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注目トピックス 経済総合 コナミホールディングスを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(28日10:01時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしては野村日経225レバレッジETF プラス5倍トラッカー36回 1月 15,000円などが見られる。上昇率上位はコナミホールディングス<9766>コール74回 1月 7,500円(+50.0%)、WTI原油先物リンク債_2022年3月限コール10回 1月 90米ドル(+32.1%)、WTI原油先物リンク債_2022年3月限コール9回 1月 85米ドル(+30.0%)、コナミホールディングスコール73回 1月 6,500円(+26.9%)、WTI原油先物リンク債_2022年3月限コール8回 1月 80米ドル(+26.7%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/28 10:23 注目トピックス 経済総合 NYの視点:多くの問題を孕むリラ建て預金の保護策 報道によると、トルコ政府がリラ建て預金の保護策(国民は預金金利の収入の享受しながら、財務省が補てんする形で外貨換算ベースの損失を回避し、なおかつ非課税)を12月20日に発表したことを受けて、国内銀行はリラ建て預金を集めるため、預金金利を引き上げているようだ。関係筋によると、預金金利は18%程度から20%を超える水準まで上昇しているようだ。預金金利が上昇していることから、中小企業向け融資の金利は上昇しており、一部で30%近辺のローン金利も提示されているようだ。トルコ中央銀行よると、国民の貯蓄の半分以上は外貨と金で構成されているが、12月20日以降、外貨をリラに換える動きが広がっており、エルドアン大統領は24日、「国民が保有するトルコリラ建ての預金は12月20日以降、230億リラ増加した」、「新たに導入したプログラムは予算に貢献し、重荷にならない」、「価格を操作する者は法的措置に直面する」、「リラ支援策は憲法に沿っている」との見方を伝えている。エルドアン大統領が発表したリラ建て預金の為替差損を補填する預金保護策を受けて、トルコリラはドルに対して急反発したが、通貨安が是正されない場合、将来的に財政悪化の一因となる可能性がある。すでに企業向け貸し出し金利は大幅に上昇しており、金利高が続いた場合、景気悪化を招く可能性もある。2022年にかけてインフレ率は一段と上昇すると予想されており、預金金利をすみやかに引き下げることは難しい状況であることから、トルコリラ相場は不安定な状態がしばらく続くとみられている。 <FA> 2021/12/28 07:55 注目トピックス 経済総合 サイバー空間における抑止【実業之日本フォーラム】 2021年12月10日、アメリカ議会調査局(CRS:Congressional Research Service)は「Use of Force in Cyberspace」と題する報告書を公表した。同報告書は、国家間のサイバー攻撃が武力攻撃に相当するかを判断するための国際的に受け入れられた基準はない、とした上で、2018年に制定されたアメリカの「国家サイバー戦略」における「サイバー攻撃に対し、必要なあらゆる手段(外交、情報、軍事、経済)を、法に従い適切に使用する権利を留保する」という方針の細部を明確化すべき、と主張している。防衛白書では、「抑止」を「一般的に相手が攻撃してきた場合、軍事的な対応を行って損害を与える姿勢を示すことで攻撃そのものを思いとどまらせる軍事力の役割」と定義している。そして抑止には、相手に耐えがたい打撃を加える威嚇に基づく「懲罰的抑止」と、相手の攻撃を物理的に阻止する能力に基づき、相手に攻撃を断念させる「拒否的抑止」があるとしている。防衛白書では抑止を軍事力の役割としているが、抑止は政治・経済等の手段でも行使でできる。アメリカの国家サイバー戦略には、軍事力以外の方法が対応手段とされており、この対抗手段を行使する姿勢を示すことで相手の行動を抑止することを意図している。今回のCRSの報告書は、増加傾向にあるサイバー攻撃について、国際法をどのように適用するかを明確にするために他の国と協力するように求めている。そして、それはその種のサイバー攻撃を抑止する戦略に関係する。サイバー攻撃を国際法違反と認定するためには、認定基準を精緻にする必要があることは広く認識されていた。NATOサイバー防衛協力センターの事業として行われた国際法学者による検討結果は、2013年の「サイバー戦に適用される国際法タリンマニュアル」及び2017年の「同タリンマニュアル2」として示されている。タリンマニュアルは、サイバー攻撃に関する国際的ルールを作るのではなく、既存の慣習国際法がサイバー攻撃にも適用されることを明文化したものである。そしてこの考え方は、国連の「国際安全保障の文脈における情報通信分野の発展に関する専門家グループ(GCE)」においても踏襲されている。2015年、この専門家会議は、国際法適用にあたって、主権国の公平性、紛争の平和的解決、国連の目的の堅持、人権、基本的自由及び内政不干渉等の原則を守る必要性等について報告しているが、どのようなサイバー攻撃が国際法違反に当たるのかという点での結論は出していない。GCEには日米英中露を含む25カ国が参加しているが、2018年にはGCEと同じ議題を扱う別の枠組み(オープンエンド作業部会OEWG)がロシア、中国を主体として設置された。OEWGは全ての国連加盟国及びNGOや学術団体の参加を認めており、GCEと多くの分野で重複した議題を扱っている。国連を舞台として、サイバー空間の新たなルール作りに関する火花が散っている。フォーリンアフェアーズ紙の2022年1月/2月号に、アメリカ政治学者のジョセフ・ナイ氏が、「サイバー・アナーキーの終わりか(The End of Cyber-Anarchy?)」という所論を公表している。同氏は、2015年のGCEの報告書が出された後に、ロシアがウクライナの電力網にサイバー攻撃を行い約22万5,000人が数時間暗闇に取り残された事件や、2016年のアメリカ大統領選挙への干渉を例に、サイバー空間における規範作りの困難性を訴えている。そして、サイバー空間の特性を踏まえた上で、サイバー攻撃の抑止は核抑止と同様に考えることはできず、むしろ犯罪抑止に近いとの所論を展開している。犯罪を完全になくすことは困難であるが、警官によるパトロールや市民社会における監視で、その数や影響を限定することは可能である。サイバー攻撃も完全に防ぐのではなく、その影響を限定する考え方で臨むべきだという主張である。その概要は、サイバーセキュリティを強化するという防護手段(拒否的抑止)に加え、サイバー空間の相互接続性から、サイバー攻撃が広範に広がる危険性を指摘し、これを継続的に監視、必要があればあらゆる手段で対応する(懲罰的抑止)という強い姿勢を示すことで、サイバー攻撃の件数や影響範囲を限定するという考え方である。そして、国連を中心とした規範作りに加え、重要インフラへの攻撃が与える甚大な被害を許容することはできないというコンセンサスが広がっており、無政府状態(アナーキー)であったサイバー空間に秩序が形成されることが期待されると締めくくっている。サイバー攻撃が急増し、その種類も情報の窃取から身代金の要求にまで幅広く行われている。さらに、いくらセキュリティ手段を講じても、それを無効化する技術がすぐ登場する。サイバー攻撃が発電所、ダム、交通インフラ等に加えられた場合、人的、物理的被害が生じる可能性が高いことから、武力攻撃に等しいという考えに基づき、これを抑止するためにはどうすべきかという議論がある。サイバー攻撃は、誰が攻撃の主体かを特定することが難しく、さらにそれを国際社会に証明することも難しいという現状を見れば、軍事手段のみによる抑止は国際的な理解を得づらいと見るべきであろう。ナイ氏が主張する「犯罪防止的抑止」が現実的なアプローチと言えるだろう。しかしながら、犯罪抑止も警察及び裁判所といった法執行機関による強制手段がなければ実効性を担保できない。2021年5月、日本外務省は、「サイバー行動に適用される国際法に関する日本政府の基本的立場」という文書を公表している。本文書はGCE、OEWG及びタリンマニュアル制定に係る議論を踏まえ、日本の立場を明確にすることを目的とするものである。このなかでは、議論をつうじて共通認識を持つことによる、サイバー空間における悪質な行為の抑止に期待するとしている。ここには、日本が議論を主導するといった積極的な姿勢は確認できない。また、「対抗措置・緊急避難」の項目では、国際法違反行為に対抗措置をとることは、一定の条件下で認められており、これはサイバー空間における国際法違反行為にも同様とし、緊急避難も同様に認められるとの解釈を示している。しかしながら、対抗措置や緊急避難のために取り得る具体的措置に関する議論が行われた形跡は認められない。サイバー空間という安全保障のみならず、政治・経済・社会に大きな影響を与えるドメインにおいて、新たなルール作りが進められている。与えられたルールの中で行動するという事だけではなく、新たなルール作りの主導的立場を確保し、サイバー環境の自由を確保しつつサイバー攻撃への抑止力を向上させるという積極的な姿勢が望まれる。サンタフェ総研上席研究員 末次 富美雄防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。護衛艦乗り組み、護衛艦艦長、シンガポール防衛駐在官、護衛隊司令を歴任、海上自衛隊主要情報部隊勤務を経て、2011年、海上自衛隊情報業務群(現艦隊情報群)司令で退官。退官後情報システムのソフトウェア開発を業務とする会社において技術アドバイザーとして勤務。2021年から現職。写真:Science Photo Library/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする <FA> 2021/12/27 16:51 注目トピックス 経済総合 中東の地殻変動の兆候を見逃すな【実業之日本フォーラム】 米CNNは、12月23日、「米情報機関の分析により、サウジアラビアが中国からの支援により、弾道ミサイル製造を進めている事が判明した」と報じた。サウジは敵対するイランがミサイル技術を向上させていること(イランは中東で最大かつ最も多様なミサイルを保有していると言われているが、12月24日、イギリス外務省はイランによる16発の弾道ミサイル発射演習を非難する声明を発表した)に対抗する意図があるためだろう。バイデン政権は、2018年に殺害されたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏事件において、「ムハンマド皇太子の関与を理由に人権侵害の責任を問う」という立場を取り、また、サウジアラビアと敵対するイエメンの武装組織「フーシ」のテロ組織指定解除などを行い、サウジアラビアと一定の距離を置いている。さらに昨年8月、米国の仲介によりイスラエルと国交正常化を果たし、親米寄りの姿勢を示していたUAE(アラブ首長国連邦)について、報道によると、「UAEは、米国からの購入を予定にしていた50機のF-35及び18機の無人攻撃機の購入計画の中段を通告した」と発表した。これは、UAEが中国のファーウェイ製5G通信ネットワークの導入を決め、米国が、技術情報の漏洩を危惧し、不信感を抱いたためではないかとみられている。このように、親米の姿勢を示してきたサウジアラビアやUAEにおける米国離れと中国への接近事案がいくつか報道されている。イスラエルのニュースサイト「JNS」は12月16日、モサド元長官エフライム・ヘイルビー氏がイスラエル・中国交流促進会議の年次総会で、「イスラエルの経済は中国に大きく依存している(両国の貿易総額は180億4,500万ドル、イスラエルにとって中国は輸出で世界2位、輸入で世界最大の相手国である。JETRO 2018年統計)。中国は他の諸外国よりもイランに対し大きな影響力を持つ。今日、中国がウイーンでのイラン核合意間接協議に与える影響力は大きいものがある。イランの核開発を阻止し、イスラエルの安全をはかるためには中国の支援が不可欠だと発言した」と報じた。イスラエルは、1948年の第1次中東戦争以来、米国と最も絆の強い同盟国であるが、イスラエル有力紙「ハーレツ」などによると、「北部ハイファでは、25年におよぶ港湾の運営・管理事業を中国政府系の上海企業が受注し、コンテナターミナルを完成させた」と報じた(同港には米海軍第6艦隊が停泊しており、米上院がイスラエルを批判している。)イスラエルは自国の生存のため、イラン核合意間接協議に暗雲が立ち込める中、あらゆる手段を駆使してイランの核開発を阻止したいという意思の表れではないだろうか。報道によるとイスラエルのエフード・オルメルト元首相(第16代、2006年から2009年就任)は、「エルサレム・ポスト」に対し、「イスラエルの生存がかかっている問題では、同盟関係を離れても独自に行動する自由がある」と主張している。米CNNは、12月21日、米国のロバート・マレー・イラン担当特使が、イランの核開発の加速に危機感を示し、「このままのペースでイランの核開発が続けば、我々に残された時間は僅かである。イラン核合意の立て直しに向けた協議は停滞しており、イランが強硬姿勢を改めなければ、協議の打ち切りもありえると発言した」と報じた。ブリンケン国務長官も、12月21日の記者会見で、「イランが誠実に交渉に臨まない場合には、積極的に代替案や別の選択肢の検討を進める」と強調した。イランの強気の背景には「25年におよぶ経済、安全保障法包括協定締結や4千億ドルにのぼる融資計画」など、軍事・経済支援など中国の支援が見え隠れする。イランの核合意の行方は今後、不透明・不確実さを増し、混沌とした情勢だ。米国、イスラエルおよびサウジアラビアなどの湾岸諸国対イランという単純な対立の構図は、変化を遂げ、中国の影響力拡大により、地域の同盟関係など力のバランスに地殻変動の兆候を見出すことができないだろうか。中東地域の平和と安定は、我が国にも大きな影響を及ぼすことを念頭にその行方をしっかり注視していかなければならないだろう。サンタフェ総研上席研究員 將司 覚防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。P-3C操縦士、飛行隊長、航空隊司令歴任、国連PKO訓練参加、カンボジアPKO参加、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動教訓収集参加。米国海軍勲功章受賞。2011年退官後、大手自動車メーカー海外危機管理支援業務従事。2020年から現職。写真:Abaca/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする <FA> 2021/12/27 16:14 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、流動性の改善期待が支援材料 27日の上海総合指数は売り先行。前日比0.14%安の3613.04ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時13分現在、0.20%高の3625.16ptで推移している。上海証券取引所に外国企業向け証券市場「国際板」の導入計画が再び提起されていることが流動性の改善期待を高めている。中国人民銀行(中央銀行)の周小川前総裁は25日に上海で開催された「上海国際金融中心発展論壇」の席上で、上海証券取引所に国際板の創設について、積極的に推進する必要があると発言した。一方、不動産市場の先行き不透明感が解消されていないことが引き続き指数の足かせになっている。 <AN> 2021/12/27 11:18 注目トピックス 経済総合 銀リンク債を対象とするプット型eワラントが前日比26倍の大幅上昇(27日10:00時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしては日経平均プット1832回 1月 26,000円などが見られる。上昇率上位は銀リンク債プット78回 1月 23米ドル(前日比26倍)、銀リンク債プット79回 1月 25米ドル(前日比6倍)、銀リンク債 マイナス3倍トラッカー34回 2月 25米ドル(前日比6倍)、銀リンク債プット82回 2月 20米ドル(前日比5.5倍)、銀リンク債プット83回 2月 23米ドル(前日比5.2倍)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/27 10:36 注目トピックス 経済総合 国内外の注目経済指標:12月米雇用統計で失業率はさらに低下する可能性 12月27日-1月7日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■12月28日(火)午前8時30分発表予定○(日)11月失業率-予想は2.7%参考となる10月実績は2.7%で3カ月ぶりに低下。就業者数は3カ月連続で減少したが、失業者数も減少した。11月については、対人接触型サービス業の就業者数の回復や労働時間は増加傾向にあることから、雇用情勢の改善が予想される。■1月4日(火)日本時間5日午前0時発表予定○(米)12月ISM製造業景況指数-予想は60.5参考となる11月実績は61.1で10月実績を上回った。新規受注の加速や、生産と雇用の改善が寄与した。企業投資は堅調に推移しているようだ。12月については新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の感染拡大が警戒されており、11月実績をやや下回る可能性がある。■1月6日(木)午後10時30分発表予定○(米)11月貿易収支-予想は-693億ドル参考となる10月貿易収支は-671億ドル。貿易赤字は輸出が過去最高を更新したことで急減した。産業用資材・原材料、原油、資本財などの輸出が増加した。11月については、輸入額が高水準を維持すると予想されており、輸出は引き続き順調だが、貿易赤字はやや拡大する可能性がある。■1月7日(金)午後10時30分発表予定○(米)12月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+47.5万人、失業率は4.1%12月中旬時点における新規失業保険申請件数は20万件程度で推移しており、このデータを参考にすると12月の非農業部雇用者数は11月実績を大幅に上回る可能性が高い。失業率は労働力不足の状態が続いていることから、11月実績の4.2%を下回る可能性がある。○その他の主な経済指標の発表予定・1月5日(水):(米)12月ADP雇用統計・1月6日(木):(米)12月ISM非製造業景況指数・1月7日(金):(欧)11月ユーロ圏小売売上高、(欧)12月ユーロ圏消費者物価コア指数 <FA> 2021/12/25 14:46 注目トピックス 経済総合 原油は上昇相場再開の可能性 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『原油は上昇相場再開の可能性』と述べています。続けて、『先週のNY原油は、新型コロナ変異株「オミクロン株」の影響が懸念されて下落した。オランダ政府は週末にロックダウン(都市封鎖)に踏み切るなど、各国が相次いで規制を強化した。こうした感染対策で燃料需要が再び落ち込むとの懸念が広がった。しかし、週明け20日以降は、1000ドルあまり下げていたNYダウが反発に転じると、株式と同じリスク資産である原油にも買いが入り、上昇に転じた』と伝えています。次に、『2021年7~9月期米実質GDP(国内総生産)確定値は、季節調整済み年率換算で前期比2.3%増と、改定値(2.1%増)から上方修正された。ワクチンの普及が寄与し5四半期連続のプラス成長となった。12月米消費者景気信頼感指数は115.8と前月の111.9から上昇し、市場予想の110.8を上回った。米景気見通しに対する楽観的な見方が確認されことも支援要因だろう』と解説しています。また、『米エネルギー情報局(EIA)が発表した17日までの1週間の米原油在庫は、前週比470万バレル減と、減少幅は市場予想(280万バレル減)を上回った。在庫取り崩しは4週連続』と伝えています。一方で、『ガソリン在庫は550万バレル増(予想は50万バレル増)、ディスティレート(留出油)在庫は40万バレル増(予想は変わらず)と、強弱まちまちの内容となった。ただ、原油在庫の減少傾向を受けて供給逼迫懸念が再燃した。記録的な価格高騰を背景に、欧州の事業者が電力源を天然ガスから灯油に転換したことも、原油相場の上昇要因』と言及しています。さらに、『NY原油(21年2月限)の年初最高値82.13ドル(10月25日)と直近の最安値62.26ドル(12月2日)にフィボナッチ比率を当てはめると、最安値からの0.38倍戻し=69.80ドル、0.5倍(半値)戻し=72.20ドル、0.62倍戻し=74.58ドルとなる』と分析しています。こうしたことから、陳さんは、NY原油について『現状は、半値戻しを達成したことから、次の節目となる75ドル台に上昇しよう』と述べています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月23日付「原油は上昇相場再開の可能性」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2021/12/24 17:48 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.06%高でスタート、海外株や原油高などで 24日の上海総合指数は買い先行。前日比0.06%高の3645.39ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時48分現在、0.09%高の3646.79ptで推移している。海外株や原油高がを受け、資源銘柄を中心に買いが広がっている。また、追加の金融緩和期待も好感されている。一方、国内での新型コロナウイルス感染の増加に伴う行動制限の強化などが引き続き警戒されている。 <AN> 2021/12/24 11:00 注目トピックス 経済総合 ビットコイン先物リンク債を対象とするプラス5倍トラッカーが上昇率上位に(24日10:00時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしてはビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー1回 5月 1.0米ドル、商船三井<9104>コール123回 2月 6,500円、ネットフリックスコール87回 1月 650米ドル、ソフトバンクグループ<9984>コール594回 1月 6,600円などが見られる。上昇率上位はビットコイン2022年1月 プラス5倍トラッカー3回 1月 56,000米ドル(+47.4%)、ビットコイン2022年2月 プラス5倍トラッカー3回 2月 52,000米ドル(+26.4%)、金リンク債コール362回 1月 1,850米ドル(+23.8%)、イーサリアム2022年2月 プラス5倍トラッカー3回 2月 3,600米ドル(+19.9%)、日立製作所<6501>コール269回 1月 7,700円(+18.8%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/24 10:34 注目トピックス 経済総合 プラチナは値固め局面 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『プラチナは値固め局面』と述べています。続けて、『ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が11月下旬に公表した世界のプラチナ需給見通しによると、2021年は24トンの供給超過になる見通し。鉱山生産の回復や投資需要の減少などで、9月時点の予測に比べ供給超過幅が18トンに拡大する。22年も20トンの供給超過になるとした。2022年の総供給量は256トンを見込むが、総需要は21年より増加するものの236トンにとどまりそうで、供給超過が続きそうだ。』と伝えています。NYプラチナのファンドの買い越しについては、『クリスマス休暇を前に大幅に減少した。WPICの報告に加え、ドル高もあって、NYプラチナはレンジの下限900ドルを一時下回った』と述べています。次に、『WPICによると、水素エネルギーの急成長が将来に期待されているが、水素の年間需要は現在の9000万トンから2030年に1億4000万トンになり、そのうち20%はグリーン水素が占めると予想されている』とし、『グリーン水素とは、水を電気分解し水素と酸素に還元することで生産される水素のこと。この水素を利用し、酸素を大気中に放出し、環境へ悪影響を与えずに水素を利用することができる。電気分解を実現するためには電気が必要で、プラチナは触媒として使用される。将来のグリーン水素の需要増加は、プラチナの需要増加に直結するといえる。』と解説しています。また、『炭酸ガスを排出するガソリン車は今後、生産が停止される。そのため、ガソリン車の排ガス触媒として用いられるパラジウムの需要低下が見込まれ、パラジウム相場が下落している。プラチナも供給過剰を背景に売られているが、パラジウムとの価格差は1000ドルを大きく下回り、プラチナのパラジウムに対する割安感が解消されている』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、NYプラチナについて、『900ドルという採算コストの下限まで下落した。実需買いが入りやすいレベルで、値固め局面となろう』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月22日付「プラチナは値固め局面」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2021/12/24 10:03 注目トピックス 経済総合 NYの視点:2022年に3回の米利上げが予想されているが・・・ 米連邦準備制度理事会(FRB)は12月14-15日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で「量的緩和の終了時期を早める(量的緩和の縮小ペースを加速させる)方針を決定した。FRBによる債券買い入れは来年3月で終了する。その後、利上げを行うことになるが、FOMCスタッフの金利予測によると、2022年は3回の利上げが実施されるようだ。ただ、現時点で金融市場では2022年に2回の利上げ実施を想定しているが、3回の利上げを十分に想定しているわけではない。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のFedWatch(CMEグループがFF金利先物の動向に基づき算出する数値)によると、2022年6月時点で0.25ポイント以上の利上げが実施される確率は22日時点で88%程度。市場参加者は来年6月までに少なくとも1回の利上げが実施されることを確実視している。22日時点で、来年9月時点で0.5ポイント以上の利上げ確率は71%程度、来年12月時点では88%程度まで上昇するが、0.75ポイント以上の利上げ確率については、来年12月時点でも63%程度にとどまる。利上げ確率は今後発表される経済指標の内容次第で大幅に変動する可能性があるが、インフレや雇用関連の経済指標の発表後における利上げ確率の動向は注目に値する。金融市場が2022年に3回の利上げを十分に織り込む場合、来年12月時点で0.75ポイント以上の利上げ確率は少なくとも80%を超えているとみられる。2022年における3回の利上げ実施を想定している投資家はドルに対してやや強気だが、3回利上げの確率がやや低下した場合でも、米国経済の相対的な優位性を意識してドルに対してやや強気な見方を維持する可能性がありそうだ。 <FA> 2021/12/24 07:37 注目トピックス 経済総合 ヤマハ発動機を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(23日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つInpex<1605>コール231回 2月 950円を順張り、商船三井<9104>コール123回 2月 6,500円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしてはビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー1回 5月 1.0米ドル、イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー1回 5月 1.0米ドル、商船三井コール123回 2月 6,500円、Inpexコール231回 2月 950円などが見られる。上昇率上位はヤマハ発動機<7272>コール20回 1月 3,600円(+44.4%)、リクルートホールディングス<6098>コール104回 1月 8,200円(+39.4%)、プラチナリンク債 プラス5倍トラッカー40回 2月 950米ドル(+36.4%)、DMG森精機<6141>コール21回 1月 2,550円(+36.4%)、ヤマハ発動機コール19回 1月 3,150円(+36.0%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/23 15:42 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.08%高でスタート、海外株高などを好感 23日の上海総合指数は買い先行。前日比0.08%高の3625.47ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時42分現在、0.09%高の3625.84ptで推移している。海外株高が好感され、中国株にも買いが先行した。また、追加の金融緩和期待が高まっていることも支援材料。一方、北西部の陝西省西安市での新型コロナウイルス感染の増加に伴う行動制限の実施が指数の上値を抑えている。 <AN> 2021/12/23 10:48 注目トピックス 経済総合 NYの視点:オミクロン変異株の感染急増も市場は動揺せず 新型コロナウイルスの新たな変異株(オミクロン株)への感染が世界各国で報告されており、各国政府は警戒を強めている。日本政府は11月までに外国人の新規入国を原則停止する措置を発表しているが、世界保健機関(WHO)は当初、ウイルス検査や入国後の隔離で、旅行者によるウイルス拡散の可能性を下げられると指摘し、この措置を批判した。ただ、12月1日時点でオミクロン株の感染は少なくとも23カ国で報告されており、感染例が世界各国で報告されるのは時間の問題となっていた。専門家の間では早くから「オミクロン株の感染力はデルタ株とは比較にならないほど高い」との見方が広がっていた。一方、変異株の存在が従来以上の脅威となるかどうかについては、意見が分かれている。南アフリカ国立伝染病研究所や主要な大学の専門家グループが行った調査によると南アフリカで10-11月に報告されたオミクロン株の感染データと4-11月におけるデルタ株のデータを比較した場合、オミクロン株の感染者はデルタ株の感染者と比べて入院リスクが約80%、重症化リスクは約30%低いとの結果が出ている。免疫力の高さが結果に影響した可能性があると指摘されているが、英国、欧州諸国でオミクロン変異株の感染者数が急増しているものの、現時点で入院患者数や死者の報告例はデルタ株との比較で少ないことも指摘されている。フランスのベラン保健相は12月22日、新型コロナウイルスの新規感染者がオミクロン株の感染急増で近く1日当たり10万人に達する可能性があるが、現時点で新たな制限措置の導入は検討していないと述べた。また、英国の保健当局は21日、オミクロン変異株について、1日当たりの新規感染者が累計で6万508人になったと発表したが、ジョンソン首相は「クリスマス前により厳しい措置をとることを正当化できる十分な証拠がない」との理由で規制強化を見送る方針を示した。市場参加者の間からは「オミクロン変異株の毒性などについて予断を持つことは難しいが、欧米各国の専門家らの見解を含めて総合的に判断すると感染抑制のための都市封鎖などの措置を導入することが必要不可欠となるほど脅威ではない」との見方が広がっている。金融市場では厳しい経済制限の導入は回避されるとの見方が支配的となっており、感染拡大を警戒したリスク回避的な取引が拡大する可能性は低下しつつある。 <FA> 2021/12/23 07:41 注目トピックス 経済総合 トルコリラ円は安値の目途がたたず戻り売りが継続しよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『高インフレの状況で、トルコ中銀が利下げを行ったことで、安値の目途がたたず戻り売りが継続しよう』と述べています。続けて、『トルコ中央銀行は16日の金融政策会合で主要政策金利を15.0%から1.0%引き下げ、14.0%とした。利下げは4会合連続。市場予想も1.00%の引き下げだった。トルコ中銀は会合後に発表した声明で「利下げ余地の行使を完了させることを決めた」と表明し、来月の会合では利下げを行わないことを示唆した』と伝えています。一方で、『11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比21.3%の大幅な上昇となった。名目金利からインフレ率を差し引いた実質金利は−7.3%に落ち込んだ。マイナス金利の拡大からトルコリラは売りが続き、対ドル、対円で最安値が更新されている。トルコ中銀は12月に入ってから4回にわたり、リラ買いの市場介入を発表したが、下落に歯止めをかけることはできていない』と言及しています。陳さんは、『リラ安を食い止めるにはインフレを止めるために大胆な利上げしかないだろう。それができない以上、リラ売りが続く可能性は高い』と考察しています。こうしたことから、トルコリラ円の今週のレンジについて、『6.00円~7.50円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月21日付「トルコリラ円今週の予想(12月20日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2021/12/22 17:44 注目トピックス 経済総合 メタ・プラットフォームズを対象とするコール型eワラントが上昇率上位に(22日10:00時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしてはビットコイン2022年1月 マイナス3倍トラッカー3回 1月 115,000米ドルなどが見られる。上昇率上位はメタ・プラットフォームズコール149回 2月 440米ドル(+50.0%)、メタ・プラットフォームズコール148回 2月 390米ドル(+40.0%)、シャープ<6753>コール187回 1月 1,750円(+37.5%)、シャープコール186回 1月 1,550円(+36.8%)、三井不動産<8801>コール161回 1月 3,400円(+33.3%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/22 10:36 注目トピックス 経済総合 コラム【新潮流2.0】:サンタクロースを信じますか? (マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆) ◆一風変わった言語学の本が売れている。川添愛さんの『言語学バーリ・トゥード: Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』(東京大学出版会)である。川添さんは最近までユーミンの「恋人がサンタクロース」を、「恋人“は”サンタクロース」だと思い込んでいた。なぜ、恋人“は”、ではなく、恋人”が”なのか。この本を読むと腹落ちする。◆「恋人がサンタクロース」は【新潮流】第141回「クリスマスイブ」で取り上げた。サンタクロースを信じるのは子供で、大人はサンタがいないことを知っている。それが、この歌の中では逆転しているところがミソだと書いた。しかし、子供だってサンタの存在を信じてはいないだろう。 ユーミンの「恋人がサンタクロース」は1980年の曲。当時から「それは絵本だけのお話」と子供が言っている。SNS等で情報が氾濫する今どきの子供はなおさらサンタクロースがいないことを知っている。◆いや、子供だってサンタを信じないのはもっと昔からだ。120年以上も昔の1897年、友達から「サンタクロースなんていない」と言われた8歳の少女、バージニアは新聞に「サンタさんはいますか?」と質問を送る。その新聞社、「ザ・サン」の論説委員だったフランシス・P・チャーチは少女の質問に社説で回答した。「バージニア、サンタクロースはいますよ」と。この世の中に愛や思いやりや、いたわりがあるのと同じようにサンタクロースはちゃんといるのだと。◆ここで、大切なものは目に見えない ‐ 今はデータやデジタル資産など無形資産で稼ぐ時代だ、などと論を展開するのは無粋というものだろう。1年のうち、ホリデーシーズンくらいは、きれいな心を大事にしたい。「いちばんたいせつなことは、目に見えない」。サン=テグジュペリ『星の王子様』の台詞である。◆今週末はクリスマス。例年であれば、クリスマス休暇に入る外国人投資家に代わって個人投資家の動きが活発になる時期である。過去の経験則では年末にかけての相場は個人主導で上昇することが多い。いわゆる「サンタクロース・ラリー」だ。ところが今年は東証マザーズの低迷で痛手を負って個人投資家は年末相場の主役になれないのでは?と懸念する声もある。 今年の営業日も残り10日を切った。さあ、果たして株式相場にサンタクロースは来るだろうか。サンタクロース(ラリー)を信じますか?マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(出所:12/20配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋) <FA> 2021/12/22 09:22 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米金利先物市場、FRBの22年の利上げ軌道変わらずとの見方、オミクロン感染拡大も 新型コロナのオミクロン変異株が年末に向けて米国内でも感染が急拡大している。バイデン政権は、感染拡大にともない新たな対策を発表した。新たなコロナ検査所の設置や5億個分の自宅用コロナ検査キットを来年1月から無料配布する計画。ただ、大統領は演説で、ワクチンや追加接種、治療薬の効果を強調し、「2020年3月の状況には戻らない」とし、学校などの閉鎖や、経済封鎖などは除外した。渡航規制も緩和する姿勢を表明した。現在、全米でオミクロン感染拡大が最も深刻化しているNY市でさえ、都市封鎖の計画はないとしている。欧州では、都市完全封鎖の動きや規制強化が見られる。域内の回復が抑制される可能性が懸念される一方で、米国経済は大掛かりな経済封鎖を回避することで、回復軌道が保たれると見る。米金利先物市場でも連邦準備制度理事会(FRB)のQE縮小加速で、2022年、3回の利上げ軌道が維持されると見ている。ドルも底堅く展開か。 <FA> 2021/12/22 07:42 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、金融緩和の実施などを好感 21日の上海総合指数は売り先行。前日比0.06%安の3591.45ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時49分現在、0.15%高の3599.03ptで推移している。金融緩和の実施が好感されている。中国人民銀行(中央銀行)は20日朝方、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1年物を20カ月ぶりに引き下げた。一方、北京冬季五輪の開催を来年2月に控え、当局は北京市など一部都市で厳しい移動制限を発令していることが、経済活動の停滞懸念を強めている。 <AN> 2021/12/21 10:56 注目トピックス 経済総合 プラチナリンク債を対象とするトラッカーが上昇率上位にランクイン(21日10:01時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしては日経平均コール2150回 1月 30,000円、サイバーエージェント<4751>コール189回 1月 2,250円などが見られる。上昇率上位はプラチナリンク債 プラス5倍トラッカー40回 2月 950米ドル(+36.6%)、ビットコイン2022年1月 プラス5倍トラッカー3回 1月 56,000米ドル(+36.6%)、プラチナリンク債 プラス5倍トラッカー37回 1月 950米ドル(+35.0%)、日本電気<6701>コール180回 1月 6,300円(+33.3%)、ブリヂストン<5108>コール134回 1月 6,700円(+33.3%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/21 10:13 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米国経済の成長見通し引き下げ ウォール街のアナリストは、目先の成長見通しを引き下げた。新型コロナのオミクロン変異株の感染拡大が消費などに影響する可能性に加えて、ゴールドマン・サックス・グループはバイデン政権が進めている環境問題への対処や社会福祉関連を含む大規模な歳出策が当面成立の見込みがなくなったことを理由に経済成長率予想を引き下げた。同社のエコノミストは来年の国内総生産(GDP)成長率で、1−3月期を2%(従来3%)、4−6月期を3%(同3.5%)、7−9月期を2.75%(同3%)へそれぞれ下方修正。連邦準備制度理事会(FRB)は12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で米国経済や労働市場が非常に強く、来年にまで継続すると想定される高インフレへの対処で、量的緩和縮小ペース加速を決定。来年3月にも終了する計画を示したばかり。パウエル議長はオミクロン株が回復軌道を脱線させるようなことにはならないと言及していた。ここにきて、オミクロン変異株感染の急拡大が報告され、欧州各国では規制の強化も発表されており、回復をさらに遅らせる可能性が警戒されている。加えて、中国でも変異株拡大で、一部の工場が閉鎖されるなど、サプライチェーンの供給も解決どころか、悪化、長期化も警戒される。同時に、オミクロン株のピークは今後2週間、短期間に終了するとの専門家の意見もあり、ドルや株価は押し目探しとなる可能性も除外できない。更なるチャイルドケアに加え、環境問題への対処や福祉政策の拡大を目指す歳出策で赤字を増やし、増税が余儀なくされる策が中長期的に米国経済にとり奏功するとは思われず、成立しなかった場合のほうが成長を助ける可能性もある。 <FA> 2021/12/21 08:10 注目トピックス 経済総合 疑心暗鬼の代償−ウクライナ情勢−【実業之日本フォーラム】 「疑心暗鬼」という言葉は、「疑いの心を持つと、ありもしない鬼の姿が見えるように、なんでもないことまで恐ろしくなる」という意味で使われている。この言葉は、「鬼はいない」という事が前提となっている。しかしながら、鬼がいるかいないかは、それぞれの認識に基づくものである。さらには、国際情勢においては、「鬼はいない」と見ていたのに、実はいたということもまま生起する。12月7日にオンラインで行われた米ロ首脳会談において、ウクライナ情勢に関して交換された見解は、まさに双方が「疑心暗鬼」に陥り、互いに相手に対する不信感を高めたのではないかとの危惧を抱かせた。ロシア大統領府は、「ウクライナ領土で危険な試みを行い、ロシア国境付近で軍事力を増強しているのはNATOだ」、と強調している。ロシアが最も恐れているのは、ウクライナがNATOに加盟し、安全保障上のバッファーゾーンを喪失することである。一方で、NATOが懸念を強めているのは、今年4月に引き続き、今年11月頃からウクライナ東部に約10万人もの兵力を展開するロシアの意図にある。2014年のロシアによるクリミア併合に対して、NATOが何の措置も講じ得なかったことがNATO諸国のトラウマとなっており、これがロシアの大規模な兵力展開に対する疑念を生んでいる。双方の疑念は、相手に対する不信感から生じており、これを解消するのは容易ではない。武力衝突を回避するためには、双方の疑心を幻想のままで終わらせなければならない。アメリカの外交・安全保障専門誌「The National Interest」は12月7日、「ロシアは再びウクライナに侵攻するか」という、核及び東欧研究の専門家であるアンゲル氏の記事を掲載している。記事ではロシアによるウクライナ軍事侵攻のコストとして、「政治的孤立」、「NATOの対ロ軍事力の増強」、「経済制裁」及び「軍事侵攻に伴うロシア軍の被害」の4つを挙げている。軍事侵攻を抑止する方策の一つとして、これらのコストが得られる利益よりも大きいとロシアに認識させることがある。この中で、最もロシアにインパクトを与えるのは、侵攻が泥沼化し、それに伴いロシア軍の被害が拡大し、これが反政府活動につながることであろう。1979年の旧ソ連のアフガニスタン侵攻は、長期化、泥沼化し、国家体制をむしばみ、旧ソ連が崩壊する一つの要因となった。この経験を基に、2014年のクリミア併合は、いわゆる「ハイブリッド戦争」と呼ばれる軍事以外の手段を多用し、ロシア軍の存在を顕在化させることなく戦争目的を達成した。令和3年度防衛白書によると、ロシア地上兵力の総数は約33万人である。予備役を招集したとしても、激しい戦闘が予想される他国への軍事侵攻はほとんど現役の兵力で行うと推定できる。10万人を超える現役兵力を長期間特定地域に展開することは、他の戦域における兵力が不足することとなり、安全保障上望ましい事ではない。さらには、アフガニスタン侵攻時のように、戦死者が急増した場合、ロシア国内から批判が高まり、政権基盤をゆるがす可能性がある。逆に、動員された10万人の大部分が予備役で構成されていた場合、ロシアに本格的な軍事侵攻の意図はないという事になる。クリミア併合の成功体験から、本来ロシアは、ウクライナに軍事的圧力を加えながら、ウクライナ国内の親露派勢力を活用して、NATOからの離反を図ろうとしていたと考えられる。しかしながら、Pew Research Centerの調査によると、ウクライナ国内においてNATOを好ましいとする割合は、2007年には34%であったのに対し、2019年には53%と増加している。2014年のクリミア併合に伴い、ウクライナにおけるロシアへの感情が悪化したことは間違いない。ロシアが「ハイブリッド戦略」の一環として、クリミア世論をロシア有利に誘導したような手段をウクライナにとる余地はほとんどないと言える。NATOを含む国際社会において、ロシア軍によるウクライナ侵略への警戒感が高まることは、ロシアの軍事侵攻そのものを抑止する効果がある。また、ロシアにとってクリミア併合時のようにウクライナ世論の誘導も行いづらい。従って、今年5月と同様に、10万人の軍の動員により、ロシア軍の即応能力の検証ができたことを口実に軍を撤退させる可能性が高い。NATO諸国がウクライナに対するロシアの考え方、ウクライナのNATO加入は軍事力を持ってでも阻止するという意思を理解させることをできたことで、一定の満足を示すものと考えられる。しかしながら、プーチンの「偉大なロシア」へのこだわりがどの程度であるかを正確に把握することはできない。プーチンが国内向けに「強い指導者」のイメージづくりを優先し、軍事侵攻を選択する可能性はゼロではない。その危険性を少しでも低くするためには、軍事侵攻のコストをいかに高くするかが重要である。その観点から、バイデン大統領が、ロシアが軍事侵攻した場合の経済制裁のみを強調し、軍の派遣を明確に否定したことは好ましくはない。少なくとも米軍の投入もあり得るという選択肢を残しておかなければ、ロシアとの交渉を有利に進めることはできないであろう。自らの疑心に蓋をしても、相手の疑心をなくすことはできない。相手に疑心に基づく行動の代償を知らせることが紛争の顕在化を防ぐ有効な手段である。サンタフェ総研上席研究員 末次 富美雄防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。護衛艦乗り組み、護衛艦艦長、シンガポール防衛駐在官、護衛隊司令を歴任、海上自衛隊主要情報部隊勤務を経て、2011年、海上自衛隊情報業務群(現艦隊情報群)司令で退官。退官後情報システムのソフトウェア開発を業務とする会社において技術アドバイザーとして勤務。2021年から現職。写真:The White House/ロイター/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする <FA> 2021/12/20 16:09 注目トピックス 経済総合 IoTがもたらすデカップリング−UAEのF-35戦闘機導入の遅延−【実業之日本フォーラム】 2021年12月14日、UAE(アラブ首長国連邦)がF-35導入に関するアメリカとの交渉を延期する方針であることが各種報道で伝えられた。UAEは、50機のF-35及び18機の攻撃型無人ドローンを約230億USドル(約2兆6千万円)で購入する予定であった。UAE政府関係者は「技術的要求、作戦上の制限、費用対効果の観点から再評価をすることとなったと」と述べたと伝えられている。報道では、UAEが国内5G通信ネットワークに「Huawei」社の技術を導入することを含め、中国との関係を強化しつつあることに、アメリカが不信感を持ったことが背景にあるとしている。IoTという言葉が登場してかなり経過した。IT用語辞典によるとIoTとは「コンピューターなどの情報通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続し、相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。」とされている。IoTの進化は急速であり、我々の日常生活においても、IoTは深く関与し、各個人に至るまで今まで想像できなかったような大量のデータを入手することが可能となってきた。そして、そのことは、我々の社会がサイバー攻撃に脆弱となりつつあることを示している。軍事システムにおいてもそれは例外ではない。相手にとって情報の宝庫である軍事システムをサイバー攻撃から守るために、あらゆる手段が講じられている。その手段の中で、今まで有効と考えられてきたのは、外部のネットワークと物理的に隔絶した「閉ざされたネットワーク」とすることであった。これは「エアーギャップ」と呼ばれ、サイバー攻撃を受ける可能性は極めて低い。最近ではコンピューター等の漏洩電磁波から情報を窃取する技術が開発され、これに対し、重要システムには「漏洩電磁波対策」が講じられる等の「いたちごっこ」が続いている。しかしながら、重要な軍事システムであっても、他のシステムと完全に切り離すことはできない。艦艇、航空機であれば海洋・気象に関する情報は作戦遂行上必須であり、それらのデータは他システムから入手しなければならない。この場合、連接するシステムとの間にセキュアな連接装置が使用される。高い秘密区分のシステムは、接続している全てのシステムのデータにアクセス可能であるが、低い秘密区分のシステムはそれより高い秘密区分のシステムのデータにはアクセスできないという機能を持つ。IoTが進んだ現在、システム同士の連接が多岐にわたり、あらゆる方向からシステムにアクセスすることが可能となっている。従って、この連接装置のセキュリティレベルが、接続されている全てのシステムのサイバー攻撃に対する脆弱性の有無を左右する。第5世代戦闘機であるF-35は、高度にシステム化され、他戦闘システムとのネットワーク化が進んでいる。このため、極めて高いセキュリティ基準が適用される。今回UAEが「Huawei」の5GネットワークをUAE国内で使用するということは、中国がF-35システムに侵入する危険性が高まる。このことについて、アメリカ側がセキュリティ上の懸念を示し、UAEがこれに対応するためには、国内全てのネットワークの見直しが必要であり、これがF-35導入に躊躇している原因と推定できる。トルコに対するF-35の売却中止も同様の事情によるものである。2019年6月に米国防省は、トルコがロシア製地対空ミサイルS-400の購入を進めていることに対し、NATOの防衛体制に亀裂を生じさせる可能性があるとしてF-35計画からトルコを排除する方針を表明している。米中対立が激化するにつれ、政治分野だけではなく経済、最近では「民主主義の解釈」を巡って双方の違いが顕在化し、これが米中のデカップリングを進展させつつある。UAEは昨年イスラエルと国交を回復し、今年12月13日にはイスラエルのベネット首相がUAEを訪問、UAEの国政を担うムハンマド皇太子と会談している。イスラエルとUAEの国交回復は、アメリカ中東政策の成果といえる。米国防省は、12月15、16の両日ワシントンにおいてUAE国防関係者と年次会合を行ったことを伝えている。会合をつうじ、両国の防衛協力関係を強化することや米国にとって地域の安全保障上、UAEとのパートナーシップが鍵であることについて合意している。しかしながら、F-35売却の延期は、アメリカとUAEとの良好な関係の隙間風となる可能性がある。F-35は海外輸出が可能となったアメリカの初の第5代戦闘機であり、イギリスを始めとするNATO諸国、日本等15カ国が導入または導入を予定している。高額な開発費が必要な戦闘機の開発は、複数国による共同開発が主体となっており、開発に成功した機体が世界市場の多くを占める可能性が高まりつつある。F-35は今後西側の主力戦闘機となる。それだけに、F-35を導入する国は、高いセキュリティ基準を満足する必要があり、今回のUAEのように国内の通信ネットワークまで規制される可能性がある。このことは、IoTでつながる装備武器導入が新たな米中間デカップリングを助長する危険性があることを示している。高度にネットワークが進んだ世界においては、取り扱うデータの量の多寡が、国家の格付けを決定する。データ取り扱いに関するポリシーの違いが国際社会のデカップリングを進展させると言われている。F-35戦闘機の導入は、単なる装備武器の導入ではなく、米中ロどこの社会システムに参加すするのかという決断を迫るものである。UAEのF-35導入延期は、IoTの進展により、装備武器がデカップリングの道具となりつつあることを示すものと言えよう。サンタフェ総研上席研究員 末次 富美雄防衛大学校卒業後、海上自衛官として勤務。護衛艦乗り組み、護衛艦艦長、シンガポール防衛駐在官、護衛隊司令を歴任、海上自衛隊主要情報部隊勤務を経て、2011年、海上自衛隊情報業務群(現艦隊情報群)司令で退官。退官後情報システムのソフトウェア開発を業務とする会社において技術アドバイザーとして勤務。2021年から現職。写真:ロイター/アフロ■実業之日本フォーラムの3大特色実業之日本フォーラム( https://jitsunichi-forum.jp/ )では、以下の編集方針でサイト運営を進めてまいります。1)「国益」を考える言論・研究プラットフォーム・時代を動かすのは「志」、メディア企業の原点に回帰する・国力・国富・国益という用語の基本的な定義づけを行う2)地政学・地経学をバックボーンにしたメディア・米中が織りなす新しい世界をストーリーとファクトで描く・地政学・地経学の視点から日本を俯瞰的に捉える3)「ほめる」メディア・実業之日本社の創業者・増田義一の精神を受け継ぎ、事を成した人や新たな才能を世に紹介し、バックアップする <FA> 2021/12/20 15:53 注目トピックス 経済総合 SBI HDを対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(16日10:01時点のeワラント取引動向) 手仕舞い売りとしてはビットコイン先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー1回 5月 1.0米ドル、商船三井<9104>コール123回 2月 6,500円、商船三井プット110回 2月 6,500円などが見られる。上昇率上位はビットコイン2022年1月 プラス5倍トラッカー3回 1月 56,000米ドル(+33.6%)、イーサリアム2022年2月 プラス5倍トラッカー3回 2月 3,600米ドル(+29.1%)、SBIホールディングス<8473>プット227回 1月 3,000円(+27.5%)、イーサリアム2022年1月 プラス5倍トラッカー3回 1月 3,400米ドル(+23.2%)、SBIホールディングスプット226回 1月 2,550円(+22.2%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2021/12/20 10:58 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は売り先行もプラス圏回復、景気対策への期待が高まる 20日の上海総合指数は売り先行。前日比0.34%安の3620.04ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時42分現在、0.17%高の3638.58ptで推移している。金融緩和を含む景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。一方、新型コロナウイルス変異株オミクロンの世界感染が急増していることが警戒されている。また、新疆ウイグル問題をめぐる米国との対立激化なども引き続き足かせとなっている。 <AN> 2021/12/20 10:53 注目トピックス 経済総合 NY原油は底堅く推移 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『NY原油は底堅く推移』と述べています。14、15日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)については、『テーパリング(購入資産の段階的縮小)のペースを速めることが決まり、22年中に3度利上げするシナリオが示された。タカ派的な会合となったが、想定の範囲内として市場の懸念を強めるには至らず、株や原油などのリスク資産が買われた』と伝えています。続けて、『オミクロン株の影響や来年の国際需給の供給過剰予想から80ドル越えは難しいと見られるが、下落局面では産油国が協調して対応するとみられるため、70ドルを下回っても、下値は65ドルが堅そうだ』と考察しています。また、『世界保健機関(WHO)は、12日、60カ国以上で感染例が報告されたオミクロン株について、世界的なリスクが「非常に高い」との見方を示した。オミクロン株がワクチンによる保護をすり抜けた形跡がいくらか見られるとも指摘した』と言及しています。次に、『石油輸出国機構(OPEC)が13日発表した月報によると、OPEC加盟国の11月の産油量は、前月比1%増の日量2771万7000バレルとなった。原油価格が高止まりする中、OPECの慎重な増産姿勢が浮き彫りになった。日量換算では前月比28万5000バレル増だった。OPECはロシアなどの産油国とともに構成する「OPECプラス」の10月の会合で、イランなどを除く10カ国で24万バレル増とすることを決めていた』と解説しています。一方で、『米エネルギー情報局(EIA)が15日公表した11日現在の週間在庫統計によると、原油在庫は前週比450万バレル減の4億2830万バレル。減少幅は予想の210万バレルを上回り、 3週連続の減少となった。また、製品の出荷量は日量335万4000バレル増の2319万1000バレルと好調だった』と伝えています。こうしたことから、陳さんは、NY原油について『クリスマス休暇を控えて動きにくくなりそうだ。65~75ドルのレンジを想定する。東京ドバイ原油は、4万5000~5万のレンジを想定する』と述べています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月17日付「NY原油は底堅く推移」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2021/12/20 10:22 注目トピックス 経済総合 NYの視点:【今週の注目イベント】3QGDP確定値、12月消費者信頼感指数、11月PCEコアデフレーターなど 今週は、クリスマスで、フィックスドインカム市場は23日に短縮取引となるほか24日は休場となるため、参加者が限られ、調整色が強まる可能性がある。主要各国の中銀の金融政策決定会合も通過したが、米国では重要経済指標の発表が目白押しで結果に注目が集まる。高インフレがもはや一過性が要因ではなく、2022年まで持続するとの見通しに基づき、米連邦準備制度理事会(FRB)は今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の大半の予想通り量的緩和の縮小を加速させ、来年3月にも前倒しで終了させる決定をした。NY連銀のウィリアムズ総裁は17日のインタビューで、これ以上縮小を加速させる必要はないとの考えを示している。これにより、2022年の利上げの可能性も広がる。ウォラー理事はさらにタカ派的で、インフレが驚くほど高く、テーパー終了後、間もない利上げが正当化すると言及。必要とあれば、3月FOMCでの利上げも選択肢になるとした。FRBは3月、または、5月の利上げに備えることが可能との考え。さらに、利上げ直後のバランスシートの縮小開始も可能だとした。できるだけ早く開始することで、利上げが少なくすむとしている。バランスシートの水準は、対GDP比20%が理にかなうとの見解。一方で、新型コロナウィルス感染の世界的な流行終焉の見通しがたたず、消費に影響を与え10-12月期の国内総生産(GDP)成長に影響を与える可能性も除外できない。市場やFRBスタッフは2022年に3回ほどの利上げを予想しているが、中間選挙もあるため、上半期の利上げは困難と見られ、ドルの上昇も限定的となる可能性がある。利上げに積極的なウォラー理事でさえオミクロン変異株が自分の見通しに大きな不透明性をもたらしたと指摘している。7-9月期GDP確定値は2.1%増と、修正なしが見込まれている。12月消費者信頼感指数は11月から上昇が予想されているが、オミクロン株の影響で予想外に弱まる可能性もある。そのほか、FRBがインフレ指標として注視している変動の激しい燃料や食料を除いたコアのPCEデフレーターは4.9%と、1983年以降38年ぶり最大の伸びを記録する公算。FRBは来年2月にインフレがピークをつけると予想している。今後は、FRBの利上げのタイミングや速度が重要となる。ロシアと、ウクライナの緊張は依然リスク。■今週の主な注目イベント●米国20日:11月先行指数21日:7-9月期経常収支22日:11月シカゴ連銀全米活動指数、7-9月期GDP確定値、12月消費者信頼感指数、11月中古住宅販売件数23日:週次新規失業保険申請件数、11月個人所得・支出、11月PCEコアデフレーター、11月耐久財受注、12月ミシガン大消費者信頼感指数、11月新築住宅販売件数フィックスドインカム市場は短縮取引24日:クリスマスで市場休場●欧州21日:ユーロ圏消費者信頼感24日:短縮取引●英国22日:GDP●日本23日:黒田日銀総裁が講演●豪州21日:豪州準備銀、12月会合の議事要旨発表 <FA> 2021/12/20 07:35 注目トピックス 経済総合 国内外の注目経済指標:米国の11月PCEコア価格指数はさらに上昇か 12月20日-24日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■22日(水)日本時間23日午前0時発表予定○(米)CB12月消費者信頼感指数-予想は110.8参考となる11月実績は109.5で2月以来の低水準。インフレ高進が消費者の購買動向に影響を及ぼしているようだ。12月については、供給不足などによる物価上昇が引き続き嫌気される可能性が高いため、大幅な改善は期待できない。■23日(木)午後10時30分発表予定○(米)11月PCEコア価格指数-予想は前年比+4.5%参考となる10月実績は前年比+4.1%の高い伸びとなった。サプライチェーン問題が長期化し、人手不足の解消も困難なことから、インフレはこの先さらに上昇すると予想されている。直近の消費者物価は高い伸びを記録しており、11月のコアPCEは10月実績を上回る可能性が高い。■23日(木)午後10時30分発表予定○(米)11月耐久財受注-予想は前月比+1.7%参考となる10月実績は前月比-0.4%。非民間航空機・同部品と軍用機・同部品が大きく落ち込み全体を押し下げた。自動車・同部品は増加。11月については、非民間航空機・同部品の受注が増加する可能性があること、10月からの反動増も予想されるため、全体的は増加する見込み。■24日(金)午前8時30分発表予定○(日)11月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+0.4%日本銀行の黒田総裁は12月15日の衆院予算委員会で、消費者物価指数が2%に近づく可能性に言及した。年内はコアインフレ率に大きな動きはないものの、来年前半にかけて物価上昇の可能性が高まっている。10月27、28日開催分の金融政策決定会合における主な意見では、「物価上昇圧力は徐々に高まっている」との見解が提示されている。○その他の主な経済指標の発表予定・20日(月):(欧)10月ユーロ圏経常収支・23日(木):(米)11月新築住宅販売件数 <FA> 2021/12/18 14:37 注目トピックス 経済総合 FOMCは想定内で、金はレンジ相場か? サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のNY金について『FOMCは想定内で、金はレンジ相場か?』と述べています。続けて、『先週のNY金は、小動き。1770~1795ドルのレンジで推移した。依然として1800ドルは重いものの、1750ドルを下回るような弱地合いでもない』と伝えています。米連邦準備制度理事会(FRB)については、『これまで「インフレは一時的」として、利上げには慎重姿勢だったが、パウエルFRB議長は先の議会証言でテーパリング(量的金融緩和の縮小)の前倒し完了と、インフレに関して一時的との認識を改めるという基本姿勢を表明した。また、FOMCで投票権を持つ多くの地区連銀総裁からはタカ派的な発言が目立っている。こうした中、テーパリングの完了時期が2022年半ばから数カ月早まるとの見方が強まっている』と解説しています。次に、『3日に発表された11月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.8%上昇し、伸びは前月の6.2%から大幅に加速した。第2次オイルショック後の1982年6月以来約39年ぶりの高水準で、物価上昇は幅広い品目に波及していることがわかった』と伝え、『14日に発表された11月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.8%上昇と、市場予想の0.5%を上回った。前年同月比では9.6%の上昇と、比較可能な2010年以降で最大を更新。CPIに続きPPIも米利上げ前倒し観測を強める内容となり、米長期金利が上昇。これを背景に外国為替市場では対ユーロでドルが堅調に推移し、ドル建て金は売りが活発化した』と説明しています。また、『CMEのFEDWATCHを見ると、来年4月以降の利上げ確率見通しが高まっている』と述べています。今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の他にも欧州中央銀行(ECB)理事会、イングランド銀行(BOE、英中銀)金融政策委員会や日銀金融政策会合が開催されます。陳さんは、『FOMCの内容はある程度、市場に織り込まれているため、より「タカ派的でなければドルや米金利が一段高となる展開は難しいだろう。他の中銀は、金融緩和姿勢を維持すると予想され、世界的にも低金利状態が続くとなれば、金相場にはプラスに作用しそうだ』と考察しています。こうしたことから、NY金について、『1700~1850ドルのレンジを想定する。JPX金は6500円前後でのもち合いとなりそうだ』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月15日付「FOMCは想定内で、金はレンジ相場か?】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2021/12/17 17:49

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