オープニングコメント
個人主体による中小型株やテーマ株などによる、短期的な値幅取り狙いの動きが活発化
配信日時:2022/03/03 08:25
配信元:FISCO
3日の日本株市場は、買い先行後は底堅い値動きが見込まれる。2日の米国市場はNYダウが596ドル高だった。ロシアとウクライナが2回目の停戦協議を計画していることが明らかになったほか、民間雇用動向を示すADP雇用統計の2月分の予想を上回る強い結果が材料視された。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委員会での半期に一度の証言において、3月連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイントの小幅利上げを支持する姿勢を見せたほか、ウクライナ戦争を巡る不透明性が強く、注意深く利上げを実施していく方針を示したため、過剰な利上げへの警戒感が後退した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の26670円。円相場は1ドル115円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。ロシアとウクライナによる2回目の停戦協議は3日に行われる予定である。双方の隔たりが大きいことから停戦協議への進展期待は高まりづらいだろうが、停戦に向けた協議を継続すること自体はセンチメント改善に繋がる可能性がありそうだ。また、FRBのパウエル議長の議会証言において25ベーシスポイントの小幅利上げを支持する姿勢が見られたことから、50ベーシスを想定していた警戒感は和らぐことになる。ADP雇用統計が予想を上回ったことから、週末の雇用統計に対する警戒も高まりづらいところだ。
もっとも、積極的な上値追いの動きは考えづらく、足元で上値抵抗線として意識されている25日線接近では戻り待ちの売りも出やすいところだ。そのため、5日線を支持線とした25日線とのレンジ内での推移といったところに。物色の流れとしては過度な利上げへの警戒感が後退したことから、ハイテク株へはリバウンド狙いの動きになりそうだ。また、昨日のマザーズ指数は4営業日ぶりに反落となった。もっとも、急ピッチの上昇で25日線を上回ってきたことから想定内の一服といったところだろう。反対に1%弱の調整にとどまっていたことから底堅さは見られているため、自律反発狙いの押し目買い意欲の強さは窺える。
積極的にポジションは傾けづらいものの、来週末にはメジャーSQを控えていることもあり、先物主導による動きも限られてくるなか、個人主体による中小型株やテーマ株などによる、短期的な値幅取り狙いの動きが活発化しそうだ。日中はウクライナ情勢に関連した報道に振らされやすい需給状況に変化は見られないものの、大きく売り込まれる局面においては押し目狙いのスタンスになりそうだ。
<AK>
また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委員会での半期に一度の証言において、3月連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスポイントの小幅利上げを支持する姿勢を見せたほか、ウクライナ戦争を巡る不透明性が強く、注意深く利上げを実施していく方針を示したため、過剰な利上げへの警戒感が後退した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比310円高の26670円。円相場は1ドル115円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。ロシアとウクライナによる2回目の停戦協議は3日に行われる予定である。双方の隔たりが大きいことから停戦協議への進展期待は高まりづらいだろうが、停戦に向けた協議を継続すること自体はセンチメント改善に繋がる可能性がありそうだ。また、FRBのパウエル議長の議会証言において25ベーシスポイントの小幅利上げを支持する姿勢が見られたことから、50ベーシスを想定していた警戒感は和らぐことになる。ADP雇用統計が予想を上回ったことから、週末の雇用統計に対する警戒も高まりづらいところだ。
もっとも、積極的な上値追いの動きは考えづらく、足元で上値抵抗線として意識されている25日線接近では戻り待ちの売りも出やすいところだ。そのため、5日線を支持線とした25日線とのレンジ内での推移といったところに。物色の流れとしては過度な利上げへの警戒感が後退したことから、ハイテク株へはリバウンド狙いの動きになりそうだ。また、昨日のマザーズ指数は4営業日ぶりに反落となった。もっとも、急ピッチの上昇で25日線を上回ってきたことから想定内の一服といったところだろう。反対に1%弱の調整にとどまっていたことから底堅さは見られているため、自律反発狙いの押し目買い意欲の強さは窺える。
積極的にポジションは傾けづらいものの、来週末にはメジャーSQを控えていることもあり、先物主導による動きも限られてくるなか、個人主体による中小型株やテーマ株などによる、短期的な値幅取り狙いの動きが活発化しそうだ。日中はウクライナ情勢に関連した報道に振らされやすい需給状況に変化は見られないものの、大きく売り込まれる局面においては押し目狙いのスタンスになりそうだ。
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