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オープニングコメント レーザーテックの決算反応に注目、ハイテク株の修正リバウンドに波及する可能性も  8日の日本株市場は、やや売り先行で始まるものの、底堅さは意識されそうだ。5日の米国市場ではNYダウが76ドル高だった一方で、ナスダックは下落。7月の雇用統計の強い結果を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測が再燃し、長期金利の上昇が警戒され売り先行で始まった。同時に景気後退懸念も緩和したため、徐々に買い戻しが強まり、ダウは上昇に転じたほか、ナスダックも下落幅を縮めた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円安の28135円。円相場は1ドル135円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになろう。ナスダックの反落によりハイテク株には利食いの動きも意識されそうだ。ただし、日経平均は先週末の強い動きによって上値を抑えられていた28000円を突破し、6月9日の高値28389.75円が射程に入ってきたことから、いったんは利食いも想定されやすいところである。一方で、7月半ば以降の27500円~28000円のもち合いレンジを上放れてきたことから6月の急落局面でポジションを解消したファンドによる買い戻しの動きが意識されやすいだろう。 そのため押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられ、28000円辺りでの底堅さが見られる局面においては、買い方も下値を切り上げてくる動きが期待される。また、本日は東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>の決算が予定されている。指数インパクトの大きい値がさ株の決算を控えて積極的にはポジションを傾けづらい需給状況になりそうだが、東エレクなどハイテク株は減速懸念から軒並み売られていたこともあり、決算を前に買い戻しの動きに向わせる可能性もある。 また、先週末にはレーザーテック<6920>が決算を発表した。2022年6月期については計画を上回っての着地だったことからポジティブである。一方で、2023年6月期については2ケタ増収増益を見込んでいるものの、コンセンサスを下回っているため、市場の反応が注目される。米系証券では格上げが観測されていることもあり、アク抜けを意識させる動きに向うようだと、ハイテク株の修正リバウンドへの思惑が高まりやすいところだ。 なお、先週末の取引終了後に決算を発表ところでは、凸版印<7911>、ヤマハ発<7272>、バンナムHD<7832>、フジクラ<5803>、板硝子<5202>、ホシデン<6804>、ラウンドワン<4680>などの動向が注目される。 <AK> 2022/08/08 08:29 オープニングコメント 東エレクなどハイテク株の底堅さを見極めたいところ  5日の日本株市場は、やや売り先行で始まるものの、底堅さは意識されそうだ。4日の米国市場ではNYダウが85ドル安だった。新規失業保険申請件数の増加で雇用減速を警戒した売りが先行したほか、ペロシ下院議長の台湾訪問を受け、軍事演習中の中国が試射したミサイルが台湾上空通過の可能性が高いとの報道を受け、地政学的リスクを警戒した売りも見られた。一方で、金利低下を受けてハイテク株が買われており、ナスダックは上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の27870円。円相場は1ドル132円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売りが先行することになろう。また、防衛省は、中国が弾道ミサイルを発射し、このうち5発は日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に設定されている中国の訓練海域に落下したとみられると発表した。これを受けてアルゴが発動する可能性もあるため、短期的にはショートの動きが強まる可能性は警戒しておきたいところ。 また、米国の新規失業保険申請件数の増加を受けて、週末に発表される7月の雇用統計を見極めたいとする模様眺めムードも高まりやすいだろう。一方で、ナスダックが上昇するなど、米国ではハイテク株への物色が継続している。東京市場においても、この流れを引き継ぐ動きが意識されやすい。特に東エレク<8035>は来週の決算を前にショートカバーの動きとなれば、日経平均を下支える格好にもなりやすく、下値の堅さを意識されてくる可能性はある。 地政学リスクを警戒した動きから円相場は1ドル132円台と円高に振れて推移しているが、ペロシ氏の台湾訪問の可能性が伝わった時も同様の動きを見せて株価下落に繋がっていた。ただし、その後の切り返しも速く、売り込まれる局面があれば押し目拾いを意識させそうだ。週末要因から売り方にとっても積極的には仕掛けづらいだろう。 物色としてはハイテク株のほか、決算を手掛かりとした日替わり物色に向かいやすいところであり、昨夕決算を発表したところでは、三井不<8801>、協和キリン<4151>、SANKYO<6417>、フジHD<4676>、昭電工<4004>、キッツ<6498>、ゼリア新薬<4559>、UACJ<5741>、エイベックス<7860>、加賀電子<8154>などの動向が注目されそうだ。 <AK> 2022/08/05 08:27 オープニングコメント 28000円での攻防も押し目待ちの買い意欲は強い  4日の日本株市場は、買い先行で始まるものの、日経平均の28000円水準での強弱感が対立しやすいだろう。3日の米国市場ではNYダウが416ドル高だった。セントルイス連銀のブラード総裁がインタビューで、国内経済は景気後退ではないとしたため、買い戻しの動きが先行した。また、7月のISM非製造業景況指数が予想外に改善し、4月来の高水準となったことも景気への懸念を和らげる格好となった。長期金利が低下したことから、アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなど大型テック株が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円高の27975円。円相場は1ドル133円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、日経平均の28000円水準は足元で上値抵抗線として意識されていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まるといった見方がコンセンサスであろう。もっとも、米国ではハイテク株を買い直す動きが継続しており、ナスダックは6月の戻り高値水準を明確に上放れてきている。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する動きが一段と強まる可能性はありそうだ。 また、ペロシ米下院議長が台湾訪問をきっかけに、直近で27500円水準まで下落する場面も見られたが、台湾訪問を終えたことから米中間の地政学リスクに対する過度な警戒感は後退しているだろう。その後の底堅さから押し目待ちの買い意欲は強いと見られ、28000円水準を上放れてくるようだと、持ち高を減らしていたファンドによる買いの動きが強まることも想定される。そのため、押し目待ちの買い方についても、下値を切り上げてくる可能性はありそうだ。 そのため、買い一巡後にこう着感が強まる局面においては、押し目買いのスタンスとなろう。また、NT倍率は先物中心限月で一時14.40倍まで上昇してきた。6月高値の14.42倍に迫ってきており、日経平均型優位の展開が強まりやすいだろう。その他、トヨタ<7203>の決算を控え、決算後にアク抜け的な動きを見せてくるようだと、輸出関連などへの物色に向かわせそうである。中小型株については、マザーズ指数が725ポイント辺りで上値を抑えられているものの、切り上がる5日線に沿ったリバウンドを継続している。ナスダックの強い動きを支援材料にリバウンド狙いの動きが期待される。 <AK> 2022/08/04 08:26 オープニングコメント ポジションは傾けづらく、決算を手掛かりとした日替わり物色が中心に  3日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識されそうである。2日の米国市場でNYダウは402ドル安だった。ペロシ下院議長の台湾訪問を巡る中国の警告を受け、米中緊張の深刻化を警戒した売りが先行した。その後、ペロシ議長が問題なく台湾到着との報を受け、安心感から買戻しが強まり下げ幅を縮小。ただし、数名の連邦準備制度理事会(FRB)高官が講演やインタビューで、国内経済が景気後退には陥っておらず、高インフレの抑制が依然必要だとし、9月連邦公開市場委員会(FOMC)でも0.75%の利上げも除外しなかったため金利が急伸すると売りが再燃。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の27745円。円相場は1ドル133円00銭で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。前日にはペロシ下院議長の台湾訪問を巡る地政学リスクから過剰反応を見せていたこともあり、ポジション解消部分の買い戻しの動きは意識されやすいところであろう。とはいえ、米中間の緊張の高まりからポジションは傾けづらい需給状況であるため、決算を手掛かりとした日替わり物色が中心になりそうだ。 また、NYダウは大幅な下落だったものの、ナスダックは小幅な下げにとどまっているため、相対的に日経平均型の強さが意識されやすいと考えられ、NTロングの動きも入りやすいだろう。ただし、AMDが取引終了後の決算を受けて時間外取引で売られているため、ハイテク株の上値の重さは警戒してきたいところである。 日経平均は前日の下落により、直近もち合いレンジの下限まで調整した。27500円辺りは心理的な支持線として意識されやすく、5日線辺りまでのリバウンドは想定しておきたい。5日線が位置する27784円辺りでのこう着が続くようであれば、戻り待ちの売りが出やすいものの、短期的に仕掛けてくる局面においては、押し目狙いのスタンスといったところだろう。 なお、昨日の取引終了後に決算を発表したところでは、サンリオ<8136>、三井倉庫HD<9302>、東京エネシス<1945>、イーグル工<6486>、日曹達<4041>、アルメディオ<7859>などに値幅取り狙いの資金が向かいやすいと見られる。そのほか、マザーズ指数は引き続きリバウンド基調が継続しており、ナスダックの底堅い動きを支援材料に、中小型株の出遅れ修正の動きも引き続き注目されよう。 <AK> 2022/08/03 08:27 オープニングコメント 売り一巡後の底堅さを見極める動き、決算を手掛かりとした日替わり的な物色に  2日の日本株市場は、売り先行で始まるものの、次第に底堅さが意識されそうである。1日の米国市場でNYダウは46ドル安だった。ペロシ下院議長の台湾訪問計画報道を受け、地政学的リスクを警戒した売りが優勢となった。ただし、7月製造業PMI改定値が予想外に下方修正された一方で、ISM製造業指数は2年ぶり低水準に落ち込んだものの予想を上回ったことから、NYダウは一時プラスに転じる場面も見られるなど、利食い優勢ながらも底堅い相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の27885円。円相場は1ドル131円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが優勢の相場展開になりそうだ。日中はペロシ下院議長の台湾訪問に関係した報道に振らされる可能性があるだろう。もっとも、日経平均は足元で28000円水準に上値を抑えられていることから、利食いは出やすい面はある。一方で、5日線水準での底堅さは意識されており、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。まずは売り一巡後の底堅さを見極める動きになるだろう。 また、決算を発表がピークを迎えるなか、積極的にはポジションを傾けづらい需給であるため、短期的に仕掛けてくる動きに対しては、リバウンド狙いのタイミングにもなりやすいところ。米国では主要指数がいずれも小幅な下げにとどまっており、ハイテク株の底堅さは意識されていた。昨日はゴールドマンによる格下げを受けてレーザーテック<6920>が売られたものの、売り一巡後は下げ渋る動きを見せていた。アドバンテスト<6857>は決算評価から75日線を突破してきたこともあり、ハイテク株の底堅さが見られてくるようだと、センチメント改善に繋がるだろう。 物色としては決算を手掛かりとした、やや日替わり的な物色に向かいやすく、昨日取引終了後に決算を発表したところでは、オルガノ<6368>、セ硝子<4044>、ヒロセ電<6806>、マクニカHD<3132>、日立造<7004>、住友化<4005>辺りが注目されそうである。また、TDK<6762>には米系証券による格上げの動きが観測されており、これを手掛かりとした物色が見込まれる。 <AK> 2022/08/02 08:22 オープニングコメント ソニーGや富士通の決算反応に注目  1日の日本株市場は、買い先行で始まるものの、次第にこう着感が強まりそうである。7月29日の米国市場でNYダウは315ドル高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が注目しているインフレや期待インフレ指標の上昇を警戒し売りが先行したものの、前日引け後に決算を発表したアマゾンやアップルの好決算を受けてハイテクセクターが強く、相場全体を押し上げ終日堅調に推移した。また、金利の低下も支援し、主要株式指数は上げ幅を拡大して取引を終えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の27975円。円相場は1ドル133円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。ただし、決算発表がピークを迎えるなか、29日取引終了後にはソニーG<6758>が通期予想を下方修正したほか、富士通<6702>の1Q業績はコンセンサスを下回っており、神経質にさせる可能性があるだろう。日経平均は5日線での底堅さは意識される一方で、28000円水準では利益確定の動きにも向かわせやすいため、まずは5日線水準での底堅さを見せてくるかを見極めたいところであろう。 5日線を下回ってくるようだと、利食いの動きが強まりやすく、27500円辺りが意識されてくる可能性はありそうだ。もっとも、ナスダックは6月戻り高値を突破してきており、ハイテク株への見直しの動きは継続。日経平均についても6月の急落部分を埋める動きが意識されていると見られ、利食いに押される局面においては、押し目待ちの買い意欲は強そうである。そのため、5日線辺りでの底堅さが意識されてくるようであれば、28000円を捉えてくる動きから、6月9日の高値28389.75円を目先的なターゲットとしたリバウンド基調を強めてくる可能性はあるだろう。 また、ナスダックの戻り高値突破により、足元でリバウンド基調を強めてきているマザーズ指数の動向も注目されよう。先週までのリバウンドで25日、75日線とのゴールデンクロス示現のほか、13週線をサポートに変えて26週線を突破してきた。週足の一目均衡表では雲を下回って推移しているものの、転換線を支持線に基準線を捉えてきている。また、遅行スパンは実線に接近してきており、上方シグナル発生が意識されてきていることもあり、相対的に出遅れているグロース銘柄を見直す動きなども見られてきそうだ。 <AK> 2022/08/01 08:28 オープニングコメント VIX指数は3カ月ぶりの水準に低下、日中こう着も押し目買い意欲強い  29日の日本株市場は、週末要因から手掛けづらい面はあるものの、米株高の流れを受けて買い優勢の相場展開が見込まれる。28日の米国市場でNYダウは332ドル高だった。4-6月期国内総生産(GDP)が2四半期連続マイナス成長となったことが嫌気され売り先行で始まった。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが緩やかになるとの期待から長期金利が低下するなか、ハイテク株などを中心に買い戻す動きが強まり上昇に転じた。下院が半導体業界支援法案を可決したほか、政府の環境問題支援策を巡る進展などが好感され、引けにかけて上げ幅を拡大。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の27850円。円相場は1ドル134円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。28000円水準では戻り待ちの利益確定の動きなども意識され強弱感が対立しやすいものの、時間外取引ではアマゾン・ドット・コムやアップルが予想を上回る決算が評価されて買われており、大型テック株の強い値動きが支援材料になるだろう。28000円近辺でのこう着が意識されるものの、27800円辺りに位置する52週線が支持線に変わる可能性もあることから、押し目狙いの買い方はレンジを切り上げてくる可能性も意識される。6月高値28389.75円への意識も次第に高まってきそうだ。 また、VIX指数は22.33に低下し、約3カ月ぶりの水準まで下がってきたことから、リスク選好の動きに向かわせやすい。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好から、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の動向が注目されよう。NT倍率は先物中心限月で14.28倍に上昇しており、一時52週線を捉えてきている。同抵抗線を突破してくるようだとNTロングの動きが強まりやすく、日経平均型優位の展開に向かわせよう。 また、ナスダックは続伸で上値抵抗の75日線を明確に上放れる形状を見せてきた。マザーズ指数は25日、75日線とのゴールデンクロスが接近してきており、相対的に出遅れ感の目立っていた中小型株を見直す動きなども意識されやすいだろう。 <AK> 2022/07/29 08:23 オープニングコメント 日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる  28日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い優勢の相場展開が見込まれる。27日の米国市場でNYダウは436ドル高だった。主要ハイテク企業の決算で、見通しが警戒されたほど悪化せず、投資家心理が改善した。また、上院が520億ドル(約7兆1400億円)規模の半導体産業支援法案を可決し、半導体不足問題の解決が今後の増益に繋がるとの期待にハイテク株にさらなる買いが広がり一段と相場を押し上げた。 その後、連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り高インフレ対処で2会合連続で政策金利0.75%の追加利上げを決定。パウエルFRB議長は消費や雇用の減速を認識、今後の利上げのペースを巡り慎重な姿勢を示したため引けにかけて一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の28020円。円相場は1ドル136円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。ハイテク主導の上昇でナスダックの上昇率は4%を超えており、これを受けて指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる格好になりそうだ。節目の28000円を捉えてくることから、いったんは達成感も意識されやすいだろうが、27800円辺りに位置する52週線を明確に上放れてくることから、ショートカバーの動きが強まりやすいほか、押し目狙いの買い方についても下値を切り上げてくる可能性がある。 もっとも、FOMC通過により、市場の関心は決算発表に集中することになる。米国ではアルファベット、マイクロソフトの決算評価が見られたが、27日取引終了後の時間外取引ではメタ・プラットフォームズが予想を下回る決算を受けて弱い動きを見せている。グローベックスの米株先物は小安く推移していることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい需給状況になりそうである。 とはいえ、日経平均は28000円を回復してくることにより、6月の急落前につけた戻り高値28389.75円が意識されてくるため、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。VIX指数は23.24に低下していることもリスクオンに向かわせやすいだろう。物色としては決算を手掛かりとした個別対応になるだろうが、マザーズ指数は75日線を上回ってのもち合いを継続するなか、25日線の切り上がりによりゴールデンクロスが接近している。ナスダックの強い動きもあるなか、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくるだろう。 <AK> 2022/07/28 08:26 オープニングコメント アルファベットの時間外の上昇など、売り一巡後は底堅さが意識される  27日の日本株市場は、米株安の動きから売り優勢の相場展開が見込まれるものの、売り一巡後の底堅さは意識されそうだ。26日の米国市場でNYダウは228ドル安だった。小売大手ウォルマートによる業績予想の下方修正を受けて、アマゾンなど消費関連に売りが広がった。また、国際通貨基金(IMF)による成長率見通しの下方修正に加え、5月住宅価格指数や7月消費者信頼感指数、6月新築住宅販売件数も軒並み予想を下回ったため、成長減速懸念が重荷となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前にポジションを圧縮する動きも見られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円安の27415円。円相場は1ドル136円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。ただし、ウォルマートの下方修正については時間外の急落で昨日の時点で織り込まれている。また、取引終了後に決算を発表したアルファベットやテキサスインスツルメンツは時間外で買われていることもあり、売り一巡後は底堅さが意識されそうである。FOMCの結果を見極めたいとして積極的な商いは手控えられそうであるが、FOMC通過後のアク抜けも意識されやすく、押し目狙いの買いは入りやすいだろう。 日経平均は先週の上昇で52週線を突破したこともあり、いったんは達成感が意識されやすいところであり、利益確定の売りも出やすい。昨日の下げで5日線を下回ってきており、利食いの動きが強まる可能性はあるものの、節目の27500円辺りでの底堅さが意識されてくるようであれば、押し目待ち狙いの買い方についてもレンジを切り上げてくる可能性はありそうだ。アルファベットの決算がネガティブとならなかったことから、ハイテク株への見直し買いも意識される可能性はあるだろう。 また、米国では予想を上回る決算を発表した銘柄は買われており、冷静な動きを見せている。国内においてもコンセンサスを上回る決算を発表した企業に対しては、日替わり的な動きにはなりやすいものの、決算を評価した値幅取り狙いの動きは見られそうだ。本日は米国株安の流れから売りが先行する格好となろうが、決算評価の銘柄などについては押し目買いの好機になる可能性もあるだろう。FOMC前で手掛けづらい状況ではあるものの、押し目狙いのスタンスに。 <AK> 2022/07/27 08:27 オープニングコメント 強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識される  26日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれるものの、底堅さは意識されそうだ。25日の米国市場でNYダウは90ドル高となった一方で、ナスダックは下落。6月シカゴ連銀全米活動指数や7月ダラス連銀製造業活動指数が予想を下回り2カ月連続のマイナスに落ち込んだため景気後退懸念から売りが先行した。その後は連邦準備制度理事会(FRB)が今週開催を予定している連邦公開市場委員会(FOMC)を控えるなか、売り買いが交錯していた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の27755円。円相場は1ドル136円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや小じっかりで始まりそうである。米国では原油先物相場の上昇を受けてエネルギー株が買われたほか、FRBによる急激な利上げへの警戒は後退しており、消費関連の一角なども買われた。一方で、アップルなど大型テック株の決算を控えているほか、長期金利の上昇を背景にハイテク株は利食い優勢だった。東京市場においてもこの流れを引き継ぐ格好から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは利食い優勢となり、日経平均の重荷になりそうだ。 もっとも昨日の日経225先物は27630円での底堅さが目立っていたが、ナイトセッションでも同様の動きを見せていたことから、下値の堅さは意識されそうである。日経平均は足元で切り上がる5日線を支持線としたリバウンドを継続しており、同線が位置する27611円辺りでの底堅さが見られる可能性はありそうだ。また、VIX指数は小幅に反発したものの、6月の直近安値水準は下回っているため、リスク選好の状態は継続。米国の大型テック株の決算のほか、国内においても指数インパクトの大きい値がさ株の決算を控えているため強いトレンドは期待しづらいものの、全体としては底堅さが意識されそうである。 物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応になりそうだが、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が急増するなか、感染症対策などに関連したテーマ株などの循環物色に向かわせよう。また、昨日のマザーズ指数は2%近い下落で700を下回ってきたが、5日線水準で下げ渋りを見せているほか、75日線を上回っての推移を継続している。75日線に接近する局面がみられるようであれば、中小型株についてはその後のリバウンドを想定した押し目狙いの動きに向かわせよう。 <AK> 2022/07/26 08:25 オープニングコメント 売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに  25日の日本株市場は、売り優勢の展開のなか、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。22日の米国市場でNYダウは137ドル安だった。企業の収益を圧迫すると警戒されていたドル高が一段落したことを受けて買いが先行した。ただし、主要ハイテク企業の先陣をきって写真・動画共有アプリのスナップが発表した四半期決算が予想を下回る低調な結果となったためハイテクセクターが売られ相場全体を押し下げた。さらに、7月製造業・サービス業総合のPMI速報値が予想外に活動縮小を示し景気後退懸念から売り圧力となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円安の27640円。円相場は1ドル136円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。ただし、先週の大幅上昇で200日線、52週線を突破し一時27952.25円と節目の28000円に接近したこともあり、いったんは、上昇一服が意識されやすい水準である。26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、日米ともに主要企業の決算発表を控えているため、これらを見極めたいとするムードのなか、積極的には手掛けづらくさせよう。特に米国では大型テック株の決算のほか、国内においてもファナック<6954>、ソニーG<6758>といった指数インパクトの大きい値がさ株の決算も控えているため、ポジションは傾けづらい。 一方で、VIX指数は低下傾向を継続しており、6月の直近安値水準を下回り、4月下旬以来の水準まで低下してきたため、先週末の米国市場の下落についてもリスクオフといった動きは強まっていない。スナップが40%近くの急落となったことがセンチメントを冷ました面はあるだろうが、VIX指数を見る限り、市場は冷静な動きである。また、ナスダックは75日線まで上昇した後の反落であり、利食いが出やすい水準であっただろう。 そのため、売りが先行するものの、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。先週の上昇でポジションを正常化に戻す動きは一巡した可能性はあるものの、押し目でのロングの動きは入りやすいところである。また、ナスダックの下落影響からマザーズ指数も調整を見せてくる可能性は高そうだが、先週突破した75日線辺りでの底堅さが見られるようであれば、押し目狙いの買いも意識されやすいだろう。 <AK> 2022/07/25 08:27 オープニングコメント ハイテク株の見直しは継続、中小型株には出遅れ修正の動きが期待される  22日の日本株市場は、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるものの、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。21日の米国市場でNYダウは162ドル高だった。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数や6月景気先行指数が予想外に悪化したため、景気減速への警戒から売りが先行した。バイデン大統領が新型コロナウイルス検査で陽性症状との政府公表も重荷となった。ただし、予想を上回る決算が相次いでいるほか、長期金利の低下を受けてハイテク株が買われるなか、上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の27865円。円相場は1ドル137円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうだ。日経平均は前日までの強いリバウンドにより、6月13日の急落局面で空けたマドを埋めたほか、52週線水準まで回復してきたため、いったんは達成感が意識されやすく、利益確定の動きが強まる可能性はありそうだ。週末要因のほか、来週から本格化する決算を見極めたいとするムードも高まりやすいところであり、戻り売りスタンスといった流れとなろう。 もっとも、直近の強い値動きを見ても、これといった調整を挟まず、押し目待ち狙いの買い方にとってはレンジを切り上げざるを得ない需給状況であろう。日中はこう着ながらも底堅い値動きが続く局面においては、引けにかけて強含む展開が意識されやすいところだ。 VIX指数は低下傾向を継続するなか、6月安値水準を下回ってきており、リスク選好の動きに向かわせやすい。米国ではハイテク株を見直す動きが継続するなか、ナスダックは75日線を捉えてきたほか、6月の戻り高値水準を回復してきた。6月の急落時にロングオンリーのファンドなどはポジションをほぼ解消したと見られており、その後のボトム圏でのこう着が続くなかでポジションは取りづらかったと見られる。足元の急ピッチの上昇でポジションの積み増しが迫られるなか、押し目待ちの買い意欲は一段と強まっているだろう。 物色としては新型コロナウイルス感染症の感染拡大から内需系は手掛けづらいこともあり、減速懸念から売り込まれていたハイテク株の見直しが意識されやすい。また、マザーズ指数は13週線突破から26週線を捉えてきており、中小型株には出遅れ修正の動きが期待されよう。 <AK> 2022/07/22 08:29 オープニングコメント 利食い先行も6月の下落部分を埋めてくる動きが次第に意識されてくる可能性  21日の日本株市場は、前日の大幅上昇に対する利食い優勢の動きとなろうが、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。20日の米国市場でNYダウは47ドル高だった。先週分の住宅ローンの需要が22年ぶりの低水準に落ち込んだほか、6月中古住宅販売件数が2年ぶりの低下となり、国内経済の減速を警戒した動きから売りが先行した、また、イタリアの複数の政党がドラギ首相の支持を拒否し、政権崩壊リスクが高まったとの報道をきっかけに、世界経済に悲観的な見通しなども重荷となった。ただし、ネットフリックスが決算評価の動きから買われるなか、他のハイテク株に買いが波及する格好となり上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の27575円。円相場は1ドル138円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食いの動きが先行する格好になりそうだ。ただし、大幅上昇の反動といった形で調整一服は想定線であり、反対に前日の大幅上昇によって6月の急落局面でロングを解消したファンドなどは買い直す動きを強めてくる可能性もあることから、下値の堅さが意識されやすいだろう。日経平均は6月の急落局面でマドを空けて下落しているが、現在は6月13日に空けたマド(27389円~27795円)下限をクリアし、マド埋めが意識されてきている。27500円辺りを心理的な支持線とした押し目待ちの買い意欲は強そうだ。 また、米国ではFOMC前にポジションをニュートラル水準に戻す動きとも見られるものの、減速懸念から大きく売り込まれていたハイテク株への見直し余地は大きく、リバウンド余地はある。また、VIX指数は低下傾向を継続しており、24.00を下回って6月のボトム水準まで低下してきた。リスク選好の動きのなか、日経平均においても6月の下落部分を埋めてくる動きが次第に意識されてくる可能性はあると考えられ、急ピッチの上昇に対する過熱感のほか、本格化する決算を前に手掛けづらさはあるものの、押し目狙いで対応したいところだ。 なお、昨夕1Q決算を発表した日本電産<6594>は売上高が前年同期比20.8%増の5403.69億円、営業利益は同0.2%増の446.60億円だった。コンセンサスの範囲内である。前日のマドを空けての上昇の反動もあって売りが先行すると考えられるものの、マド埋め辺りでの底堅さが見られてくるようだと、ボトム水準で推移していることもあり、見直しの動きに向かう可能性はありそうだ。そのほか、マザーズ指数は13週線を支持線に変え、26週線を捉えてきた。依然として調整トレンドを継続しているものの、26週線が位置する704ポイント辺りを捉えてくるようだと、センチメント改善に繋がろう。 <AK> 2022/07/21 08:33 オープニングコメント 日経平均は27000円を明確に上放れリスク選好の動きが強まる  20日の日本株市場は、ギャップスタートからリバウンド基調が強まりそうである。買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はあるものの、押し目買い意欲は強まりやすく、下値の堅さが意識されよう。19日の米国市場はNYダウが754ドル高だった。予想を上回る企業決算が相次ぐなか、これを好感した買いが強まった。 また、疾病管理予防センター(CDC)がクルーズ船での新型コロナ感染件数を監視するプロブラムを終了したため旅行関連株中心に買いが広がった。その他、ロシアのノルドストリームを通じた欧州への天然ガスの輸出を再開するとの報道で、世界経済への悲観的見方も後退し相場を押し上げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比435円高の27365円。円相場は1ドル138円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、日経平均は直近の抵抗線だった27000円を明確に上放れてくることになりそうだ。6月半ばの急落以降、上値を抑えられていた水準をクリアしてくることにより、売り方の買い戻しの動きは強まりやすいだろう。また、買い方についても急落局面でポジションを一気に解消していたこともあり、改めて買い直す動きも意識されよう。米国では底入れ感が高まってきており、リバウンドを狙った資金流入の動きが強まってきたことから、センチメントを改善させそうだ。 また、決算を控えていたネットフリックスは5%を超える上昇だったが、取引終了後に発表した決算は予想を上回り、時間外取引においても買われている。大型テック株の強い値動きにより、指数インパクトの大きい値がさ株への強い動きが見込まれるほか、中小型株についても支援材料になりそうだ。もっとも、決算発表が本格化するなかで積極的には手掛けづらく、来週のFOMCを前に市場のムードが一変するリスクはあるだろう。ただし、VIX指数は低下傾向を見せており、FOMC通過後のアク抜けを意識した動きとも見られる。 積極的な上値追いは手控えられるものの、押し目狙いのなか、徐々に下値を切り上げてくる展開が期待されそうだ。物色としては底入れからのリバウンド狙いとなるため、減速懸念から売り込まれていたハイテクセクターへは修正リバウンドを狙った動きが強まりそうである。 <AK> 2022/07/20 08:34 オープニングコメント 決算を受けて振らされやすい需給状況であることは想定内、押し目狙いの動きに  19日の日本株市場は、小じっかりで始まった後は、次第にこう着が強まりそうである。18日の米国市場はNYダウが215ドル安だった。ゴールドマンサックスやバンク・オブ・アメリカの予想を上回る四半期決算を好感した流れから買いが先行した。ただし、7月NAHB住宅市場指数の予想以上の悪化で景気減速への懸念が再燃したほか、アップルが一部部門で23年度の新規採用や支出抑制報道で売られ、警戒感がさらに強まり主要株式指数は下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の26920円。円相場は1ドル138円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。週明けの米国市場はアップルの下落が重荷となった格好だが、先週末には大幅に上昇したこともあり、ある程度は週末の上昇に対するインパクトはあるだろう。もっとも、IBMが予想を上回る決算を発表したものの、通期の予想を据え置いたことが嫌気され時間外で売られていることもあり、次第にこう着感が強まりそうである。 とはいえ、決算を受けて振らされやすい需給状況であることは想定内であるため、こう着のなかでショートを仕掛けてくる動きも限られそうである。日経225先物は15日の取引終了後のナイトセッションで26990円まで買われ、上値抵抗線として意識されていた75日線を突破してきた。同線が支持線として意識されてくるようだと、押し目狙いの動きに向かわせやすいと考えられる。また、日経平均は6月半ば以降の急落局面において、ロングオンリーのファンドなどもポジションを解消したと見られており、ショートカバーに向かわせて、ロングを持ち直す動きも意識されやすいところである。 また、NYダウ、ナスダックともに反落とはなったものの、先週末に25日線を突破し、同線が支持線として踏ん張りを見せていた。VIX指数は上昇したものの、先週末に割り込んだ5日線が抵抗線に変わるなど、リスク回避姿勢には向かわず、押し目狙いの動きから次第にレンジを切り上げてくる展開が意識されてきそうだ。楽観視は禁物ながら、需給状況は改善傾向にあると考えられ、低迷していた中小型株のほか、足元で見直す動きが見られてきたハイテク株などの動向が注目されよう。 <AK> 2022/07/19 08:35 オープニングコメント こう着ながらも底堅い相場展開に  15日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが142ドル安だった。前日の6月消費者物価指数(CPI)に続いて、朝方発表された6月の生産者物価指数(PPI)も予想を上回ったため、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ確率が上昇し警戒感から売り優勢の展開となった。JPモルガン・チェースの決算が嫌気され、他の金融株なども売られた。その後、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が市場の1%利上げの憶測は時期尚早との見解を示し、金利が低下するとハイテク中心に買戻しが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの26700円。円相場は1ドル139円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。ただし、昨夕に決算を発表したファーストリテ<9983>が強い動きを見せてくる展開が期待されるなか、日経平均の底堅さは意識されそうである。また、米半導体株は軒並み買われ、SOX指数は上昇しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの底堅い値動きも意識されやすいところであろう。もっとも、昨日はTSMCの予想を上回る決算を手掛かりにハイテク株のリバウンドが強まっていたこともあり、織り込まれている状況ではある。 そのため、全体として底堅さは意識されるものの、上値追いは慎重になりやすい。また、東証プライム市場の出来高は連日で10億株を下回る薄商いが続いており、米国で本格化する決算を前に様子見姿勢は強まりやすいだろう。とはいえ、VIX指数は低下しており、リスク回避には向かわないと考えられる、物色の流れとしてはファーストリテの値動きを睨みながらの展開になりそうだが、ハイテク株への見直しが継続する可能性により、日経平均型優位の展開が想定される。 また、中小型株についてもリスクを取りに行く動きが意識されやすく、業績良好ながら低迷していた銘柄などには、見直しの動きが強まる可能性はありそうだ。そのほか、新型コロナウイルスの感染が拡大しているものの、現時点では行動制限などは行わないようであり、いったん利食いに押されていた内需系の一角へもリバウンドの動きは期待されそうだ。 <AK> 2022/07/15 08:29 オープニングコメント こう着ながらも底堅い相場展開に  14日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが208ドル安だった。6月消費者物価指数(CPI)が前年比で41年ぶりの高水準に加速したため7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で1.0%利上げ観測も浮上したことから売り優勢の展開だった。ただし、長期金利が低下に転じると売り圧力も後退し引けにかけて下げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の26485円。円相場は1ドル137円40銭台で推移。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。再びCPIショックといった格好とはなったものの、前日には予想を上回る上昇になるとの観測から警戒を強めていた。0.75%の利上げが確実視され、1.0%の利上げ観測についても、前日の時点で伝わっていたこともあり、ネガティブな動きは限られそうだ。また、東証プライム市場の出来高は9億株を下回る薄商いだったことから見ても、先回り的な動きは限られていたであろう。 そのため、1.0%の利上げを織り込む流れから上値は抑えられるだろうが、下値の堅さは意識されてくる可能性はありそうだ。また、VIX指数は上昇しており、軟調な推移を続けていたハイテク株の一角には引き続きリスクを取る動きも見られており、東京市場においても、ハイテク株の押し目を拾う動きなども意識されやすいところであろう。そのほか、VIX指数は低下していることもリスク回避には向かわないと考えられる。CPIの結果を受けた米国市場の下落の影響から売られる局面においては押し目待ちの動きに期待したいところではある。 また、前日の薄商いのなかで見送っていた資金流入についても、CPI通過に伴うアク抜けの動きも意識されそうであり、相場全体の底堅さに繋がりそうだ。日経平均は5日、25日線が位置する26500円辺りでは上値を抑えられるものの、前日の安値水準での押し目待ちの買いに期待。また、テクニカル面では一目均衡表では雲下限を下回って推移しているが、今後は雲のねじれが起きるため、トレンドは出やすくなる。遅行スパンは実線を下回っての推移により、下方シグナルを継続しているものの、6月高値を通過したことにより、来週にも上方シグナルを発生させてくる可能性がある。 <AK> 2022/07/14 08:32 オープニングコメント 全般こう着のなか、業績を手掛かりとした個別物色の動き  13日の日本株市場は、前日の下落に対する自律反発が意識されるものの、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場はNYダウが192ドル安だった。新型コロナ感染拡大を受けた中国・上海の都市封鎖による景気減速懸念のほか、13日の消費者物価指数(CPI)発表を控えた警戒から売り優勢の展開。CPIに関連した観測報道を受けて、NYダウの下落幅は一時300ドルを超える場面も見られ、ナスダックは続落で25日線を割り込んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の26435円。円相場は1ドル136円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。もっとも、前日に500円近く下落した買い戻しの動きが中心であるため、リバランスの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まることになりそうだ。とはいえ、NYダウは一時300ドル安を見せるなど、CPIについては相当織り込まれていると考えられる。また、SOX指数は小幅に上昇しており、減速懸念から売られていた半導体株の一角にはリスクを取る動きも見られており、下値の堅さは意識されよう。 日中は上海やハンセン指数の動向を睨みながらの展開になるほか、グローベックスの米株先物の動きにも関心が集まりやすく、大きく変動する局面においては、先物主導による仕掛け的な動きに向かわせそうだ。特に昨日の東証プライムの出来高は10億株程度と薄商いであり、本日も商いは膨らみづらい状況と考えられ、短期の仕掛け的な動きに過剰に反応しやすい面もある。下へのバイアスが強まる局面においては、その後のショートカバーを狙った押し目を狙いたいところである。 物色としては、昨日は指数インパクトの大きい値がさ株が総じて軟調だったことで指数の重荷となっていた。主力処が底堅い値動きを見せてくるようであれば、リバウンド狙いの動きに向かわせやすい。また、ナスダックの25日線割れにより中小型株は手掛けづらいだろうが、半導体株の一角には見直しの動きが意識されそうだ。また、決算発表が徐々に増えてきているなか、通期見通しを上方修正してくる動きも散見されており、業績を手掛かりとした個別物色の動きも強まることになろう。 <AK> 2022/07/13 08:23 オープニングコメント ややディフェンシブ系の物色に向かわせやすい  12日の日本株市場は、売り一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場はNYダウが164ドル安だった。新型コロナウイルス感染拡大で中国都市の一部が再び都市封鎖入りし、世界経済の成長を一段と妨げるとの懸念が高まった。また、今週発表されるインフレ指標や企業決算シーズン入りで冴えない見通しなどを警戒した売り圧力も強く、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26585円。円相場は1ドル137円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。ただし、中国の行動制限については、昨日のザラ場で中国市場の弱い値動きを嫌気する場面も見られていたこともあり、改めて売り直す動きはそれ程強まらないと見られる。とはいえ、13日の米CPIの結果を受けた米国市場の反応を見極めたいとの模様眺めムードは強まりやすく、積極的に買い上がる動きは考えづらいところだ。日経平均は27000円回復で、いったんは目先的な達成感も意識されやすく、同水準での戻り売りに対して、25日線水準での押し目狙いのスタンスといったトレードに向かわせよう。 また、国内では長期安定政権を評価する動きのほか、日銀の金融緩和政策の継続によって、押し目では海外勢の資金流入の動きは意識されやすい。短期的に売り仕掛けてくる局面があるようだと、その後のリバウンドを狙ったスタンスになりそうだ。なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で再び14.00倍を下回ってきており、直近のダブルボトム形成が意識されていた水準を下回ってきた。ハイテク株の一角には格下げの動きも観測されているなか、ややディフェンシブ系の物色に向かわせやすいと考えられる。 また、米国ではNYダウ、S&P500は25日線に上値を抑えられる格好であり、リバウンドの過程では強弱感が対立しやすいところ。ナスダックは直近で25日線を上回り、昨日の調整では同線の攻防を見せている。明確に割り込んでくるようだと、一段とハイテク株への物色は避けられそうである。ディフェンシブ系のほか、政策期待に絡んだテーマ株などでの短期的な値幅取り狙いの動きになろう。 <AK> 2022/07/12 08:21 オープニングコメント 日経平均は75日線及び節目の27000円を意識した動きに  11日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが46ドル安の一方で、ナスダックは小幅に上昇した。6月の雇用統計が労働市場の強さを証明し、7月連邦公開市場委員会(FOMC)で2会合連続の0.75%の利上げを織り込む金利上昇を警戒した流れから売り先行で始まった。ただし、売り一巡後は景気後退を回避できるとの楽観的な見通しで買い意欲も強く、NYダウは一時上昇に転じる場面も見られた。ハイテク株の一角が買われ、ナスダックは小幅ながら5営業日続伸。シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の26775円。円相場は1ドル136円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物は先週末のランチタイムで急落する場面も見られたが、ナイトセッションでは日中高値水準まで買い直されており、需給調整は一巡していると見られる。25日線を回復して終えていることもあり、75日線及び節目の27000円を意識した動きが見込まれそうである。また、今週は13日に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、波乱展開を警戒した買い手控えの動きもありそうだが、米国ではハイテク株のリスクを取る動きが見られてきており、テクノロジー業界の減速懸念が後退している。VIX指数は24.64に低下し、終値ベースでは6月8日以来の25.00を下回ってきたことから、リスク選好に向かわせやすい面もあるだろう。 そのため、東京市場においても買い一巡後はこう着感が強まるものの、底堅さは意識されやすく、押し目買い意欲は次第に強まってくると見ておきたい。日経平均は26723円辺りに位置する25日線を支持線に変えてくるようだと、先物同様、75日線が位置する26954円辺りや27000円を狙った動きに向かわせよう。また、6月28日につけた戻り高値27062円を捉えてくるようだと、ショートカバーの動きが強まる可能性はありそうだ。 物色としては参議院選挙で自民党は単独で改選過半数の63議席を獲得することが確実になり、改めて政策期待が高まりやすい。政策に絡んだテーマ株には個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、米国市場の流れを受けて、ハイテク株を見直す動きが見込まれるほか、ナスダックの順調なリバウンド基調を背景に、中小型株を見直す動きにも期待したいところである。 <AK> 2022/07/11 08:25 オープニングコメント ETFに絡んだ売り需要が見込まれるなか、来週以降の上昇を想定した押し目買い意欲も  8日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。7日の米国市場はNYダウが346ドル高だった。中国が景気対策を検討しているとの報道を受けて、世界経済への悲観的見方が後退した。また、サムスン電子の好調な決算を受けてハイテク機器への需要鈍化懸念が後退したことも相場の支援材料となった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事やセントルイス連銀のブラード総裁が7月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを支持すると同時に、経済の強さを強調し、ソフトランディングを基本的シナリオと主張したため引けにかけて、主要株式指数は一段と上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の26650円。円相場は1ドル136円00円台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで25日線水準までのリバウンドを見せてきたことから、日経平均においても同線が位置する26772円辺りが意識されてきそうである。もっとも、本日はETFに絡んだ売り需要が見込まれていることもあり、積極的には手掛けづらいところである。米雇用統計の発表を控えていることも手控え要因になりそうだ。そのため、コンセンサスとしては買い一巡のこう着といったところだろう。 一方で、サムスン電子の予想を上回る決算については昨日の時点で織り込まれているものの、米半導体株は軒並み買われており、ナスダックは25日線を突破してきた。テクノロジー業界の過度な減速懸念が後退するなか、年初来安値圏で推移している東エレク<8035>などへの押し目買いに向かわせる可能性があり、これが日経平均の下支えとして意識されそうである。 また、中国のインフラ投資によるコマツ<6301>など中国関連への買いも指数の下支えとなるほか、参院選通過後は改めて政策期待も高まると見られ、先高期待に繋がりそうである。新型コロナ感染者数の拡大などは上値の重荷となる可能性はあるものの、ETFに絡んだ売り需要が見込まれるなかで来週以降の上昇を想定した押し目買い意欲は高まりそうである。また、中小型株についてもナスダックの上昇が支援材料となるなかで資金が向かいやすく、個人投資家のセンチメントの改善が見込まれる。 <AK> 2022/07/08 08:29 オープニングコメント 買い一巡後のこう着がコンセンサスに  7日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。6日の米国市場はNYダウが69ドル高だった。ISM非製造業指数やJOLT求人件数が予想を上回ったため景気後退懸念が緩和し買い優勢の展開。米連邦準備理事会(FRB)による6月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え一時下落に転じる場面も見られたが、その後公表されたFOMC議事要旨において、労働市場や消費に楽観的な見解を示し利上げを計画通り継続していく想定内の方針が示されたことで、引けにかけて上昇幅を広げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円高の26265円。円相場は1ドル135円90銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、昨日の日経平均はFOMC議事要旨への警戒から300円を超える下落だったこともあり、これを修正する動きが中心になりそうである。アク抜けを意識した買いの勢いが強まる展開は期待しづらいところであろう。また、ナスダックは続伸となり、上値抵抗線として意識される25日線を捉えてきた。同線を明確に上放れてくるかを見極めたいところであり、SOX指数の戻りの鈍さも気掛かりである。指数インパクトの大きい東エレク<8035>は依然として年初来安値での推移を継続するなか、短期的な値幅取り狙いの動きにとどまりそうである。 また、明日にはETFの分配金支払いのための売り需要が見込まれるため、警戒されている。先物市場では先回り的にショートを仕掛けていた可能性があるため、いったんニュートラルに戻す格好でのショートカバーを入れてくるだろう。ただし、買いの動きを強めてくる動きは限られると見られ、買い一巡後のこう着がコンセンサスになりそうだ。 また、米長期金利は上昇したものの、景気後退の予兆とみなされる「逆イールド」状態が続いたため、景気後退を織り込む動きは引き続き警戒されるところである。足元では長期金利の低下を手掛かりにグロース株への物色が見られていたが、本日はやや利食い優勢の動きが意識されよう。参院選を控えて政策に関連したテーマ性のある材料株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうである。 <AK> 2022/07/07 08:29 オープニングコメント 長期金利低下により低迷が続いていたグロース株を見直す動きも  6日の日本株市場は、売り優勢ながらも底堅さが意識されてきそうだ。5日の米国市場はNYダウが129ドル安となる一方で、ナスダック、S&P500は上昇した。景気後退懸念が強まるなか売り優勢の相場展開だった。その後発表された5月製造業受注や耐久財受注が予想外に改善したため持ち直す局面も見られたが、NYダウは終日軟調推移。そのなかで金利低下を背景にハイテクの一角に買い戻しの動きが見られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の26245円。円相場は1ドル135円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時25900円まで売られる場面も見られたため、売り一巡後の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、売り仕掛け的な動きが入りやすいところだろう。もっとも、VIX指数は小幅な上昇にとどまっており、リスク回避姿勢はそれほど強まらないと見られる。短期的に売り仕掛けてくる局面においては、押し目狙いのスタンスになりそうだ。 また、米国ではハイテク株の一角に買い戻しの動きが見られており、足元で不安定な値動きが続いている値がさハイテク株への押し目買いに波及する可能性もあることから、日経平均を下支えすることになるだろう。そのほか、バイデン政権が対中追加関税の一部解除に近づいているとの報道もあるなか、中国の劉鶴副首相とイエレン米財務長官はオンラインで会談し、米国の経済制裁や関税について協議したと報じられている。米中対立の緩和への期待から売りも仕掛けづらくさせそうである。 米景気後退懸念は根強いものの、長期金利の低下を手掛かりにハイテク株を見直し動きが見られていることから、グロース株への物色も意識されやすいだろう。昨日のマザーズ指数は上昇し、5日、25日線を上回ってきた。5日、25日線とのデッドクロス発生が近づくなか、リバウンドを見せてくるようだと、長期的な低迷が続いていたグロース株を見直す動きが一段と強まる可能性もありそうだ。 <AK> 2022/07/06 08:22 オープニングコメント 休場明けの米国市場の動向に関心が集まるなか、積極的な売買は手控えられる  5日の日本株市場は、こう着の強い値動きが見込まれる。4日の米国市場はインデペンデンスデイ(独立記念日)の祝日で休場だった。グローベックスの米株先物は小安く推移していたほか、シカゴ日経225先物清算値(時間外)は大阪比65円高の26245円。円相場は1ドル135円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まることになろう。ただし、米国市場の休場により手掛かり材料に欠ける状況である。休場明けの米国市場の動向に関心が集まるなか、積極的な売買は手控えられることになりそうだ。日中はグローベックスの米株先物の動きを睨みながらの短期的な売買に振らされやすい需給状況である。 また、米株先物は下落幅を縮めていることから、朝方はリバウンド狙いの動きが入りやすいところである。ただし、日経平均の先週末の下落部分を埋める動きは期待しづらいことから、短期的なリバウンド狙いの動きにとどまり、戻り待ちの売り圧力が次第に強まる可能性はあるだろう。また、リバウンド機運が高まるなかで先週末の陰線を吸収する動きを見せてきたとしても、同水準に位置する5日線が上値抵抗として意識されやすい。 そのほか、週末にはETFの決算に伴う分配金を確保するための売りが警戒されていることから、戻りの局面では短期筋による売り仕掛け的な動きも入りやすいだろう。また、指数インパクトの大きい東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>の弱い値動きが継続していることから、日中は半導体株の値動きを睨みながらの展開。米株先物が底堅く推移してくるようであれば、米国市場の休場明けを前に、いったんニュートラルに戻す意味合いから、値がさ半導体株へのショートカバーが強まる可能性も想定しておきたいところだ。 その他は、個別の材料を手掛かりとした物色のほか、参院選を控えての政策テーマに関連した材料株などへの短期的な値幅取り狙いの動きなどに向かわせよう。中小型株については、マザーズ指数は5日、25日線水準での攻防を見せており、5日、25日線との短期デッドクロスが意識されるなか、これをクリアしてくる動きを見せられればリバウンド機運が高まりやすいだろう。 <AK> 2022/07/05 08:30 オープニングコメント ハイテク株の弱い値動きが目立つ局面においてはやや内需系にシフト  4日の日本株市場は、買い先行から始まるものの、買い一巡後は次第にこう着の強い値動きが見込まれる。1日の米国市場はNYダウが321ドル高だった。6月のISM製造業景況指数が予想以上に悪化し2年ぶり低水準に落ち込んだため景気後退懸念が再燃し売られる場面も見られたが、連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げの思惑が後退、金利が低下すると安心感も広がり下げ止まった。第3四半期、下半期入りで新たな投資資金流入を期待した買いや連休を控えた買戻しの動きから終盤にかけて切り返す動きに。シカゴ日経225先物清算値は大阪比480円高の26310円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物はナイトセッションで週末の下落部分を埋めていることもあり、ショートカバーの動きも強まりやすいところであろう。また、週明けの米国市場は祝日で休場となることから海外勢のフローは限られるため、短期資金によって値幅も出やすいところである。ただし、米国では半導体株が売られており、SOX指数は4%近く下落しているため、指数インパクトの大きい東エレク<8035>などの動向に関心が集まりやすいと考えられる。買い一巡後には仕掛け的な動きも入りやすい需給状況と見られることから、次第にこう着感が強まりそうだ。 米国市場については連休を控えた買い戻しの影響が強いと考えられ、NYダウ、S&P500、ナスダックはいずれも反発を見せたものの、5日線に接近したところである。短期線を一気に超えてくることができなければ買い戻しにとどまりやすく、戻り待ちの売りが改めて意識されやすいところ。一方で、VIX指数は低下してきており、リスク回避姿勢は高まりづらいところであるため、強弱感は対立しやすいだろう。積極的な上値追いの動きは考えづらいものの、買い一巡後に大きく売られる局面においては押し目を狙いたいところだ。 まずは買い一巡後の底堅さを見極めつつ、ハイテク株の弱い値動きが目立つ局面においてはやや内需系にシフトしておきたい。参院選では与党が過半数を占めると伝えられるなか、政策に絡んだテーマ株などの動向も注目されやすく、短期的な値幅取り狙いの資金が向かいそうである。一方で、マザーズ指数は再び25日線を下回ってきたほか、SOX指数の弱い値動きも気掛かりとなりやすく、中小型株については神経質な相場展開になりそうだ。 <AK> 2022/07/04 08:32 オープニングコメント 半導体企業に対する業績への懸念が高まる  1日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い値動きが見込まれる。6月30日の米国市場はNYダウが253ドル安だった。消費や製造業の鈍化を示す経済指標を受けて売りが先行したものの、コアPCE価格指数が予想を下回りインフレのピーク達成感が強まったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅な利上げ観測が弱まり金利低下を受けて、主要株式指数は引けにかけて下げ幅を縮小。また、四半期末に伴う株式比率調整によるリバランスの買いが下支えした。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の26390円。円相場は1ドル135円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小じっかりで始まりそうである。FRBの積極的な金融引き締めによる景気後退懸念は根強いものの、ひとまずPCEの発表が通過したことにより、前日の下落に対する買い戻しの動きは意識されよう。ただし、マイクロンテクノロジーが予想を下回る決算が嫌気されて時間外取引で下落するなど、足元で半導体企業に対する業績への懸念が高まってきているため、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が指数の重荷となる可能性はありそうだ。 そのため、日経平均はボリンジャーバンドの-1σまでの調整でいったんは下げ渋る動きは意識されやすいものの、戻りの鈍さが意識される局面においては、短期的な売り仕掛けの動きも入りやすい。直近安値が意識されてくる可能性もあるがゆえに、リバウンド狙いの買いも入りづらいところであろう。まずは半導体株の底入れからのリバウンドを見極めつつ、内需系の銘柄へのリバランスの動きに向かわせそうである。 また、名実ともに7月相場入りしたことから、参院選への関心が徐々に高まってくる可能性から、政策に絡んだ物色の動きも意識されてきやすいだろう。特に選挙が近づくにつれて政策に関する報道も増えてくることから、日経平均の不安定な状況のなかでは、テーマ性のある銘柄への物色も見られてきそうだ。中小型株については、足元でショートカバーの動きが強まったようであり、マザーズ指数は25日線水準での踏ん張りを見せているが、同線を明確に割り込んできてしまうとセンチメント悪化に繋がるため、改めてショートの動きに向かわせる可能性はありそうだ。 <AK> 2022/07/01 08:31 オープニングコメント 米経済指標待ちの中で、サマーストック関連などへの物色は活発か  30日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い値動きが見込まれる。29日の米国市場はNYダウが82ドル高だった。1-3月期国内総生産(GDP)や個人消費確定値が予想外に下方修正されたため、景気減速を警戒した売りが先行。その後、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が参加した欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムで経済の強さを強調したため警戒感が後退。ドイツのインフレがピークに達した可能性が示唆されたため、これを受けて米長期金利が低下するなか、NYダウはプラスに転じた。ただし、PCEコアデフレーターの発表を控えた警戒感が重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の26705円。円相場は1ドル136円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。前日の下落に対する反動からの反発は意識されやすいところだが、米国同様にPCEデフレーター発表待ちのなかで積極的な売買は手控えられると見られ、こう着感の強い相場展開になるだろう。ただし、リバランスの動きが中心の中では仕掛けづらい状況のほか、オーバーナイトのポジションを取りに行く動きは限られると見られるため、短期的に売りを仕掛けてくる動きに対しては、その後のショートカバーを狙った押し目狙いのスタンスになりそうだ。 また、昨日はTOPIXのリバランスに伴う動きが重荷となった面があったと見られる。リバランス通過によりウエイト調整で売られた銘柄などへは反発を狙った動きが意識されやすいところ。また、米国においても四半期末の株式比率調整に伴う買いが見込まれている。PCEデフレーター発表を受けた混乱を警戒しつつも需給面では底堅い展開を見せてくる可能性はあるだろう。 国内では7月に入ると参院選を控えて政策機運が高まりやすいと見られ、押し目買い意欲も強まってくると考えられる。また、日経平均は27000円回復で、いったんは達成感が見られているものの、足元ではサマーストック関連などへの物色が活発であり、地合いは改善傾向にあるだろう。短期的な商いが中心ではあろうが、経済活動が正常化するなかで内需系中心ながらも物色意欲は回復をみせそうだ。本日は米半導体株の弱い値動きから引き続き内需先行となり、TOPIX型優位の展開を想定。 <AK> 2022/06/30 08:31 オープニングコメント 売り一巡後の底堅さが意識されてくる可能性、株主総会集中日で思惑も  29日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第に底堅い値動きが見込まれる。28日の米国市場はNYダウが491ドル安だった。中国が新型コロナ規制の緩和を発表したため、世界経済の成長期待を受けて買いが先行した。NY連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「経済が強く、景気後退は基本シナリオではない」と発言したことも買いを後押し、NYダウの上昇幅は一時400ドルを超えた。ただし、6月の消費者信頼感指数や地区連銀製造業指数が予想以上に悪化し、景気減速懸念に伴う売り圧力が強まり消費関連株を中心に下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の26745円。円相場は1ドル136円00銭台で推移。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。ただし、前日の上昇で日経平均は節目の27000円を回復したこともあり、自律反発としては達成感が意識されていたであろう。配当再投資に伴う需給要因が押し上げていた面もあったため、積極的に買い上がる参加者は限られていたと見られ、売り一巡後の底堅さが意識されてくると見られる。そのため、押し目狙いのスタンスといったところであろう。 もっとも、米消費者信頼感指数の予想以上の低下によって、30日に発表されるPCEデフレーターに対する関心が一段と高まってきたと見られ、様子見ムードも強まりやすいところ。短期的に売りを仕掛けてくる局面においては短期的なリバウンド狙いの買いは入るだろうが、上値追いの動きは限られそうだ。ただし、日中は中国市場に関心が向かいやすいと考えられ、行動制限の緩和を発表した中国市場が堅調な動きを見せてくるようだと、インバウンド需要への思惑などにも繋がるため、消費関連など内需系への物色に向かわせそうだ。 また、電力ひっ迫のなか、引き続き東京電力HD<9501>など電力株などへは短期の値幅取りを狙った資金が集中しやすい。その他、本日は2022年3月期決算の上場企業の株主総会がピークを迎える。東証集計では600社弱の企業が一斉に開催するようである。そのため市場参加者は限られることから、積極的に売り仕掛けてくる動きなどはなさそうであり、総会に対する思惑などから押し目買いの動きは強まりそうである。 <AK> 2022/06/29 08:33 オープニングコメント 利食い優勢ながらも、押し目買い意欲は強い  28日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも、底堅い値動きが見込まれる。27日の米国市場はNYダウが62ドル安だった。5月耐久財受注速報値や5月中古住宅販売成約指数の良好な結果を好感し買い先行で始まった。その後は2年債、5年債入札の低調な結果を受けて、金利が上昇するとハイテク中心に売られ下落に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26705円。円相場は1ドル135円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで一時26950円まで買われ、一時25日線を突破する場面も見られており、自律反発としては、いったんは達成感も意識されやすいところである。もっとも、先高期待から買いの動きが強まったというよりも、足元の急落によって海外勢のポジション解消が強まったことによる買い戻しの動きが中心であろう。そのため買いに傾いている需給状況ではなく、ようやくニュートラル水準といったところと見られる。昨日の東証プライムの売買高は11億株程度であり、日経平均が27000円に接近する局面においても商いは膨らんでおらず、押し目買い意欲は強そうである。 また、米国市場ではNYダウ、S&P500は25日線接近で利食いに押される格好だったほか、ナスダックは利食い優勢ながらも25日線を上回って終えていた。SOX指数は小幅な下げにとどまっており、構成銘柄については高安まちまちだった。米国についても前週末のリバウンドに対する利益確定の動きと見られており、下値の堅さは意識されている。そのため、利食い先行ながらも押し目買い意欲は強いと考えられるだろう。 昨日は指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する格好となり、ハイテク株の上昇も目立っていた。弱い動きが続いていた東エレク<8035>は2.2%の上昇とリバウンド力は弱かったものの、上値抵抗線として意識されていた5日線を上回って終えた。利食い先行ながらも同線が支持線として機能する格好での底堅さが見られるようだと、センチメント改善に繋がりそうだ。また、マザーズ指数は相対的に弱い動きではあったものの、プラスで終えており、前週末の大幅なリバウンドに対する利食いを吸収していた。中小型株についても底堅さが見られてきており、個人主体の押し目買い意欲も次第に強まってきそうだ。 <AK> 2022/06/28 08:36 オープニングコメント 日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる  27日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだが、その後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが823ドル高だった。セントルイス連銀のブラード総裁は成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため好感された。また、6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。連邦準備理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買戻しが広がり、一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比390円高の26870円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで75日線を突破し25日線に迫ってきたことから、節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくるだろう。ただし、米国ではナスダックが25日線を突破し、NYダウ、S&P500は25日線に接近してきたなか、リバウンドの動きが本格化するのを見極めたいところでもある。ミシガン大消費者信頼感指数確定値で期待インフレ率が下方修正されたことから利上げ加速への懸念が和らぐ格好となったが、今週予定されている個人消費支出(PCEデフレーター)で同様の動きを見せてくるかが注目される。そのため、30日の発表までは積極的にはポジションを傾けづらいところである。 日経平均については先物にサヤ寄せする格好からギャップアップで75日線水準を捉えてくる動きとなろうが、ショートカバーの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まりやすいと見られる。もっとも、いったんは自律反発による達成感が意識されやすい水準まで回復してきたことから調整は想定内であり、反対に押し目狙いの動きに向かわせそうである。直近の急落で海外勢は保有株の解消を一気に進めたと見られていたが、6月3週(6月13日-6月17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物合算で1兆7156億円売り越しており、直近3週間の買い越し額を上回る売り越しだった。日経平均がリバウンド基調を強めるなか、改めて日米金利差を狙った海外勢による資金流入が意識されてくる可能性はありそうだ。 物色としてはインデックス主導となるなかで、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好になりそうだ。また、マザーズ指数は先週末の5%を超える上昇で25日線を突破してきており、700ポイント辺りに位置している75日線を窺うトレンド形成が意識されやすい。そのため、中小型株への一角にも個人主体の資金は向かいやすいだろう。 <AK> 2022/06/27 08:23

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