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ショウ・ザ・フラッグ−中露海上演習が意味するもの(2)【実業之日本フォーラム】
本稿は、「ショウ・ザ・フラッグ−中露海上演習が意味するもの(1)」【実業之日本フォーラム】の続編となる。中露海上連合による日本周回は、我が国が教訓とすべき事項がある。第1は、太平洋方面における防空能力の見直しである。令和3年度防衛白書によれば、防衛省は日本周辺の海空域を常に監視しているとされている。海域の監視には、常続的監視と特別監視の2種類がある。常続的監視は、常に艦艇及び航空機を同じ海域で航行又は飛行させることである。現在、艦艇は南西諸島周辺に、哨戒機は北海道周辺、日本海及び東シナ海において警戒監視を実施している。特別監視は、所要に応じて護衛艦、哨戒機を派遣し監視を行うものである。空域の監視は、全国28か所のレーダーサイトで行い、領空に近づく可能性のある敵味方不明機にはスクランブルで対応している。冷戦の終結、中国軍の近代化及び活動の活発化を受け、南西方面の防衛が重視される傾向があり、沖縄周辺には、常に護衛艦及び哨戒機が監視を行い、航空自衛隊のレーダーサイトも4か所(沖縄島、沖永良部島、久米島及び石垣島)に設けられている。しかしながら、今回中露合同部隊が通過した小笠原諸島には固定式警戒監視レーダーが存在せず、艦艇及び哨戒機による常続的警戒監視も行われていない。硫黄島にある滑走路を利用し、海上自衛隊の哨戒機、空自戦闘機や米海軍艦載機の訓練が行われているが、UH-60J回転翼救難機以外、兵力は常駐していない。太平洋方面海空域の警戒監視及び防空に関し、大きな欠陥があると言えよう。今年5月に、航空自衛隊が小笠原の父島に移動式防空レーダーを設置する計画が明らかにされた。また、今年10月に海上自衛隊「いずも」で米海兵隊のF-35Bが離発着艦し、F-35B運用能力の検証が行われた。広大な海域に島嶼が点在する小笠原列島の地勢を考慮すると、レーダーサイトや航空基地を分散設置するのは効率的ではない。移動式防空レーダー及び艦載機の組み合わせが最適であり、ネットワークを含め、海空の連携を強化する必要がある。次の教訓は警戒監視体制の見直しである。前述した特別監視は、日本周辺海域において中露等の兵力が行動する際に、一定の距離で追尾するものである。その目的は、各種情報収集であるが、忘れてはならないのは、相手の不法行動を牽制する意味合いがあることである。10月18日に10隻の艦艇群が津軽海峡を通過した際に海上自衛隊が派出した兵力は、P-3Cのほかに函館を母港とする掃海艇2隻であった。満載排水量600トンの掃海艇2隻で1万トンを超えるレンハイ級駆逐艦を含む10隻の艦艇の行動を威圧できるであろうか。掃海艇の任務は機雷掃海であり、武器も機雷処分用の20ミリ機銃しか保有していない。特別監視において、相手と同等の兵力である必要はないが、少なくとも一矢を報いるだけの装備を持った兵力の派出が肝要であろう。中露共同部隊の指揮官も、掃海艇を見て、海上自衛隊の兵力や対応能力は大したことがないと判断したことであろう。冷戦が終結し、中国海空軍の活動活発化を受けて、自衛隊は、南西重視の体制にシフトした。さらには、海上自衛隊の兵力は世界各地に展開しており、能力的に伸びきった状況にあると言えよう。少子高齢化社会の日本において隊員を確保することは容易ではない。装備武器の省人化や、更に一歩進んで無人化を図り、対応できる艦艇数を増加させることが喫緊の課題であり、そのためには防衛費の相当程度の増額が不可避であろう。次に法的な側面である。日本は、昭和52年に制定した「領海及び接続水域に関する法律」の付則において、宗谷海峡、津軽海峡、大隅海峡、対馬海峡東及び西水道の5か所を特定海域に指定、海峡内の領海を3海里としている。日本政府が特定海域を制定した背景には、これらの海域が、領海を12海里とすることにより、国連海洋法条約が定める「国際航行に使用される海峡」とされ、海峡全域にわたり、上空飛行や航行の自由を認める「通過通行権」を認めざる得なくなることがある。特定海域とすることで、中央部に公海部分は残るものの、領海への主権は厳格に主張できるという解釈である。この付則には「当分の間」という表現が付けられている。安全保障上の観点から見ると、特定海域という考え方は見直しの時期に来ていると言える。海峡の公海部分を自由に通過されるよりも、「通過通行権」を認める方の利点が多い。沿岸国は「通過通行権」を妨げることはできないが、航行安全を理由に航路帯を指定することができる。今回の中露海上巡航に関し、10月26日の記者会見で岸防衛大臣は「示威行動」という認識は示したものの、中露当局に抗議してはいない。海峡の公海部分を通過したことから、非難する根拠がないというのが実情と考えられる。特定海域を廃止することにより、例えば今回のような10隻もの海軍艦艇の津軽や大隅海峡の通過を、これを通過通行権で禁止する軍事的威嚇として遺憾の意を表明することができるであろう。中国は、最も狭い場所でも約130kmある台湾海峡を米英、最近ではカナダの海軍艦艇が通過した際、台湾海峡の平和と安定を損なう挑発行為と批判している。中露海軍艦艇による津軽、対馬及び大隅海峡の通過は、台湾海峡の通過を超える挑発行為であり、速やかに批判できる体制を整えるべきである。中露共同演習の中国側指揮官バイ少将は、今回の訓練の教訓として、「海軍の艦隊の行動が及ぼす政治的、外交的役割に対する理解が進み、あらゆるレベルの指揮官が戦略的リテラシーを向上させることに役立った」と述べている。中国海軍の活動が活発化していることは幾度となく指摘されているが、その目的が、世界各地において存在感を示す、いわゆる「ショウ・ザ・フラッグ」であることを明確に述べたものと解釈できる。現時点で中露海軍間のインターオペラビィティーは日米にはるかに及ばない。また、歴史的、地理的に相互不信を抱える両国が日米のような強固な同盟関係を構築できるかは不透明である。しかしながら、アメリカと中露の対立が激化するにつれ、「敵の敵は味方」という観点から両国関係が深化する可能性があり、引き続き注意深く見ていく必要がある。サンタフェ総研上席研究員 末次 富美雄防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。護衛艦乗り組み、護衛艦艦長、シンガポール防衛駐在官、護衛隊司令を歴任、海上自衛隊主要情報部隊勤務を経て、2011年、海上自衛隊情報業務群(現艦隊情報群)司令で退官。退官後情報システムのソフトウェア開発を業務とする会社において技術アドバイザーとして勤務。2021年から現職。写真:AP/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする
<FA>
2021/11/04 16:56
注目トピックス 経済総合
ショウ・ザ・フラッグ−中露海上演習が意味するもの(1)【実業之日本フォーラム】
2021年10月18日、防衛省は中国艦艇5隻とロシア艦艇5隻の計10隻が津軽海峡を東航し、日本海から太平洋に抜けたことを公表した。その後、これらの艦艇は太平洋を南下し、小笠原諸島を通過、大隅海峡を経由し東シナ海に入った。10月23日にそれぞれの国のグループに分離、ロシア艦艇は対馬海峡経由ウラジオストックに、中国艦艇のレンハイ級駆逐艦は10月24日に青島(中国北海艦隊基地)に帰投したと中国解放軍報が報じている。津軽海峡から大隅海峡までの距離は概ね1,300海里(約2,400km)ほどであり、平均速力は11ノット(時速約20km)と推定される。途中2回ヘリコプターの発着艦訓練を行ったことが確認されているが、平均速力を見る限り特別な訓練や動きはなかったものと考えられる。中露海軍は10月14日からウラジオストック沖にて海上演習「海上連合2021」を実施しており、今回の合同巡航は同共同訓練の一環と見られる。中国の5隻は、レンハイ級駆逐艦、ルーヤンIII級駆逐艦それぞれ1隻、ジャンカイII級フリゲート2隻そしてフチ級補給艦である。ロシアは、ウダロイI級駆逐艦、ステレグシチー級フリゲートがそれぞれ2隻とマーシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦1隻である。レンハイ級駆逐艦及びステレグシチー級フリゲートが他国との共同訓練に参加するのは初めてであり、中露の合同部隊が揃って津軽及び大隅の両海峡を通過するのも初めであった。合同部隊の艦艇が装備する攻撃武器を見た場合、射程200kmの長射程対空ミサイルや射程500kmを超えると見られる対艦(地)ミサイルを保有する艦艇が含まれており、ウダロイI級の駆逐艦が対潜ミサイル、対潜ヘリコプター等を保有していることから、バランスの取れた編成と言える。保有する長距離ミサイルの射程を生かすためには、衛星通信を含む指揮通信能力や情報共有のためのネットワークの構築が不可欠であり、今回の共同巡航でその能力を検証した可能性がある。今年に入って日本周辺海域では、日米を中心とする海上共同演習が頻繁に行われている。ARC21(日米豪仏)、マラバール2021(日米印豪)、Pacific Crown21(日米英蘭)、そして10月2日、3日の二日間だけではあるが、日米英蘭加新の空母等4隻を含む17隻の大規模海上訓練が実施された。ARC21では日米仏の陸上部隊が、東シナ海に所在する艦艇から九州に上陸する訓練が実施された。さらには、今までは米艦艇のみであった台湾海峡の通過をイギリス及びカナダの艦艇が行っており、中国は不快感を示している。今回の中露海軍艦艇による共同巡航は明らかに日米を中心とする海上連合に対抗するものであったと見られ、津軽海峡と大隅海峡を通峡したことは、台湾海峡通過の意趣返しと考えられる。それでは、今回の共同巡航が与えた影響について、軍事的視点から見てみたい。2021年10月26日付の解放軍報は、本訓練の中国側指揮官のバイ少将のコメントを紹介している。その内容は、本訓練は両国間の戦略的相互信頼の高さと強固な伝統的友好関係を具現化するものとした上で、新型コロナのため、いつも設置される共同司令部や調整所は設けられず、現場の状況に合わせ柔軟に行われた判断及び指示に従うといった実戦的訓練が実施できたと述べている。二国間以上の国が海上共同訓練を実施する場合、最もクリティカルとなるのが通信である。母国から遠く離れた洋上を行動する場合、通信衛星を介した通話やデータの交換が行われる。中国及びロシアはそれぞれ独自の通信衛星を運用している。送受信器や暗号も当然別であろう。このため、洋上における中露艦艇同士の通信は、同一周波数を用いた無線通信を使用せざるを得ない。無線通信も当然暗号をかける必要があるが、暗号は高度な秘密に属し、その共有は信頼関係だけでは実施できない。日米間には「軍事情報保護協定」のみならず各種協定が結ばれており、衛星を含め通信の共有がなされている。アメリカは、それぞれの国と各種協定を結んでおり、多国間訓練の場合は、アメリカの艦艇が中継する形で通信網を構築できる。例えばアメリカはインドと「軍事情報保護協定」、「補給品等の交換協定」に次いで、2018年に通信に関する協定、COMCASA(Communications Compatibility and Security Agreement)を締結している。中ロ間でこのような協定が締結されているか不明であるが、いくつか撮影されている合同部隊のそれぞれの艦艇の距離は、米国を中心とする多国間共同訓練における距離よりも明らかに広い。中国側指揮官が述べているような「実戦的訓練」というよりは、通信が届かない事による衝突等のおそれを避けるために、安全面を重視し、一定の距離をとらざるを得なかったのではないかと推定できる。次に長期間外洋を行動する場合に重要な事は、洋上における燃料の補給である。今回中国の補給艦が同行しており、実戦的訓練であれば当然洋上補給を実施する。日米間では、それこそ頻繁に相手国の補給艦と洋上補給を実施している。11月2日に解放軍報が掲載した共同巡航の写真集では、中国の補給艦と艦艇の洋上補給の様子が掲載されている。しかしながら、最も広報効果が高いと思われる、中国補給艦とロシア艦艇間の洋上補給の写真は含まれていない。中ロ間のインターオペラビィティ(相互運用性)は日米に比べると、はるかに及ばないと言える。最後にヘリコプターの飛行が少ないことが指摘できる。今回10隻中8隻がヘリコプターの搭載が可能である。今回ヘリコプターを何機搭載していたか不明であるが、防衛省が公表したところによれば、わずか2回、延べ3機しか確認されていない。「実戦的訓練」であれば、部隊周辺の警戒監視は必須である。情勢にもよるが、日米共同訓練の場合、潜水艦からの脅威が高いと判断したならば、常時1~2機は警戒監視のために飛行させている。ヘリコプターの運用要領は日米と大きく異なり、必ずしも効果的な運用とは言えないのではないかと推定できる。「ショウ・ザ・フラッグ−中露海上演習が意味するもの(2)【実業之日本フォーラム】」に続くサンタフェ総研上席研究員 末次 富美雄防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。護衛艦乗り組み、護衛艦艦長、シンガポール防衛駐在官、護衛隊司令を歴任、海上自衛隊主要情報部隊勤務を経て、2011年、海上自衛隊情報業務群(現艦隊情報群)司令で退官。退官後情報システムのソフトウェア開発を業務とする会社において技術アドバイザーとして勤務。2021年から現職。写真:AP/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする
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2021/11/04 16:53
みんかぶニュース 個別・材料
テクノメデカの9月中間期業績は計画を上回って着地、自社株買いも発表
テクノメディカ<6678.T>がこの日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)単独決算を発表しており、売上高42億9100万円(前年同期比15.9%増)、営業利益6億6900万円(同65.5%増)、純利益4億6800万円(同66.3%増)となり、従来予想の営業利益4億円を上回って着地した。
主力製品である採血管準備装置や関連システム、消耗品の販売で復調傾向が続き、売上高が想定を上回ったことに加えて、販管費の増加が想定を下回ったことが寄与した。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高95億円(前期比5.1%増)、営業利益13億円(同19.1%減)、純利益10億円(同13.3%減)の従来見通しを据え置いた。
同時に上限を10万株(発行済み株数の1.17%)、または1億8000万円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は21年11月5日から22年2月28日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とするとともに、株主への利益還元の充実を図ることが目的という。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:50
みんかぶニュース 個別・材料
助川電気の21年9月期業績は計画上振れで着地
助川電気工業<7711.T>がこの日の取引終了後、集計中の21年9月期の単独業績について、売上高が36億2200万円から36億9800万円(前の期比18.4%増)へ、営業利益が2億1900万円から2億9200万円(前の期1500万円の赤字)へ、最終利益が1億7700万円から1億9900万円(同1300万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表した。
半導体製造装置関連製品の売り上げが増加したことに加えて、コロナ禍におけるオンラインの活用による経費の削減などが寄与した。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:48
みんかぶニュース 個別・材料
ヤマシン―Fが22年3月期営業利益予想を上方修正
ヤマシンフィルタ<6240.T>がこの日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を166億円から184億円(前期比26.1%増)へ、営業利益を15億円から17億円(前期1億4500万円の赤字)へ上方修正した。
主要得意先各社の生産活動の回復に伴う新車需要の急激な回復や稼働時間の増加により、上期の建機用フィルタが大幅な増収増益となったことに加えて、第3四半期以降の需要も引き続き高い水準で推移すると見込まれることが要因としている。なお、マスク生産設備のうち生産性が低く収益性の低下が認められた固定資産について減損損失を計上することから、最終利益は9億6000万円から7億5000万円(前期比0.1%減)へ下方修正した。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高95億5600万円(前年同期比45.6%増)、営業利益8億8700万円(前年同期5000万円の赤字)、最終利益3億2800万円(同1億5200万円の赤字)だった。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:45
みんかぶニュース 市況・概況
4日中国・上海総合指数=終値3526.8657(+28.3289)
4日の中国・上海総合指数の終値は前営業日比28.3289ポイント高の3526.8657と4日ぶりに反発した。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:39
みんかぶニュース 個別・材料
ソフト99の9月中間期営業利益は33%増、配当予想の増額と自社株買いも発表
ソフト99コーポレーション<4464.T>がこの日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結決算発表しており、売上高141億5300万円(前年同期比10.5%増)、営業利益18億8500万円(同33.1%増)、純利益13億3200万円(同33.9%増)となった。
一般消費者向け販売や海外向け販売が好調に推移したことなどにより主力のファインケミカル事業が伸長したことに加えて、半導体製造用途分野で受注が好調に推移したポーラスマテリアル事業が大幅な増収増益となったことが寄与した。
22年3月期通期業績予想は、売上高285億円(前期比6.3%増)、営業利益34億5000万円(同7.5%増)、純利益24億5000万円(同59.1%増)の従来見通しを据え置いた。ただ、中間・期末各17円の年34円を予定していた配当予想は、中間・期末各18円の年36円にするとあわせて発表した。
同時に、上限を8万株(発行済み株数の0.37%)、または1億4000万円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は21年11月5日から21年2月28日までとしている。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:39
みんかぶニュース 個別・材料
UACJが22年3月期業績及び配当予想を上方修正
UACJ<5741.T>がこの日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を7000億円から7500億円(前期比31.6%増)へ、営業利益を330億円から500億円(同4.5倍)へ、純利益を120億円から200億円(前期32億6900万円の赤字)へ上方修正し、あわせて40円を予定していた期末一括配当を85円に引き上げると発表した。
アルミ地金価格の上昇による棚卸資産影響の好転や、北米を中心とした事業環境の好転に伴う販売数量の増加が要因という。また、想定していたコロナリスクが抑制傾向にあることも寄与する。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高3650億3600万円(前年同期比38.0%増)、営業利益298億6600万円(前年同期11億2200万円の赤字)、最終利益173億円(同50億5200万円の赤字)だった。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:38
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、東エレクとキーエンスが2銘柄で約52円分押し上げ
11月4日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり184銘柄、値下がり39銘柄、変わらず2銘柄となった。日経平均は反発。米国市場では連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで主要株価指数の最高値更新が続き、祝日明けの日経平均も338円高からスタートした。朝方に一時29880.81円(前営業日比359.91円高)まで上昇すると、取引時間中のトヨタ自<7203>決算発表や5日の米10月雇用統計発表を前にやや上値が重く、海運株が決算発表を受けて後場急落したことも日経平均を押し下げる場面があった。ただ、トヨタ自は決算発表直後の売買が一巡するとプラス圏で推移し、日経平均も引けにかけてやや強含んだ。大引けの日経平均は前営業日比273.47円高の29794.37円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は14億8277万株、売買代金は3兆6854億円だった。業種別では、繊維製品、電気機器、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となった。値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約35円押し上げた。同2位はキーエンス<6861>となり、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、富士フイルム<4901>、アドバンテ<6857>、オムロン<6645>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップはヤマハ<7951>となり1銘柄で日経平均を約20円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、花王<4452>、ネクソン<3659>、任天堂<7974>、郵船<9101>、第一三共<4568>などがつづいた。*15:00現在日経平均株価 29794.37(+273.47)値上がり銘柄数 184(寄与度+353.85)値下がり銘柄数 39(寄与度-80.38)変わらず銘柄数 2○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<8035> 東エレク 56250 1020 +35.95<6861> キーエンス 73980 4730 +16.67<4543> テルモ 5148 116 +16.35<6367> ダイキン 25965 445 +15.68<4901> 富士フイルム 9503 434 +15.30<6857> アドバンテ 10060 210 +14.80<6645> オムロン 11775 380 +13.39<4503> アステラス薬 1985.5 61 +10.75<6976> 太陽誘電 5900 240 +8.46<7733> オリンパス 2553 59 +8.32<6098> リクルートHD 7843 78 +8.25<9983> ファーストリテ 79220 230 +8.11<9613> NTTデータ 2377 45 +7.93<7832> バンナムHD 9396 216 +7.61<4523> エーザイ 8449 176 +6.20<7269> スズキ 5422 175 +6.17<6762> TDK 4535 50 +5.29<7267> ホンダ 3518 65 +4.58<4324> 電通G 4405 130 +4.58<6981> 村田製 8641 161 +4.54○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<7951> ヤマハ 6650 -590 -20.79<9984> ソフトバンクG 6230 -86 -18.19<4452> 花王 6247 -305 -10.75<3659> ネクソン 2016 -72 -5.08<7974> 任天堂 49140 -830 -2.93<9101> 郵船 7820 -690 -2.43<4568> 第一三共 2829 -22 -2.33<9766> コナミHD 6290 -50 -1.76<9107> 川崎船 5180 -490 -1.73<4902> コニカミノルタ 512 -48 -1.69<7752> リコー 1084 -38 -1.34<4506> 大日住薬 1560 -37 -1.30<8058> 三菱商 3638 -33 -1.16<2002> 日清粉G 1801 -30 -1.06<2502> アサヒ 5165 -27 -0.95<9735> セコム 7765 -26 -0.92<6954> ファナック 22860 -20 -0.70<7272> ヤマハ発 3205 -20 -0.70<9104> 商船三井 7090 -190 -0.67<8031> 三井物 2541.5 -19 -0.67
<FA>
2021/11/04 16:38
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 11月04日 16時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(2729) JALUX 東証1部 [ 割高 ]
(7729) 東京精密 東証1部 [ 割高 ]
(6558) クックビズ 東証マザーズ [ 割高 ]
(5401) 日本製鉄 東証1部 [ 割高 ]
(6338) タカトリ 東証2部 [ 割高 ]
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(7951) ヤマハ 東証1部 [ 割高 ]
(6269) 三井海洋開発 東証1部 [ 割安 ]
(5802) 住友電気工業 東証1部 [ 割安 ]
(8256) プロルート丸光 東証JASDAQ(スタンダード) [ 割安 ]
(7003) 三井E&S 東証1部 [ 分析中 ]
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:32
注目トピックス 日本株
日本電技---2Q増収・2ケタ増益、空調計装関連事業の売上高が順調に推移
日本電技<1723>は2日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.7%増の121.95億円、営業利益が同18.7%増の9.26億円、経常利益が同17.1%増の9.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同51.6%増の8.60億円となった。「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を2022年3月期第1四半期の期首から適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっている。空調計装関連事業の受注高は前年同期比6.0%減の170.82億円、売上高は同7.0%増の107.52億円となった。受注工事高は、新設工事において、研究施設及び事務所向け物件等が減少、既設工事において、工場及び研究施設向け物件等が増加し、169.60億円(同6.0%減)となった。内訳は、新設工事が47.49億円(同30.9%減)、既設工事が122.11億円(同9.4%増)だった。完成工事高は、新設工事において、事務所及び工場向け物件等が減少したものの、既設工事において、事務所及び研究施設向け物件等が増加し、106.31億円(同7.4%増)となった。内訳は、新設工事が38.64億円(同25.4%減)、既設工事が67.66億円(同43.4%増)だった。また、制御機器類販売の受注高及び売上高は1.21億円(同16.5%減)となった。産業システム関連事業の受注高は前年同期比26.3%減の18.30億円、売上高は同30.2%減の14.43億円となった。受注工事高は、電気工事等の減少により、16.98億円(同26.2%減)となった。完成工事高は、地域冷暖房関連設備の計装工事等の減少により、13.10億円(同30.5%減)となった。また、制御機器類販売の受注高及び売上高は1.32億円(同27.1%減)となった。なお、同社グループの売上高は、通常の営業の形態として、工事の完成引渡しが第4四半期に集中し、これに伴う稼働率が高まるため、第1四半期から第3四半期における売上高に比べ、第4四半期の売上高が多くなるといった季節的変動がある。2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比6.1%減の320.00億円、営業利益は同11.7%減の40.50億円、経常利益は同12.0%減の41.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.9%減の28.30億円とする期初計画を据え置いている。
<ST>
2021/11/04 16:27
マザーズ市況
マザーズ指数は3日続伸、米株高受け買い先行も、再び後場伸び悩み
本日のマザーズ市場では、祝日前の2日と同様、前場堅調だったのち後場伸び悩む展開となった。米国市場で連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで主要株価指数の最高値更新が続き、新興株にとっても買い安心感につながったが、企業決算の発表が続くなかで利益確定の売りも出た。個人投資家に人気の海運株が後場急落したことも、個人投資家が取引主体の新興株に影響したとみられる。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1513.05億円。騰落数は、値上がり204銘柄、値下がり170銘柄、変わらず16銘柄となった。 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>やJMDC<4483>が堅調で、JTOWER<4485>は7%超の上昇。売買代金上位ではグローバルW<3936>が反発し、デジタリフト<9244>やメタリアル<6182>は大幅高となった。また、クックビズ<6558>やINC<7078>が連日のストップ高となり、ワンプラ<4199>やエスユーエス<6554>もストップ高水準で取引を終えた。一方、時価総額上位ではフリー<4478>やビジョナル<4194>が軟調。売買代金上位ではアスタリスク<6522>やFRONTEO<2158>が利益確定売りに押された。また、直近急騰していたシャノン<3976>が買い一巡後に値を崩し、下落率トップとなった。
<HK>
2021/11/04 16:26
JASDAQ市況
JASDAQ平均は続伸、イベント通過で買い安心感広がる
[JASDAQ市況]JASDAQ平均 4,015.80 +12.78/出来高 6934万株/売買代金 531億円J-Stock Index 4,063.46 +29.97 本日のJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はそろって続伸、J-Stock Indexは反発した。値上がり銘柄数は290(スタンダード274、グロース16)、値下り銘柄数は265(スタンダード249、グロース16)、変わらずは74(スタンダード69、グロース5)。 本日のJASDAQ市場は堅調な展開となった。3日の米株式市場のダウ平均は続伸。企業業績の順調な回復に加えて良好な経済指標が好感された。連邦公開市場委員会(FOMC)では予想どおり量的緩和の縮小(テーパリング)開始が決まったが、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長は利上げへの慎重姿勢を再表明。総じてハト派的な内容と受け止められ、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した米株市場を好感し、JASDAQ平均は上昇してスタート。その後は上げ幅を縮める動きを見せたが、後場中ごろから再度買いが広がり高値付近で引けた。FOMCの結果を受けて米株の高値更新が続いたことは、投資家心理をポジティブにさせた。ただ、本日はFOMCや祝日を前に持ち高調整の売りが出ていた東証1部の主力大型株への物色が中心で、米10月雇用統計の内容を見極めたいとの思惑が広がる中JASDAQ平均も一時上値の重い展開となった。そのほか、ローソク足は下髭を付けた陽線を示現しており買い優勢だったことが窺え、決算発表を受けた個別株や半導体関連株に物色が向かっていた。 個別では、メタバース関連の人気筆頭として先週から買いが広がっているシーズメン<3083>が67%高のストップ高で値上がり率トップに、連日買い優勢の展開が続いている小田原エンジニアリング<6149>は8%高となった。また、半導体関連銘柄であるMipox<5381>と東洋合成工業<4970>がともに4%高、時価総額上位銘柄では東映アニメ<4816>が3%高、ナカニシ<7716>やアンビス<7071>が堅調だった。値上がり率上位には太洋物産<9941>、NKKスイッチズ<6943>、ランドネット<2991>などが顔を出した。 一方、2日に急騰したシリウスビジョン<6276>が利食い売り優勢から12%安に、2日から売り優勢の展開が続いているガーラ<4777>が9%安となった。時価総額上位銘柄では、出前館<2484>が4%安、ウエストHD<1407>などが冴えなかった。値下り率上位にはかんなん丸<7585>、山大<7426>などが顔を出した。 JASDAQ-TOP20では、田中化学研究所<4080>、東洋合成工業、ナカニシなどが上昇した。[JASDAQ市場 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 3083|シーズメン | 1490| 600| 67.42| 2| 9941|太洋物 | 1136| 150| 15.21| 3| 6943|NKK | 4995| 460| 10.14| 4| 6149|小田原 | 2726| 206| 8.17| 5| 2991|ランドネット | 4545| 335| 7.96| 6| 3845|アイフリーク | 155| 11| 7.64| 7| 4174|アピリッツ | 699| 45| 6.88| 8| 3857|ラック | 843| 54| 6.84| 9| 4080|田中化研 | 1349| 83| 6.56|10| 9908|日電計 | 1993| 116| 6.18|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 3069|JFLAHD | 320| -62| -16.23| 2| 6276|シリウスV | 386| -54| -12.27| 3| 2134|サンキャピタル | 32| -4| -11.11| 4| 4777|ガーラ | 271| -29| -9.67| 5| 7585|かんなん | 686| -59| -7.92| 6| 2315|CAICA | 185| -13| -6.57| 7| 7426|山大 | 1299| -71| -5.18| 8| 4334|ユークス | 484| -25| -4.91| 9| 9610|ウィルソンLW | 217| -11| -4.82|10| 2986|LAHD | 1931| -97| -4.78|[J-Stock Index構成銘柄 上昇率・下落率上位10銘柄]・値上がり率上位10位 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 4792|山田コンサル | 1281| 124| 10.72| 2| 6149|小田原 | 2726| 206| 8.17| 3| 3857|ラック | 843| 54| 6.84| 4| 4080|田中化研 | 1349| 83| 6.56| 5| 9908|日電計 | 1993| 116| 6.18| 6| 6626|SEMITEC | 12670| 500| 4.11| 7| 6698|ViSCOTEC | 1818| 68| 3.89| 8| 3150|グリムス | 2691| 98| 3.78| 9| 4816|東映アニメ | 18470| 670| 3.76|10| 8739|スパークスG | 318| 10| 3.25|・値下がり率上位10位 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 3069|JFLAHD | 320| -62| -16.23| 2| 2315|CAICA | 185| -13| -6.57| 3| 2484|出前館 | 1300| -60| -4.41| 4| 1407|ウエストHD | 6280| -220| -3.38| 5| 4293|セプテーニHD | 545| -14| -2.50| 6| 2706|ブロッコリー | 1311| -28| -2.09| 7| 6890|フェローテク | 3670| -70| -1.87| 8| 6777|santec | 1672| -31| -1.82| 9| 3540|Ciメディカル | 6070| -110| -1.78|10| 2146|UTGROUP | 3655| -65| -1.75|
<TY>
2021/11/04 16:20
みんかぶニュース 市況・概況
4日韓国・KOSPI=終値2983.22(+7.51)
4日の韓国・KOSPIの終値は前営業日比7.51ポイント高の2983.22と反発した。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 16:16
本日の注目個別銘柄
日ユニシス、三井海洋、JALUXなど
<7951> ヤマハ 6650 -590急落。一昨日に上半期決算を発表、7-9月期営業利益は105億円で前年同期比14.4%減益、市場予想を30億円程度下振れた。半導体調達難などによる供給不足の影響が強まっているもよう。通期計画は従来の520億円から455億円、前期比29.9%増に下方修正、供給不足の影響で音響事業を下方修正した。市場コンセンサスは従来会社計画を上回る水準であったため、失望売りが優勢となる展開に。<4902> コニカミノルタ 512 -48急落。一昨日に上半期決算を発表、7-9月期営業損益は47億円の赤字に転じ、市場予想を100億円超下回る着地に。通期営業利益予想は従来の360億円から120億円に下方修正。複写機やプリンターなどのほか、ヘルスケア事業なども下振れのもよう。市場コンセンサスはほぼ従来会社計画線上であった。想定以上の収益回復鈍化をネガティブ視、来年度の業績目標達成も厳しい状況になったと捉えられている。<6269> 三井海洋 1605 -313急落。一昨日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業損益は46.9億円の赤字で、4-6月期に続く大幅な赤字計上に。減損損失計上もあって、純損益は82.3億円の赤字となった。新型コロナ感染者数の増加により、操業停止期間が長期化したことなどが収益低迷の要因。通期の経常損益計画は従来の100億円の黒字から45億円の赤字に下方修正。さらなる影響拡大リスクも残るなど、先行き不透明感が懸念視された。<8056> 日ユニシス 3570 +330急伸。一昨日に上半期決算を発表、営業利益は130億円で前年同期比9.7%増益、7-9月期は同11.5%増と4-6月期より増益率が拡大した。上半期受注高は1459億円で同1.4%増にとどまったが、前年同期の大型アウトソーシング案件が一巡するなか、システムサービスが大幅に伸長。コロナ禍の影響で長く低迷していた同サービスの回復をポジティブに捉える動きが優勢となっている。<5481> 山陽特鋼 1987 +152急伸。野村證券は投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1960円から2680円に引き上げた。子会社のオバコの電源構成からみて、欧州で深刻化している電力不足の影響は相対的に小さいと判断、短期業績予想を上方修正した。また、オバコを中心に積極的にカーボンニュートラル対応を進めている点を評価。販売構成の改善や値上げ進展が順調で、欧州やインドの営業利益予想を引き上げたとしている。<4901> 富士フイルム 9503 +434大幅続伸。本日、第2四半期決算を発表している。上半期営業利益は1079億円で前年同期比91.0%増益となり、通期予想は従来の2000億円から2200億円、前期比33.0%増にまで上方修正、2130億円程度の市場コンセンサスも上回る水準に。ヘルスケア、高機能材料が想定以上に好調のようだ。配当金計画も上半期は従来の50円から55円に、通期では100円から110円にそれぞれ引き上げ。<5401> 日本製鉄 2049.5 +34.5反発。一昨日に上半期決算を発表、事業利益は4778億円で前年同期比5844億円の損益改善、上半期配当金も従来計画55円から70円に引き上げ。また、通期事業利益予想は6000億円から8000億円、前期比7.3倍にまで上方修正。鋼材価格の改善、グループ会社社の損益好転などを業績上振れの背景としている。通期配当計画は公表していないが、上半期引き上げを受けて、配当予想のコンセンサスも切り上がる方向に。<4689> ZHD 786 +52.8急伸。一昨日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は641億円で前年同期比34.6%増益、430億円程度の市場予想を大幅に上回る着地になっている。150億円程度の一過性利益も含まれているが、それを除いてもメディア事業など中心に想定以上の好決算に。LINEとのシナジー効果も示現してきており、会社側では今期100億円ほどのコストシナジーを見込んでいるもよう。<4452> 花王 6247 -305大幅続落。一昨日に第3四半期決算を発表、7-9月期営業利益は384億円で前年同期比15.7%減益、470億円程度の市場コンセンサスを下回っている。ハイジーン&リビングケア事業などの低迷が継続する形に。通期計画1770億円、前期比0.8%増は据え置いているものの、10-12月期は2割超の増益が前提となり、原材料費が上昇傾向の中で計画達成は厳しいとの見方にもつながっているようだ。<2729> JALUX 2106 +400ストップ高比例配分。日本航空および双日が共同出資する予定のSJフューチャーHDが同社のTOBを実施すると発表、同社では賛同の意見を表明している。TOB価格は2560円で一昨日終値比50%のプレミアムとなっている。22年2月上旬の買い付け開始を予定している。買付予定数に上限は設けておらず株式の非公開化を企図、TOB成立後は上場廃止となる予定。
<ST>
2021/11/04 16:08
注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円はほぼ変わらず、ユーロは続落
4日午後の東京市場でドル・円は114円20銭付近と、ほぼ変わらずの値動き。16時に発表されたドイツの製造業新規受注は予想ほど改善せず、域内の減速を警戒したユーロ売りが続いている。ユーロはドルや円のほか、ポンドやフランに対しても下落基調に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円97銭から114円24銭、ユーロ・円は132円22銭から132円56銭、ユーロ・ドルは1.1580ドルから1.1617ドル。
<TY>
2021/11/04 16:06
注目トピックス 市況・概況
大阪金概況:下落、海外金先物の下落や株高を反映
大阪取引所金標準先物 22年10月限・日中取引終値:6495円(前日日中取引終値↓50円)・推移レンジ:高値6517円-安値6495円4日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は下落した。昨日のNY商品取引所(COMEX)で金先物相場が続落した流れを織り込む形で、休日明けの今日の金先物は売りが先行した。また、米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が連日で高値更新となり、今日の東京株式市場でも日経平均が堅調に推移したことから、投資家のリスク選好が進み、安全資産とされる金には資金が向かいにくくなったことも、金先物相場の重しとなった。
<FA>
2021/11/04 16:05
注目トピックス 市況・概況
日経VI:低下、FOMC通過で安心感広がり20を下回る
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は4日、前日比-0.55(低下率2.74%)の19.55と低下した。なお、高値は19.90、安値は19.37。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって連日の高値更新となった流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことで安心感が広がりやすくなっており、今日は日経225先物底堅く推移したこともあり、日経VIは終日、不安心理の高まった状態の基準とされる20を下回って推移した。日経VIが終値で20を下回ったのは10月19日以来となる。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
<FA>
2021/11/04 16:00
相場概況
日経平均は反発、米株上昇を好感、海運・トヨタなど決算睨みも
日経平均は反発。米国市場では連邦公開市場委員会(FOMC)を挟んで主要株価指数の最高値更新が続き、祝日明けの日経平均も338円高からスタートした。朝方に一時29880.81円(前営業日比359.91円高)まで上昇すると、取引時間中のトヨタ自<7203>決算発表や5日の米10月雇用統計発表を前にやや上値が重く、海運株が決算発表を受けて後場急落したことも日経平均を押し下げる場面があった。ただ、トヨタ自は決算発表直後の売買が一巡するとプラス圏で推移し、日経平均も引けにかけてやや強含んだ。大引けの日経平均は前営業日比273.47円高の29794.37円となった。終値としては9月28日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は14億8277万株、売買代金は3兆6854億円だった。業種別では、繊維製品、電気機器、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉱業、その他製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%となった。個別では、レーザーテック<6920>やキーエンス<6861>といった値がさハイテク株の一角が大きく上昇。半導体関連については米クアルコムの好決算が支援材料となったようだ。2日の決算発表銘柄ではZHD<4689>が7%超上昇し、朝方決算発表した富士フイルム<4901>は4%の上昇。後場決算発表のトヨタ自や住友商<8053>も買い優勢となった。また、JAL<9201>と双日<2768>の共同出資会社による株式公開買付け(TOB)が発表されたJALUX<2729>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、ソフトバンクG<9984>や任天堂<7974>が軟調。前引け後に決算発表した郵船<9101>と川崎船<9107>が揃って8%超下落し、商船三井<9104>にも売りが波及。花王<4452>も決算が嫌気されて4%超下落し、コニカミノルタ<4902>やヤマハ<7951>は業績下方修正で売りがかさんだ。また、三井海洋<6269>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
<HK>
2021/11/04 15:59
みんかぶニュース 個別・材料
宮地エンジの9月中間期業績は計画を上振れて着地
宮地エンジニアリンググループ<3431.T>がこの日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が260億円から263億円(前年同期比6.1%減)へ、営業利益が16億円から27億5000万円(同14.5%減)へ、純利益が10億円から15億4000万円(同27.0%減)へ上振れて着地したようだと発表した。
手持ち工事が概ね予定通りに進捗したことに加えて、千葉工場改革プロジェクトによる生産性の向上や現場工事における採算性の向上に取り組んだことが奏功した。また、全社を挙げた業務の効率化なども寄与した。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:58
注目トピックス 市況・概況
好決算銘柄を中心にした個別株物色の動きが強まる【クロージング】
4日の日経平均は反発。273.47円高の29794.37円(出来高概算14億8000万株)で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた米国株の上昇を映してリスク選好ムードが広がった。また、好決算企業への物色も継続し、取引開始直後には29880.81円まで上げ幅を拡大させた。その後は、主要企業の決算発表が相次いでいることから、個別物色の動きが強まったが、相場全体を押し上げるには力不足で、後場は29700台でもみ合う展開が続いた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、繊維製品、電気機器、倉庫運輸、機械、ガラス土石など27業種が上昇。一方、海運が6%を超える大幅な下げとなったほか、鉱業、その他製品、水産農林など6業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、キーエンス<6861>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、富士フイルム<4901>が堅調だった半面、ヤマハ<7951>、ソフトバンクG<9984>、花王<4452>、ネクソン<3659>、任天堂<7974>が軟化した。注目されたFOMCでは、11月のテーパリング開始が正式決定され、インフレに関する文言も微修正された。タカ派色が強まらなかったとして米株式市場では好感され、主要3株価指数いずれも過去最高値を更新した。この流れを引き継いで、東京市場でもリスクオンムードが強まった。また、日本製鉄<5401>、富士フイルム、東京精密<7729>といった好決算銘柄に対する物色が強まるなか、投資マインドを上向かせていた。一方、好決算を受けて出尽くし感が広がった郵船<9101>、川崎船<9107>が急落した。FOMCの結果は市場の想定通りの結果で波乱なく無事に通過したことから、買い安心感につながった。ただ、「FOMCに対する本当の意味での市場の反応を見極めるまでにはしばらく時間を要する」と考えている投資家も多い。3万円の大台に接近してくれば、戻り待ちの売りなどを控えている向きも少なくない。また、製造業の業績改善はこれまでの相場上昇である程度織り込み済みで、サービス業や小売業といった新型コロナの影響で痛手を被った企業群が明確に業績改善を実現出来なければ、「相場のさらなる上昇は難しい」との指摘も聞かれ、目先は29500円を挟んで上下500円程度のボックス相場が続きそうだ。
<FA>
2021/11/04 15:58
みんかぶニュース 個別・材料
ダイキンが22年3月期業績予想を上方修正
ダイキン工業<6367.T>が取引終了後、22年3月期連結業績予想について、売上高を2兆8100億円から2兆9300億円(前期比17.5%増)へ、営業利益を2900億円から3000億円(同25.7%増)へ、純利益を1900億円から2030億円(同29.9%増)へ上方修正すると発表した。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は1927億600万円(前年同期比46.4%増)だった。上期は新たなニーズを捉えた新商品投入による拡販・シェア向上や、銅からアルミへの材料置換といったトータルコストダウンの推進などに注力した。第3四半期以降は原材料価格、物流コストの急騰などのコストアップを跳ね返し、業績のV字回復と過去最高業績の更新を目指すとしている。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:51
注目トピックス 市況・概況
Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け)
■eワラント売れ筋トップ10(2021/11/4 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 日経平均 マイナス3倍トラッカー (34,500円) -3.73% -4.61 20.24円2 日経平均 マイナス3倍トラッカー (31,500円) -6.67% -8.63 11.24円3 商船三井 コール(8,600円) +32.35% 7.54 1.40円4 日本郵船 コール(9,500円) +35.77% 7.82 1.94円5 日本郵船 プット(6,700円) -69.23% 0.00 0.21円■eワラント値上がりトップ10(2021/11/4 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 富士フイルムホールディングス コール(10,200円) +94.12% 23.59 +4.93%2 富士フイルムホールディングス コール(8,900円) +59.12% 10.48 +4.93%3 キーエンス コール (76,000円) +57.58% 19.68 +4.24%4 AGC コール(5,900円) +57.36% 13.70 +4.27%5 AGC コール(6,700円) +57.14% 24.74 +4.27%6 日本郵船 コール(9,100円) +56.35% 15.33 +4.55%7 商船三井 コール(8,300円) +54.55% 21.28 +4.50%8 日本郵船 コール(10,300円) +50.00% 0.00 +4.55%9 アルプスアルパイン コール(1,250円) +50.00% 16.23 +4.96%10 富士フイルムホールディングス コール(11,100円) +49.25% 9.45 +4.93%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト)
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2021/11/04 15:44
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(大引け)=273円高、FOMC通過で米株高に追随も上値に重さ
4日の東京株式市場は前日の米株高を受けてリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は反発したが、買い一巡後は上値の重さも意識された。
大引けの日経平均株価は前営業日比273円47銭高の2万9794円37銭と反発。東証1部の売買高概算は14億8277万株、売買代金概算は3兆6854億円。値上がり銘柄数は1571、対して値下がり銘柄数は551、変わらずは61銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方からリスク選好ムードが漂っていた。前日の東京市場は休場だったが、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数が揃って最高値更新を続けており、相対的に出遅れ感の強い日本株を買い戻す動きが強まった。注目されたFOMCはFRBがテーパリングの開始を決定したものの、利上げには慎重な姿勢を崩さなかったことで、市場に安心感が広がった。ただ、買い一巡後は日経平均の上値の重さも顕在化した。主要企業の決算発表が本格化するなか、好決算でも市場コンセンサスに届かないケースでは売られる銘柄も少なくなく、警戒ムードも漂う。注目のトヨタは好決算発表も売り買いが交錯した。全般は日経平均が3万円大台に近づくと戻り売り圧力が強まる傾向がある。売買代金は3兆6000億円台と活況だった。
個別では、売買代金上位のレーザーテック<6920.T>が上値を追ったほか、東京エレクトロン<8035.T>も上昇。キーエンス<6861.T>は4700円あまりの大幅高で高値引けとなった。富士フイルムホールディングス<4901.T>が活況高となり、村田製作所<6981.T>も買いが優勢だった。日立製作所<6501.T>も堅調。JALUX<2729.T>がストップ高に買われ、デクセリアルズ<4980.T>は続急騰、日本ユニシス<8056.T>も物色人気を集めた。なお、トヨタ自動車<7203.T>は小幅ながらプラス圏を確保。
半面、売買代金トップとなった日本郵船<9101.T>は後場値を崩し大幅安。任天堂<7974.T>が下落し、花王<4452.T>も大きく売られた。三菱商事<8058.T>も冴えない。三井海洋開発<6269.T>が値下がり率トップに売られたほか、三井E&Sホールディングス<7003.T>も急落。コニカミノルタ<4902.T>も大幅安。このほか、ヤマハ<7951.T>、レノバ<9519.T>、ブイキューブ<3681.T>なども売りの目立つ展開だった。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:43
注目トピックス 市況・概況
東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ
海運業が下落率トップ。そのほか鉱業、その他製品、水産・農林業、その他 金融業なども下落。一方、繊維業が上昇率トップ。そのほか電気機器、倉庫・運輸関連業、機械、ガラス・土石製品なども上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 繊維業 / 625.83 / 2.842. 電気機器 / 4,037. / 2.273. 倉庫・運輸関連業 / 1,902.61 / 2.264. 機械 / 2,364.01 / 2.155. ガラス・土石製品 / 1,239.03 / 2.106. 金属製品 / 1,331.61 / 2.027. 精密機器 / 11,635.36 / 1.948. 証券業 / 385.86 / 1.809. 銀行業 / 148.33 / 1.6010. 空運業 / 214.7 / 1.2911. 非鉄金属 / 997.98 / 1.2812. 輸送用機器 / 3,536.76 / 1.2613. 陸運業 / 1,929.91 / 1.2014. ゴム製品 / 3,555.83 / 1.1615. 保険業 / 1,127.48 / 1.0116. 鉄鋼 / 476.88 / 0.9117. 化学工業 / 2,402.75 / 0.8818. 建設業 / 1,196.87 / 0.8419. 石油・石炭製品 / 1,062.28 / 0.8120. 医薬品 / 3,145.79 / 0.7721. サービス業 / 3,281.95 / 0.7422. 小売業 / 1,420. / 0.7323. 情報・通信業 / 4,979.3 / 0.6224. 卸売業 / 1,916.81 / 0.5825. 不動産業 / 1,520.98 / 0.4626. 食料品 / 1,799.79 / 0.4127. パルプ・紙 / 517.96 / 0.4128. 電力・ガス業 / 326.02 / -0.1729. その他金融業 / 754.16 / -0.2130. 水産・農林業 / 494.92 / -0.5731. その他製品 / 3,473.22 / -0.8432. 鉱業 / 271.64 / -1.8733. 海運業 / 846.47 / -6.29
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2021/11/04 15:41
みんかぶニュース 為替・FX
外為サマリー:一時114円20銭台に上昇、リスク選好の買い優勢
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=114円15銭前後と2日午後5時時点に比べ50銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=132円29銭前後と同30銭強のユーロ高・円安で推移している。
ドル円は、午前9時過ぎでは114円00銭台で推移していたが、その後は午前11時過ぎに一時114円24銭まで上昇した。3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)はテーパリング(量的緩和縮小)の開始を決定した。ただ、パウエルFRB議長はインフレの進行は「一時的」との見方を維持し、利上げには慎重な姿勢を示した。この決定を受け、NYダウは最高値を更新し、この日の日経平均株価も上昇したことから、リスク選好のドル買い・円売りが優勢となった。明晩は米10月雇用統計が発表されるほか、今晩は、英イングランド銀行(中央銀行)が金融政策委員会の結果を発表する。市場には、英国の早期利上げ観測も出ており、その結果も注目されている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1588ドル前後と同0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:39
みんかぶニュース 個別・材料
古河電が22年3月期利益見通しを下方修正
古河電気工業<5801.T>は取引終了後、22年3月期業績予想について、売上高8800億円(前期比8.4%増)を据え置いたが、営業利益を260億円から200億円(同2.4倍)へ、純利益を120億円から100億円(同微減)へ下方修正すると発表した。主に自動車部品事業における半導体・樹脂不足などを背景とした顧客減産や、新型コロナウイルスの影響による東南アジア一部拠点のロックダウン(都市封鎖)の影響を受けるため。
あわせて発表した22年3月期第2四半期累計(4~9月)連結営業利益は72億4000万円(前年同期は33億3700万円の赤字)だった。上期はインフラ、電装エレクトロニクス、機能製品セグメントにおいて増収増益を達成したとしている。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:37
みんかぶニュース 為替・FX
午後:債券サマリー 先物は続伸、FRBのハト派姿勢を受け買い流入
4日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続伸。朝方には一時151円69銭まで上昇したものの、その後は模様眺めムードが広がるなか上値が重くなった。
米連邦準備理事会(FRB)は3日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始を決めた一方、パウエルFRB議長は記者会見で早期利上げ観測を牽制した。3日に発表された米10月ADP雇用統計や米10月ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが影響し、同日の米長期債相場は下落(金利は上昇)したが、東京市場ではFRBがハト派的な姿勢を続けるとの見方から債券先物に買いが流入した。ただ、米株高を手掛かりに日経平均株価が反発したことが重荷となり、債券への追随買いは広がらず。また、今晩に石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成されるOPECプラス会合が開かれるほか、あす5日に米10月雇用統計の発表が予定されていることも動きにくさにつながった。なお、この日は財務省による10年物価連動債の入札が実施され、応札倍率は3.31倍(前回は2.88倍)と強めの結果となったが、相場の反応は限定的だった。
先物12月限の終値は前営業日比4銭高の151円60銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前営業日比0.010%低下の0.070%だった。
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:33
注目トピックス 日本株
八洲電機---2Q増収、期末配当で創立75周年記念配当を発表
八洲電機<3153>は10月29日、2022年3月期第2四半期(21年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.7%増の245.07億円、営業損失が48百万円(前年同期は19百万円の損失)、経常利益が同49.2%減の23百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同106.0%増の9百万円となった。プラント事業の売上高は前年同期比21.3%減の71.54億円、営業利益は同65.8%減の2.31億円となった。鉄鋼・非鉄分野では、鉄鋼分野における事業再編に伴う設備休止等の影響を受け、老朽設備の更新や生産効率向上を目的とした大型投資案件の減少により、売上高は低調に推移した。石油・化学・ガス分野では、化学・ガス分野における設備の維持・管理を目的とした工事案件等が計画通り進捗したが、石油分野での新型コロナウイルス感染症による国内需要の回復遅れや老朽設備改修工事の減少などもあり、売上高は低調に推移した。産業・交通事業の売上高は同15.5%増の173.52億円、営業利益は同105.4%増の6.98億円となった。産業機器分野では、半導体不足や原材料高騰の影響はあるが、設備機械関連セットメーカーの生産量は増加し、国内製造業の設備投資も回復基調が続いており、売上高は堅調に推移した。一般産業分野では、医療・化学・精密関連における顧客の成長投資に向けた設備増強を背景に、大型の工事案件が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。空調設備分野では、情報通信分野向け特殊空調及び大口空調機納入案件が減少したが、理化学分野向け特殊空調工事及び新型コロナウイルス感染症対策用のクリーンエア製品が順調に進捗し、売上高は堅調に推移。交通分野でも、鉄道車両関連製品や受変電設備の更新が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.4%増の630.00億円、営業利益が同10.5%増の24.00億円、経常利益が同8.0%増の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の16.50億円とする期初計画を据え置いている。また、創立75周年を記念して、2022年3月期の期末配当において、1株当たり2.00円の記念配当の実施を発表した。これにより、2022年3月期の年間配当金は、20.00円の普通配当に、2.00円の記念配当を加えて22.00円となる予定。
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2021/11/04 15:33
みんかぶニュース 投資家動向
<個人投資家の予想> 11月04日 15時
■ 買い予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(2729) JALUX 東証1部 [ 割高 ]
(7729) 東京精密 東証1部 [ 割高 ]
(5401) 日本製鉄 東証1部 [ 割高 ]
(6558) クックビズ 東証マザーズ [ 割高 ]
(2309) シミックHD 東証1部 [ 割高 ]
■ 売り予想数上昇(最新48時間)
(銘柄コード) 銘柄 市場 [ 割安/割高 ]
(7951) ヤマハ 東証1部 [ 割高 ]
(6269) 三井海洋開発 東証1部 [ 割安 ]
(2743) ピクセルカンパニーズ 東証JASDAQ(スタンダード) [ 割安 ]
(5802) 住友電気工業 東証1部 [ 割安 ]
(6073) アサンテ 東証1部 [ 割高 ]
出所:MINKABU PRESS
2021/11/04 15:32