注目トピックス 経済総合ニュース一覧

注目トピックス 経済総合 NYの視点:ブラックフライデーやサイバーマンデー、消費動向良好でドル堅調推移か 今年の年末商戦は高インフレや景気後退入り懸念で、需要に懸念が広がっていたが、幸先の良いスタートを切った。感謝祭祭日翌日のブラックフライデーでは、大幅割引が奏功し、アドビアナリティクスの統計によると、オンライン売上高が前年同期比2.3%増の91.2億ドルと過去最高を記録。また、同社は、サイバーマンデーでの売り上げが最大116億ドルに達すると予想している。小売り企業は過剰在庫を処理するため大幅な値引きを実施。セールスフォースのデータによると割引率は3割で、パンデミック前2019年に近づいたという。実店舗への来客は前年比2.9%増。高インフレや一部企業が雇用削減計画を発表しており、労働市場への不安もある中、消費は思ったより堅調だった。米国経済の7割を占める消費が依然堅調であることは、ソフトランディングの可能性を強める。また、FRBの利上げ計画を正当化する可能性がある。本日のイベントやインタビユーでNY連銀のウィリアムズ総裁やブラード米セントルイス連銀総裁は現時点で、景気後退を想定していないことを再表明。FRBの中で、議長や副議長を同じく影響力のあるウィリアムズ総裁は23年を通し金融引き締めを維持する必要性を指摘したほか、ブラード総裁は、「FOMCがより積極的になるリスクを市場は過小評価している」とし、23年、24年にも利上げ継続しなければならない可能性に言及しており、ドルの下値を支えると見る。 <FA> 2022/11/29 08:23 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は1.50%安でスタート、「ゼロコロナ」抗議デモを警戒 28日の上海総合指数は売り先行。前日比1.50%安の3055.29ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時45分現在、1.64%安の3050.84ptで推移している。国内の主要都市で異例の「ゼロコロナ」政策に対する抗議デモが発生していることを受け、投資家のリスク回避の売りが強まっている。また、急速な元安進行も中国株の圧迫材料。一方、預金準備率の引き下げなど景気対策の強化が指数をサポートしている。 <AN> 2022/11/28 11:00 注目トピックス 経済総合 野村総合研究所を対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(28日10:01時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価下落が目立つ東京エレクトロン<8035>プット302回 12月 41,500円を順張り、日本郵船<9101>コール168回 1月 2,650円を逆張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位は野村総合研究所<4307>プット73回 12月 3,050円(+49.0%)、野村総合研究所プット74回 12月 3,600円(+42.2%)、野村総合研究所 プット76回 1月 3,000円(+38.2%)、野村総合研究所 プット72回 12月 2,500円(+37.0%)、サイバーエージェント<4751>プット151回 12月 1,300円(+35.9%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/28 10:11 注目トピックス 経済総合 NYの視点:【今週の注目イベント】パウエルFRB議長講演、米11月ISM製造業、雇用統計、PCEコアデフレーターなど 今週は、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演に注目が集まる。そのほか、11月消費者信頼感指数、7-9月期国内総生産(GDP)確定値、全米の製造業活動を示す11月ISM製造業景況指数、11月雇用統計などの重要経済指標に加えFRBがインフレ指標として注視しているPCEコアデフレーターの発表を控える。また、FRBは12月連邦公開市場委員会(FOMC)金融政策決定の材料となるベージュブック(地区連銀景況報告)の発表を予定しており注目となる。FRBは11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、かなり多数のメンバーが利上げ減速が適切となる可能性が高いと判断したことが明らかになりドル売りに繋がった。雇用やコアデフレーターの結果や議長の発言が利上げ減速を後押しする内容になるかどうかに焦点が集まる。雇用統計は労働市場が依然ひっ迫している証拠が予想され、FRBの利上げ継続を後押しすると見られる。FRBが11月FOMCでハト派声明を発表後、議長は会見で、インフレは高過ぎ、利上げ終了への道のりは遠く、最終的なピーク金利が従来想定されていた水準を上回る可能性を指摘するタカ派的な発言を行った。30日の講演で、議長がタカ派姿勢を繰り返すとドル買いが再燃することになる。■今週の主な注目イベント●米国28日:11月ダラス連銀製造業活動、ウィリアムズNY連銀総裁が講演、ブラード米セントルイス連銀総裁がインタビュー29日:9月FHFA住宅価格指数、9月S&P20都市住宅価格指数、11月コンファレンスボード消費者信頼感指数30日:11月ADP雇用統計、10月前渡商品貿易収支、7-9月期GDP改定値、11月MNIシカゴPMI、10月中古住宅販売仮契約、10月JOLT求人件数、ベージュブック、パウエル議長講演、ブラウンFRB理事、クックFRB理事が討論会参加12月1日:10月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、週次新規失業保険申請件数、11月製造業PMI、11月ISM製造業景況指数、バーFRB副議長講演2日:11月雇用統計、エバンス・シカゴ連銀総裁講演●欧州28日:ラガルドECB総裁講演29日:独CPI、ユーロ圏景気信頼感、消費者信頼感指数、デキンドスECB副総裁イベント参加、ショナーベルECB専務理事講演30日:ユーロ圏CPI、仏CPI、GDP、独失業率12月1日:ユーロ圏、仏PMI、ユーロ圏失業率、レーン氏基調演説2日:PPI、ラガルドECB総裁イベント参加、デギンドスECB副総裁講演●中国30日:PMI12月1日:財新PMI●日本29日:失業率、小売売上高30日:鉱工業生産12月1日:じぶん銀PMI、黒田日銀総裁講演2日:自動車販売●英国29日:英中銀マンMPC委、財政・金融政策問題を巡る討論会参加30日:英中銀、チーフエコノミスト、ピル氏がサミットに参加12月1日:インフレ統計、製造業PMI <FA> 2022/11/28 07:39 注目トピックス 経済総合 欧米の注目経済指標:11月米雇用統計で失業率は横ばいの3.7%か 11月28日−12月2日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■29日(火)日本時間30日午前0時発表予定○(米) 11月CB消費者信頼感指数-予想は100.0参考となる10月実績は102.5で9月実績を下回った。11月については10月時点の現況と期待指数がいずれも低下していること、インフレ緩和への期待が広がっていないことかから、10月実績と差のない水準にとどまる可能性がある。■11月30日(水)午後7時発表予定○(欧)11月ユーロ圏消費者物価コア指数-10月実績は前年比+5.0%参考となる10月実績は前年比+5.0%。外食・宿泊業、輸送費用、光熱費などの上昇が目立った。11月についてもこれらの項目における上昇率は10月並みの水準と予想されており、全体の物価上昇率は高止まりとなる見込み。■12月1日(木)午後10時30分発表予定○(米)10月PCEコア価格指数-予想は前年比+5.0%民間部門の賃金の伸びは鈍化しつつあり、消費者物価指数の上昇率も鈍化傾向にあることから、10月のPCEコア価格指数は9月実績をやや下回る可能性がある。ただし、需要鈍化によってインフレが短期間で緩和する可能性は低いため、9月実績を上回る可能性も残されている。■12月2日(金)午後10時30分発表予定○(米)11月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+20.0万人、失業率は3.7%参考となる11月上中旬の新規失業保険申請件数は22万人程度。増加傾向ではないため、11月の失業率は10月と同水準となる見込み。非農業部門雇用者数については供給制約の状態が改善しつつあるものの、新規採用に積極的な企業は増えていないとみられており、雇用者増加数は10月実績を下回る可能性が高い。○その他の主な経済指標の発表予定・11月28日(月):(豪)10月小売売上高・11月29日(火):(日)10月失業率、(独)11月消費者物価指数・11月30日(水):(日)10月鉱工業生産指数、(米)7-9月期国内総生産改定値・12月1日(木):(米)11月ISM製造業景況指数・12月2日(金):(米)11月雇用統計、(加)11月失業率 <FA> 2022/11/26 13:38 注目トピックス 経済総合 NY金は1800ドルを目指そう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『NY金は1800ドルを目指そう』と述べています。続けて、『10月のインフレ指標が前月比で伸び悩んだことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの見方が強まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長は、利上げペースを緩めることが「間もなく」適切になるとの見通しを明らかにした』と伝えています。一方で、『こうしたハト派的な見方を牽制するように、先週は複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが依然として高いインフレ率を抑制するため利上げを継続する必要性を訴えるというタカ派発言が相次いだため、金相場は上値の重い展開となった』と言及しています。次に、『23日に公表された1、2日に開催したFOMC議事要旨では、参加者の大多数は利上げペースの減速が「すぐに」適切になると判断する一方、「さまざまな」参加者が従来想定よりも政策金利のピークが高いとの見通しを示した。FRBが12月のFOMCで利上げ幅を0.5%に縮小するとの観測が強まった』と解説、『これを受けてドルが売られ、金相場は反発した。この日発表された11月の製造業とサービス業を合わせた米総合購買担当者景況指数(PMI)速報値が46.3と前月から低下し、業況の拡大・縮小を判断する節目の50を5カ月連続で下回ったことも支援要因となり、この日のNY金は1745.6ドル(前日比+5.7)と上昇した』と伝えています。また、『24日の電子取引は、11月のFOMC議事要旨がハト派的だったとの見方が広がり、節目の1750ドルを上回った。FOMC議事要旨は、今後の利上げペースの減速を示唆する内容だったため、ハト派と受け止められたが、インフレ圧力が大きく和らぐ具体的な兆候が出てくるまで利上げペース減速を待つべきだとの意見や、政策金利のピークが予想よりも幾分高くなるとの見通しも示された』と述べています。こうしたことから、陳さんは、『金ETFは、23日時点で906.93トンと減少に歯止めがかかりつつあるようだ。NY金先物市場のファンドの買い越しも増加の兆しがでている。安値圏で取り組みが増えることが予想され、今後の上昇要因となろう。節目の1750ドルをブレイクしたため、次の節目である1800ドルに向かって上昇しそうだ』と考察しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月24日付「NY金は1800ドルを目指そう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/25 17:43 注目トピックス 経済総合 南アフリカランド円今週の予想(11月21日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、インフレ指標と政策金利の2つの重要指標が発表されるが、結果次第では大きな変動もあるため、注意が必要だろう』と述べています。続けて、『南アフリカの国営電力会社エスコムによる計画停電の長期化懸念や主要産業で相次ぐ労働争議問題、経済的な結び付きの強い中国の景気減速懸念から、南アフリカ経済は芳しくない状況が続いている』と解説しています。また、『今週は23日に10月消費者物価指数(CPI)が発表される。インフレの加速が確認された場合、翌24日の南ア中銀金融政策決定会合では、前回の会合と同じ0.75%の利上げが予想される。その場合、ランド買いが強まるだろう』とし、『逆に、インフレが予想以下であれば利上げは0.5%に留まり、失望感からランド売りが強まりそうだ』と述べています。ただし、『南アフリカ経済はインフレ下の不況であるスタグフレーション懸念が強まっているため、過度の引き締めはリセッション懸念を強めることから、利上げによる買いが長続きするかどうかは疑問だ』と考察しています。こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.80円~8.3円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月22日付「南アフリカランド円今週の予想(11月21日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/25 17:41 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.12%安でスタート、経済活動の停滞懸念が足かせ 25日の上海総合指数は売り先行。前日比0.12%安の3085.46ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時45分現在、0.30%安の3079.90ptで推移している。当局がコロナ対策を緩めない姿勢を示していることが、経済活動の停滞懸念を強めている。一方、金融緩和を含む景気対策への期待が高まっていることが引き続き支援材料となっている。 <AN> 2022/11/25 10:49 注目トピックス 経済総合 米ドルを対象とするニアピン型eワラントが上昇率上位にランクイン(25日10:00時点のeワラント取引動向) 上昇率上位はニアピン米ドルr2 1360回 12月 146円(+66.0%)、ニアピン米ドルr2 1363回 1月 153円(+53.1%)、川崎重工業<7012>コール96回 12月 3,300円(+45.8%)、ニアピン米ドルr2 1362回 1月 150円(+40.7%)、川崎重工業 コール95回 12月 2,900円(+38.9%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/25 10:08 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.23%高でスタート、米利上げペースの減速観測を好感 24日の上海総合指数は買い先行。前日比0.23%高の3104.09ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時54分現在、0.29%高の3105.93ptで推移している。米利上げペースの減速観測が好感され、買いが先行。また、国内の景気対策への期待が高まっていることなども引き続き支援材料となっている。一方、新型コロナウイルス感染の再拡大などが引き続き警戒されている。 <AN> 2022/11/24 10:59 注目トピックス 経済総合 サイバーエージェントを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(24日10:00時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つサイバーエージェント<4751>コール221回 12月 1,300円を順張りで買う動きなどが見られる。手仕舞い売りとしては日揮ホールディングス<1963>コール61回 1月 1,950円、サイバーエージェント コール221回 12月 1,300円などが見られる。上昇率上位はサイバーエージェント コール222回 12月 1,500円(+74.1%)、サイバーエージェント コール223回 12月 1,700円(+71.4%)、エヌビディアコール165回 12月 170米ドル(+56.8%)、サイバーエージェント コール221回 12月 1,300円(+52.6%)、エヌビディアコール164回 12月 150米ドル(+45.7%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/24 10:12 注目トピックス 経済総合 NYの視点:FRB高官、ピーク金利はかなり不透明との見解、利上げペース減速も終了までは長い道のりか 米連邦準備制度理事会(FRB)は11月に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。その中で、かなり多数の参加者が利上げぺース減速が適切となる可能性が高いと判断したことが明らかになった。金融政策が反映するまでの遅効性を巡る不透明性がある中、利上げペースを遅くすることにより、FOMCが目標への軌道見直しにおいて判断がよりし易くなる可能性に言及。ただ、ペースの減速、イコール、利上げ終了ではない。議事要旨では、金融政策が十分に引き締め域に近づく中、参加者は利上げのペースよりも最終的なFF金利水準がより重要と強調。参加者は概ね、インフレ見通しリスクが引き続き上方に傾斜と指摘しており、2023年の利下げは現状で困難と見られる。多くの参加者はインフレを抑制するための利上げにおいて、政策金利のFFの最終的な水準を巡りかなりの不透明感があると指摘している。FRBは今まで想定されていた以上の水準まで、利上げを続ける可能性も出てきた。ピーク金利が従来想定された水準より高いとの認識となっており、現状で、利上げ終了までにはかなりの道のりがあると見られ、ドルピークと見るのも時期尚早か。パウエル議長も11月FOMC後の会見で、この点を強調。来週30日に予定されているパウエル議長のイベントでの発言も利上げを断固として推進する方針が示されると見られる。短期金融市場ではあと少なくとも100BPの利上げで、FRBが少なくとも政策金利であるFF金利誘導目標を5%まで引き上げることを織り込んだ。■短期金融市場12月50BP 81%2023年2月50BP 70% <FA> 2022/11/24 08:10 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.14%安でスタート、コロナ感染の再拡大を警戒 23日の上海総合指数は売り先行。前日比0.14%安の3084.74ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時45分現在、0.08%安の3086.50ptで推移している。国内の新型コロナウイルス感染の再拡大が引き続き投資家心理の重しとなっている。一方、米金利の低下が外資の流出懸念を後退させている。また、景気対策への期待なども指数をサポートしている。 <AN> 2022/11/23 10:55 注目トピックス 経済総合 大成建設を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(22日10:02時点のeワラント取引動向) 上昇率上位は大成建設<1801>コール151回 12月 5,600円(+50.0%)、イオン<8267>コール71回 12月 3,500円(+37.5%)、丸紅<8002>コール152回 12月 1,800円(+31.6%)、イオン コール70回 12月 3,100円(+30.8%)、JFEホールディングス<5411>コール191回 12月 1,700円(+30.5%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/22 10:10 注目トピックス 経済総合 コラム【最新クリプト事情】:FTXショックの今後の影響(マネックス・ユニバーシティ 松嶋 真倫) 暗号資産市場の話題は「FTXグループ破綻」の一色だ。メディアがFTX姉妹会社であるアラメダ・リサーチの財務状況に関する情報をリークしてから、FTXグループが破綻申請に至るまではおよそ10日間のできごとだった。状況変化の早さと情報量の多さに、私もまだ事件の全容を掴みきれていない。これまでの報道を整理すると、FTXはアラメダ・リサーチとの間で資金融通しつつ、自社が発行するFTTトークンの価格を釣り上げていた。それによって会計上の評価額を大きくみせ、新たに集めた資金でさらに自社トークンを買い上げることを繰り返していた。このような自転車操業を続けるなかで、ついには顧客資産にまで手をつけてしまったというわけだ。FTXグループ破綻の真相解明は米国当局に役割を譲るとして、投資家の関心はこれから市場がどうなるかである。FTXが救済を発表していたレンディング企業ブロックファイをはじめ、取引先の連鎖破綻が懸念されている。また、FTXと関わりの深いソラナ関連プロジェクトの時価総額は軒並み落ち込んでいる。どこまでネガティブな影響が拡大するかはわからないが、テラショックほどの衝撃はないと考えている。なぜならFTTトークンはテラUSDとは違って市場参加者の間で広く使われているものではないからだ。ソラナ上の分散型金融(DeFi)市場がまるまる崩れるとしても、その時価総額は事件前からDeFi全体の約2%にすぎない。金融市場への影響も限定的だろう。最近では大手金融機関の暗号資産関連事業への参入が増えているが、それでも暗号資産を自己保有している金融機関はほとんどない。ましてやFTTトークンを担保に資金を貸し出しているところはないだろう。ビットコインを除けば、暗号資産市場はまだまだ金融市場とは切り離されているということだ。このようにFTXグループ周辺で考えるならば、暗号資産の規制強化が避けられないとはいえ、相場の下げも比較的緩やかになるだろう。しかし、他の暗号資産取引所でFTXグループと同様の問題が発覚した場合はその限りではない。特に自社トークンを発行しながら規制にかかっていないバイナンスやバイビット、クリプトドットコムなどの動向は注視したいマネックス証券 マネックス・ユニバーシティ 暗号資産アナリスト 松嶋 真倫(出所:11/21配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋) <FA> 2022/11/22 09:33 注目トピックス 経済総合 NYの視点:パウエル議長講演待ち、FOMC議事要旨への期待は後退 連邦準備制度理事会(FRB)は今週、11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表する予定となっている。10月インフレ改善で一部では、議事要旨の中で、2023年の利上げペース減速の協議活発化が明らかになる可能性を指摘している。その一方で、議事要旨からは明確な兆候が見られないとの指摘もある。市場の注目は議事要旨から、11月30日に予定されているパウエル議長のブルッキング研究所でのイベントでの発言に移行した。議長はこの討論会で経済見通しや労働市場に関し議論する予定となっている。11月FOMCでは4会合連続で0.75%の利上げを決定。声明では利上げペース減速へ選択肢を拡大した。しかし、その後の会見で、議長はインフレが高過ぎると強調。利上げ継続する必要性を主張した。また、利上げ不足よりも行き過ぎた利上げの方がリスクが少ないと見ていることも明らかにした。FRBの大幅な利上げによる世界経済やドルへの影響を認識しながらも、ドルの強さは各国と比較して米国経済が強い証拠と、言及するなど、リスクとしては見ていない。インフレを2%目標値に低下させることがFRBの最優先課題だと強調し、利上げ減速の思惑を一蹴した。この討論会で、経済見通しや労働市場を巡り議長の考えが依然、大幅な利上げにもかかわらず景気後退を回避でき、たとえ、景気後退に陥ったとしても深刻なものではなく、労働市場も依然ひっ迫しているとの考えが再表明された場合、来年の利上げ継続を織り込むドル買いが強まる可能性がある。短期金融市場ではFRBの最終的な利上げの到達点が5.1%前後と見ている。クリーブランド連銀のメスター総裁は市場の見通しが全く外れているとは思わないと指摘している。 <FA> 2022/11/22 07:45 注目トピックス 経済総合 SOMPOHDを対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(21日10:01時点のeワラント取引動向) 新規買いは原資産の株価上昇が目立つ住友金属鉱山<5713>コール317回 12月 5,700円を順張りで買う動きなどが見られる。上昇率上位はSOMPO ホールディングス<8630>プット68回 12月 5,200円(+86.2%)、SOMPO ホールディングス プット67回 12月 4,300円(+82.4%)、SOMPO ホールディングス プット69回 12月 6,100円(+72.3%)、SOMPO ホールディングス プット71回 1月 5,200円(+47.7%)、SOMPO ホールディングス プット70回 1月 4,300円(+45.8%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/21 10:13 注目トピックス 経済総合 NYの視点:【今週の注目イベント】11月FOMC議事録、ECB10月会合議事要旨、米国感謝祭、ブラックフライデー 今週は、連邦準備制度理事会(FRB)が11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を公表するほか、欧州中央銀行(ECB)も10月会合議事要旨を公表予定で、今後の金融政策の行方を探る。ECBのラガルド総裁は、FRBと同様、インフレ率を押し下げるため景気抑制の水準にまで金利引き上げる必要がある、と指摘しており追加利上げを示唆しておりユーロを支える。FRBは11月連邦公開市場委員会(FOMC)会合で4会合連続で0.75%の利上げを決定。FRB高官はいずれも10月のインフレ改善を歓迎しつつも、1月分の結果をもとにした金融政策の修正には前向きではない。議事録ではインフレや景気の見通しに焦点が集まる。歴史的にも大幅な利上げにもかかわらず、インフレへの影響がそれほど見られない一方で、消費は底堅く、雇用には柔軟性があるとの見解が再表明されると、追加利上げを支援。市場はFRBが12月FOMCで利上げ幅を縮小し0.5%にとどめると見ている。FRB高官はインフレの改善が確実になるまで、利上げが必要と見ており、特にタカ派のセントルイス連銀のブラード総裁は金融政策の完全な引き締めの領域は最低で、5%-5.25%と強気。議事要旨でもタカ派姿勢が再確認されると、ドル買い要因となる。■今週の主な注目イベント●米国19日:ボスティック米アトランタ連銀総裁講演21日:10月シカゴ連銀全米活動指数22日:11月リッチモンド連銀製造業指数、メスター・クリーブランド連銀総裁あいさつ、ブラード・セントルイス連銀総裁23日:10月耐久財受注、週次新規失業保険申請件数、11月製造業PMI、11月ミシガン大消費者信頼感指数、10月新築住宅販売、FRBが11月開催分FOMC議事要旨公表24日:米国感謝祭で株式・債券市場休場25日:米国株式・債券市場短縮取引●欧州21日:独PPI、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、センテノ・ポルトガル中央銀行総裁講演22日:ユーロ圏消費者信頼感23日:ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演、ユーロ圏、仏、独PMI、デキンドス副総裁があいさつ、独IFO24日:ECB、10月会合議事要旨25日:独GDP●OECD22日:世界経済見通し●日本23日:じぶん銀PMI、百貨店売上、機械受注25日:東京CPI、PPI <FA> 2022/11/21 07:36 注目トピックス 経済総合 欧米の注目経済指標:10月米耐久財受注は小幅増加の見通し 11月21日−25日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。■23日(水)午後6時発表予定○(欧) S&Pグローバル11月ユーロ圏製造業PMI -10月実績は46.410月改定値は46.4と29カ月ぶりの低水準。生産指数は5カ月連続で節目の50を下回った。ユーロ圏の製造部門は景気後退の状況に陥ったとみられており、この状況は11月も変わらない。節目の50を大幅に下回る状態がしばらく続くとみられる。■23日(水)午後10時30分発表予定○(米)10月耐久財受注-予想は前月比+0.3%9月実績では輸送用機器は増加、防衛航空機・同部品は減少、民間の航空機・同部品は増加。資本財の新規受注は小幅増加。コア資本財はやや減少。10月については、輸送用機器はやや増加、民間の航空機・同部品はやや減少する可能性があり、全体的には小幅な増加にとどまる見込み。■23日(水)日本時間24日午前0時発表予定○(米)10月新築住宅販売件数-予想は57.3万戸参考となる9月実績は年率換算で60.3万戸。住宅ローン金利の上昇が続いており、住宅市場は軟化している。人口密度の高い南部などにおける販売件数は減少しており、10月につては9月実績を下回る可能性がある。■25日(金)午後4時発表予定○(独)7-9月期国内総生産改定値-速報値は前年比+1.1%新型コロナ対策の行動規制が段階的に緩和されたことによって、個人消費の回復が経済成長をけん引した。ただ、ロシアが天然ガス供給を削減しており、今冬の生産は相当に縮小すると予想されることから、10-12月期の国内経済は減速する見込み。○その他の主な経済指標の発表予定・22日(火):(欧)9月経常収支・23日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(欧)S&Pグローバル11月ユーロ圏総合PMI・24日(木):(独)11月IFO企業景況感指数 <FA> 2022/11/19 15:06 注目トピックス 経済総合 大成建設を対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(18日10:00時点のeワラント取引動向) 上昇率上位は大成建設<1801>コール151回 12月 5,600円(+50.0%)、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス<8725>コール69回 12月 4,850円(+34.6%)、SOMPO ホールディングス<8630>コール70回 12月 7,900円(+30.8%)、マツダ<7261>コール152回 12月 1,600円(+30.0%)、SOMPO ホールディングス コール69回 12月 7,000円(+29.2%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/18 10:13 注目トピックス 経済総合 NYの視点:市場、FRBのピーク金利再び5%台を想定 連邦準備制度理事会(FRB)高官はインフレが高過ぎるとの見解を崩していない。10月消費者物価指数(CPI)の改善を好感するが一時的との見方。12月連邦公開市場委員会(FOMC)までには、FRBがインフレ指標の指針のひとつとしているPCEコアデフレーターや、11月CPIが発表されるが、果たしてインフレ改善の継続が見られ、FRBのタカ派姿勢を緩和できるかに焦点が集まる。市場は10月CPIの結果を受け、一時FRBの今回の利上げサイクルでの最終的な金利水準を4%台後半と見ていた。しかし、現状でほとんどのFRB高官が市場が想定している以上の利上げが必要になる可能性に言及している。ブラード・セントルイス連銀総裁は、10月のインフレ指標の改善を歓迎しながらも来月には簡単に再び悪化する可能性があると慎重。一方、労働市場は依然強く、消費にもかなり柔軟性があると指摘しており、利上げ姿勢を和らげる兆候はない。金融政策がまだ、十分な引き締め水準になく、さらなる引き締めが必要になると主張した。政策金利FF金利誘導目標5%‐5.25%が下限と見ており、もし、インフレが上昇し続けたら、引き締め水準は最悪で政策金利7%の引上げの可能性にも言及した。ドルも当面下値が限定的となる可能性がある。 <FA> 2022/11/18 08:29 注目トピックス 経済総合 ドル円は底値に達した可能性 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、ドル円について、『ドル円は底値に達した可能性』と述べています。続けて、『10月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)がいずれも伸び悩んでことで米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースが鈍化するとの見方が強まり、米金利が急落し、ドル売りが加速した』と伝えています。次に、『ドル円は昨日、一時137円67銭と、8月下旬以来約3カ月ぶりの安値水準まで下落した。しかし、日米の金融政策の違いからドルの下落にも限界があると見られ、急速に買い戻された。ロシア軍のミサイルが誤ってポーランドに着弾したとの報を受けてリスク回避のドル買いが強まった面もあろう』と分析しています。陳さんは、『目先のポイントは10月米小売売上高だろう。個人消費に大きな落ち込みがないと見られれば米景気は底堅いとしてドルの買い戻しにつながろう』と考察しています。また、『ドル円日足は一目均衡表の雲の下限で下ヒゲが出現して反発した格好になっている。RSIも30%を割り込んで底値に達したといえよう』と述べています。今週のレンジについては、『137~140円のレベルで値固めに入る』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月16日付「ドル円は底値に達した可能性」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/17 17:37 注目トピックス 経済総合 トルコリラ円は下落基調を強めそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『下落基調を強めそうだ』と述べています。続けて、『10月消費者物価指数(CPI)は、前年比上昇率が85.51%と24年ぶりの伸びを更新した。物価高騰にもかかわらずトルコ中銀は3カ月で3回利下げしており、インフレが一段と加速した』と述べ、『市場予想(85.60%)は若干下回った。前月比では3.54%上昇。市場予想は3.60%上昇だった。10月の生産者物価指数(PPI)は前月比7.83%上昇、前年比157.69%上昇だった』と伝えています。次に、『トルコ中央銀行は10月20日の金融政策決定会合で、政策金利を12.0%から1.5ポイント下げて10.5%に決めた。名目金利から実質金利を差し引いた実質金利は−75%に低下した。エルドアン大統領は年内に政策金利を一桁にすると発言しており、11月24日の会合では、実質金利はさらに低下しよう。そのためトルコリラは対ドルでさらに低下する可能性が高いだろう』と考察しています。また、『10月にトルコを訪問した国際通貨基金(IMF)の事務方代表団は4日、同国が直面する試練に対処するため「中央銀行の独立性を強化するとともに、政策金利を早期に引き上げることを勧告する」と発表した。「こうした動きは、インフレをより永続的に低減するのに役立つ上、準備高のバッファーを徐々に構築するのに資する」と説明した。トルコの外貨準備高は近年、市場介入により大きく減少。昨年12月の通貨危機も準備高減少の発端となった』と解説しています。さらに、『トルコ最大都市イスタンブールの中心部で現地時間13日に爆発が起きた。6人が死亡、81人が負傷したもよう』とし、『トルコ国営アナトリア通信は14日、ソイル内相の話として爆発現場のイスティクラル通りに爆発物を置いたとみられる容疑者が拘束されたと報じた。爆弾を起爆した実行犯は女で現場から逃走したとみられる。中東の衛星放送局アルジャズィーラは捜査関係者の話として、女が少数民族のクルド系だと伝えた。ソイル内相は14日、爆発には「非合法武装組織であるクルド労働者党(PKK)の関連組織が関与しているとみられる」と述べた。政治的な不安要因がリラの重石となろう』と言及しています。こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについては、『7.00円~7.40円』と予想しています。参考にしてみてくださいね。上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月15日付「トルコリラ円今週の予想(11月14日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。フィスコリサーチレポーター 花田浩菜 <FA> 2022/11/17 17:35 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.29%安でスタート、行動制限の強化などを嫌気 17日の上海総合指数は売り先行。前日比0.29%安の3110.97ptで寄り付いた後は、日本時間午前11時11分現在、0.48%安の3105.07ptで推移している。国内での新型コロナウイルス感染が再び増加していることに伴う行動制限の強化が嫌気されている。また、前日の米ハイテク株安などもマイナス材料。一方、景気対策の強化観測が指数をサポートしている。 <AN> 2022/11/17 11:17 注目トピックス 経済総合 日揮ホールディングスを対象とするコール型eワラントが上昇率上位にランクイン(17日10:01時点のeワラント取引動向) 上昇率上位は日揮ホールディングス<1963>コール59回 12月 2,550円(+68.8%)、丸井グループ<8252>コール55回 12月 3,200円(+66.7%)、日揮ホールディングス コール58回 12月 2,250円(+65.0%)、丸井グループ コール54回 12月 2,850円(+58.3%)、西日本旅客鉄道<9021>コール83回 12月 7,500円(+57.1%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/17 10:09 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米10月小売売上高、消費の堅調さ示す、FRBの利上げ後押し 米商務省が発表した10月小売売上高は前月比+1.3%と、伸びは9月0.0%から予想以上に拡大し、2月来で最大となった。変動の激しい自動車除いた小売は前月比+1.3%と、9月+0.1%から伸びが拡大し、5月来で最大。また、国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車、建材を除くコントロールグループは前月比+0.7%と9月+0.6%から伸びが鈍化予想に反し拡大し、GDPにプラスに寄与することになる。高インフレにより食料品の売り上げが伸びたほか、フロリダでのハリケーンの影響で自動車の購入が増えたことが小売り売上高を押し上げた可能性が指摘されている。消費は持ちこたえているが、一時的な要因が引き上げた可能性や消費者のクレジットカードの利用が増えていることなどは警戒される。連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ鈍化させるためにはむしろ景気減速が必要と見ている。ウォラー理事は「FRBが数回の50BPの利上げを行うことが可能」とし、利上げ継続を示唆したほか、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も4.75%‐5.25%の金利が妥当と主張。ゴールドマンサックスのエコノミストは、FRBの利上げ停止する水準を5−5.25%に引上げるなど、根強い利上げ観測にドルの下値も限定的か。 <FA> 2022/11/17 08:18 注目トピックス 経済総合 (中国)上海総合指数は0.01%安でスタート、弱い経済指標などが足かせ 23日の上海総合指数は売り先行。前日比0.01%安の3133.65ptで寄り付いた後は、日本時間午前10時45分現在、0.05%安の3132.54ptで推移している。弱い経済指標が足かせとなっている。一方、景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。また、米中首脳会談で良い方向に向かっているとの観測も支援材料となっている。 <AN> 2022/11/16 10:50 注目トピックス 経済総合 第一生命HDを対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(16日10:00時点のeワラント取引動向) 上昇率上位は第一生命ホールディングス<8750>プット153回 12月 2,100円(+36.1%)、第一生命ホールディングス プット152回 12月 1,750円(+34.5%)、第一生命ホールディングス プット154回 12月 2,450円(+30.4%)、ブリヂストン<5108>プット141回 12月 3,500円(+27.3%)、SOMPO ホールディングス<8630>プット67回 12月 4,300円(+26.3%)などとなっている。(カイカ証券) <FA> 2022/11/16 10:08 注目トピックス 経済総合 コラム【新潮流2.0】:知らんけど(マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆) ◆今年の流行語大賞にもノミネートされた「知らんけど」。流行り言葉かと思いきや、関西では昔から普通に使われてきたという。NHKのWEBサイトで、関西出身の記者と関東出身のディレクターがこんなやりとりをしている。ディレクター「関西人、この言葉めちゃくちゃ使いますよね。なんで使うんですか?」記者「そうやなあ。みんな物心ついたときに使えるようになってると思うで、知らんけど」◆関西弁に詳しい放送大学大阪学習センターの金水敏所長はこう語る。「ふだんの会話でいろんな話題が出て、盛り上がったときに『自分はこういうことをしゃべりたい』と思っていても、それほどよく知らなかったり、当事者じゃないときってありますよね。でもしゃべりたいとき、何か言っちゃうというときに『知らないんだけど』っていうことを付け足しの意味で話すというのが関西の使い方です。関西人は会話の中でさほど知らなくても情報を出したいと考える人が多いですからね」◆大阪は商人の都市として発展してきた。商売だから、とにかく情報をたくさん与えて相手からもたくさん情報をもらって、いくぶん不確かなこともとにかく情報をやり取りする。「知らんけど」がここまで定着した背景には、そうした歴史的な土壌があると金水所長は指摘する。◆しかし、この言葉に馴染んでいない人には、無責任のように聞こえることもあるだろう。最新版の「現代用語の基礎知識」(自由国民社)によれば、「知らんけど」は「文末に付けて、断定を避け、責任も回避する言い方」とある。NHKの取材に、最近大阪に引っ越してきた横浜出身の大学院生は、「確証がないなら無理してしゃべらなくてもいいと思うんですけど…」と答えている。◆不確かでも、とにかく情報を出すべきか、あるいは確証がないなら無理に伝えない方がよいか。ストラテジストの情報発信のあり方という点でも考えさせられる問題だ。例えば、僕がテレビ番組で、「日経平均は3万円になるらしいで。知らんけど」と話せば、批判が殺到するだろう。当たり前のことだが、要はTPO次第である。それは何も、「知らんけど」に限ったことではない。「ハンコを押すだけの地味な仕事」も同じである。言葉とはすべからくTPOをよく考えて使うべきだということに尽きるのである。マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆(出所:11/14配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より抜粋) <FA> 2022/11/16 09:31 注目トピックス 経済総合 NYの視点:米インフレピーク達成の兆候もFRB高官はタカ派姿勢緩めず、ドル指数200DMA割れは困難か 米労働省が発表した10月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.2%と、伸びは予想を下回った。また、9月分も+0.2%と、+0.4%から下方修正された。前年比では+8.0%と、伸びは4カ月連続鈍化し予想+8.3%も下回り昨年7月来で最低。また、変動の激しい食料や燃料を除いた10月コア指数は前月比+0%と、伸びは3カ月連続鈍化。予想も下回り、マイナスとなった2020年11月以降2年ぶり最小となった。前年比では+6.7%。伸びは3月に少なくとも2010年来で最大を更新後、7カ月連続で鈍化した。主要な背景は、燃料、油の小売りの減少で‐7.7%。長距離のトラックなどに利用される。プロフェッショナル、商業機器卸売り関連も価格が低下。一方で、アパレルの卸売り、航空関連サービスは上昇した。米インフレがピーク達成または、FRBの利上げピークも視野に入ったため長期金利が低下。一部では12月FOMCで0.5%の利上げで、FRBが利上げ完了するとの見方も広がった。ドル指数も9月に付けた115から105.34まで低下し重要な節目となる200日移動平均水準の104.90も目前となった。ドル指数は21年6月にこの水準を突破、今までこの水準を下回ることはなかった。もし、今後も指標でインフレの一段の鈍化が証明されればこの水準を割り込み、ドル安基調に転換することになる。一方でFRB高官はインフレが非常に高く利上げが依然必要とタカ派姿勢を崩していない。このため、現状でこの水準を割り込み今後、中期的なドル安入りと判断するのは困難か。 <FA> 2022/11/16 08:27

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