注目トピックス 日本株ニュース一覧
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ウェーブロックHD Research Memo(7):有利子負債の削減により、財務体質の改善が進む
■ウェーブロックホールディングス<7940>の業績動向3. 財務状況と経営指標2022年3月期末の総資産は前期末比1,836百万円減少の24,255百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では棚卸資産が984百万円増加した一方で、現金及び預金が2,920百万円、営業債権が739百万円それぞれ減少した。固定資産では主に有形固定資産が356百万円、WITを持分法適用関連会社にしたことによる持分法投資利益の計上等により投資有価証券が233百万円増加した。負債合計は前期末比1,308百万円減少の10,494百万円となった。有利子負債が869百万円減少したほか、未払法人税等が271百万円、未払消費税等が131百万円それぞれ減少した。純資産合計は前期末比528百万円減少の13,761百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上655百万円に対して、配当金支出295百万円、自己株式の取得等により984百万円が減少要因となった。経営指標を見ると、有利子負債の減少により有利子負債比率が前期末の35.2%から30.2%に低下し、自己資本比率が同54.6%から56.6%に上昇するなど、財務体質の改善が進んでいる。2022年5月にはWITの株式をすべて譲渡し、約25億円の投資有価証券売却益が発生する見込みとなっており、売却で得た資金を有利子負債の返済だけでなくM&Aを含めた成長投資に活用し、インテリア事業の譲渡で落ち込んだ収益水準を再度拡大していく戦略だ。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:07
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ウェーブロックHD Research Memo(6):アドバンストテクノロジー事業は増収、営業増益に転じ、過去最高を更新
■ウェーブロックホールディングス<7940>の業績動向2. 事業セグメント別の動向(1) マテリアルソリューション事業マテリアルソリューション事業の売上高は前期比1.4%増の16,364百万円、営業利益は同23.6%減の950百万円となった。売上高はビルディングソリューション及びインダストリアルソリューション、パッケージングソリューション、アグリソリューション、その他(輸入仕入販売品)が増収となり、リビングソリューションの減収をカバーしたことにより、3期ぶりに増収に転じた。一方、営業利益は、販促費等の販管費の削減効果208百万円や売上増による利益増60百万円があったものの、原材料価格高騰を主因とした製造原価の増加561百万円を吸収できなかった。四半期ベースの推移を見ても、第1四半期から第4四半期まで減益が続いており、期を通して原材料価格高騰の影響を受けたことが窺える。ソリューション別の動向を見ると、リビングソリューションについては、主力製品である張替用防虫網等の販売が前期に新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)を背景とした巣ごもり需要により好調だった反動で苦戦したことや、原材料価格の高騰並びに相対的に利益率の高い製品の販売が低迷したことにより収益性も低下し、売上高、利益ともに大幅減となった。ビルディングソリューション及びインダストリアルソリューションは、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種会場向けフロアシートや東京2020オリンピック・パラリンピック関連工事等の特需に加えて、建設・仮設工事向けの販売も堅調に推移した結果、増収となった。営業利益は、原材料価格の高騰や相対的に利益率の高い製品の販売が不振だったことにより、大幅な減益となった。パッケージングソリューションは、原材料価格高騰分の販売価格への転嫁を進めたほか、コロナ禍に伴う健康志向の高まりからヨーグルト関連のシート需要が堅調に推移したこともあり、増収となった。営業利益は、原材料価格の上昇により減益となった。アグリソリューションは、農業における投資意欲が回復傾向となり、土壌改良剤や遮光ネット等の資材販売が引き続き堅調に推移したほか、林業向け資材も好調に推移した結果、増収となった。営業利益は、原材料価格の高騰により減益となった。(2) アドバンストテクノロジー事業アドバンストテクノロジー事業の売上高は前期比13.2%増の4,670百万円、営業利益は同340.3%増の345百万円となった。売上高は連続増収、営業利益も3期ぶりの増益に転じ、過去最高を更新した。営業利益の増減要因を見ると、開発費や人件費の増加80百万円があったものの、金属調加飾フィルムの増収効果で196百万円、高透明二層シートの収益改善効果により150百万円の増益要因となった。利益率についても、プロダクトミックス改善効果により前期の1.9%から7.4%に上昇した。なお、第4四半期に材料の減損処理や在庫処分等の一過性の費用約84百万円を計上している。デコレーション&ディスプレー分野のうち金属調加飾フィルムは、北米の自動車メーカー向け及びインド・東南アジアの自動二輪車向け販売が好調に推移したほか、国内自動車メーカーの小型SUV向けドアハンドル販売も堅調に推移し、中国自動車メーカー向けの販売減をカバーした。この結果、売上高、利益ともに前期比で大幅増となった。なお、第4四半期に材料の減損処理、滞留在庫の処分など一過性の費用約64百万円を計上している。自動車向けの新規採用では、北米新興EVメーカーであるRivian Automotive, Inc.(以下、リビアン)のピックアップトラック「R1T」のフロント&リアにあるスキッドプレート※の表皮材として採用され、SUV車「R1S」への採用も決定した。リビアンでは環境に配慮された部品の搭載を目指しており、製造過程において環境負荷の高いメッキ加工品の代替として同社の金属調加飾フィルムが採用された。※自動車が地面と接触した際に、車体下側の損傷を防ぐための部品。高透明二層シートは、自動車用内装ディスプレー用途(CID、HUD防塵シート等)における欧米市場での新規案件獲得や既存案件の横展開が進み、販売は好調に推移した。利益面でも、製造工程の見直し等により生産効率が改善し、第4四半期に突発的な品質トラブル発生や滞留在庫の処分により約20百万円の費用を計上したものの、通期で黒字転換を果たしている。HUD用としては独フォルクスワーゲンの小型EV「ID.3」に続き、SUVタイプのEV「ID.4」にも採用が決まった。高透明で歪みが少なく、硬度、耐衝撃性、耐候性を確保したうえで安価であることが評価された。その他分野では、仕入販売品となる液晶ディスプレー用拡散板が、前期に発生した特需の反動により売上高、利益ともに減少したものの、仕入販売品となるため利益へのインパクトは軽微であった。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:06
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ウェーブロックHD Research Memo(5):原材料価格高騰の影響により、既存事業ベースで増収・営業減益に
■業績動向1. 2022年3月期の業績概要ウェーブロックホールディングス<7940>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前年同期比28.2%減の21,002百万円、営業利益で同56.4%減の649百万円、経常利益で同36.8%減の903百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同72.6%減の655百万円となった。2021年3月期末にインテリア事業をサンゲツに譲渡したことによる。なお、既存事業の2021年3月期参考値との比較で見ると、売上高で4.1%増、営業利益で8.4%減、経常利益で5.2%減、親会社株主に帰属する当期純利益で5.3%増となった。既存事業ベースの営業利益増減要因を見ると、アドバンストテクノロジー事業が金属調加飾フィルムや高透明二層シートの増収等により267百万円の増益となった一方で、マテリアルソリューション事業が原材料価格高騰の影響等により292百万円の減益となり、全体で59百万円の減益となった。また、会社計画比では売上高で3.0%上回った一方で、営業利益は13.4%下回った。売上高はマテリアルソリューション事業、アドバンストテクノロジー事業とも計画をやや上回ったものの、営業利益は原材料価格高騰の影響を強く受けたマテリアルソリューション事業が計画比120百万円下回ったことが未達要因となった。なお、原材料価格の指標となるナフサ価格の平均価格(2021年1月-12月)は、前期実績の32,800円/kl、期初想定の35,000円/klに対して50,200円/klまで上昇した。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:05
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ウェーブロックHD Research Memo(4):安定収益構造をベースに、新規事業・新市場の開拓に注力
■会社概要3. SWOT分析ウェーブロックホールディングス<7940>の経営を取り巻く外部環境と経営の現状について、SWOT分析で簡便表に表した。なお、SWOT分析とは、企業が組織の経営ビジョンや戦略を企画立案する際によく用いる経営分析手法の1つで、企業を取り巻く外部環境についての「成長機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」、企業が固有に持つ「強み(Strength)」と「弱み(Weakness)」を4つに区分してまとめたものである。外部環境面での成長機会としては、注力事業であるデコレーション&ディスプレー分野において自動車外装・内装分野での潜在的な需要が大きく、これらを開拓することで事業拡大が期待できること、また、現在は売上高比率で1割強の水準にとどまっている海外市場での成長が期待できる点にある。アドバンストテクノロジー事業だけでなくマテリアルソリューション事業において、アジア圏内の各地域に即した農業の生産性向上に資する事業展開等も進めていく予定にしている。一方でリスク要因としては、原油価格が高騰した場合、主要原材料価格の指標となるナフサ価格が上昇し利益率が低下するリスクがあるほか、防虫網や建築資材、産業資材、食品用パッケージなどは国内市場に依拠しているため、人口減少等により国内市場が縮小するリスクが挙げられる。同社が固有に持つ強みとしては、複数の素材と加工技術の「組み合わせ」と「仕組み」により、新たな付加価値を創出し市場を開拓していくソリューション提案力があること、事業領域が住宅、農業、建設、自動車など幅広い分野にわたっているため、特定の業界の好不況に左右されない安定した収益ポートフォリオを形成していること、収益基盤の強化及び成長のために必要となる組織再編やM&A等を機動的に行える体制を構築していることなどが挙げられる。一方で課題は、マテリアルソリューション事業の拡大を図るための新市場の開拓や新規ビジネスの育成が挙げられる。加えてマテリアルソリューション事業では、自社の得意分野や優位性のある分野を見極め、製品だけでなくサービスや営業力で差別化を図ることで、原材料価格の動向に左右されにくい事業への転換を進めていく方針だ。言い換えれば、価格転嫁を許容してもらえるだけの競合優位性の高い製品、あるいはサービスの提供が可能な事業へと変革し成長を目指していくことにしている。また、アドバンストテクノロジー事業においては、売上規模がまだ小さいこともあり、主要取引先からの受注変動によって収益が変動するリスクのある点が挙げられる。加えて、金属調加飾フィルムの製造拠点となる古河工場及び名古屋工場のキャパシティに限りがあるため、事業を一段と拡大していくためには工場の移転や海外生産拠点の開設または生産委託などが今後の検討課題になってくると考えられる。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:04
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ウェーブロックHD Research Memo(3):マテリアルソリューション事業とアドバンストテクノロジー事業を展開
■会社概要2. 事業内容ウェーブロックホールディングス<7940>は複数の素材(樹脂、繊維、紙、金属等)と各種加工技術(接着、溶着、ラミネート、表面加工、印刷、エンボス加工、編織、蒸着、発泡等)を「組み合わせる」ことで生み出される様々な付加価値製品(農業用及び建設・工事用シート、防虫網、食品トレー容器用シート、金属調加飾フィルム等)の製造・販売を各グループ会社で展開している。事業セグメントとしては、インテリア事業を譲渡したため、2022年3月期よりマテリアルソリューション事業及びアドバンストテクノロジー事業の2つの事業セグメントで構成されている。2022年3月期の構成比を見ると売上高、営業利益ともにマテリアルソリューション事業が7割強を占める主力事業となっている。(1) マテリアルソリューション事業マテリアルソリューション事業では、独自技術による高品質な各種合成樹脂製品(シート、フィルム、メッシュ、ネット等)を建設資材、住宅資材、産業資材、農業資材、日用雑貨、食品包材等の幅広い分野に向け販売しており、業界別・製品群別にビルディングソリューション、インダストリアルソリューション、パッケージングソリューション、リビングソリューション、アグリソリューションの5つのソリューションに営業組織を分けることで、市場の変化に対応した最適なソリューションを提供している。同事業を担うイノベックスの主力生産拠点は古河工場(茨城県)、編織製品については静岡県にあるダイオ袋井工場やダイオ掛川工場で加工生産している。また、その他として、中国やタイの子会社を通じた仕入販売なども行っている。a) ビルディングソリューション主な製品として、工事用シート・メッシュといった仮設建設資材や、土木・林業資材として利用される植生網、防草フェンス、また、間仕切用資材となるカーテン・シートシャッター等を提供している。主な販売先は、仮設リース会社や代理店、商社となる。b) インダストリアルソリューション主な製品として、建物内で火災が発生した際に煙が拡散するのを防ぐ不燃シートである防煙垂壁や、レインウェア等の原材料として衣料用に特殊配合したシート等を提供している。主な販売先は代理店や商社、加工メーカー等となる。c) パッケージングソリューション乳製品、菓子、コンビニエンスストア等の弁当容器など各種食品用パッケージから電子部品用パッケージまで幅広い製品を提供している。合成樹脂を原料とし、顧客ニーズや用途に合わせて賞味期限を延ばす高機能素材や特許技術による環境配慮素材などを用いた製品を開発・提供している。主な販売先は食品メーカーや容器メーカー等となる。d) リビングソリューション網戸用の替え網(防虫網)や住宅廻りのネット資材、サッシと組み合わされた網戸として住宅等に設置される防虫網、農園芸用の被覆資材、関連商品などを、主にホームセンターやサッシメーカー向けに販売している。防虫網では国内シェア約7割とトップシェアを握っており、その他の製品についても高シェアを有している。防虫網や園芸用ネット、遮光網等に関しては売上の季節変動が大きく(例年3月から8月がピーク)、また、その年の天候状況によっても需要が大きく変化するため、ホームセンターでは在庫管理が難しい商材として位置付けられている。このため、同社は静岡県内にあるイノベックスの工場敷地内の3分の2を倉庫スペースに充て、生産を通年で平準化しながら在庫を一定量イノベックスで保持しておくことで、シーズンインに向けた顧客店舗への大量発送及び急な受注にも対応可能な物流体制を構築している。ここ数年は海外から競合する低価格商品が入ってくるものの、こうした物流体制は構築できておらず品切れが発生することも多い。製品の品質の高さもさることながら、こうしたサポート体制が充実していることも、同社が高いシェアを維持している要因と考えられる。e) アグリソリューション主に農業用向け製品として、遮光・遮熱ネット、防虫網や、保温シート等の各種被膜資材、土壌改良材など幅広く提供している。主な販売先は大手種苗・農薬メーカー、農業資材卸専門店等となる。(2) アドバンストテクノロジー事業アドバンストテクノロジー事業は、デコレーション&ディスプレー分野(金属調加飾フィルム、高透明二層シート)、コンバーティング分野、その他に分けられる。金属調加飾フィルムは、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに特殊金属を蒸着させ、耐候性を保つために表面側にPMMA(アクリル樹脂)シート、下面側にABSフィルムを重ね、ドライラミネート工法※により貼り合わせた6層構造となっている。同フィルムは平面的な形状だけでなく、異型押出成形やフィルムインサート成形、真空成形など様々な加工技術を用いることで立体的な形状にすることも可能となっている。メッキ加工品とは異なり、錆びず、車体の軽量化に寄与するなど環境負荷が小さいだけでなく、電波並びに光の透過性が高いこと、成型性、意匠性にも優れるといったメリットを持つことから、自動車の内外装品向けに採用が拡がっているほか、自動二輪車や家電・雑貨向けの部品内外装向けに製造販売している。※基材となるフィルムに接着剤を塗布し、乾燥炉で乾燥させた後、別のフィルムと圧着して貼り合せる加工方法。自動車向けでは国内だけでなく中国や欧米、韓国、南米、ロシア等で販売実績があり、米国には2018年、欧州には2019年に現地に販売子会社を設立し、営業活動を強化している。自動二輪向けでは、エンブレム用としてインドや東南アジアで採用されている。製造拠点は古河工場と名古屋工場の2拠点体制で、フィルムを製造する前工程を古河工場で、シート成型加工を行う後工程を名古屋工場で担当している。金属調加飾フィルムのうち、自動車外装用の競合としてはオランダの大手化学メーカーであるAkzo Nobel N.V.(アクゾノーベル)が挙げられる。また、金属調加飾フィルムの製法には同社やAkzo Nobelのような金属蒸着法を採用している企業と、転写を採用している企業等がある。転写は量産性に優れるためコストが低いものの、耐候性が弱く自動車の外装用としては別途ハードコートが必要となる場合が多い。高透明二層シートについては、2021年3月期にスマートフォン筐体向けから撤退し、現在は光学特性の高さや歪みの少なさ、防塵特性等の強みを生かして内装ディスプレイの大型化が進む車載分野(センターインフォメーションディスプレイ(以下、CID)やヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)向け等)での拡販に注力している(同分野では三菱ガス化学<4182>が最大手)。コンバーティング分野には、医療用湿布の不織布印刷や離型フィルムへの印刷・シリコン処理加工等が含まれ、安定収益源となっている。また、その他として液晶ディスプレー向けの拡散板や食品包材向け開封テープ等の仕入販売を行っている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:03
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ウェーブロックHD Research Memo(2):M&A戦略により事業基盤の強化と領域拡大を進める樹脂加工メーカー
■会社概要1. 会社沿革ウェーブロックホールディングス<7940>は、1964年に糸強化プラスチックシートに関する製法特許「ウェーブロック」技術をイタリアから導入するために、日商(株)(現 双日<2768>)、日本カーバイド工業<4064>、丸登化成工業(株)(現 龍田化学(株))の3社が均等出資して設立した日本ウェーブロック(株)が起源となる。ウェーブロック製法とは、2枚のプラスチックフィルムの間に合成繊維の糸を波状(wave)に複数配列し、接着固定(lock)してサンドイッチ構造にする製法のことであり、同製法で作られた樹脂加工シートは、伸縮性を持つと同時に物理的強度も大幅にアップするといった特長がある。1960年代当時、農業分野で使用されていたビニル製品は強度が弱く破れやすいという課題があったことから、創業者である木根渕弘水(きねぶちひろみ)氏が、同分野においてウェーブロック製品のニーズがあると見て農業用雨合羽から技術導入を図り、その後、その特性を生かせる分野としてビニルハウスやレインコート、産業用資材等へと市場の裾野を広げながら、事業を拡大していった。1979年には壁紙ベースメーカーとして壁紙業界に参入したほか、1980年に現在のアドバンストテクノロジー事業の礎となる金属蒸着ポリエステルフィルム等の複数の素材を組み合わせた多層ラミネートシートの製造販売を開始するなど、創業者の強力なリーダーシップにより事業の多角化を進めながら成長を続け、1990年には日本証券業協会の店頭売買銘柄(東証JASDAQ)に登録、株式公開を果たした。2003年4月に創業者の長男で前代表取締役社長であった木根渕純(きねぶちじゅん)氏に経営がバトンタッチされると、成長戦略の1つとしてM&Aも活発に取り組んでいくことになる。2003年以降のM&Aや経営改革の取り組み状況について見ると、2003年12月に防虫網トップメーカーのダイオ化成(株)の株式を取得し連結子会社化したほか、2005年4月には機動的な経営判断や組織再編を行えるようにするため純粋持株会社体制に移行し、既存事業は新たに設立した日本ウェーブロック(株)に移管した。2006年4月にはインテリア事業強化のため、同業のヤマト化学工業(株)(現 WIT)を連結子会社化し、2008年4月にグループ内のインテリア事業を統合する。また、2010年4月には日本ウェーブロックからアドバンストテクノロジー事業を分離し、(株)ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーとして独立させたほか、2013年4月には産業資材及び包材事業の製販分離を実施し、販売機能を(株)イノベックス(2013年2月設立)に吸収するとともに、ダイオ化成の産業資材の営業部門についてもイノベックスに統合した。2019年1月にはダイオ化成の営業・購買・管理部門をイノベックスに集約し、イノベックスの子会社としてダイオ化成(編織の製造)及び日本ウェーブロック(産業資材・包材の製造)を配置する組織再編を実施し、編織事業と産業資材・包材事業を統合して新たにマテリアルソリューション事業として組織化し、2020年4月にダイオ化成、日本ウェーブロックをイノベックスに吸収統合し、イノベックスが同事業における製販一体の子会社となっている。また、アドバンストテクノロジー事業においても、高透明二層シートの製造販売を行っていた(株)シャインテクノを同年4月にウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーに吸収統合し、一体化している。海外市場への展開としては、アドバンストテクノロジー事業で2012年に韓国に販売子会社を設立したことに続き、2018年に米国、2019年にドイツにそれぞれ販売子会社を設立し、主に自動車分野をターゲットに営業活動を推進している。また、編織事業の製造機能強化のため2012年に中国に合弁会社を設立したほか、2013年にはグループのアジア地域における商社機能強化を目的に香港に子会社を設立した。さらに、2018年にはASEAN地域における事業の活動強化を目的としてタイに子会社を設立している。なお、同社は2009年3月にウェーブロックインベストメント(株)による同社株式の公開買い付けを実施、同年7月に株式を非上場化し、2017年4月に再度、東証第2部に上場している(現在は東証スタンダード市場)。非上場化を決断した背景には、原材料価格の高騰や海外製品との競争激化により収益環境が厳しくなるなかで、将来の収益の柱と成り得る新規事業を育成していくため、短期的な業績動向にとらわれず中長期的な視野に立った経営戦略を実行する体制を整備していく必要があったこと、また、当時の主要株主から保有株の売却意向を受けていたことなどが挙げられる。非上場化以降、2017年に再上場を果たすまでに、前述した組織再編等も進めながら経営基盤の強化を図ってきた。また、2021年3月にWITの株式の51%をサンゲツに譲渡し、主力事業の1つであったインテリア事業を切り離した。サンゲツはインテリア商社の最大手で、インテリア事業の主要取引先として2015年に資本業務提携を締結、同社の筆頭株主でもあったが、双方の協議によりインテリア事業を譲渡することとし、資本業務提携も併せて解消した。2022年5月には残りのすべての株式を譲渡し、WITの株式売却で得た資金を活用して成長が見込めるアドバンストテクノロジー事業や新規事業への投資、M&A資金等に投下し、企業価値の向上に取り組んでいく方針となっている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:02
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ウェーブロックHD Research Memo(1):自動車向けに採用が相次ぐ金属調加飾フィルムの成長に注目
■要約ウェーブロックホールディングス<7940>は、防虫網や農業用、建設資材用各種シート等のマテリアルソリューション事業と、金属調加飾フィルムを中心としたアドバンストテクノロジー事業を展開する樹脂加工メーカーである。2021年3月に主力事業の1つであったインテリア事業(住宅用壁紙)を主要取引先のサンゲツ<8130>に譲渡し、成長事業への投資を積極化することで成長を目指す方針を明らかにした。なお、東京証券取引所(以下、東証)の市場再編に伴い、2022年4月よりスタンダード市場に移行している。1. 2022年3月期の業績概要2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比28.2%減の21,002百万円、営業利益で同56.4%減の649百万円となった。インテリア事業を譲渡したことが主因で、既存事業ベースとの比較では売上高で同4.1%増、営業利益で同8.4%減となった。アドバンストテクノロジー事業は、デコレーション&ディスプレー分野(金属調加飾フィルム、高透明二層シート)の売上が海外自動車メーカー向けの新規採用もあって好調に推移し増収増益となったが、マテリアルソリューション事業は原材料価格高騰の影響により収益が悪化し減益となった。2. 2023年3月期の業績見通し2023年3月期の連結業績は、売上高で前期比16.2%増の24,400百万円、営業利益で同9.2%減の590百万円を見込んでいる。アドバンストテクノロジー事業はデコレーション&ディスプレー分野の成長により増収増益が続くものの、原材料価格高騰の影響を受けるマテリアルソリューション事業で減益が続く見通し。原材料価格の指標となるナフサ価格については、70,000~80,000円/kl(前期は50,200円/kl※1)を前提としている。また、新規事業となる地中熱ビジネス※2の拡大に向けて、2022年4月に建設会社の(株)エイゼンコーポレーションを完全子会社化した。今後、エイゼンコーポレーションを元請会社として地中熱ビジネスの設計から施工までを手掛けるシステムインテグレータとして事業を拡大していく方針で、2023年3月期は同ビジネスで400百万円の売上を見込む。また、金属調加飾フィルムは米国の電気自動車向けで採用が相次いでおり、2023年3月期も好調に推移する見通しだ。なお、2022年5月に持分法適用関連会社である(株)ウェーブロックインテリア(現 クレアネイト(株)、以下WIT)の全株式をサンゲツに譲渡し、投資有価証券売却益約2,528百万円を特別利益として計上する見込みとなっている。※1 2021年1月~12月の平均値。※2 独自技術による高効率地中熱交換システム「ヒートクラスター(R)」の設計・施工・販売事業。高効率のため従来工法よりも井戸の掘削本数が少なく済み、設備投資費用を抑制できる点が長所。3. 中期経営計画2021年6月に発表した中期3か年計画では、成長事業と位置付けているアドバンストテクノロジー事業や地中熱ビジネスに積極的な投資を行うことで、業績を成長軌道に乗せていく方針を打ち出した。2024年3月期の業績目標としては、売上高24,500百万円、営業利益1,260百万円を掲げている。2年目となる2023年3月期の業績は当初計画(売上高23,100百万円、営業利益940百万円)を利益面で下回る見通しだが、アドバンストテクノロジー事業や地中熱ビジネスについては順調に進んでおり、評価できる。金属調加飾フィルムは米国でのさらなる売上拡大が見込まれるほか、地中熱ビジネスはビニルハウス農園や建物等の空調システムの省エネ化ソリューションとして需要開拓を進めていく。地中熱ビジネスの普及に取り組むことで農業の生産性向上を支援していくほか、アグリソリューション分野とのシナジー効果も期待されることから、今後の展開が注目される。■Key Points・M&A戦略により事業基盤の強化と領域拡大を進める樹脂加工メーカー、環境関連ビジネスも展開・2023年3月期は原材料価格の高騰により減益が続く見込みだが、戦略事業への投資と既存事業の収益体質改善に取り組む・自動車向け金属調加飾フィルムや農業・建設向け地中熱ビジネスの成長に注目(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2022/06/20 15:01
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(14時台)~CSP、パラベッドがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [6月20日 14:31 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<8141> 新光商 775000 56500 1271.68% 5.72%<2971> エスコンJPN 14802 1111.2 1232.07% -11.24%<7080> スポーツフィ 376500 63960 488.65% 12.08%<7359> 東京通信 2208100 456040 384.19% 11.82%<1456> 225ベア 112278 33595.2 234.21% 1.11%<8892> 日本エスコン 362700 108960 232.87% -3.94%<3695> GMOリサーチ 68400 22920 198.43% 1.59%<9274> 国際紙パルプ 2873300 1002160 186.71% -7.19%<1597> MXSJリート 141830 51712 174.27% -0.81%<3904> カヤック 177000 65680 169.49% 2.54%<4596> 窪田製薬HD 11897900 4731480 151.46% 31.06%<3328> BEENOS 1303800 523560 149.03% 3.87%<1822> 大豊建 238500 99340 140.08% 0.45%<2039> 原油ベア 436415 181986.8 139.81% 4.54%<7808> CSランバー 25400 11200 126.79% -4.86%<2590> DyDo 36500 16320 123.65% -2.73%<6862> ミナトHD 117100 54920 113.22% -2.33%<8473> SBI 4689000 2204500 112.70% -5.59%<9740>* CSP 58300 27960 108.51% 4.86%<9014> 新京成 31100 14920 108.45% -2.19%<3482> ロードスター 566800 278380 103.61% 5.25%<7011> 三菱重 10102900 5057340 99.77% -9.45%<4588> オンコリス 218200 110760 97.00% -6.5%<6961> エンプラス 50700 25880 95.90% -5.05%<6226> 守谷輸送機工業 256300 134280 90.87% -6.31%<6996> ニチコン 800000 421820 89.65% -4.74%<3856> エーバランス 633100 338800 86.87% 10.8%<7817>* パラベッド 137700 73820 86.53% 1.4%<8129> 東邦HD 228800 123220 85.68% 4.05%<3315> 日本コークス 5032300 2713780 85.44% -5.79%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<CS>
2022/06/20 14:50
注目トピックス 日本株
ホシザキ---反発、今後の業績改善などを評価して米系証券が買い推奨
ホシザキ<6465>は反発。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「オーバーウェイト」、目標株価を10000円でカバレッジを再開している。経済活動再開に伴う外食産業関連のモメンタム回復、値上げ政策への期待、生産体制や販売ネットワークの強化による海外事業の安定成長期待などを評価ポイントとしている。不適切な取引問題などを受けて市場評価が大きく下がっている状況下、再エントリーの好機と捉えている。
<YN>
2022/06/20 14:06
注目トピックス 日本株
オプティム---「Optimal Biz」など複数サービスが、新たに「IT導入補助金2022」対象ツールに認定
オプティム<3694>は17日、経済産業省が管轄する「IT導入補助金2022」において、MDM・PC管理サービス「Optimal Biz」ならびに、AIを活用した契約書管理サービス「OPTiM Contract」、AI画像解析サービス「OPTiM AI Camera」「OPTiM AI Camera Enterprise」が、補助対象のITツールとして認定されたことを発表した。「IT導入補助金2022」は中小企業・小規模事業者等を対象とした補助金の制度。自社の課題やニーズに沿ったサービスやソリューション、サービスを導入する事業者に対して、導入費用の一部を補助し、業務の効率化や売上向上をサポートすることを目的としたもの。
<ST>
2022/06/20 14:05
注目トピックス 日本株
イード---Web3領域に特化したファンド、アクセラレータ「Arriba Studio」に投資実行
イード<6038>は17日、Web3やNFT領域の起業家を支援するファンド、アクセラレータのArriba Studioに初期投資家として投資実行したと発表。Arriba Studioでは、国内のベンチャーキャピタルや事業会社では投資・保有が難しいとされるWeb3スタートアップが発行するトークンへの投資・所有をはじめとした支援活動をおこなう。また、国内外で経験豊富なメンバーによる海外拠点開設、事業グロース、人材採用や組織設計、トークンエコノミクスの設計、調達やEXIT・上場などに深く関与していくとしている。すでに国内ブロックチェーン開発大手double jump.tokyoや、ゲームギルド世界最大手YGGの日本市場向けプロジェクト、YGG Japanなど複数の投資先への支援を開始している。同社は、Web3を投資の重点領域と捉え、今回の出資を通じて、最先端の動向把握に努め、国内外の有力なWeb3スタートアップとの協業を模索し、自社メディアの成長につなげていくとしている。
<ST>
2022/06/20 14:03
注目トピックス 日本株
ファブリカコミュニケーションズ---AIを活用した与信システムの事業化に向けた基本合意及びトライアル開始
ファブリカコミュニケーションズ<4193>は16日、H.I.F.と、両社のリソースを活用し中古車購入におけるAIを活用した新たな与信サービスの提供に向けた協議・検討を行うことで基本合意書を締結し、トライアルを開始することを発表した。同社は中古車販売店向けに販売業務を支援するクラウドサービス「symphony」を自社で開発・販売している。中古車販売店は「symphony」の利用により自動車の購入・維持・利用・売却に関わるさまざまなサービスを消費者へワンストップで提供可能となる。H.I.F.は事業会社、金融機関、Fintech企業にAIを活用した与信審査、債権保証、債権流動化、請求代行を展開すると共に、最近では家賃保証、敷金保証という個人向けのサービスを提供することで、企業、個人へ「適切な与信付与により将来の可能性を拡げる」為のソリューションを展開している。今回の基本合意により同社が有する顧客基盤と、H.I.F.の独自のAI与信審査モデルを用いて、サービス提供及び本共同事業の事業化に向けたトライアルをスタートさせることとなった。
<ST>
2022/06/20 14:01
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(13時台)~新光商、東京通信などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [6月20日 13:31 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<8141> 新光商 729700 56500 1191.50% 6.88%<7359> 東京通信 2050100 456040 349.54% 11.82%<7080> スポーツフィ 225800 63960 253.03% 8.51%<1456>* 225ベア 108601 33595.2 223.26% 1%<8892> 日本エスコン 344000 108960 215.71% -3.94%<3695> GMOリサーチ 65900 22920 187.52% 2.94%<1597> MXSJリート 141530 51712 173.69% -1.35%<9274> 国際紙パルプ 2624800 1002160 161.91% -5.19%<4596> 窪田製薬HD 11897900 4731480 151.46% 31.06%<3904>* カヤック 158200 65680 140.86% 3.05%<3328> BEENOS 1209400 523560 131.00% 3.82%<2039> 原油ベア 412088 181986.8 126.44% 4.4%<1822> 大豊建 221900 99340 123.37% 0.57%<7808> CSランバー 23700 11200 111.61% -4.45%<6862> ミナトHD 113900 54920 107.39% -2.09%<2590> DyDo 33800 16320 107.11% -2.93%<9014>* 新京成 29700 14920 99.06% -1.87%<8473> SBI 4252800 2204500 92.91% -6.06%<3315> 日本コークス 4874800 2713780 79.63% -4.96%<7011> 三菱重 9051900 5057340 78.99% -8.82%<4588> オンコリス 195900 110760 76.87% -6.69%<6226> 守谷輸送機工業 236500 134280 76.12% -5.98%<3856> エーバランス 591400 338800 74.56% 10.92%<1695> 小麦 1445400 837880 72.51% -6.09%<3482>* ロードスター 476200 278380 71.06% 6.54%<6961>* エンプラス 43500 25880 68.08% -4.61%<6996>* ニチコン 707700 421820 67.77% -4.97%<4240>* クラスターT 87100 51920 67.76% -4.99%<8129> 東邦HD 204500 123220 65.96% 4.73%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<FA>
2022/06/20 13:52
注目トピックス 日本株
ゲンダイAG---急伸、自社株買い発表により需給改善期待高まる
ゲンダイAG<2411>は急伸。4月18日の年初来高値を更新している。発行済み株式数の6.57%に当たる90万株、3.5億円を上限とする自己株式の取得実施を発表しており、当面の需給改善や1株当たりの価値向上が期待される形になっている。取得期間は6月20日から23年3月24日まで。資本効率の改善を通して、株主価値の増大に寄与につなげることを目的としている。
<YN>
2022/06/20 13:20
注目トピックス 日本株
三菱自動車---堅調、国内新車値上げに踏み切ると伝わる
三菱自動車<7211>は堅調。今秋に国内で新車の値上げに踏み切ると報じられている。PHVの「アウトランダーPHEV」の2モデルを値上げし、値上げ幅は3%弱となるもよう。同車種は5月の国内販売台数の3割を占めているようだ。資源高や円安により高騰する原材料価格の転嫁につなげる。モデルチェンジ以外での自動車価格引き上げは国内で異例とされており、収益確保に向けた積極的な取り組みとして評価の動きが優勢に。
<YN>
2022/06/20 13:15
注目トピックス 日本株
サンオータス---急落、前期業績の下振れ着地をネガティブ視
サンオータス<7623>は急落。先週末に22年4月期決算を発表。営業利益は2.9億円で前期比37.1%増となったが、3月11日に上方修正(2.4億円→3.2億円)した水準は下回る着地となった。また、23年4月期は3億円で同3.5%増と増益率が鈍化する見通し。従来の前期見通しを下回る水準にあり、ネガティブな反応が強まる格好に。先週末にかけて決算期待で株価が上昇していた反動も強まっているようだ。
<YN>
2022/06/20 12:56
注目トピックス 日本株
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、東エレクと信越化の2銘柄で約144円押し下げ
20日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり28銘柄、値下がり196銘柄、変わらず1銘柄となった。日経平均は大幅続落。428.32円安の25534.68円(出来高概算6億1328万株)で前場の取引を終えている。先週末17日の米株式市場でNYダウは38.29ドル安と続落。連日の急落を受けた下げ過ぎ感から買い戻しが先行。ただ、景気後退懸念に伴う原油価格の急落などが警戒され重しとなった。また、株価指数先物、オプション、個別株オプションの3つのデリバティブ取引の決済が重なるトリプルウィッチングに伴うテクニカルな取引を背景に終日上下に振れ、結局NYダウは小幅安で終了。一方でハイテク株には買い戻しが入り相場を下支え、ナスダック総合指数は+1.43%と反発した。週明けの日経平均は193.62円高と26000円を回復してスタート。しかし、寄り付きをこの日の高値に失速すると、間もなくして26000円を再び割り込んだ。朝方大きく上昇していた時間外取引のナスダック100先物が上げ幅を縮めると、その後はじりじりと下げ幅を広げる展開が続き、下げ幅は400円を超えた。値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は信越化<4063>となり、2銘柄で日経平均を約144円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは三菱重<7011>で10.31%安、同2位はINPEX<1605>で9.81%安だった。一方、値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はKDDI<9433>となり、2銘柄で日経平均を約31円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは協和キリン<4151>で2.05%高、同2位はソフトバンクGで2.01%高だった。*11:30現在日経平均株価 25534.68(-428.32)値上がり銘柄数 28(寄与度+63.20)値下がり銘柄数 196(寄与度-491.52)変わらず銘柄数 1○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<9984> ソフトバンクG 4884 96 +20.24<9433> KDDI 4397 54 +11.39<4503> アステラス薬 2013 35 +6.15<6098> リクルートHD 3772 52 +5.48<6367> ダイキン工 19900 135 +4.74<4151> 協和キリン 2881 58 +2.04<7203> トヨタ自 2073.5 10.5 +1.85<7270> SUBARU 2479 45 +1.58<4523> エーザイ 5150 41 +1.44<7269> スズキ 4080 36 +1.27<7267> ホンダ 3276 15 +1.05<4324> 電通グループ 4250 25 +0.88<4578> 大塚HD 4384 24 +0.84<7832> バンナムHD 9158 19 +0.67<4452> 花王 5175 16 +0.56<4506> 住友ファーマ 1033 14 +0.49<3659> ネクソン 2715 7 +0.49<4502> 武田薬 3565 13 +0.46<8802> 三菱地所 1945 12.5 +0.44<9434> ソフトバンク 1472.5 8 +0.28○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<8035> 東エレク 44880 -3160 -111.05<4063> 信越化 15320 -955 -33.56<9983> ファーストリテ 67610 -870 -30.57<6857> アドバンテス 6900 -370 -26.01<6954> ファナック 20125 -430 -15.11<6762> TDK 4125 -125 -13.18<2413> エムスリー 3380 -105 -8.86<6971> 京セラ 7065 -112 -7.87<6988> 日東電 8890 -220 -7.73<8058> 三菱商事 4218 -202 -7.10<4021> 日産化 6030 -200 -7.03<6301> コマツ 2994 -180 -6.33<6976> 太陽誘電 4795 -175 -6.15<6758> ソニーG 11045 -170 -5.97<6305> 日立建機 3055 -170 -5.97<8031> 三井物産 3029 -165 -5.80<9735> セコム 8001 -163 -5.73<8015> 豊田通商 4440 -155 -5.45<4568> 第一三共 3016 -44 -4.64<9766> コナミHD 7530 -130 -4.57
<CS>
2022/06/20 12:26
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(10時台)~窪田製薬HD、CSランバーなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [6月20日 10:58 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<8141> 新光商 566700 56500 903.01% 7.47%<2971> エスコンJPN 8753 1111.2 687.71% -15.64%<7359> 東京通信 1506400 456040 230.32% 4.55%<1597>* MXSJリート 140730 51712 172.14% -1.09%<8892> 日本エスコン 290400 108960 166.52% -4.59%<3695> GMOリサーチ 56400 22920 146.07% 0.12%<7080> スポーツフィ 155600 63960 143.28% -5.11%<4596>* 窪田製薬HD 10533400 4731480 122.62% 27.33%<3328> BEENOS 1004800 523560 91.92% 1.83%<9274> 国際紙パルプ 1898000 1002160 89.39% -10.58%<6862> ミナトHD 102900 54920 87.36% -2.56%<7808>* CSランバー 18400 11200 64.29% -4.18%<6226>* 守谷輸送機工業 201200 134280 49.84% -5.98%<3856> エーバランス 501200 338800 47.93% 10.92%<3315> 日本コークス 3745200 2713780 38.01% -5.79%<4550> 日水薬 205400 149580 37.32% 0%<2039> 原油ベア 245582 181986.8 34.94% 4.69%<1786> オリエンタル白石 486600 363640 33.81% -2.12%<2590> DyDo 21600 16320 32.35% -2.93%<4588>* オンコリス 146500 110760 32.27% -6.3%<8473>* SBI 2859900 2204500 29.73% -5.16%<4406>* 新日本理化 256100 198160 29.24% -1.19%<1822> 大豊建 128300 99340 29.15% 0.57%<2038>* 原油ブル 2454220 1920587 27.78% -10.66%<4837> シダックス 926500 730560 26.82% -1.41%<8011> 三陽商 52000 41500 25.3% -2.69%<7821> 前田工繊 68200 56280 21.18% 2.75%<3681>* ブイキューブ 2034600 1710400 18.95% 2.25%<7011>* 三菱重 5968700 5057340 18.02% -9.72%<1695>* 小麦 988700 837880 18% -6.16%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<ST>
2022/06/20 11:20
注目トピックス 日本株
窪田製薬ホールディングス---「Kubota Glass」を米国で販売開始
窪田製薬ホールディングス<4596>は20日、同社の100%子会社のクボタビジョン・インク(米国ワシントン州)が開発している「Kubota Glass」を米国で販売開始したことを発表した。「Kubota Glass」の販売は、初期段階は、取り扱い眼科病院でのみ販売を行い、取り扱い眼科病院では、アフターケアを含めた「Kubota Glass」の処方全般を行う予定である。現時点では、複数の眼科製薬・医療機器企業の臨床試験・製品開発に参加している実績を持つ眼科専門の研究所でもあるManhattan Vision Associates(米国ニューヨーク州)での取り扱いが確定している。同社は、今後も「Kubota Glass」の取り扱い眼科病院を増やすことで販路を拡大しつつ、将来的には、個人が直接購入できる仕組みを整えていく方針である。
<ST>
2022/06/20 11:16
注目トピックス 日本株
ロードスター ---大幅反発、一部の営業利益増加ランキングでトップに
ロードスター<3482>は大幅反発。一部において、売上高300億円以下の中堅上場企業「NEXT Company」を対象とした22年度営業利益増加額ランキングが掲載されている。同社は増加額が15.36億円の見通しで第1位にランキングされている。物件売買の実績を武器に参入した資産管理事業が軌道に乗りつつあると紹介されている。業績成長性の高い中小型株として、見直しの動きが強まる流れになっているようだ。
<ST>
2022/06/20 11:13
注目トピックス 日本株
ブイキューブ---大幅続伸、NTTのテレワークへの取り組みを材料視
ブイキューブ<3681>は大幅続伸。NTTでは、主要7社の従業員の半分となる約3万人を原則テレワークとし、勤務場所は自宅やサテライトオフィスなどにすると伝わっている。全国のどこでも居住して勤務できる制度はヤフーなど一部のIT企業が導入しているが、伝統的な大企業ではこれまで前例がなかった。新型コロナ感染の沈静化で今後のテレワーク需要に対する懸念も強まりつつあったが、NTTの取り組みが他の企業にも波及するとの期待も優勢に。
<ST>
2022/06/20 11:05
注目トピックス 日本株
JAL---大幅反発、7月にEBITが単月黒字化へと報じられる
JAL<9201>は大幅反発。社長インタビュー報道が伝わっており、7月にEBITが単月で黒字に転じる見通しが明らかにされている。本業のもうけを示す損益の黒字化は新型コロナ感染拡大前の2020年2月以来となるようだ。水際対策の緩和に伴って、国際線が想定を上回る回復となっているもよう。「オミクロン型」の感染拡大で当初の黒字化目標達成はずれ込んでいたが、今後の順調な収益回復を期待する動きにつながる形へ。
<ST>
2022/06/20 10:37
注目トピックス 日本株
新光商---大幅反発、高水準の自社株買い実施を発表
新光商<8141>は大幅反発。先週末に高水準の自己株式取得実施を発表しており、買いインパクトにつながっているもよう。発行済み株式数の12.47%に当たる450万株、30億円を取得上限としており、取得期間は6月20日から23年3月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを取得目的としている。同社では2月から5月にかけても、10億円を上限とする自社株買いを行った実績。
<ST>
2022/06/20 10:19
注目トピックス 日本株
INPEX---大幅続落、先週末の原油相場は7%近い下落に
INPEX<1605>は大幅続落。先週末のNY原油相場では、7月限WTI先物価格が前日比6.8%安と大幅に下落しており、同社や石油資源など石油関連株の売り材料につながっている。欧米各国の中央銀行による金融引き締めの動きが、今後の世界景気の減速につながっていくとの懸念が強まっており、エネルギー需要の減少を警戒する売りが優勢となっているもよう。
<ST>
2022/06/20 10:12
注目トピックス 日本株
今週のマーケット展望「日経平均予想は25500~27000円」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。リスクオフムードで先週の相場は大きく荒れ、日経平均も急激な下落をみせました。週明けの今朝はその反動もあり、反発して始まっていますね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、6月20日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。まず広木さんは、先週の相場について、『先週のダウ平均は週間で1,504ドル安と大荒れの1週間となった。日経平均は週間で1,861円下落し、5月12日以来、およそ1ヶ月ぶりに2万6000円を下回る安値に沈んだ。欧米株安に連動したものだが、その背景には米連邦準備理事会(FRB)の27年ぶりとなる0.75%という大幅利上げに続き、英イングランド銀行が利上げを発表、スイス国立銀行も市場予想に反して約15年ぶりの利上げに踏み切るなど、「利上げドミノ」ともいうべき状況があった』と振り返り、『それが、市場が一気にリスクオフに傾いた理由である』と言及しています。しかしながら、『年初来の下落率を見ると、S&P500は弱気相場入りとされる20%を超えているのに対して、TOPIXはまだ7.8%にとどまっている(6月17日時点)』として、『かつては米国株に比べ弱さが目立っていた日本株だが、最近は反対に日本株の下げ渋りが顕著である。その理由は6月10日付けのレポートに記した通りである。中でも、日本はインフレを前向きに捉えられる世界で唯一の国であるという点が大きいと考えられる』と見解を述べています。また、今週は『金融政策イベントが一巡し、主な経済指標の発表も少ない』とのこと。そんな中で唯一の注目材料と言えるのが『FRBのパウエル議長の議会証言だ』として、『パウエル議長は22日に上院で、23日には下院でそれぞれ半年に一度の議会証言を予定している』とスケジュールを伝えています。これについて、『市場では「米国のインフレは容易に抑えられず、景気を犠牲にしつつ利上げが長期化する可能性が高い」との指摘がある。急速な金融引き締めに伴う景気後退への懸念が改めて強まり、先週は東京市場でも自動車株や鉄鋼株といった景気敏感株を中心に売りが出た』と解説しています。ただ、『市場はインフレと景気後退という、通常であれば背反する事象を同時に恐れているところがあり、そこに矛盾がある』と広木さんはみているようで、『景気がスローダウンすればそれ自体がインフレ抑制に働く。冷静なのはやはり金利のマーケットだ。米国の長期金利は再度3.5%目前まで急上昇する場面があったが、3.4%台をピークに低下傾向に転じている。今の局面では長期金利の動きがすべてのカギを握る。引き続き注視したい』と見解を述べています。参考にしてみてくださいね。山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。フィスコマーケットレポーター 山崎みほ
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2022/06/20 09:54
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(9時台)~新光商、東京通信などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [6月20日 9:33 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<8141* 新光商 318400 56500 463.54% +8.87> 新生銀 5178300 691580 648.76% 12.3%<7359* 東京通信 896800 456040 96.65% +5.05> アドウェイズ 1164800 206740 463.41% 5.21%<2971* エスコンJPN 1781 1111.2 60.28% -7.97> オンリー 147900 45260 226.78% -0.13%<3695* GMOリサーチ 30700 22920 33.94% +6.50> 日理化 1371100 432200 217.24% 6%<9274* 国際紙パルプ 1290100 1002160 28.73% -9.38> エイチーム 342400 118820 188.17% 5.02%<7080* スポーツフィ 80800 63960 26.33% -0.20> シルバーライフ 115400 41840 175.81% -10.89%<4550* 日水薬 145600 149580 -2.66% +0.12> カラダノート 210200 82400 155.1% 3.58%<8892* 日本エスコン 105500 108960 -3.18% -1.97> フリービット 282700 111740 153% 9.53%<8544* 京葉銀 247300 260420 -5.04% +0.86> ブレインズ 250100 101220 147.09% -3.13%<1786* オリエンタル白石 327500 363640 -9.94% -0.85> 住石HD 774100 369180 109.68% 2.22%<8011* 三陽商 36100 41500 -13.01% -1.17> ギグワークス 381000 182400 108.88% -11.57%<4575* CANBAS 3229500 3720420 -13.20% +16.99> 神島化 155000 75880 104.27% 9.02%<2590* DyDo 14000 16320 -14.22% -2.42> 黒谷 130100 64080 103.03% -4.02%<3328* BEENOS 440100 523560 -15.94% +9.01> イーグランド 66000 34200 92.98% 5.03%<8005* スクロール 162800 197200 -17.44% -0.23> 大真空 213800 111100 92.44% 11.53%<1822* 大豊建 80000 99340 -19.47% +1.02> 金連動 17180 9152 87.72% -0.7%<9902* 日伝 24500 31120 -21.27% -1.12> 上場NSQA 103280 55362 86.55% -0.82%<3856* エーバランス 259500 338800 -23.41% +11.84> イトクロ 300300 174460 72.13% -11.21%<6862* ミナトHD 41600 54920 -24.25% -0.70> 上場米国 101010 59480 69.82% -0.93%<7821* 前田工繊 40400 56280 -28.22% +4.10> オハラ 332600 209000 59.14% 8.97%<4125* 三和油化工業 70600 98820 -28.56% +5.46> 広済堂 2124400 1436500 47.89% 10.68%<8739* スパークス G 176400 249320 -29.25% +3.97> HEROZ 69200 49060 41.05% -4.94%<8155* 三益半導 28700 42140 -31.89% -4.06> セルソース 104300 75360 38.4% 11.05%<2039* 原油ベア 120467 181986.8 -33.80% +2.93> 鳥貴族 227800 167640 35.89% 7.46%<8928* 穴吹興産 12800 19820 -35.42% -0.44> エネクス 269700 209200 28.92% 1.95%<7792* コラントッテ 41600 64840 -35.84% +3.68> GTS 302600 237040 27.66% 5.65%<4837* シダックス 460200 730560 -37.01% +1.76> One東証REIT 3230 2554 26.47% -0.64%<8129* 東邦HD 77100 123220 -37.43% +5.73> アセンテック 135000 107140 26% -8.48%<8163* SRSHD 71800 115380 -37.77% -0.24> ヤマウラ 155600 123800 25.69% 0.75%<3315* 日本コークス 1667700 2713780 -38.55% -3.31> SPDR500 11734 9454.4 24.11% -0.81%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
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2022/06/20 09:48
注目トピックス 日本株
【IPO】ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>---初値は878円(公開価格950円)
ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>の初値は公開価格7.6%下回る878円となった。初値形成時の出来高は28万9200株だった。
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2022/06/20 09:18
注目トピックス 日本株
【IPO】ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>---売り気配、本日東証スタンダード市場に新規上場
本日、ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>が東証スタンダード市場へ上場した。現在、公開価格である950円に買いが約9万株、売りが約26万株、差し引きでは約17万株となっている。
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2022/06/20 09:03
注目トピックス 日本株
コマツ、スクエニHD◆今日のフィスコ注目銘柄◆
コマツ<6301>スウェーデンで植林向けの器具を開発・製造する「ブラッケフォレスト社」を買収すると発表したと報じられている。建設機械の先に取り付ける植林用器具の品ぞろえや技術を充実させて、成長分野と位置づける林業向けの事業を強化するようである。株価は6月9日につけた3570円を高値にマドを空けての調整を見せていた。ボリンジャーバンドは+2σ突破から先週末には-1σまで下げており、買われ過ぎシグナルは解消されている。スクエニHD<9684>6月1日につけた6520円をピークに調整を継続しているが、先週までの下げで75日線に到達してきたことから、いったんは自律反発狙いの動きを想定。一目均衡表では雲上限に接近してきたほか、遅行スパンは実線に近づくなか、陰転シグナル発生を拒否する動きを見せてくるかが注目されよう。ボリンジャーバンドでは-2σまでの調整を見せており、売られ過ぎが意識される。
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2022/06/20 08:40
注目トピックス 日本株
ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比150円高の25930円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>、オリンパス<7733>、日東電<6988>が堅調な半面、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>、富士通<6702>、セコム<9735>が冴えないなど、対東証比較(1ドル135.02円換算)で高安まちまち。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の25930円。ダウ平均は38.29ドル安の29,888.78ドル、ナスダックは152.25ポイント高の10,798.35で取引を終了した。連日の急落を受けた下げ過ぎ感から買い戻しが先行し、寄り付き後上昇。ただ、金利が再び上昇したことや原油価格の下落が警戒され重しとなった。また、連休を控えた調整や株価指数先物、オプション、個別株オプションの3つのデリバティブ取引の決済が重なるトリプルウィッチングを巡るテクニカルな取引を背景に終日上下に振れ、NYダウは小幅安で終了。一方でハイテク株に買い戻しが見られ相場を支えた。17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円43銭まで弱含んだのち、135円43銭まで上昇し、134円99銭で引けた。この日発表された5月米設備稼働率と5月米鉱工業生産が予想を下回ったため、ドルは弱含んだが、日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りが強まり、一段高となった。ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.0445ドルまで下落し、1.0496ドルで引けた。米債利回りの上昇に伴うドル買いが強まった。17日のNY原油先物8月限は反落(NYMEX原油8月限終値:107.99 ↓7.26)。■ADR上昇率上位銘柄(17日)<7733> オリンパス 20.3ドル 2741円 (59円) +2.2%<6479> ミネベア 34.54ドル 2332円 (44円) +1.92%<8267> イオン 16.85ドル 2275円 (41.5円) +1.86%<6361> 荏原 19.86ドル 5363円 (93円) +1.76%<6976> 太陽電 149.45ドル 5045円 (75円) +1.51%■ADR下落率上位銘柄(17日)<6753> シャープ 1.89ドル 1021円 (-40円) -3.77%<3401> 帝人 10.16ドル 1372円 (-42円) -2.97%<8411> みずほFG 2.2ドル 1485円 (-35円) -2.3%<8031> 三井物 466.05ドル 3146円 (-48円) -1.5%<8309> 三井トラスト 3.02ドル 4078円 (-60円) -1.45%■その他ADR銘柄(17日)<1925> 大和ハウス 22.52ドル 3041円 (-5円)<1928> 積水ハウス 17.07ドル 2305円 (4.5円)<2503> キリン 15.64ドル 2112円 (5.5円)<2802> 味の素 22.16ドル 2992円 (-2.5円)<3402> 東レ 11.15ドル 753円 (3.3円)<3407> 旭化成 15.46ドル 1044円 (0.5円)<4523> エーザイ 37.9ドル 5117円 (8円)<4901> 富士フイルム 50.95ドル 6879円 (24円)<4911> 資生堂 37.03ドル 5000円 (-15円)<5108> ブリヂストン 18.72ドル 5055円 (1円)<5201> AGC 7.21ドル 4867円 (-33円)<5802> 住友電 10.85ドル 1465円 (14円)<6301> コマツ 23.46ドル 3168円 (-6円)<6479> ミネベア 34.54ドル 2332円 (44円)<6503> 三菱電 20.78ドル 1403円 (1円)<6645> オムロン 49.44ドル 6675円 (7円)<6702> 富士通 23.95ドル 16169円 (-86円)<6723> ルネサス 4.68ドル 1264円 (2円)<6758> ソニーG 84ドル 11342円 (127円)<6762> TDK 31.66ドル 4275円 (25円)<6902> デンソー 26.95ドル 7278円 (19円)<6954> ファナック 15.22ドル 20550円 (-5円)<6988> 日東電 33.96ドル 9171円 (61円)<7201> 日産自 7.79ドル 526円 (1.8円)<7202> いすゞ 11.47ドル 1549円 (9円)<7203> トヨタ 153.95ドル 2079円 (16円)<7267> ホンダ 24.35ドル 3288円 (27円)<7270> SUBARU 8.99ドル 2428円 (-6円)<7733> オリンパス 20.3ドル 2741円 (59円)<7741> HOYA 86.85ドル 11726円 (96円)<7751> キヤノン 23.85ドル 3220円 (9円)<7974> 任天堂 52.15ドル 56330円 (-30円)<8001> 伊藤忠 54.07ドル 3650円 (-5円)<8002> 丸紅 98.3ドル 1327円 (0円)<8031> 三井物 466.05ドル 3146円 (-48円)<8053> 住友商 13.52ドル 1826円 (-7.5円)<8267> イオン 16.85ドル 2275円 (41.5円)<8306> 三菱UFJ 5.39ドル 728円 (-3.1円)<8309> 三井トラスト 3.02ドル 4078円 (-60円)<8316> 三井住友 5.81ドル 3922円 (-56円)<8411> みずほFG 2.2ドル 1485円 (-35円)<8591> オリックス 84.89ドル 2292円 (5.5円)<8604> 野村HD 3.63ドル 490円 (0.1円)<8766> 東京海上HD 55.05ドル 7433円 (-16円)<8802> 菱地所 14.36ドル 1939円 (6.5円)<9202> ANA 3.6ドル 2430円 (20円)<9432> NTT 28.38ドル 3833円 (22円)<9735> セコム 15.05ドル 8128円 (-36円)<9983> ファーストリテイ 50.65ドル 68388円 (-92円)<9984> ソフトバンクG 17.77ドル 4799円 (11円)
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2022/06/20 08:23