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午後:債券サマリー 先物は続伸、FRBのハト派姿勢を受け買い流入
配信日時:2021/11/04 15:33
配信元:MINKABU
4日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続伸。朝方には一時151円69銭まで上昇したものの、その後は模様眺めムードが広がるなか上値が重くなった。
米連邦準備理事会(FRB)は3日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始を決めた一方、パウエルFRB議長は記者会見で早期利上げ観測を牽制した。3日に発表された米10月ADP雇用統計や米10月ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことが影響し、同日の米長期債相場は下落(金利は上昇)したが、東京市場ではFRBがハト派的な姿勢を続けるとの見方から債券先物に買いが流入した。ただ、米株高を手掛かりに日経平均株価が反発したことが重荷となり、債券への追随買いは広がらず。また、今晩に石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成されるOPECプラス会合が開かれるほか、あす5日に米10月雇用統計の発表が予定されていることも動きにくさにつながった。なお、この日は財務省による10年物価連動債の入札が実施され、応札倍率は3.31倍(前回は2.88倍)と強めの結果となったが、相場の反応は限定的だった。
先物12月限の終値は前営業日比4銭高の151円60銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前営業日比0.010%低下の0.070%だった。
出所:MINKABU PRESS
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