みんかぶニュース コラムニュース一覧
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ネットプロ、「NP後払い」の拡大余地大きく中期成長に期待
ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>は2月24日安値500円を底に反発基調を継続しており、中期的な成長期待を背景に当面、戻りを試す動きが期待できよう。
同社は、後払い決済(BNPL)サービス大手。主力の「NP後払い」は通販やeコマース事業者を対象とした後払い決済サービスで、20年にわたり蓄積した与信ノウハウ・ネットワーク資産を活用した事業展開に強みがある。
足もとは、国内eコマース市場の拡大や非クレジットカード決済における利用率の向上を背景に「NP後払い」の成長が続いており、第3四半期累計(21年4月~12月)のGMV(取扱高)は前年同期比8.2%増の3571億円を計上。特にBtoB ECやSaaSなどのBtoB分野が伸長しており、中小企業における新たな決済手段として拡大余地が大きいことを考慮すると、今後の成長力も強いだろう。
また、23年3月期上期をメドに「NP後払い」とBtoC向け会員制決済サービス「atone」のシステムを一本化する予定であることにも注目したい。加盟店は、サービスごとのシステム開発負荷を削減することが可能になり、両サービスを一度に導入することが可能になる。これにより幅広いユーザー層の獲得が可能になるとみられ、同社の中期的な成長に貢献しよう。
22年3月期は上場準備費用の計上などで減益見通しだが、23年3月期は連結営業利益11億円強を見込む調査機関もある。なお、決算発表は5月13日を予定している。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/20 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=コメ兵HD、中古高級ブランド市場が大活況
コメ兵ホールディングス<2780.T>は4月6日に2030円の年初来高値を形成後に調整局面に移行しているが、1800円近辺は押し目買いチャンスとみて強気に対処したい。名古屋を本拠地として宝石、貴金属、時計、バッグなどのリユース事業を展開、ロレックスなどの高級時計をはじめ中古高級ブランド市場が活況を極めるなか、とりわけ業界大手の同社に吹く追い風が強い。人工知能(AI)を活用した真贋判定ソフトを開発した効果もあって、取扱量が一段と拡大しており、足もとの業績は絶好調に推移している。
22年3月期はトップラインが高水準の伸びを示しており、これをベースに営業利益は前の期比5倍の29億5000万円を見込んでいる。株価は25日移動平均線近辺で売り買いを交錯させているが、同移動平均線を足場に早晩、上昇転換する公算が大きい。11倍近辺のPERに割高感はなく、2000円台での活躍が期待される。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/19 10:00
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<注目銘柄>=アイドマHD、中小企業DX支援で注目
アイドマ・ホールディングス<7373.T>に注目したい。同社は営業デジタルトランスフォーメーション(DX)ツールの開発・活用支援や就労支援サイトなどを運営。特に中小企業のDX支援で実績があり、業績は順調に拡大している。同社の第2四半期(21年9月~22年2月)の連結営業利益は前年同期比2.0倍の9億5200万円と好調。22年8月期通期予想の12億円(前期比44.6%増)は14億円近くへ増額期待がある。
同社は昨年6月に旧東証マザーズにIPOし、今年4月からはグロース市場に上場している。中小企業のDX化市場は大きく成長性は高い。株価は昨年11月に高値をつけた後は調整しているが、ここは絶好の拾い場だ。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/18 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ローランド、円安メリットを享受し3期連続最高益更新へ
ローランド<7944.T>に注目したい。同社はピアノやドラムなど電子楽器の専業で海外展開に強みを持つ。コロナ禍を背景とした巣ごもり需要を捉え、21年12月期の連結営業利益は110億9300万円(前の期比55.9%増)と初めて100億円の大台を達成した。22年12月期の会社側計画では、電子ピアノが半導体不足などの影響を受けるものの116億円とした。会計基準の変更により前期比はないものの、従来の会計基準では124億円(前期比11.8%増)と実質3期連続で最高益を更新する見込み。足もとではピアノ需要大国の中国が「ゼロコロナ」政策によるロックダウン実施に伴い、引き続き巣ごもり需要が見込まれるほか、会社側の想定為替レート1ドル=113円に対して実勢15円近い円安に振れており、円安による収益メリットも期待できる。
株価は3月9日につけた年初来安値3650円から順調な戻り足をみせているが、指標面からはPER13倍台、配当利回り3.6%台と割高感がなく一段の上値が期待される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/15 10:04
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<注目銘柄>=ギフトHD、既存店好調で通期業績に増額余地
ギフトホールディングス<9279.T>はラーメン店の運営やプロデュース事業を展開。3月14日に発表した22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の8億1600万円となり、上半期計画の9億6000万円に対する進捗率は85.0%に達している。
同期間に直営店6店舗の新規出店(純増)を行ったことや、グループがプロデュースする店舗数が10店舗の純増となったことなどが寄与。時短協力金を補助金収入として計上したことも利益を押し上げた。2月と3月の既存店売上高(全営業日ベース)が前年実績を上回って推移しているのもあり、上半期及び通期の業績増額余地が大きいといえそうだ。
株価は4月6日に直近高値2625円をつけたあとは上げ一服となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/14 10:00
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<注目銘柄>=鳥貴族HD、既存店プラス転換で業績回復に期待
鳥貴族ホールディングス<3193.T>は、業績回復への期待感から中長期視野での仕込み場と考えたい。
3月11日に発表した第2四半期累計(21年8月~22年1月)連結決算は、営業損益が18億5600万円の赤字で着地した。前期第3四半期から連結決算に移行したため前年同期との比較はないものの、コロナ禍の長期化で緊急事態宣言解除以降も深夜営業を見送っていた影響から売上高が実質減収となった。また、コスト管理の徹底などにより昨年11、12月はそれぞれ単月で営業黒字となったものの、1月21日以降のまん延防止等重点措置の影響により第2四半期(11~1月)では営業赤字で着地した。
会社側では引き続き22年7月期通期業績予想は未定としているが、まん延防止等重点措置の解除を受けて、19年7月期以来となる直営店の新規出店を再開するほか、新規事業の「TORIKI BURGER」の2号店を3月に出店するなど事業再構築に向けた取り組みの実施で業績は回復が期待できる。昨年12月以降、既存店売上高が4カ月連続で前年実績を上回っていることも注目だ。22年7月期はまだ営業赤字は残るとみられるものの、23年7月期は4月28日からの価格改定効果がフルに寄与することもあり、10億円以上の営業黒字を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/13 10:01
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<注目銘柄>=トレンダ、SNSネットワークで業績成長路線走る
トレンダーズ<6069.T>の押し目形成場面は買いのチャンス。株価が4ケタ大台を割り込んだ水準は買い向かってみたい。女性層を対象に化粧品や美容関連製品などを、SNSインフルエンサーネットワークを活用して紹介しマーケティング支援を行う。また、美容メディアMimiTV配信による販売促進も同社の強みとなっている。
業績はM&A戦略の寄与などもあり急拡大。21年3月期に前の期比倍増の伸びを達成した営業利益は、22年3月期も前の期比14%増の5億2000万円予想と2ケタの伸びを見込んでいる。更に23年3月期以降も2ケタ利益成長路線を走る公算が大きく、中期的にみても上値余地は十分といえる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/12 10:00
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<注目銘柄>=リンテック、最高益基調で割安顕著
リンテック<7966.T>に注目したい。同社は粘接着素材の大手で、半導体・電子部品関連が業績を牽引している。2月には22年3月期通期の連結営業利益予想を210億円から220億円(前の期170億3000万円)に増額修正した。半導体製造用や積層セラミックコンデンサー用テープなどが好調で11期ぶりに最高益を更新する見込みだ。円安も追い風であり、22年3月期は230億円前後へ上振れして着地するとの観測も出ている。
半導体や電子部品向け需要の伸びは23年3月期も続くとみられ、同利益は250億円前後と連続最高益が見込める。株価はPER10倍、PBR0.8倍前後と割安。調整場面は絶好の拾い場で再び上昇基調が期待できる。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/11 10:00
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<注目銘柄>=ブシロード、イベント再開やNFT参入など期待材料続く
ブシロード<7803.T>に注目したい。同社は自社IP(知的財産)を強みにゲームやグッズの企画・販売を手掛けるほか、音楽ライブやプロレスといったイベント運営も展開。3月にライブ動画配信のSHOWROOM(東京都渋谷区)と資本・業務提携しており、NFTなど新分野への参入を積極化させる姿勢を示している点はポイントとなる。
直近決算の22年6月期上期(21年7月~22年12月)業績は、アニメ・ゲーム関連商品の販売が引き続き好調で、特にトレーディングカードゲーム部門の海外売り上げが大きく伸びた。同期間の営業利益は17億300万円となり、通期計画(22億円)に対する進捗率は8割近い水準に達している。新型コロナウイルスの感染状況を巡り先行き不透明なことから大型イベントの利益を保守的に見込んでおり、これを理由に通期予想は据え置いている。
株価は2月24日につけた年初来安値1074円を底に出直り基調をたどっており、政府のイベント支援策検討が伝わった4月6日には大幅高で200日移動平均線の上に顔を出した。ウィズコロナに向けた動きは今後いっそう強まっていくとみられ、これを追い風に息の長い上昇相場が続くことになりそうだ。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/08 10:01
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<注目銘柄>=ERIHD、新設住宅着工戸数の増加などが追い風
ERIホールディングス<6083.T>は建築・土木分野における専門的な第三者検査機関として多分野にわたるサービスを提供。足もとでは新設住宅着工戸数や非住宅建築物着工面積の増加が追い風となっている。
3月30日に発表した22年5月期第3四半期累計(21年6月~22年2月)の連結経常利益は15億6900万円(前年同期は8600万円)で着地し、通期計画の16億6000万円に対する進捗率は94.5%に達した。確認検査及び関連事業、住宅性能評価及び関連事業、ソリューション事業がいずれも増収となったほか、建築物エネルギー消費性能適合性判定業務も伸びている。
株価は3月31日に年初来高値1615円をつけ、その後は一服商状となっているが、4月1日には25日線と75日線のゴールデンクロスが実現。PERには割安感もあり、仕切り直しが期待される。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/07 10:00
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<注目銘柄>=りたりこ、障害者雇用増で事業環境良好
LITALICO<7366.T>は、3月15日安値2188円を底に反発基調にあるが、まだ序盤であり上値余地は大きそうだ。
同社は、就労を目指す障害者向けの就労支援サービスと、発達障害などを抱えた子供への学習面などの支援が主な事業。障害に対する認識の広がりなどを背景に障害者数及び特別支援学級や通級に通う児童の数がともに増加傾向にあることに加えて、法定雇用率の引き上げで障害者雇用数も増加している。事業環境は良好で、中長期的な業績拡大が期待できよう。
また、同社が開発した教材や社内で蓄積されたデータなどを業界全体に広げるプラットフォーム事業へのニーズも強く、同事業が成長加速フェーズ入りしていることにも注目したい。22年3月期は会社側では実質前の期比47.9%増の営業利益25億円を見込むが、市場予想では1億円前後の上振れを見込む。23年3月期は、調査機関によっては34億円を予想するところもあり、増益継続への期待は大きい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/06 10:00
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<注目銘柄>=荏原、最高益更新基調を評価
荏原<6361.T>に注目したい。同社は国内最大手のポンプメーカーで、シリコンウエハーの表面を研磨する半導体CMP装置では世界2位の実績を誇る。半導体向け需要が好調で21年12月期の連結営業利益は前の期比63.4%増の613億7200万円と最高益を更新。配当も大幅増となった。22年12月期の同利益は前期比7.5%増の660億円の予想だが、市場には700億円前後への増額観測が出ている。
軟調相場のなか業績拡大期待が膨らみ、株価は逆行高基調を強め2000年以来の高値圏にある。原油価格の上昇は石油関連プラント向けポンプ需要などには追い風となる。株価は7000円乗せから一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/04 10:00
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<注目銘柄>=トプコン、業績好調で出直り相場本番へ
トプコン<7732.T>に注目したい。同社はグローバルに事業展開する精密機器メーカー 。特に、建機の自動運転などICT(情報通信技術)自動化施工では世界的シェアを誇り、業績は順調に推移している。
同社は1月28日、22年3月期の連結営業利益予想を125億円から135億円(前の期比2.0倍)へ上方修正した。部材不足や物流費上昇などのマイナス要因が顕在化したものの、それをカバーする格好で測量機や制御システムなどを扱う「ポジショニング事業」が欧米の活発な住宅・インフラ投資を追い風に需要が好調だ。また、眼科向け医療機器などの「アイケア事業」も第3四半期累計の業績は赤字から黒字へ転換した。為替が円安で推移していることも追い風となっている。
全体相場が軟調に推移するなか、低迷が続いた株価も1600円近辺へ出直り基調にある。業績好調を評価するのはこれからであり、先行き昨年11月高値2185円を目指す展開が期待できる。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/04/01 10:00
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<注目銘柄>=トリケミカル、強気の中計で需要の強さを確認
トリケミカル研究所<4369.T>は、3月15日安値2113円を底にした反発基調を強める展開となっている。
同社は半導体製造の際に用いる高純度化学材料を主力に事業を展開。3月15日に本決算及び25年1月期を最終年度とする中期経営計画を発表したが、新中計は前中計(24年1月期に営業利益29億1000万円目標)を大幅に上回る最終年度に営業利益44億円を目標としており、同社への需要の強さが確認できる。特に次世代半導体に向けた新材料ニーズ・高性能化の需要が継続しており、同社でも次世代新規材料の量産を見据えた体制作りを進めているところだ。
23年1月期は、メモリー半導体の生産設備が高い稼働率を維持するほか、顧客が投資を進めてきたロジック半導体の新生産設備も立ち上がることから、半導体材料の需要は引き続き好調が見込まれ、営業利益34億円(前期比14.2%増)を見込む。これに対し、23年1月期営業利益38億円、24年1月期同45億円を予想する調査機関もあり、業績拡大期待は強い。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/30 10:00
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<注目銘柄>=松田産業、貴金属市況高騰が追い風
松田産業<7456.T>に注目したい。同社は貴金属リサイクルのリーディング企業。ウクライナ危機の影響もあり、金や銀価格が上昇するなか、同社の業績には強い追い風が吹いている。22年3月期の連結営業利益は前期比51.8%増の122億円と14期ぶり最高益の見通しだが、市場には130億円前後へ今期3回目となる増額修正観測が出ている。来期の同利益は140億円前後と連続最高益が見込める。
業績は絶好調状態だが、全体相場の低迷もあり株価は上値が押さえられた割安水準にある。今期予想連結PERは7倍前後、連結PBR0.9倍台と割安感は顕著だ。今後、3000円回復から一段高を目指す展開が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/28 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エプコ、省エネ事業など大手との合弁会社通じた取り組みに期待
エプコ<2311.T>は、3月7日安値650円を底に出直り基調をみせてきた。同社は、給排水設備を中心とした住宅設備の設計・コンサルが主力。東京電力グループと2017年に合弁会社TEPCOホームテックを設立し、太陽光発電システムや蓄電池などの省エネ設備の設置工事も展開している。
22年12月期は9%増収、営業5%増益の見通し。建材価格高騰などによる新設住宅市場への影響を想定しているものの、省エネ設備に対するニーズ増加やデジタル技術を活用した新規事業の業績貢献を見込んでいる。純利益は大幅減の予想だが、これは前期に計上したENECHANGE<4169.T>株の一部売却に伴う特別利益の反動によるもの。
配当予想は前期から据え置きの32円で、足もと利回りは4%超と高水準。同社は東電グループとの合弁のほか、2月には三井物産<8031.T>との間で住宅業界向けクラウドサービスの提供を目的とする合弁会社を設立しており、今後の業容拡大に向けた期待はいっそう高まる。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/25 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ロランドDG、円安メリットが見込める割安銘柄
ローランド ディー.ジー.<6789.T>は海外での売上高比率が高く、円安メリットが見込める銘柄としてマークしたい。会社側では22年12月期通期の連結経常利益予想を前期比20.0%増の73億円としているが、想定為替レートは1ドル=113円、1ユーロ=128円であることから業績の上振れ余地が大きいといえそうだ。
同社は業務用プリンター大手で、歯科用加工機なども手掛けている。今期のプリンター事業は、屋内・屋外広告の出力需要の回復に伴い、ハードウェア及びサプライ品の売り上げ増加を想定。デンタル事業もデジタル化が進む新興国地域の販売強化と院内ラボを持つ歯科クリニックへの積極展開などにより増収を見込んでいる。
足もとの株価は下値を切り上げる展開で、チャート上では25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っている状況。PERは8.0倍前後と割安感もある。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/24 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=シュッピン、時計事業好調でもう一段の上方修正の可能性も
シュッピン<3179.T>は、昨年10月19日につけた昨年来高値1390円更新が視界に入ってきた。
2月7日に発表した第3四半期累計(21年4~12月)決算は、営業利益が23億3100万円(前年同期比99.8%増)と好調だった。特に時計事業が好調で、ロレックスの買い取りを強化し商品ラインアップを拡充したことがユーザーの支持を集めているほか、市場価格の上昇も寄与した。従来は店舗販売が中心だったが、最近では認知度が向上し、EC売上高も順調に拡大している。
一方のカメラ事業も動画投稿用の機材として購入する人が増加していることに加えて、AIMD(AIによる中古カメラ販売・買取価格の自動アシストシステム)やワン・トゥ・ワンマーケティングの活用で順調に売り上げを伸ばしている。全体の月次売上高も1月が前年同月比69.9%増、2月が同18.6%増と順調だ。
会社側では22年3月期通期業績予想について、1月17日に上方修正したが、足もとの月次売上高が好調に推移していることを考慮するともう一段の上方修正の可能性もある。22年3月期営業利益を30億円強、23年3月期を同34億円と見込む調査機関もあり、成長期待を織り込む動きが続きそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/23 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=モバファク、NFT関連の有力株として浮上
モバイルファクトリー<3912.T>は目先戻り足を強めているが、早晩4ケタ大台を地相場とした強調展開が見込まれる。同社はスマートフォン向けに位置情報機能を活用した「位置ゲーム」で実績が高く、主力の「駅メモ!」シリーズなどで需要開拓が進んでいる。
また、昨年7月からNFT販売用プラットフォーム「ユニマ」を開始しマーケットの耳目を集めた。これは動画・楽曲・アートなどデジタルデータをNFT化して販売までをワンストップで行えるもので、世界的に市場が広がり始めたメタバース分野でも、今後同社の存在感が高まりそうだ。
22年12月期の業績予想について会社側は非開示ながら、増収増益の公算が大きく、営業利益は2ケタ増益も視野に入りそうだ。NFT関連の有力株としての見方が浸透すれば、持ち前の人気素地が開花する可能性は高い。昨年4月には1823円の高値を形成しているだけに、時価1000円近辺は値ごろ感が漂う。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/22 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ヨシックス、2期ぶりの復配を評価
ヨシックスホールディングス<3221.T>に注目したい。同社は本格職人握り居酒屋「や台ずし」や280円均一の「ニパチ」など低価格設定の居酒屋チェーンを展開。21年3月期期末の店舗数327店、売上高96億9700万円に対して、中期的には500店舗、売上高300億円を目指している。昨年10月には関東に地盤を持つ店舗内装会社を買収し、これによりグループ外顧客との取り引きを強化するとともに、首都圏におけるスピーディーかつ低コストの出店が可能となった。
新型コロナウイルス対策として実施されてきた「まん延防止等重点措置」解除も決定されたことから、同社を含めコロナ禍の影響を大きく受けた飲食関連銘柄には追い風が期待できる。15日に、22年3月期末に12円の配当を実施する2期ぶりの復配を発表。先行きはフシ目の2500円を突破し3000円を目指す展開が期待される。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/18 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=アルチザ、通信事業者による5Gの研究開発や設備投資が追い風
アルチザネットワークス<6778.T>はモバイルネットワークソリューション(移動体通信関連)が主力事業。国内大手通信事業者が2020年3月に5Gの商用サービスを開始し、積極的な研究開発や設備投資を続けていることが追い風となっている。
こうしたなか、3月3日には22年7月期通期の連結経常利益予想を従来の8億8400万円から13億8400万円(会計基準変更のため前期との比較なし)に上方修正。売上高予想は従来通り45億円で据え置いたが、採算面で寄与度の高いモバイルネットワークソリューションの国内向け販売でソフトウエア製品の占める割合が上昇し、売上総利益が増加することが利益面に寄与するとしている。
株価は3月4日に直近高値1380円をつけたあとは上げ一服商状となっているが、足もとでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入り、仕切り直しの様相となっている。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/17 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=バイセル、toC販売強化による利益率改善に期待
BuySell Technologies<7685.T>が、2月24日安値2163円を底に出直り基調へと向かい始めている。
同社は、着物や貴金属などの高価格品を自宅に訪問して買い取り、買い取った商品を古物市場やオークションで卸販売している。2月14日に発表した21年12月期連結業績は、22年12月期以降のtoC販売比率向上を狙った在庫の戦略的な繰り越しで売上高は247億8900万円(前の期比67.9%増)と計画(252億円)未達となったものの、経常利益は22億9500万円(同2.5倍)と計画(22億円)を上回って着地した。
22年12月期業績予想は、足もとで出張買取へのニーズが高まっていることから人材採用を大幅に増やす予定だが、toC販売強化による利益率改善が期待でき、売上高325億円(前期比31.1%増)、経常利益30億4000万円(同32.4%増)を見込む。24年12月期に売上高465億円、経常利益60億円を目指す中期経営計画を進行中だが、バイセル単体とタイムレス社の既存事業のオーガニック成長による目標数字で過大感はなく、達成は十分に可能だろう。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/16 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=星和電、多孔質炭素材料開発と指標面でも超割安圏で見直しへ
星和電機<6748.T>の500円絡みは底値買い対象として面白そうだ。同社は高速道路の情報表示システムをはじめとする情報機器のほか、プラント関連の防爆照明機器、また電磁ノイズを遮断する製品の開発などを手掛け、高い技術力に定評がある。
今年1月に岡山大学や関西学院大学などと共同で多孔質炭素材料の開発に成功したと発表した。同材料は電気二重層キャパシタの電極に用いることで高容量化を実現、今後はエネルギー貯蔵デバイス電極材料や燃料電池触媒担体の開発につながるものとして、期待がかかっている。
株価はこの発表を受けて急騰したが、その後は全体相場の波乱もあって“往って来い”の状態となっている。しかし、時価予想PERが7倍台で、PBRは0.5倍前後と超割安圏にあり、テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが接近しているタイミングにあるだけに、ここは買い好機に映る。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/15 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=野村総研、調整一巡から再浮上機運
野村総合研究所<4307.T>に注目したい。同社はシステム構築大手で、金融や流通に強みを持つ。ウクライナ危機による地政学リスクからの影響は小さく、株価には再評価機運が膨らんでいる。デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の拡大で22年3月期の連結営業利益は前期比31.3%増の1060億円と最高益の見込み。23年3月期の同利益も1180億円前後と連続増益が予想されている。
軟調相場が続くなか、同社株も昨年12月の5170円から2月安値3685円まで3割近い下落を経て、反発機運が強まっている。DX関連の有力株として調整一巡からの反騰が見込め、再び5000円を目指す展開に移ろう。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/14 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=ワイエイシイ、好業績・割安で好チャートも光る
ワイエイシイホールディングス<6298.T>に注目したい。年初からの全体下げ相場に抗し、チャートの形も崩れていない。同社は各種自動化機器の中堅で、直近10日には人工透析装置や自動紙包装機など新製品3品を2022年度から本格投入することを明らかにしており、今後の業績貢献への期待が高まる。
今年1月に22年3月期営業利益見通しの上方修正を発表し、前期比2.5倍の18億円を予想。足もと、サプライチェーンの混乱や部材・物流費高騰の影響があるものの、引き続き半導体や自動車、5G分野向けの旺盛な需要を背景に業績は好調だ。あわせて配当予想の増額も発表し、年36円(前期20円)とする方針を示した。
株価は昨年末に上げ足を強め、今年に入ってからは1000円近辺を横に走る200日移動平均線をサポートにしっかりの展開。2月にはマグネシウム電池の量産体制整備に着手したことを明らかにし、これを受けて1346円の高値をつけている。業績好調に加え、PBR1倍割れで配当利回りは3%台、なおかつ全体相場にツレ安しておらず、いまの地合いのなかで投資妙味が際立っている。(イ)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/11 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=メドレー、顧客事業所数の最大化とARPUの改善に注力
メドレー<4480.T>は、医療ヘルスケア領域向け人材採用システムなどを運営する「人材プラットフォーム事業」が主力。また、オンライン診療システムや診療所向け電子カルテなどを展開する「医療プラットフォーム事業」も手掛けている。
医療ヘルスケア業界は慢性的な人材不足という課題を抱えているほか、医療の複雑化でデジタル活用の必然性が高まっている。こうしたなか、同社は顧客事業所数の最大化とARPU(顧客事業所当たりの売上額)の改善を基本戦略として掲げ、22年12月期通期の連結経常利益は前期比21.1%増の9億円を見込んでいる。
株価は調整局面が続いているが、マザーズ市場の地合いが改善すれば好業績が改めて見直されそうで、ここは仕込み好機と捉えたい。(参)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/10 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=エムスリー、業績拡大期待強く下値拾い好機
エムスリー<2413.T>は、昨年10月下旬以降の株価下落で過度な成長期待が修正されたとの見方が強まっており、時価水準は下値拾いの好機ととらえたい。
同社は、国内医師の大部分が会員登録する日本最大級の医療従事者専門サイト「m3.com」の運営が主な事業。会員に医療情報などを無料で提供する一方、会員基盤を利用した製薬会社向けマーケティング支援や治験支援などで収益を得ている。
足もとでは、製薬会社向けのマーケティング支援が順調に拡大しており、従来のコンテンツ収入中心からコンサルティング重視へのシフトが進むことで高付加価値化につながり、中期的な成長に貢献する見通し。これら製薬分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に加えて、医療現場のDX化も電子カルテの導入拡大などにつながる。
足もとは先行的な人員増強が収益を圧迫しているものの、業績拡大期待は強く、これが株価を押し上げよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/09 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=オリンパス、内視鏡世界トップで成長性再評価へ
オリンパス<7733.T>は、全体相場の波乱に巻き込まれ目先大きく水準を切り下げているが、上場来高値から2割以上下押した時価2100円近辺は買い場と判断される。
内視鏡で世界トップシェアを有し、ニッチトップ企業としてマーケットの注目度が高い。22年3月期第3四半期は、新型コロナウイルスの影響が一巡し、病院での検査ニーズが高まったことを背景に内視鏡が好調に伸びて、収益を押し上げる形となった。営業利益段階で前年同期比68%増の1089億円と高変化を示している。また、通期営業利益は前期比76%増の1440億円を見込んでおり、08年3月期以来の過去最高利益更新が濃厚だ。
株価は昨年11月8日に上場来高値2741円をつけたが、足もとの業績もさることながら、今後の成長性を評価して買われていた部分も大きい。成長性という観点ではその時と現在で何ら変化はなく、早晩見直し買いが期待できる。(桂)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/08 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=しまむら、低価格路線を再評価
しまむら<8227.T>に注目したい。同社は低価格のファッション衣料店を全国展開している。既存店の月次販売が好調で、昨年11月以降は前年同月比でプラス基調を継続。今年1月は10.7%増、2月は5.1%増を記録している。全国各地で強い冷え込みが続いたことなどが追い風となった。22年2月期の連結営業利益は前期比20.1%増の456億8400万円の見込みだが、市場には470億円前後への増額観測もある。
全体相場が軟調となるなか、株価は1万円近辺で底堅く推移。食品の値上がりなどで節約志向が強まるなか、同社の低価格路線は再評価されそうだ。株価は、昨年9月高値1万960円更新からの一段高が見込める。(地和)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/07 10:00
みんかぶニュース コラム
<注目銘柄>=カワチ薬品、生活防衛関連として注目集める
カワチ薬品<2664.T>に注目したい。同社は北関東・東北にドラッグチェーンを展開。円安・資源高を背景にインフレ懸念が強まるなか、安さや品揃えを売りにしている生活防衛関連株として存在感が高まっている。
1月に発表した22年3月期第3四半期累計(21年3月16日~12月15日)の連結業績で、純利益は46億3400万円(前年同期比25.8%減)となったが、通期計画に対する進捗率は80%と順調に推移している。
巣ごもり需要が一巡し今期は減益見通しにあることで、株価も昨年5月以降は2100~2400円のボックス圏推移を続けてきた。しかし、ここにきてボックス圏上限をブレークする動きをみせている。足もとでは上昇基調を強めているが、PER9倍台、PBR0.5倍台と割安感が強く再評価の余地は大きい。(れい)
出所:MINKABU PRESS
2022/03/04 10:04