には重石となった』と述べています。また、『好調な株式市場を背景に個人の金投資には盛り上がりが見られない。金ETFはジリジリと減少している』と言及しています。一方で、『シリアでは4日夜から5日未明にかけ、米軍駐留基地が無人機攻撃を受けた。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止を巡る交渉も合意が成立しない状態が続いており、地政学リスクへの警戒感が金をサポートしている』と伝えています。また、『商業用不動産の不振を背景とする米地銀の経営に対する警戒感からも、安全資産である金は注目される』と述べています。こうしたことから、陳さんは、NY金について、『当面は、強材料と弱材料が混在し、レンジ相場が続きそうだ』と考察しています。NY金予想レンジは、『2000~2100ドル』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月7日付「金は、利下げ見通しは後退するも、地政学リスクでサポートされよう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <CS> 2024/02/08 17:06 みんかぶニュース 個別・材料 KLabの23年12月期決算は最終赤字拡大、今期予想は非開示  KLab<3656.T>はこの日の取引終了後、23年12月期連結決算を発表した。売上高は前の期比36.5%減の107億1700万円、最終損益は前の期の赤字(5億4100万円の赤字)から17億2800万円の赤字に拡大して着地した。  3タイトルのサービス終了や既存タイトルの減衰の継続が要因。また、ソフトウェア資産の減損損失を計上したことも響いた。24年12月期の業績見通しは非開示とした。年内リリース予定の「EA SPORTS FC TACTICAL」が大きく業績に貢献すると見込むものの、現時点で合理的かつ信頼性のある業績予想の提示は困難なため。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 17:04 みんかぶニュース 市況・概況 [PTS]ナイトタイムセッション17時時点 上昇96銘柄・下落80銘柄(通常取引終値比)  2月8日のPTSナイトタイムセッション(16:30~23:59)17時時点で売買が成立したのは191銘柄。通常取引の終値比で上昇は96銘柄、下落は80銘柄だった。日経平均株価構成銘柄の売買成立数は48銘柄。うち値上がりが21銘柄、値下がりは21銘柄だった。NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は68円高と買われている。  PTS市場全体、および日経平均構成銘柄の8日終値比の上昇率・下落率ランキングは以下のとおり。 △PTS値上がり率ランキング    コード 銘柄名     株価  終値比(  率 ) 1位 <130A> VIS       2820  +2820( +INF%) 2位 <7552> ハピネット     3339  +500( +17.6%) 3位 <9159> WTOKYO    3460  +500( +16.9%) 4位 <1885> 東亜建       4350  +550( +14.5%) 5位 <2330> フォーサイド   220.1  +27.1( +14.0%) 6位 <8022> ミズノ       4895  +540( +12.4%) 7位 <3992> ニーズウェル   882.1  +93.1( +11.8%) 8位 <9235> 売れるネット    3130  +326( +11.6%) 9位 <4719> アルファ      3425  +345( +11.2%) 10位 <3744> サイオス      405   +34( +9.2%) ▼PTS値下がり率ランキング    コード 銘柄名     株価  終値比(  率 ) 1位 <4890> 坪田ラボ      261   -65( -19.9%) 2位 <4356> 応用技術      1460  -261( -15.2%) 3位 <3328> BEENOS    1230  -205( -14.3%) 4位 <7140> ペットゴー     1025  -169( -14.2%) 5位 <7291> 日本プラスト    536   -78( -12.7%) 6位 <7927> ムトー精工     1968  -285( -12.6%) 7位 <3659> ネクソン      2540 -350.5( -12.1%) 8位 <4337> ぴあ        2795  -380( -12.0%) 9位 <4582> シンバイオ     198   -25( -11.2%) 10位 <3656> KLab     326.5  -39.5( -10.8%) △PTS [日経平均構成銘柄] 値上がり率ランキング    コード 銘柄名     株価  終値比(  率 ) 1位 <8750> 第一生命HD    3200  +77.0( +2.5%) 2位 <4689> ラインヤフー    444  +5.8( +1.3%) 3位 <6723> ルネサス      2558  +16.0( +0.6%) 4位 <7203> トヨタ       3370  +20.0( +0.6%) 5位 <7202> いすゞ       2059  +7.5( +0.4%) 6位 <7735> スクリン     16830   +60( +0.4%) 7位 <9433> KDDI      4526   +14( +0.3%) 8位 <8031> 三井物       5880   +14( +0.2%) 9位 <9432> NTT      179.7  +0.4( +0.2%) 10位 <4452> 花王        5580   +10( +0.2%) ▼PTS [日経平均構成銘柄] 値下がり率ランキング    コード 銘柄名     株価  終値比(  率 ) 1位 <3659> ネクソン      2540 -350.5( -12.1%) 2位 <7270> SUBARU    2995 -236.0( -7.3%) 3位 <7731> ニコン       1440 -101.0( -6.6%) 4位 <7201> 日産自      588.5  -36.9( -5.9%) 5位 <5801> 古河電       2610 -157.5( -5.7%) 6位 <3401> 帝人        1300  -50.5( -3.7%) 7位 <9984> SBG       7180  -170( -2.3%) 8位 <7733> オリンパス    2132.4  -49.6( -2.3%) 9位 <5713> 住友鉱      3910.1  -76.9( -1.9%) 10位 <8252> 丸井G      2400.1  -45.9( -1.9%) ※PTSの株価はジャパンネクスト証券運営PTSのJ-Marketより取得 株探ニュース 2024/02/08 17:03 みんかぶニュース 市況・概況 明日の株式相場に向けて=SQ前の仕掛けが炸裂  きょう(8日)の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比743円高の3万6863円と急反騰をみせた。唖然とするほど強い相場といってよい。材料不在とはいわないが、ほとんど理屈では説明のつかない強力な上昇波が形成されている。この日の日経平均は先物主導で上げ足を強め、つむじ風に巻かれるように3万6000円台後半へと一気に水準を切り上げた。上げ幅は一時800円を超え、手を伸ばせば3万7000円台に届く位置まで急浮上、これには複数のマーケット関係者からも驚きの声が上がっていた。  日経平均に上昇加速スイッチが入ったのは前場の後半で、内田日銀副総裁の奈良県金融経済懇談会での講演内容が材料視されたという解釈がなされていた。マイナス金利解除にマーケットの関心が向かうなか、内田氏は、きょうの講演で解除後は利上げに慎重なスタンスで緩和的な金融環境を維持していくべきという主旨の発言を行った。これが、株式市場にとって心地良く響いたという見方だ。いうまでもなく、マイナス金利解除イコール金融引き締めスタンスへの転換を意味するものではない。しかし、マーケット側はそれを薄々分かってはいても、当局関係者からその趣旨の情報発信があるかないかでは大きな違いがある。  したがって今回の内田発言がポジティブ視されるのは十分に理解できるが、誰もこの日の奈良県で行われた金融懇談会を事前に重要スケジュールとして認知しておらず、これが強烈な先物買いにつながるインパクトはない。むしろ取ってつけたような後講釈に近い要素があるといってもよい。ポイントは、あすがオプションSQ算出日に当たっていること。つまり、材料云々ではなく先物で仕掛けて日経平均を担ぎ上げた勢力がいるという株式需給面の現実のみを理解しておくところだ。  いずれにせよ、きょうの相場でショートポジションを積み上げた向きはまたもや全面撤退を余儀なくされる格好となった。米国では商業用不動産市況の悪化が顕著で、ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ<NYCB>の株価は崩落、地銀株にはアンタッチャブルなムードが蔓延している。ここは売りから入りたくなるのが人情だ。ところが少なくとも今のタイミングではそれは罠で、踏み上げ相場の肥やしとなる。日経平均が800円超の上昇をみせている時でも、個別株に目を向けると値上がり銘柄数を値下がり数が大きく上回っていた。ここにも指数売買のみで押し上げた形跡が如実に残されている。  ただ、繰り返しになるが日経平均がここから仮に2000円上昇して3万8915円の頂点をクリアしたとしても、それは企業のEPSなどから判断してバブルとはいえない。あまりにも上昇ピッチが速いことに警戒感は拭えないが、時間の概念を閉ざした静止画像で株価水準をとらえれば、肯定されない要素はない。したがって、空売りを考えるのはリスクが大きい。もちろん、だからと言って焦って買わなければいけないということではない。考え方としては全体指数を別次元のものとみなす。ここは全体相場に対する強気あるいは弱気という概念から離れて、あくまで個別株に照準を合わせて物色対象を絞り込んでいく方が好結果につながりやすい。日経平均の値動きをノイズというのは憚(はばか)られるが、今だからこそ「森を見ずに木を見る」スタンスで株式市場と対峙することを心掛ければ、個別株への投資も行いやすくなる。  現状は決算発表が佳境に入っていることで、どうしても決算トレードが主流となるため、鉄火場を求めないのであれば「休むも相場」を決め込むのも一法である。テーマ買いの動きとしては半導体を含む生成AI周辺にしばらくは投資マネーが集中しそうだ。今は、決算発表が終わったものから順に対象を絞り込んでいく時間帯にある。  あすは、株価指数オプション2月物の特別清算指数(オプションSQ)の算出日にあたる。このほか、1月のマネーストックが朝方取引開始前に発表されるほか、午前中に3カ月物国庫短期証券の入札と5年物国債の入札が行われる。午後取引時間中には12月の特定サービス産業動態統計など。国内主要企業の決算発表では東京エレクトロン<8035.T>、三井物産<8031.T>、三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>、リクルートホールディングス<6098.T>、ゼンショーホールディングス<7550.T>、資生堂<4911.T>などが予定されている。なお、中国市場は春節のため16日まで休場。また、この日は台湾、韓国、インドネシア、ベトナムの各市場も休場となる。香港株市場は午後休場となる。(銀) 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 17:00 グロース市況 東証グロ-ス指数は小幅続落、プライム市場の大型株に関心向かい失速 *16:58JST 東証グロ-ス指数は小幅続落、プライム市場の大型株に関心向かい失速 東証グロース市場指数 895.34 -2.17 /出来高 1億3902万株/売買代金1848億円東証グロース市場250指数 708.96 -0.78 /出来高1億1130万株/売買代金1674億円 本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに小幅続落。値上がり銘柄数は180、値下り銘柄数は344、変わらずは32。 7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は156.00ドル高(+0.40%)の38677.36ドル、ナスダックは147.65ポイント高(+0.95%)の15756.64、S&P500は40.83ポイント高(+0.82%)の4995.06で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の利下げの可能性に言及し、期待感を受けた買いに寄り付き後は上昇。最近の強いデータを受け、堅調な経済を期待した買いや、企業決算を好感した買いに相場は終日堅調に推移した。商業用不動産懸念にジャンク級に格下げされた地銀のニューヨーク・コミュニティ・バンコープの回復に連れ投資家心理も改善し、終盤にかけて上げ幅を拡大しダウは過去最高値を更新し終了。 米国株の上昇を受けて、東証グロース市場はやや買い優勢で取引を開始した。朝方は東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともにしっかりの推移となったが、前場終了前に、内田日本銀行副総裁が「どんどん利上げしていくような道筋は考えにくく、緩和的な金融環境を維持していくこととなる」との認識を示したことからプライム市場の大型株優勢の地合いに。グロース市場は物色の対象外となり、さえない展開となった。 個別では、決算が嫌気されたクオルテック<9165>が急落したほか、足元上昇していたデリバリコンサル<9240>も売られたほか、キャンバス<4575>も見切り売り優勢となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>、サンウェルズ<9229>が下落。値下がり率上位銘柄では、アジャイル<6573>、ピアズ<7066>、ABEJA<5574>がランクイン。 一方、売れるネット広告<9235>が引き続き買われストップ高となったほか、一部メディアによる人気オンラインゲーム「フォートナイト」関連の物色が波及したmonoAI<5240>もストップ高。また、決算が引き続き材料視されてフレクト<4414>、リベロ<9245>も買い優勢となった。時価総額上位銘柄では、ジーエヌアイグループ<2160>、シーユーシー<9158>が買われた。値上がり率上位には、インフォネット<4444>、ELEMENTS<5246>がランクイン。 東証グロース市場Core指数では、ジーエヌアイグループ、シーユーシーのほか、GMOフィナンシャルゲート<4051>、スカイマーク<9204>が買われた。 なお、本日新規上場を果たしたVeritasInSilico<130A>の初値は2001円と公開価格1000円を大幅に超え、初値形成後も買われストップ高となった。[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10位 |コード|銘柄              |  現値| 前日比|   前比率| 1| 9235|売れるネット広告      |  2804|   500|    21.70| 2| 9159|WTOKYO         |  2960|   500|    20.33| 3| 5240|monoAI         |   532|   80|    17.70| 4| 4414|フレクト           |  6000|   800|    15.38| 5| 7068|FフォースG         |   593|   54|    10.02| 6| 5572|リッジアイ          |  1999|   173|     9.47| 7| 4444|インフォネット       |  1503|   129|     9.39| 8| 3566|ユニネク           |   643|   39|     6.46| 9| 9245|リベロ             |  1616|   96|     6.32|10| 4482|ウィルズ           |   749|   40|     5.64|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄              |  現値| 前日比|   前比率| 1| 9165|クオルテック         |  1473|  -335|   -18.53| 2| 4389|プロパティDBK      |  1226|  -270|   -18.05| 3| 9240|デリバリコンサル      |   737|  -150|   -16.91| 4| 7330|レオスキャピタル      |  1227|  -154|   -11.15| 5| 6573|アジャイル          |   312|   -37|   -10.60| 6| 7036|イーエムNJ         |   798|   -94|   -10.54| 7| 5574|ABEJA          |  3835|  -425|    -9.98| 8| 4575|CANBAS         |   738|   -70|    -8.66| 9| 4424|Amazia         |   443|   -41|    -8.47|10| 3913|sMedio         |   706|   -52|    -6.86| <FA> 2024/02/08 16:58 みんかぶニュース 個別・材料 関西ペが24年3月期業績予想を上方修正  関西ペイント<4613.T>がこの日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を5550億円から5600億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を450億円から500億円(同55.9%増)へ、純利益を570億円から640億円(同2.5倍)へ上方修正した。  自動車生産台数の回復により自動車及び自動車部品分野の売上高が想定以上に推移していることや、主に欧州の工業分野が堅調に推移していることが要因という。また、原価低減活動などの利益改善施策を継続的に推進したことも寄与する。  同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高4222億9400万円(前年同期比10.3%増)、営業利益413億9000万円(同71.3%増)、純利益539億4300万円(同3.2倍)だった。  また、欧州子会社カンサイ・ヘリオス・コーティングが、香港のヴァイルブルガー・アジア社の株式を取得し子会社化すると発表した。ヴァイルブルガー・アジア社は中国やインドにおいてフライパンやアイロンなどに使われるノンスティックコーティングや鉄道用塗料、ストーブや暖炉に使用される耐熱塗料など工業用塗料事業を展開する企業。取得価額は2447万8000ユーロ(38億8600万円)を予定。なお、24年3月期業績への影響は精査中としている。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:57 Reuters Japan Online Report Business News ウェルビーがMBO、ポラリスが1株1089円で買い付け Shinichi Uchida [東京 8日 ロイター] - 就労支援事業などを手掛けるウェルビーは8日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。ポラリス・キャピタル・グループが設立した会社が1株1089円(8日終値は838円)で公開買い付けし、その後の一連の手続きを経て非公開化を目指す。 ウェルビーはTOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240208T075539+0000 2024/02/08 16:55 注目トピックス 経済総合 プラチナは上値の重い可能性 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) *16:53JST プラチナは上値の重い可能性 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『プラチナは上値の重い可能性』と述べています。続いて、『先週のNYプラチナ(4月限)は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが大幅に後退したことから下落した。ただ、2年連続の供給不足を背景に900ドルを下回った場面では買い戻された』と伝えています次に、『米連邦準備制度理事会(FRB)は31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、市場予想通り政策金利を据え置いたが、経済見通しは不透明だとして、利下げを急がない姿勢を改めて強調した』と述べています。また、『パウエル議長は記者会見で、3月の利下げ観測に関しては可能性が低いとの認識を示した。2日に発表された1月米雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数が前月比35.3万人増加と伸びは昨年12月の33.3万人増から拡大し、市場予想の18万人増も大きく上回った。インフレに関連する平均時給も上昇し、米労働市場の堅調さとインフレ懸念から3月の利下げ期待が大きく後退した。このため、米金利が上昇し、ドルが買われ、ドル建てプラチナは割高感が強まって上値を抑えられた』と解説しています。また、『プラチナ最大の生産国である南アフリカでは、依然として電力不足による経済への影響が懸念されることから、通貨ランドが安値圏で推移していることもプラチナ相場には重石になっているだろう』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、『プラチナ相場は900ドル割れの水準では実需買いが入りやすいが、今週末から来週は最大の消費国である中国が春節休暇に入るため、サポート要因に乏しくなるかもしれない。そのため、一時的に下振れする可能性もありそうだ』と考察しています。NYプラチナ相場の予想レンジについては、『880~980ドル』と想定しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月7日付「プラチナは上値の重い可能性」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <CS> 2024/02/08 16:53 みんかぶニュース 個別・材料 フジクラが24年3月期業績及び配当予想を上方修正  フジクラ<5803.T>がこの日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を7600億円から7900億円(前期比2.0%減)へ、営業利益を540億円から630億円(同10.2%減)へ、純利益を410億円から450億円(同10.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を22円50銭から26円50銭へ引き上げ年間配当予想を49円(前期30円)とした。  エレクトロニクス事業で、サプライチェーン問題の影響による需要減が想定よりも軽微だったことや生産性改善が進んでいることが要因という。また、自動車事業部門で費用削減や顧客との間でコスト負担の適正化が進展したことも寄与する。  同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高5989億9100万円(前年同期比2.3%減)、営業利益514億4300万円(同9.0%減)、純利益357億9700万円(同23.0%減)だった。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:53 みんかぶニュース 市況・概況 明日の【信用規制・解除】銘柄 (8日大引け後 発表分) ○エレメンツ <5246> [東証G] 東証と日証金が9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。 ○QPS研究所 <5595> [東証G] 東証と日証金が9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。 [2024年2月8日] 株探ニュース 2024/02/08 16:50 Reuters Japan Online Report Business News 中国乗用車販売、1月は前月比-14.1% バッテリーEVが不振 [北京 8日 ロイター] - 中国乗用車協会が8日発表した1月の国内乗用車販売は205万台と、前月比14.1%減少した。前月比での減少は昨年8月以来。 前年同月比では57.1%増加した。 同協会の幹部によると、バッテリー電気自動車(EV)の販売が前月比37%減と、予想を大幅に下回ったことが響いた。今年も激しい価格競争が続く見通しという。 米EV大手のテスラなどは今年初めに値下げを実施したが、市場の需要は低迷している。 2024-02-08T074324Z_1_LYNXMPEK1708M_RTROPTP_1_CHINA-AUTOS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240208:nRTROPT20240208074324LYNXMPEK1708M 中国乗用車販売、1月は前月比-14.1% バッテリーEVが不振 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240208T074324+0000 20240208T074324+0000 2024/02/08 16:43 みんかぶニュース 個別・材料 カバーが24年3月期業績予想を上方修正  カバー<5253.T>がこの日の取引終了後、24年3月期の単独業績予想について、売上高を265億6200万円から284億7100万円(前期比39.2%増)へ、営業利益を46億5000万円から52億3300万円(同53.2%増)へ、純利益を32億3600万円から38億8200万円(同54.8%増)へ上方修正した。  IPの影響力拡大を背景とした集客増の結果として、ライブ/イベント、マーチャンダイジング、ライセンス/タイアップの各サービス分野の業績が想定を上回る進捗となっていることが要因。また、マーチャンダイジングやライセンス/タイアップといった労働集約性が相対的に低く限界利益が高い分野の売上構成比が高まっていることも寄与する。  同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高192億2500万円(前年同期比50.2%増)、営業利益34億9100万円(同2.0倍)、純利益26億2500万円(同2.0倍)だった。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:42 みんかぶニュース 市況・概況 8日中国・上海総合指数=終値2865.9032(+36.2076)  8日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比36.2076ポイント高の2865.9032と3日続伸。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:40 みんかぶニュース 市況・概況 8日韓国・KOSPI=終値2620.32(+10.74)  8日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比10.74ポイント高の2620.32と続伸。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:39 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 02月08日 16時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (2435) シダー      東証スタンダード   [ 割高 ] (4889) レナサイエンス  東証グロース     [ 割高 ] (3672) オルトプラス   東証スタンダード   [ 割安 ] (6674) GSユアサ    東証プライム     [ 割高 ] (5871) SOLIZE   東証スタンダード   [ 分析中 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (5595) QPS研究所   東証グロース     [ 分析中 ] (9235) 売れるネット広告社 東証グロース     [ 分析中 ] (7203) トヨタ自動車   東証プライム     [ 割高 ] (6753) シャープ     東証プライム     [ 割安 ] (6836) ぷらっとホーム  東証スタンダード   [ 割高 ] 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:32 みんかぶニュース 個別・材料 JTOWERの第3四半期営業利益は大幅黒字転換で通期予想を上回る  JTOWER<4485.T>がこの日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計連結決算を発表しており、売上高79億600万円(前年同期比2.2倍)、営業利益7億500万円(前年同期7400万円の赤字)、最終損益300万円の赤字(同11億5900万円の赤字)となり、通期計画の営業利益(6億6000万円)を上回って着地した。  屋外の鉄塔・コンクリート柱・ポール・アンテナなどを共用設備を用いて一本化し、携帯キャリアへシェアリングを行うタワー事業でタワー移管が計画以上に推移したことに加えて、大型施設内で携帯キャリアに対して屋内電波対策用の共用設備を提供する国内IBS事業が好調に推移した。  通期業績予想は、ファイナンス組成費用やミリ波共用無線機の開発費など一時費用の計上などを考慮し、売上高112億円(前期比2.1倍)、営業利益6億6000万円(同5.6倍)、最終損益3億8000万円の赤字(前期16億200万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。  同時に、東証プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行っていることを明らかにした。なお、変更申請日や承認日は未定で、変更申請に向けた準備を中止する可能性があるとしている。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:29 注目トピックス 日本株 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日ぶり反発、ソフトバンクGやファーストリテが約279円分押し上げ *16:23JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅に3日ぶり反発、ソフトバンクGやファーストリテが約279円分押し上げ 8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり111銘柄、変わらず4銘柄となった。7日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は156.00ドル高(+0.40%)の38677.36ドル、ナスダックは147.65ポイント高(+0.95%)の15756.64、S&P500は40.83ポイント高(+0.82%)の4995.06で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の利下げの可能性に言及し、期待感を受けた買いに寄り付き後は上昇。最近の強いデータを受け、堅調な経済を期待した買いや、企業決算を好感した買いに相場は終日堅調に推移した。商業用不動産懸念にジャンク級に格下げされた地銀のニューヨーク・コミュニティー・バンコープの回復に連れ投資家心理も改善し、終盤にかけて上げ幅を拡大しダウは過去最高値を更新し終了。米国株式市場の上昇を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。英アームの好決算が影響してソフトバンクG<9984>が大幅高となり、日経平均を押し上げる格好に。11時過ぎには、日本銀行の内田副総裁が「マイナス金利解除でも緩和維持」と発言したことから225先物にまとまった買いが入り、日経平均は上げ幅を拡大。日経平均寄与度の大きい銘柄に買いが集中し、プライム市場の6割の銘柄が下落した一方、日経平均は24年1月22日につけた終値ベースでの高値36546.95円を更新した。大引けの日経平均は前日比743.36円高(+2.06%)の36863.28円となった。東証プライム市場の売買高は20億9634万株、売買代金は5兆5622億円だった。セクター別では、その他金融業、その他製品、輸送用機器、電気機器、医薬品などが上昇した一方、繊維製品、電気・ガス業、建設業、ガラス・土石製品、銀行業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は35%、対して値下がり銘柄は61%となっている。値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約146円押し上げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、TDK<6762>、中外薬<4519>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはKDDI<9433>となり1銘柄で日経平均を約17円押し下げた。同2位はスズキ<7269>となり、HOYA<7741>、花王<4452>、清水建<1803>、三菱商<8058>、大成建<1801>などがつづいた。*15:00現在日経平均株価  36863.28(+743.36)値上がり銘柄数 110(寄与度+852.83)値下がり銘柄数 111(寄与度-109.47)変わらず銘柄数  4○値上がり上位銘柄コード 銘柄       直近価格 前日比 寄与度<9984> ソフトバンクG     7350   732 146.26<9983> ファーストリテ    40080  1330 132.87<6857> アドバンテ      6577   462 123.08<8035> 東エレク       29435   955  95.41<4543> テルモ        5425   352  46.89<6762> TDK        7826   227  22.68<4519> 中外製薬       5420   227  22.68<9613> NTTデータG       2210   122  20.23<4568> 第一三共       4679   167  16.68<7203> トヨタ自動車     3350    90  14.99<6971> 京セラ        2133    55  14.65<4151> 協和キリン      2708   440  14.64<4063> 信越化        5909    81  13.49<2801> キッコーマン     9456   384  12.79<6920> レーザーテック    40810   890  11.86<7974> 任天堂        8620   251  8.36<7832> バンナムHD      3104    78  7.79<6098> リクルートHD     5857    74  7.39<6981> 村田製作所      3077    88  6.99<7735> SCREEN     16770   425  5.66○値下がり上位銘柄コード 銘柄       直近価格 前日比 寄与度<9433> KDDI       4512   -87 -17.38<7269> スズキ        6816  -419 -13.95<7741> HOYA       18040  -360  -5.99<4452> 花王         5570  -178  -5.93<1803> 清水建設        879 -169.2  -5.63<8058> 三菱商事       2749   -33  -3.30<1801> 大成建設       5145  -447  -2.98<5201> AGC        5262  -415  -2.76<6952> カシオ計算機     1191  -69.5  -2.31<2269> 明治HD        3460  -155  -2.06<3405> クラレ        1493   -60  -2.00<4385> メルカリ       2379   -59  -1.96<4503> アステラス製薬    1610  -11.5  -1.91<2502> アサヒGHD       5543   -57  -1.90<2432> ディー・エヌ・エー  1372 -156.5  -1.56<3402> 東レ          700  -46.1  -1.54<5706> 三井金属鉱業     4415  -449  -1.50<2413> エムスリー      1960   -18  -1.44<9432> 日本電信電話      179  -4.1  -1.37<8015> 豊田通商       9262   -38  -1.27 <CS> 2024/02/08 16:23 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円はじり高、1月以降の高値を意識 *16:22JST 東京為替:ドル・円はじり高、1月以降の高値を意識 8日午後の東京市場でドル・円はじり高となり、148円70銭台に水準を切り上げた。米10年債利回りの小幅上昇と日銀緩和観測を背景とした日本株高で、ドル高・円安に振れやすい。ただ、1月以降は148円80銭付近で売りが出やすく、失速するケースも。ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円93銭から148円76銭、ユーロ・円は159円47銭から160円45銭、ユーロ・ドルは1.0771ドルから1.0787ドル。 <TY> 2024/02/08 16:22 金融ウォッチ その他 【かんぽ生命保険】インパクトコンソーシアムへの参画  株式会社かんぽ生命保険(東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長 谷垣邦夫、以下「かんぽ生命」)は、このたび、インパクト投資(注)等に関して幅広い主体が協働・対話を行う場として設立される「インパクトコンソーシアム」に参画することとしましたので、お知らせします。  インパクトコンソーシアムは、気候変動や少子高齢化等の環境・社会課題の重要性が増す中で、インパクト実現を図る経済・金融の多様な取組みの支援や、インパクトの創出を図る投融資を有力な手法・市場として確立し事業を推進していく観点から、各業界団体の代表者等を発起人とし、投資家・金融機関、企業、自治体等の幅広い関係者がフラットに議論し、国内外のネットワークとの対話・発信を図る場として設置されたものです。  かんぽ生命は、資産運用において、すべてのステークホルダーの皆さまに対する社会的責任を果たすという観点から、持続可能な社会の実現と長期的な投資成果の向上を目指しています。とくに、インパクト投資においては、当社独自の社内認証制度である「インパクト"K"プロジェクト」を通じて多様なアセットへの投融資を積極的に推進し、環境・社会課題の... 2024/02/08 16:20 金融ウォッチ その他 【かんぽ生命保険】インパクト投資にかかる国際的なネットワーク Global Impact Investing Network (GIIN)への国内生保初の加盟  株式会社かんぽ生命保険(東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長 谷垣邦夫、以下「かんぽ生命」)は、このたび、インパクト投資(注)にかかる投資家等の国際的なネットワークである「Global Impact Investing Network(以下、GIIN)」に加盟しましたので、お知らせします。  GIINは、インパクト投資の規模と実効性を高めることを目的として、2009年に米国で設立されたネットワークで、現在、400以上の機関投資家等が参加しています。  かんぽ生命は、資産運用において、すべてのステークホルダーの皆さまに対する社会的責任を果たすという観点から、持続可能な社会の実現と長期的な投資成果の向上を目指して、ESG投資に取り組んでいます。とくに、インパクト投資においては、当社独自の社内認証制度である「インパクト"K"プロジェクト」を通じて多様なアセットへの投融資を積極的に推進し、環境・社会課題の解決に資するインパクトの創出を目指してきました。  今回のGIINへの加盟は、国内の生命保険会社としては初の加盟となります。かんぽ生命では、GIINへの加盟により、全世界的に活... 2024/02/08 16:20 みんかぶニュース 個別・材料 BASEは24年12月期営業赤字縮小へ、料金体系の適正化図る  BASE<4477.T>はこの日の取引終了後、24年12月期連結業績予想を発表した。売上高を前期比25.9%増の147億円としたほか、営業損益を2億円の赤字~損益均衡と前期の赤字から改善する見通しを示した。  主力のBASE事業で月額有料プラン(グロースプラン)の値上げに加え、オンライン決済サービスを提供するPAY.JP事業でも料金体系の適正化や原価率の改善を図る。同時に発表した23年12月期決算は、売上高が前の期比19.9%増の116億8000万円、営業損益が前の期実績(15億800万円の赤字)から4億2500万円の赤字に縮小して着地した。 出所:MINKABU PRESS 2024/02/08 16:18 Reuters Japan Online Report Business News 午後3時のドルは148円半ば、日銀副総裁発言後に円全面安 Shinji Kitamura [東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤から円安が進み148円半ばで推移している。日銀の内田真一副総裁がこの日、マイナス金利の解除後も緩和的な金融環境を維持する考えを示したことで、円が全面的に売られた。 ドルは朝方の147円後半からじり高基調が続き、午後3時過ぎには一時148.70円まで上昇。今月5日につけた2カ月ぶり高値148.90円へ迫った。 内田副総裁は午前、マイナス金利を解除しても「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくい」と発言。「日本の状況を欧米のアナロジーで考えることには少し無理がある」とも述べ、緩和的な政策の必要性を強調した。 円は対ドル以外でも広範に下落した。ユーロは午前の159円半ばから160円前半へ、スイスフランも前日につけた1カ月ぶり安値の169円前半から170円前半へ切り返した。 円の下落過程では、日本株の急速な上昇も話題となった。「日本株へ投資している海外投資家が、株高を受けて為替ヘッジの円売りポジションを積み増している」(外銀アナリスト)という。 財務省によると、今年1月の海外勢の日本株投資は、差し引き2兆8489億円の買い越しで、昨年4月以来9カ月ぶりの高水準となった。 この日の東京株式市場では、日経平均が一時800円を超える上昇となり、終値で3万6863円28銭と34年ぶり高値を更新した。 ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円 午後3時現在 148.58/148.63 1.0782/1.0784 160.22/160.23 午前9時現在 148.08/148.09 1.0774/1.0778 159.58/159.59 NY午後5時 148.18/148.19 1.0771/1.0775 159.60/159.64 2024-02-08T071833Z_1_LYNXMPEK1707K_RTROPTP_1_GLOBAL-FOREX.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20240208:nRTROPT20240208071833LYNXMPEK1707K 午後3時のドルは148円半ば、日銀副総裁発言後に円全面安 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20240208T071833+0000 20240208T071833+0000 2024/02/08 16:18 注目トピックス 市況・概況 米株高や日銀の金融緩和姿勢を支援材料に37000円目前に迫る【クロージング】 *16:10JST 米株高や日銀の金融緩和姿勢を支援材料に37000円目前に迫る【クロージング】 8日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。743.36円高の36863.28円(出来高概算20億9000万株)と昨年来高値を更新して取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを引き継いだほか、内田真一日銀副総裁のハト派発言を映してリスク選好ムードが強まり、日経平均は後場中盤にかけて上げ幅を広げ、36956.97円まで上げ幅を広げ、一時1990年2月以来約34年ぶりとなる心理的な節目の37000円台目前に迫る場面があった。東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、その他金融、その他製品、輸送用機器、電気機器、医薬品など17業種が上昇。一方、繊維製品、電気ガス、建設、ガラス土石など16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>が堅調だった半面、KDDI<9433>、スズキ<7269>、HOYA<7741>、花王<4452>が軟調だった。前日の米国市場で、ハイテク株に買いが入り、主要株価指数は上昇。なかでもSOX指数が1.6%超上伸したため、半導体関連株など値がさハイテク株中心に値を上げる銘柄が増えた。また、内田日銀副総裁が本日の講演で、「マイナス金利解除も、その後にどんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持」などと述べ、これがハト派的と受け取られ、短期筋による先物への買いが断続的に入ったことも日経平均の上昇に寄与し、上げ幅は一時800円を超えた。また、傘下の英半導体大手アームHDの好業績見通しを背景にソフトバンクGが急伸し、日経平均を1社で146円ほど押し上げた。内田日銀副総裁の発言をきっかけに相場が戻りを強めた。また、ピークを迎えている企業決算も足元業績は良好で、円安傾向の継続もあり、先高期待が高まりやすく、相場は再び上昇基調を強めるとの強気な見方が増え始めている。一方、2月限オプションの特別清算指数(SQ)算出日に絡んだ動きで「SQを通過すれば再び日柄整理局面になる」との見方もあるなど、見方が分かれている。 <CS> 2024/02/08 16:10

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