みんかぶニュース 市況・概況ニュース一覧
みんかぶニュース 市況・概況
東証グロース(大引け)=値下がり優勢、キッズSHD、松屋R&Dが買われる
28日大引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数76、値下がり銘柄数391と、値下がりが優勢だった。
個別ではフォーライフ<3477>、ドリコム<3793>、ハイブリッドテクノロジーズ<4260>、アドベンチャー<6030>、ジャパンワランティサポート<7386>が年初来高値を更新。Kids Smile Holdings<7084>、松屋アールアンドディ<7317>、サマンサタバサジャパンリミテッド<7829>、FPパートナー<7388>、サンウェルズ<9229>は値上がり率上位に買われた。
一方、ファインズ<5125>がストップ安。トランスジェニック<2342>、ジェイグループホールディングス<3063>、cotta<3359>、ピクスタ<3416>、CRI・ミドルウェア<3698>など65銘柄は年初来安値を更新。VALUENEX<4422>、キャンバス<4575>、ジャパニアス<9558>、HANATOUR JAPAN<6561>、サイバー・バズ<7069>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2022/09/28 15:03
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均28日大引け=反落、397円安の2万6173円
28日の日経平均株価は前日比397.89円(-1.50%)安の2万6173.98円と反落し取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は761、値下がりは1010、変わらずは66。
日経平均マイナス寄与度は120.89円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、ファナック <6954>が21.79円、SBG <9984>が19.4円、東エレク <8035>が18.63円、TDK <6762>が15.29円と並んだ。
プラス寄与度トップはエーザイ <4523>で、日経平均を35.14円押し上げ。次いで中外薬 <4519>が5.06円、ヤマハ <7951>が3.34円、富士フイルム <4901>が2.74円、塩野義 <4507>が2.53円と続いた。
業種別では33業種中30業種が下落し、上昇はパルプ・紙、医薬品、精密機器の3業種にとどまった。値下がり1位は海運で、以下、不動産、鉄鋼、小売、保険、非鉄金属と並んだ。
株探ニュース
2022/09/28 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買代金ランキング=28日大引け
28日大引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。
売買代金
銘柄名 売買代金 増加率(%) 株価
1. <1570> 日経レバ 203323 80.5 12690
2. <1357> 日経Dインバ 57900 188.4 410
3. <1459> 楽天Wベア 47023 112.8 1642
4. <1321> 野村日経平均 29237 116.3 26780
5. <1360> 日経ベア2 23325 117.6 998.9
6. <1579> 日経ブル2 20585 30.5 13580
7. <1458> 楽天Wブル 18832 76.6 14900
8. <1552> VIX短先物 8636 112.4 2430
9. <1306> 野村東証指数 6813 25.0 1912.0
10. <1571> 日経インバ 6378 249.1 1026
11. <1545> 野村ナスH無 3416 322.2 16440
12. <1568> TPXブル 3331 35.0 21655
13. <1330> 日興日経平均 2832 206.2 26835
14. <1320> 大和日経平均 2732 288.6 26740
15. <1366> 大和日経Dイ 2331 101.6 1066
16. <1365> 大和日経レバ 1962 107.2 19630
17. <1655> iS米国株 1779 237.6 378.0
18. <2842> iFEナ百ベ 1688 21.0 33160
19. <1346> MX225 1664 458.4 27120
20. <1343> 野村REIT 1620 19.9 2072.0
21. <2038> 原油先Wブル 1561 -34.9 1315
22. <1329> iS日経 1402 552.1 26960
23. <1671> WTI原油 1368 14.4 2604
24. <2521> 日興SPヘ有 1023 595.9 1242.5
25. <2516> マザーズ 1016 11.8 532.5
26. <1305> 大和東証指数 1009 203.9 1953.5
27. <1358> 日経2倍 1008 93.1 23555
28. <2631> MXナスダク 997 289.5 11650
29. <1456> 大和日経イン 970 5962.5 4410
30. <1546> 野村ダウH無 837 164.9 40870
31. <2634> 野村SPH有 823 112.7 1794.5
32. <1356> TPXベア2 754 116.7 1046.0
33. <2569> 日興NQヘ有 723 563.3 1956.0
34. <1348> MXトピクス 716 199.6 1913.5
35. <1345> 日興リート隔 694 483.2 1939.5
36. <1547> 日興SP5百 689 242.8 5746
37. <1475> iSTPX 658 961.3 1889
38. <1489> 日経高配50 623 101.6 39530
39. <1476> iSJリート 612 294.8 1983
40. <2558> MX米株SP 612 24.9 15140
41. <2633> 野村SPH無 552 1523.5 2423.0
42. <2647> 野村米十債 530 13150.0 5291
43. <1308> 日興東証指数 496 142.0 1892.0
44. <1540> 純金信託 486 3.2 7173
45. <2563> iS米国株H 472 53.2 230.5
46. <1482> iS米債7H 468 49.0 1886
47. <2568> 日興NQヘ無 416 19.2 2788.5
48. <2840> iFEナ百無 381 126.8 15250
49. <1699> 野村原油 361 -36.6 331.6
50. <2621> iS米20H 358 87.4 1492
※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日に比べた増減率(%)
株探ニュース
2022/09/28 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
東証スタンダード(大引け)=値下がり優勢、EインフィニがS高
28日大引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数413、値下がり銘柄数877と、値下がりが優勢だった。
個別ではアースインフィニティ<7692>がストップ高。大本組<1793>、クルーズ<2138>、湖池屋<2226>、エヌアイデイ<2349>、大戸屋ホールディングス<2705>など22銘柄は年初来高値を更新。タカトリ<6338>、Abalance<3856>、元旦ビューティ工業<5935>、ライフドリンク カンパニー<2585>、ラサ商事<3023>は値上がり率上位に買われた。
一方、トミタ電機<6898>がストップ安。カネコ種苗<1376>、ホクリヨウ<1384>、日本電技<1723>、三井住建道路<1776>、錢高組<1811>など189銘柄は年初来安値を更新。ジェイホールディングス<2721>、ナカボーテック<1787>、プラコー<6347>、ジェクシード<3719>、桂川電機<6416>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2022/09/28 15:02
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にAIメカ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の28日午後2時現在で、AIメカテック<6227.T>が「買い予想数上昇」で5位となっている。
28日の東証スタンダード市場で、AIメカは反落となっている。26日取引終了後、東京応化工業<4186.T>の半導体用・ディスプレー用の装置製造事業を譲受し、併せて東応化と同事業にかかる協業に関する基本契約を締結したことを発表した。東応化はAIメカの議決権保有割合19.56%の株式を取得する予定。このほか、AIメカは同日に工業用ミシン世界トップのJUKI<6440.T>と資本・業務提携することも発表した。
これらを受け、前日の同社株はストップ高に買われ急伸した。この日は全般安とあって売りに押されているが、市場には今後の展開への期待もあり、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 15:01
みんかぶニュース 市況・概況
アップル関連株が安い、「iPhone14」増産計画断念と伝わる◇
村田製作所<6981.T>やTDK<6762.T>、アルプスアルパイン<6770.T>などアップル関連株が安い。米アップル<AAPL>が新型スマートフォン「iPhone14」の増産計画を断念するとの報道が、この日午前中に伝わった。これを受け、株式市場ではアップルの有力サプライヤーである電子部品メーカー各社に売りが広がっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 14:30
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」4位にタムラ
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」28日午後1時現在でタムラ製作所<6768.T>が「買い予想数上昇」4位となっている。
28日の東証プライム市場でタムラは横ばい圏で推移。同社は26日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。売上高の見通しは前期比18.9%増の1050億円(従来予想は940億円)、営業利益の見通しは同2.9倍の45億円(従来予想は30億円)に上方修正した。産業機械、家電、エネルギー市場向けの電子部品や、自動車向けの電子化学材料などの売り上げが堅調に推移しているほか、市場連動販売価格の浸透、前中期経営計画から取り組んできた工場の自動化推進及び拠点再編による物流改善などが寄与した。この発表を受け、27日の株価は大幅高となり、この日も朝方は大幅続伸して推移したが、全体相場が下落するなか買い一巡後は売りに押されている。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 14:08
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後2時現在の東証プライムの値上がり銘柄数は308、値下がり銘柄数は1474、変わらずは54銘柄だった。業種別では33業種中2業種前後が高い。値上がり上位にパルプ・紙など。値下がり上位に海運、不動産、保険、小売、鉄鋼、倉庫・運輸など。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 14:02
みんかぶニュース 市況・概況
14時の日経平均は531円安の2万6040円、ファストリが130.38円押し下げ
28日14時現在の日経平均株価は前日比531.85円(-2.00%)安の2万6040.02円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は309、値下がりは1474、変わらずは53と、値下がり銘柄の割合が80%を超えている。
日経平均マイナス寄与度は130.38円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、東エレク <8035>が28.82円、ファナック <6954>が26.53円、SBG <9984>が25.09円、TDK <6762>が18.98円と続いている。
プラス寄与度トップはエーザイ <4523>で、日経平均を35.14円押し上げている。次いで塩野義 <4507>が6.08円、中外薬 <4519>が3.69円、ヤマハ <7951>が2.28円、富士フイルム <4901>が1.62円と続く。
業種別では33業種中31業種が下落し、上昇はパルプ・紙、医薬品の2業種のみ。値下がり1位は海運で、以下、不動産、保険、小売、鉄鋼、倉庫・運輸と並ぶ。
※14時0分2秒時点
株探ニュース
2022/09/28 14:01
みんかぶニュース 市況・概況
◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数
午後1時現在の東証プライムの値上がり銘柄数は311、値下がり銘柄数は1463、変わらずは62銘柄だった。業種別では33業種中2業種前後が高い。値上がり上位にパルプ・紙など。値下がり上位に海運、不動産、保険、小売、鉄鋼、倉庫・運輸など。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 13:03
みんかぶニュース 市況・概況
13時の日経平均は541円安の2万6030円、ファストリが119.84円押し下げ
28日13時現在の日経平均株価は前日比541.16円(-2.04%)安の2万6030.71円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は313、値下がりは1461、変わらずは62と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は119.84円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、東エレク <8035>が30.57円、ファナック <6954>が28.11円、SBG <9984>が24.46円、TDK <6762>が18.45円と続いている。
プラス寄与度トップはエーザイ <4523>で、日経平均を35.14円押し上げている。次いで塩野義 <4507>が5.20円、中外薬 <4519>が2.64円、ヤマハ <7951>が2.11円、富士フイルム <4901>が1.27円と続く。
業種別では33業種中31業種が下落し、上昇はパルプ・紙、医薬品の2業種のみ。値下がり1位は不動産で、以下、保険、海運、輸送用機器、倉庫・運輸、鉄鋼と並ぶ。
※13時0分1秒時点
株探ニュース
2022/09/28 13:01
みんかぶニュース 市況・概況
日電産は朝高後、値を消す、引けにかけ日経平均入れ替えのリバランス買いも◇
日本電産<6594.T>が朝高後、値を消す展開。日経平均株価の定期入れ替えに伴う新規採用が発表された同社株には、この日の引けにかけリバランスの買い需要が見込まれている。持ち株会社化が予定されている静岡銀行<8355.T>が除外される。なお、同じく日経平均株価への新規採用が発表されたSMC<6273.T>とHOYA<7741.T>は30日引けにかけリバランスの買い需要が発生する見込みだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 12:49
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位にラサ商事
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」28日正午現在でラサ商事<3023.T>が「買い予想数上昇」2位となっている。
ラサ商事は全体急落相場に抗して大幅高に買われた。同社は鉱物資源や機械を取り扱う専門商社だが、資源高に伴い、材料の販売価格が上昇し利益率向上をもたらしており、足もとの業績は会社側想定を上回って推移している。27日取引終了後、23年3月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の19億円から23億円(前期比10%減)に上方修正し、今期の年間配当も従来計画の50円から58円に大幅増額した。これが好感される形で投資資金が流入している。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 12:46
みんかぶニュース 市況・概況
INCが4連騰、東京海上日動がインターステラの宇宙開発プログラムに参画◇
INCLUSIVE<7078.T>が商いを伴って急伸、4連騰となっている。27日に、資本提携先であるロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)が、全産業参加型の宇宙開発プログラム「みんなのロケットパートナーズ」に、東京海上ホールディングス<8766.T>傘下の東京海上日動火災保険が新たに参画したと発表。これが刺激材料になっているようだ。東京海上日動はインターステラが開発・製造する超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」のグローバル展開などを支援するという。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 12:44
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で横ばい圏
後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比580円安前後と前場終値と比較してほぼ横ばい圏の推移。外国為替市場では1ドル=144円60銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 12:32
みんかぶニュース 市況・概況
「MICE」が11位に急浮上、インバウンドに絡み注目度上昇<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 インバウンド
2 円安メリット
3 旅行
4 メタバース
5 防衛
6 TOPIXコア30
7 半導体
8 地方銀行
9 パワー半導体
10 リチウムイオン電池
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「MICE」が11位となっている。
岸田首相は前週22日、訪問先の米ニューヨークで記者会見を行い、新型コロナウイルスの水際対策を10月11日から緩和することを表明した。株式市場では、日本を訪れる外国人観光客が再び増加するとの期待からインバウンド関連が脚光を浴びており、関連銘柄を物色する動きが強まっている。こうしたなか、インバウンドに絡み「MICE」への注目度がここ急速に上昇している。
MICEとは、企業の会議(Meeting)、報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会やイベント(Exhibition/Event)の頭文字をとった造語。MICEの開催は、来日した多くの海外参加者が比較的長期にわたって滞在することから、大きな経済波及効果を生むとされている。宿泊や飲食、観光など幅広い分野に恩恵が及ぶことが見込まれ、インバウンド需要の拡大を後押しするものとして期待されている。
関連銘柄としては、翻訳センター<2483.T>やTAKARA & COMPANY<7921.T>といった翻訳ビジネス関連をはじめ、リゾートトラスト<4681.T>などのホテル株や貸会議室大手のティーケーピー<3479.T>などに注目。このほか、イベント関連の乃村工藝社<9716.T>、丹青社<9743.T>などもマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 12:20
みんかぶニュース 市況・概況
<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」3位にハピネット
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の28日午前11時現在で、ハピネット<7552.T>が「買い予想数上昇」で3位となっている。
26日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を1250億円から1400億円(前年同期比11.8%増)へ、営業利益を24億円から32億円(同23.1%増)へ上方修正した。玩具事業で「ポケモンカードゲーム」や「ONEPIECE カードゲーム」などのトレーディングカードが好調に推移したことや、アミューズメント事業でカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の売り上げが拡大した。
これを受けて、同社株は前日の大幅高に続き、きょうも引き続き買われており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 12:03
みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(前引け)=急反落、先物主導の下げで一気に2万6000円割れ
28日前引けの日経平均株価は前営業日比587円36銭安の2万5984円51銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億9935万株、売買代金概算は1兆6003億円。値上がり銘柄数は166、対して値下がり銘柄数は1627、変わらずは43銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から売りに押される地合いだったが、前場後半になると先物主導で下げ足が一気に加速した。世界的なインフレを背景にFRBをはじめ各国中央銀行の金融引き締め策が長期化するとの懸念が、リスク回避目的の売りを誘発し、先物を絡めた仕掛け的な売りで日経平均は一気にフシ目の2万6000円大台を割り込む展開に。下げ幅は600円を超える場面があった。業種別にはTOPIXベースで33業種全面安となり、海運、不動産、小売り、自動車株など世界景気敏感株や内需株など分け隔てなく売りがかさんでいる。値下がり銘柄数は1600を上回り、プライム市場の9割近い銘柄が下落した。
個別では売買代金首位となったレーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置の主力株が安く、ソフトバンクグループ<9984.T>、日本電産<6594.T>なども軟調。ファーストリテイリング<9983.T>の大幅安も目を引く。任天堂<7974.T>、キーエンス<6861.T>が値を下げ、メルカリ<4385.T>も売られた。gumi<3903.T>が値下がり率トップに売り込まれ、三菱自動車工業<7211.T>も急落した。半面、オンワードホールディングス<8016.T>がしっかり、シスメックス<6869.T>は逆行高で値上がり率トップと気を吐いた。トピー工業<7231.T>、MS-Japan<6539.T>なども値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 11:50
みんかぶニュース 市況・概況
S&P500 月例レポート ― 現実を突き付けたジャクソンホール演説 (4) ―
●インデックス・レビュー
◇S&P 500指数
S&P500指数は8月に4.24%下落して3955.00で月を終えました(配当込みのトータルリターンはマイナス4.08%)。7月は4130.29で終え9.11%の上昇(同プラス9.22%)、6月は3785.38で終え8.39%の下落(同マイナス8.25%)でした。過去3ヵ月では4.29%下落(同マイナス3.88%)、年初来では17.02%下落(同マイナス16.14%)、過去1年間では12.55%下落(同マイナス11.23%)、2022年1月3日の最高値からは17.55%下落(同マイナス16.68%)、6月16日の直近安値からは7.86%上昇(同プラス8.21%)、コロナ危機前の2020年2月19日の高値からは16.80%上昇(同プラス21.61%)して月を終えました。
S&P500指数の8月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は7月の2.68%から1.28%に下落しました(6月は2.03%)。年初来では1.85%(7月は1.94%)、2021年は0.97%、2020年は1.73%、2019年は0.85%でした。2018年は1.21%、2017年は0.51%(1962年以来の最低)でした。8月は23営業日中17日で日中の変動率が1%以上となり(7月は20営業日中18日)、3%以上の変動があった日が1日ありました(7月はありませんでした)。年初来では1%以上の変動が146日、2%以上の変動が61日、3%以上の変動が14日、4%以上の変動が3日でした。2021年は1%以上の変動が93日、3%以上の変動が3日でした。2020年はそれぞれ158日と34日、2019年はそれぞれ73日と1日、危機に見舞われた2008年はそれぞれ228日(253営業日中)と75日でした。
8月の出来高は、前月比18%減少した7月の後、横ばい(営業日数調整後)、前年同月比では18%増加し、過去1年間では16%減少しました。8月に前日比で1%以上変動した日数は23営業日中8日(上昇が4日、下落が4日)、2%以上変動した日数は3日(上昇が1日、下落が2日)でした。7月は1%以上変動した日数は20営業日中9日(上昇が7日、下落が2日)、2%以上変動した日数は2日(2日ともに上昇)でした。
年初来では、1%以上変動した日数は80日(上昇が39日、下落が41日)、2%以上変動した日数は31日(上昇が15日、下落が16日)となりました。2021年は、前日比で1%以上変動した日数は55日(上昇が34日、下落が21日)、2%以上変動した日数は7日(上昇が2日、下落が5日)となりました。2020年は1%以上変動した日数が109日(上昇が64日、下落が45日)、2019年は1%以上変動した日数が37日(上昇が22日、下落が15日)でした。
8月は、7月のトレンドが大きく反転し、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回りました。8月の値上がり銘柄数は132銘柄(平均上昇率は4.01%)で、7月の443銘柄(同10.44%)から減少しました(6月は57銘柄で同2.65%)。10%以上上昇した銘柄は8銘柄(同16.43%)で、7月の217銘柄(同15.61%)から減少しましたが、6月の1銘柄(同11.39%)からは増加しました。25%以上上昇した銘柄はありませんでした(7月は15銘柄で31.61%、6月はゼロ)。
一方、8月の値下がり銘柄数は369銘柄(平均下落率は6.32%)で、7月の60銘柄(同4.19%)から増加しました(6月は446銘柄で同11.03%)。8月は、10%以上下落した銘柄が71銘柄(同13.51%)と、7月の4銘柄(同15.93%)から増加しました(6月は225銘柄で同16.15%)。25%以上下落した銘柄数はゼロでした(7月もゼロ、6月は17銘柄で同29.95%)。
過去3ヵ月間では値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差は拡大し、引き続き値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回りました。値上がり銘柄数は136銘柄(平均上昇率は7.21%)と、7月末の240銘柄(同7.90%)から減少し、値下がり銘柄数は367銘柄(平均下落率は10.00%)と、7月末の263銘柄(同9.01%)から増加しました。10%以上値上がりした銘柄数は35銘柄(平均上昇率は16.73%)で、7月末の68銘柄(16.84%)を下回りました。10%以上値下がりしたのは166銘柄(平均下落率は16.40%)、7月末は87銘柄(同18.10%)でした。過去3ヵ月間で25%以上上昇した銘柄数は5銘柄(7月末時点は6銘柄)、20銘柄(同13銘柄)が25%以上下落しました。
年初来では、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差は拡大しました。値上がり銘柄数は116銘柄(平均上昇率は17.29%)と、7月末の129銘柄(同15.19%)から減少した一方、値下がり銘柄数は385銘柄(平均下落率は26.47%)と、7月末の373銘柄(同19.00%)から増加しました。10%以上上昇した銘柄数は56銘柄(平均上昇率は31.04%)と、7月末の62銘柄(同25.87%)を下回りました。10%以上下落した銘柄数は309銘柄(平均下落率は26.47%)で、7月末は280銘柄(同23.68%)でした。年初来で26銘柄(7月末は24銘柄)が25%以上上昇し、156銘柄(同109銘柄)が25%以上下落しました。
2021年通年では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回り、値上がり銘柄数は434銘柄(平均上昇率は34.30%)、値下がり銘柄数は70銘柄(平均下落率は12.01%)でした。10%以上上昇した銘柄数は367銘柄(平均上昇率は39.77%)、10%以上値下がりした銘柄数は36銘柄(平均下落率は19.27%)でした。259銘柄が25%以上上昇し、7銘柄が25%以上下落しました。
◇世界の株式市場:S&Pグローバル総合指数
インフレが制御されたことを中央銀行が確信するまで、利上げが続くであろうとの現実が広く認識される中、グローバル株式市場は8月に下落しました。S&Pグローバル総合指数は7月の6.89%上昇(米国の9.28%上昇を除くと、3.57%上昇)の後に、8月は3.63%下落し、米国の3.94%下落を除くと3.19%下落しました(6月は8.74%の広範囲にわたる下落で、米国の8.54%下落を除くと9.02%の下落、5月は0.20%の下落で、米国の0.36%下落を除くと0.04%の上昇、4月は8.11%の下落で、米国の9.09%下落を除くと6.70%下落、3月は1.70%の上昇で、米国の3.11%上昇を除くと、0.25%の下落)。
過去3ヵ月間では、世界の株式市場は6.00%下落し(7月末時点は2.64%下落)、米国の3.98%下落(同0.41%下落)を除くと8.78%の下落(同5.73%下落)、年初来では18.96%の下落で(同15.90%下落)、米国の17.98%下落(同14.62%下落)を除くと20.34%の下落(同17.72%下落)、過去1年間では18.02%の下落で(同12.93%下落)、米国の14.85%下落(同8.94%下落)を除くと22.24%下落しました(同18.20%下落)。
より長期では、米国のパフォーマンスが突出していました。過去2年間では、グローバル市場は5.09%上昇しましたが、米国の12.02%上昇を除くと3.65%の下落でした。過去3年間でもグローバル市場は19.01%上昇しましたが、米国の33.29%上昇を除くと2.73%の上昇でした。2020年11月3日の米大統領選挙以降では、グローバル市場は7.69%上昇しましたが、米国の15.43%上昇を除くと2.00%の下落でした。
S&Pグローバル総合指数の時価総額は8月に2兆5520億ドル減少しました(7月は4兆4160億ドル増)。米国以外の市場の時価総額は9130億ドル減少し(同9590億ドル増)、米国市場の時価総額は1兆6390億ドル減少しました(同3兆4560億ドル増)。
8月は11セクター中1セクターのみが上昇し、セクター間のリターンのばらつきは縮小しました(7月は11セクターすべてが上昇、6月は上昇したセクターはゼロ)。8月のパフォーマンスが最高のセクター(エネルギー、1.74%上昇)と最低のセクター(不動産、5.64%下落)の騰落率の差は7.38%となり、7月の9.79%、6月の11.89%から縮小しました。年初来のパフォーマンスの最高セクター(エネルギー、22.65%上昇)と最低のセクター(コミュニケーションサービス、29.10%下落)の差は51.75%と7月末時点の46.95%から拡大しました。
新興国市場は1月の0.98%下落(2021年12月は1.41%上昇)、2月の3.49%下落、3月の2.55%下落、4月の5.63%下落、5月の0.31%下落、6月の5.80%下落、7月の1.05%下落の後に、8月は1.02%の上昇と、7ヵ月連続での下落の後に上昇に転じました。年初来では17.51%下落しています。過去1年間では21.41%の下落となり、過去2年間では6.45%下落、過去3年間では2.89%上昇しています。8月は24市場のうち12市場が上昇しました(7月は17市場、6月は5.58%上昇した中国の1市場のみ)。トルコのパフォーマンスが最高で8月に19.44%上昇し、年初来では22.94%上昇、過去1年間では4.08%下落しています。2番目はパキスタンで8月は14.16%上昇し、年初来では26.14%下落、過去1年間では36.21%下落しました。3番目はタイで8月は4.87%上昇し、年初来では8.25%下落、過去1年間では10.20%の下落でした。ポーランドのパフォーマンスが最低となり、8月は11.36%下落し、年初来では41.22%下落、過去1年間では44.90%下落しました。これに続いたのがチェコ共和国で8月は8.75%下落し、年初来では13.34%下落、過去1年間では1.27%下落しました。3番目はコロンビアで8月は7.36%下落し、年初来では15.27%下落、過去1年間では1.27%下落しました。
先進国市場は広範囲にわたって下落し、3月の2.21%上昇、4月の8.39%下落、5月の0.18%下落、6月の9.09%の下落、7月の7.88%の広範囲にわたる上昇(2月は2.25%下落、1月は5.82%下落、2021年12月は4.08%上昇)、8月は全体で4.16%下落しました。先進国市場は米国を除くと、3月の0.54%上昇、4月の7.06%下落、5月の0.16%上昇、6月の10.11%下落、7月の5.23%上昇の後に(2月は1.51%下落、1月は5.38%下落、2021年12月は4.73%上昇)、8月は4.61%下落しました。
先進国市場は、年初来では19.13%下落、米国を除くと21.30%下落、過去1年間では17.60%下落、米国を除くと22.54%の下落となりました。過去2年間では6.63%上昇、米国を除くと2.67%下落、過去3年間では21.20%上昇、米国を除くと2.69%の上昇となりました。
8月は25市場中1市場のみが上昇、7月の23市場を下回りました(6月は1市場(香港、1.11%上昇)のみが上昇、5月は14市場が上昇)。パフォーマンスが最も良かったのはイスラエル(唯一上昇した市場)で8月は4.98%の上昇で、年初来では15.84%下落、過去1年間では10.12%の下落でした。2番目はオーストラリアで、8月は0.78%下落、年初来では12.14%下落、過去1年間では13.19%下落しました。3番目はニュージーランドで8月は1.59%下落、年初来では24.07%下落、過去1年間では28.71%下落しました。パフォーマンスが最低だったのはスウェーデンで8月は10.81%下落し、年初来では37.80%下落、過去1年間では38.70%下落しました。これに続いたのがオランダで8月は9.92%下落し、年初来では33.24%下落、過去1年間では36.22%下落しました。3番目はベルギーで8月は8.01%下落し、年初来では27.55%下落、過去1年間では29.65%下落しました。
注目すべき点として、日本は8月に2.40%下落し、年初来では18.34%下落、過去1年間では21.03%下落しました。カナダは8月に3.95%下落、年初来では12.39%の下落、過去1年間では9.75%の下落となりました。ドイツは8月に6.62%下落、年初来では33.75%の下落、過去1年間では37.39%の下落となりました。英国は8月に6.94%下落し、年初来では17.28%下落、過去1年間では16.63%下落しました。
[執筆者]
ハワード・シルバーブラット
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
シニア・インデックス・アナリスト
※このレポートは、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはサイトをご参照ください。
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株探ニュース
2022/09/28 11:41
みんかぶニュース 市況・概況
S&P500 月例レポート ― 現実を突き付けたジャクソンホール演説 (3) ―
●バイデン大統領と政府高官
○中国政府の反発にもかかわらず、米国のペロシ下院議長が台湾を訪問しました(滞在時間は24時間)。この訪問を受け、中国政府は軍事演習を実施しましたが、市場は一連の動きには無反応でした。
○上院民主党はクリーンエネルギーと気候変動プログラムの財源となるインフレ削減法案(3690億ドル)と、医療保険制度改革法(オバマケア)を延長するための財源(640億ドル)について合意しました。最低法人税率15%の導入(例外規定あり)、高齢者向け公的医療保険「メディケア」による処方薬の薬価見直し交渉の認可、内国歳入庁(IRS)による徴税執行の強化を目指した予算の増額、1%の自社株買い課税などが盛り込まれています(これらの措置により7390億ドルの歳入が確保され、財政赤字が3000億ドル削減される見通し)。8月中に同法案は上下両院で可決され、バイデン大統領の署名を経て成立しました。
○バイデン大統領は学生ローンの返済を1人当たり最大で2万ドル免除する大統領令を発令しました。対象となるのは年収が12万5000ドル以下の借り手(4300万人が恩恵を受ける見通し)で、政府コストは3290億ドルに達する見通しです。
●石油とガス
○OPECプラスの閣僚級会合は、2022年9月から日量10万バレルの増産を行うことで合意しました。会合に先立ち、米国は早期の増産を要請しましたが、結果はこのような小幅増産(現在の生産量は日量約2800万バレル)となりました。
○原油価格の値動きは大きく、7月末の1バレル=98.43ドルから8月末は同88.87ドルに下落しました。6月末は同105.97ドル、5月末は同115.12ドルでした(今年に入ってから一時同130.50ドルまで上昇しました)。年初来の上昇率は17.9%となりました(2021年末は同75.40ドル)。米国のガソリン価格(EIAによる全等級)は1ガロン=3.938ドルとなり、年初来で16.7%上昇しています(7月末は同4.440ドル、2021年末は同3.375ドル)。2020年末と比較すると、原油価格は83.5%上昇(2020年末は同48.42ドル)、ガソリン価格は69.0%上昇(2020年末は同2.330ドル)しています。
⇒EIAは2021年のガソリン価格の内訳について、53.6%が原油、16.4%が連邦税および州税、15.6%が販売・マーケティング費、そして14.4%が精製コストと利益だと説明しています。
●新型コロナウイルスに加えて今度はサル痘も
○米国はサル痘について公衆衛生上の緊急事態であると宣言しました。感染拡大は続いており、ワクチン不足に対して国民から批判の声が上がっています。米疾病対策センター(CDC)によると、現時点で米国内では1万8417人の感染が確認されています(7月時点では6617人)。世界全体の感染者数は99(同87)カ国で4万9974人(同2万6206人)に達しています。
○米国では「BA.4」や「BA.5」といったオミクロン派生型にも対応する新型コロナワクチンの接種が9月にも開始される見通しです。
○新型コロナウイルス関連データ:
⇒世界全体のワクチン接種回数は126億回となりました(7月末は123億回)。
米国は現時点で:
→人口の78.3%(同77.8%)が少なくとも1回はワクチンを接種したことになり、人口の66.8%(同66.4%)が全ての接種を終えました。人口の32.3%(同31.8%)がブースター接種を受けました。
→新規感染者数の7日間平均は8月末時点で9万428人となり、7月末時点の12万7022人から減少しました。1日当たりの新規感染者数は2022年1月11日に141万7493人に達しました(2021年11月末時点は8万3120人)。また、死者数の7日間平均は473人に増加しました(7月末時点は439人)。
→米国の新型コロナウイルスによる累計死者数は104万1000人となりました(7月末時点は102万9000人)。
●各国中央銀行の動き(および関連ニュース)
○イングランド銀行(BoE)は政策金利を0.50%引き上げ(1977年以降で最大の引き上げ幅)、1.25%から1.75%としました。また、2022年第4四半期に英国経済は厳しい景気後退に陥り、(現時点で40年ぶりとなる9.4%まで上昇している)インフレ率は13%に達し、2023年にかけて高止まりが続くことが見込まれるとの見通しを示しました。
○中国人民銀行は予想に反して短期流動性の供給目的でリバースレポ金利を2.1%から2%に引き下げました。また、1年物貸出金利も2.85%から2.75%に引き下げました。
○7月のFOMC議事録はインフレ率が「不快なほど高い水準」にあると指摘し、インフレを抑えこむために利上げ継続にコミットしていくことを表明していました。
○カンザスシティ連銀主催のジャクソンホールでの年次シンポジウムが開催され、パウエルFRB議長は物価の安定を取り戻す(インフレを抑え込む)という目標に全力で取り組む姿勢を明らかにしました。また、今後の利上げは経済データ次第であり、FRBは利上げが経済に痛みを与えることは理解しているが、行動を怠れば米国経済はさらに深刻な打撃を被ることになると発言しました。また、議長はインフレ率の低下を示す幾つかの証拠を示したものの、金融政策の変更にはより多くの証拠が必要になると述べました。
⇒その結果、ハト派スタンスを期待していた市場の見方は一転し、9月20-21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%(0.50%を予想する向きもなくはありませんが、一方で1.00%という見方も一部にあります)、11月に0.50%、そして(現時点では願わくば)12月に0.25%の利上げが行われるとの見方が強まりました。
●企業業績
○8月に株価変動の最大の要因となったのは、企業の決算およびガイダンスの発表でした。現時点で492銘柄が決算発表を終え、369銘柄で営業利益が予想を上回り(75.0%)、100銘柄で予想を下回りました。また、売上高では、491銘柄中349銘柄(71.1%)で予想を上回りました。
⇒2022年第2四半期は前期比4.8%の減益(第1四半期は過去最高となった2021年第4四半期から13.0%減益)、前年同期(2021年第2四半期)比9.8%の減益が見込まれます。売上高は前期比2.3%増、前年同期比12.2%増となり、過去最高を更新する見込みです。
⇒2022年通年の利益は前年比0.9%増と、過去最高を再度更新する見通しで、2022年の予想株価収益率(PER)は18.8倍となっています。
⇒2023年の利益は同14.7%増が見込まれており、2023年の予想PERは16.4倍となっています。
⇒2022年第2四半期中に株式数の減少によってEPSが大きく押し上げられた発表済みの銘柄の割合は、2021年第1四半期の16.6%から20.0%に上昇しました(2021年第2四半期は5.4%、2020年第2四半期は17.8%、2019年第2四半期は24.2%)。
⇒2022年第2四半期には、企業によるコスト上昇の転嫁はあったものの、営業利益率は10.89%となり、前四半期の11.93%から低下しました(1993年以降の平均は8.24%、最高は2021年第2四半期の13.54%)。
●個別銘柄
○中国の電子商取引大手アリババは、米国の証券取引所への上場を維持するために米国の規制を遵守すると述べました。米証券取引委員会(SEC)は8月29日に、米国で上場廃止のリスクがある銘柄のリストにアリババを指定しました。
○オンライン証券会社のロビンフッド・マーケッツは業績が予想を下回ったことを受けて、23%の人員削減を行うと発表しました(4月には9%削減しました)。
○アップルは、iPhone 14の発表会(対面でのイベント)を2022年9月7日に設定しました。4つのモデルのうち1つは既存の最大サイズより大きくなるとみられています。
○また、アップルは2022年9月5日からオフィス出社を義務付ける働き方(週2?3日の出社が必要)に切り換え、パンデミック対応の柔軟な方針を終了させる予定ですが、従業員からは反発も出ています。
○アップルは新型iPhone14の生産を、中国に加えてインドでも開始します。
○ヘルスケア企業のモデルナは新型コロナウイルスワクチンに関する自社の特許を侵害したとして、ファイザーを提訴しました。
○生活用品小売企業のベッド・バス&ビヨンドは、現金調達のための新株発行、150店舗の閉鎖、従業員の削減を行うと発表しました。
○スナップチャットを提供するソーシャルメディア企業スナップは、コスト削減のため、従業員(6400人)の20%をレイオフすることを明らかにしました。
●注目点
○アップルは総額55億ドルの社債(最長年限40年)を発行しました。調達資金の一部は自社株買いに使用されます。
○電気自動車メーカーのテスラは1対3の株式分割を実施しました。アルファベットは7月に1対20の株式分割、アマゾン・ドット・コムは6月に1対20の株式分割をそれぞれ実施しています。
○イーロン・マスク氏はテスラ株792万株(約70億ドル相当)を売却しました。この売却はツイッターの買収資金を調達するため、という憶測が流れていますが、マスク氏はそれを否定しようとしています。
○カリフォルニア州は、2035年以降に販売される全ての新車(乗用車、SUV、小型トラック)をゼロ・エミッション(排出物ゼロ)にすることを義務付け、事実上、ガソリン車を禁止することを決議しました。また、カリフォルニア州は中間目標を設定し、ゼロ・エミッション車の割合を2026年までに35%、2030年までに68%にすることを求めています。
○米中両国は、米国に上場している中国企業の監査を米当局に許可することで合意し、中国企業が米国で上場廃止となるリスクを回避しました。
○ロシアは欧州向けのガスパイプライン「ノルドストリーム」を「メンテナンス」のため停止(3日間の予定)しました。多くはこれを、欧州に対してウクライナへの支援を制限するよう警告を発したものと受け止めています。ロシアはこれに先立ち、ノルドストリーム・パイプラインによる供給量を輸送能力の20%に制限しました(現在も継続中)。
※「現実を突き付けたジャクソンホール演説 (4)」へ続く
株探ニュース
2022/09/28 11:41
みんかぶニュース 市況・概況
S&P500 月例レポート ― 現実を突き付けたジャクソンホール演説 (2) ―
●主なポイント
○S&P500指数は、8月中旬までは7月(9.11%上昇)の上昇トレンドが持続し(6月は8.39%下落、2022年上半期は20.58%下落)、一時は7月末から4.72%高、6月16日の安値からは取引時間中に一時18.83%高の水準まで上昇しました。
しかし、勢いは続かず、FRBによる利上げや個人消費の冷え込みの深さに対する懸念が市場の重石となりました。9セクターが上昇した7月と対照的に、8月は9セクターが下落しました。8月は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、値上がり銘柄数は132銘柄(このうち8銘柄が10%以上上昇)、値下がり銘柄数は369銘柄(このうち71銘柄が10%以上下落)でした。年初来でも同様で、値上がり銘柄数は116銘柄(このうち34銘柄が20%以上上昇)、値下がり銘柄数は385銘柄(このうち213銘柄が20%以上下落)です。9セクターが年初来で下落しており、最も上昇率が大きいのはエネルギーの44.72%上昇、最も下落率が大きいのはコミュニケーション・サービスの31.04%下落となっています。
○これまでに492社(時価総額で98.7%に相当)が2022年第2四半期決算の発表を終え、369銘柄(75.0%)で営業利益が予想を上回り、100銘柄が予想を下回り、23銘柄は予想通りでした。売上高は491銘柄中349銘柄(71.1%)で予想を上回りました。
2022年第2四半期の営業利益は、前期比で4.8%減、前年同期比では9.8%減となる見通しですが、これにはバークシャー・ハサウェイの669億ドルの「含み損」(ほとんどがキャッシュフローを伴わないもので、1株当たり4.74ドルのマイナス要因となっています)も含まれています。バークシャー・ハサウェイを除くと、第2四半期営業利益は前期比4.8%増、前年同期比0.7%減が見込まれます。売上高は、前期比2.3%増、前年同期比12.2%増が見込まれ、過去最高を更新する見通しです。
○S&P500指数の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)の8月の平均値は1.28%となり、7月の1.68%から低下しました(6月は2.03%)。年初来では平均1.85%(7月末時点では1.94%)となりました。2021年は0.97%、2020年は1.73%、2019年は0.85%、2018年は1.21%、2017年は0.51%(1962年以降で最低)でした。
○S&P500指数は8月に4.24%下落して3955.00で月を終えました(配当込みのトータルリターンはマイナス4.08%)。7月は4130.29で終えて9.11%の上昇(同プラス9.22%)、6月は3785.38で終えて8.39%の下落(同マイナス8.25%)でした。過去3ヵ月では4.29%の下落(同マイナス3.88%)、年初来では17.2%の下落(同マイナス16.14%)となっています。
○バイデン大統領が勝利した2020年11月3日の米大統領選挙以降では、同指数は17.39%上昇(同プラス20.68%)して月を終えました。
○同指数に関する主な騰落率:2022年1月3日に付けた終値での最高値から17.55%下落(同マイナス16.68%)、6月16日に付けた直近の安値からは7.86%上昇(同プラス8.21%)、コロナ危機前の2020年2月19日の終値での高値からは16.80%上昇(同プラス21.61%)しています。
●利回り、金利、コモディティ
○米国10年国債利回りは7月末の2.85%から3.17%に上昇して月末を迎えました(2021年末は1.51%、2020年末は0.92%、2019年末は1.92%、2018年末は 2.69%、2017年末は2.41%)。30年国債利回りは7月末の3.12%から3.28%に上昇して取引を終えました(同1.91%、同1.65%、同2.30%、同3.02%、同3.05%)。
○英ポンドは7月末の1ポンド=1.2140ドルから1.1621ドルに下落し(同1.3525ドル、同1.3673ドル、同1.3253ドル、同1.2754ドル、同1.3498ドル)、ユーロは7月末の1ユーロ=1.0266ドルから1.0052ドルに下落しました(同1.1379ドル、同1.2182ドル、同1.1172ドル、同1.1461ドル、同1.2000ドル)。円は7月末の1ドル=133.46円から138.98円に下落し(同115.08円、同103.24円、同108.76円、同109.58円、同112.68円)、人民元は7月末の1ドル=6.7442元から6.8904元に下落しました(同6.3599元、同6.6994元、同6.9633元、同6.8785元、同6.5030元)。
○ユーロは対ドルでパリティを割り込みました。1999年にEU加盟国のうち11ヵ国が導入してスタートした単一通貨ユーロの取引初日の対ドルレートは1ユーロ=1.17ドルでした。最安値は2000年の同0.83ドル、最高値は2008年の同1.60ドルで、2022年8月末の対ドルレートは1.0052ドルでした。
○8月末の原油価格は、7月末の1バレル=98.43ドルから同88.87ドルに下落し(今年に入ってから一時同130.50ドルまで上昇)、年初来の上昇率は17.9%(2021年末は同75.40ドル)となりました。米国のガソリン価格(EIAによる全等級)は年初来で16.7%上昇しました(8月末は1ガロン=3.938ドル、7月末は同4.440ドル、2021年末は同3.375ドル)。2020年末から原油価格は83.5%上昇し(2020年末は同48.42ドル)、ガソリン価格は69.0%上昇しました(2020年末は同2.330ドル)。
○EIAは2021年のガソリン価格の内訳について、53.6%が原油、16.4%が連邦税および州税、15.6%が販売・マーケティング費、そして14.4%が精製コストと利益だと説明しています。
○金価格は7月末の1トロイオンス=1780.60ドルから下落して1722.40ドルで月の取引を終えました(2021年末は1829.80ドル、2020年末は1901.60ドル、2019年末は1520.00ドル、2018年末は1284.70ドル、2017年末は1305.00ドル)。
○VIX恐怖指数は7月末の21.33から25.87に上昇して月を終えました。月中の最高は27.69、最低は19.12でした(2021年末は17.22、2020年末は22.75、2019年末は13.78、2018年末は16.12、2017年末は11.05)。
⇒同指数の2021年の最高は37.51、最低は14.10でした。
⇒同指数の2020年の最高は85.47、最低は11.75でした。
※「現実を突き付けたジャクソンホール演説 (3)」へ続く
株探ニュース
2022/09/28 11:40
みんかぶニュース 市況・概況
S&P500 月例レポート ― 現実を突き付けたジャクソンホール演説 (1) ―
S&P500月例レポートでは、S&P500の値動きから米国マーケットの動向を解説します。市場全体のトレンドだけではなく、業種、さらには個別銘柄レベルでの分析を行い、米国マーケットの現状を掘り下げて説明します。
●THE S&P 500 MARKET:2022年8月
個人的見解:「我々は海岸で戦う…我々は決して降伏しない」
英国の首相だったウィンストン・チャーチルは1940年6月4日に、そして米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2022年8月26日に演説を行いました。「我々は海岸で戦う、我々は水際で戦う、我々は野原でも市街地でも戦う、我々は丘で戦う。我々は決して降伏しない」と。
S&P500指数は、金利と、FRBの企業のコストと利益に対する見通しの間でバランスを取ろうとしましたが、8月にそのバランスは崩れました。同指数は月の大半で上昇し、4100台から4200台と順調に推移し、8月16日には月初来で4.72%高の水準まで上昇して4300を一時超えました。インフレと戦うためなら何でもやるというFRBの声明に構うことなく最後まで4000を死守しようとしましたが、最終的に4000を割り込み、前月末から4.24%下落し3955で月を終えました。
現実を突き付けられたのは、パウエル議長がジャクソンホールで行った演説で、この日は3.39%下落しました。議長は、インフレと戦うために「当面の間」、「持てる手段を力強く行使」する意向であり、それには「ある程度の痛み」を伴うが、これは「インフレを抑制するための不幸な代償」であると語りました。
その結果、ハト派スタンスを期待していた市場の見方は一転し、9月20-21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%(0.50%を予想する向きもなくはありませんが、一方で1.00%という見方も一部にあります)、11月に0.50%、そして(現時点では願わくば)12月に0.25%の利上げが行われるとの見方が強まりました。もちろん、9月21日の午後2時にFOMCの声明が発表された時に引用されるのは、ハリー・トルーマン大統領の伝記的作品「Give 'em Hell Harry(ハリー、地獄を与えてやれ)」から引用される、同大統領の「私は地獄など与えません。真実を語るだけで、彼らがそれを地獄だと思っているのです」というセリフになるかもしれません。
今や市場では、2023年上半期にFRBが利下げを行うと予想する人は誰もいないようです(下半期の利下げ予想は一部にあるようです)。利上げの効果が経済に浸透するまでの時間を考えると、私も個人的に同意見です。
S&P500指数は8月に4.24%の下落、年初来では17.02%の下落、6月16日に付けた直近の安値からは7.86%の上昇となった後、9月に入りました。過去の実績を見ると、9月は1年で最も低調な月で、1928年以降、9月は平均で1.03%下落しています。
9月は通常、夏休みが終わって「仕事に戻る」月ですが、今年は7月も8月も市場の活気は失われませんでした。市場の見方や取引(資産の再配分)は経済指標に左右されるとみられ、まずは9月1日の製造業購買担当者景気指数(PMI)とISM製造業景況指数、2日の雇用統計が注目されます。その後も、6日にはサービス業PMIとISM非製造業景況指数、13日には消費者物価指数(CPI)、14日には生産者物価指数(PPI)、15日には輸入/輸出統計、そして16日にはお待ちかねのクアドルプル・ウィッチング(株価指数先物、株価指数オプション、個別株先物、個別株オプションの最終取引日が重なる日)とS&P500指数のリバランスがやってきます。
メインイベントは20-21日のFOMC会合で、さらに住宅、在庫、所得、国内総生産(GDP)確報値と続き、月末になれば第3四半期の決算シーズンが顔をのぞかせます。また、新学期商戦に関するニュースも注目されますが、消費控えの傾向が既に見られ、今年の新学期商戦は低調が予想されます。夏の個人消費(予約、購入)も冷え込みの前兆を示しており、小売店は年末商戦への懸念が高まる中で(8月に「年末のプレゼントなんてくだらん」と言った人がいましたか?)、過剰在庫の値引きセールを始めるとみられます。
過去の実績を見ると、8月は59.6%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.89%、下落した月の平均下落率は3.95%、全体の平均騰落率は0.72%の上昇となっています。2022年8月のS&P500指数は、4.24%の下落となりました。
9月は44.7%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.28%、下落した月の平均下落率は4.70%、全体の平均騰落率は1.03%の下落(過去の実績では1年で最も悪い月)となっています。
今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)のスケジュールは、2022年9月20日-21日、11月1日-2日、12月13日-14日、2023年は1月31日-2月1日、3月21日-22日、5月2日-3日、6月13日-14日、7月25日-26日、9月19日-20日、10月31日-11月1日、12月12日-13日、となっています。
S&P500指数は8月に4.24%下落して3955.00で月を終えました(配当込みのトータルリターンはマイナス4.08%)。7月は4130.29で終え、9.11%の上昇(同プラス9.22%)、6月は3785.38で終え、8.39%の下落(同マイナス8.25%)でした。過去3ヵ月では4.29%下落(同マイナス3.88%)、年初来では17.02%の下落(同マイナス16.14%)、過去1年間では12.55%下落(同マイナス11.23%)、2022年1月3日の最高値からは17.55%の下落(同マイナス16.68%)、6月16日の直近安値からは7.86%の上昇(同プラス8.21%)、コロナ危機前の2020年2月19日の高値からは16.80%上昇(同プラス21.61%)して月を終えました。
ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)は4.06%下落の3万1510.43ドルで月を終えました(配当込みのトータルリターンはマイナス3.72%)。7月は3万2845.13ドルで終え、6.73%の上昇(同プラス6.82%)、6月は3万0775.43ドルで終え、6.71%の下落でした(同マイナス6.56%)。過去3ヵ月では4.49%下落(同マイナス3.90%)、年初来では13.29%の下落(同マイナス12.01%)、過去1年間では10.89%下落(同マイナス9.07%)しました。
※「現実を突き付けたジャクソンホール演説 (2)」へ続く
株探ニュース
2022/09/28 11:40
みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・28日>(前引け)=シスメックス、トピー、ラサ商事
シスメックス<6869.T>=急動意。800円を超える急騰をみせ8469円まで上値を伸ばす場面があった。検体検査機器の大手でグローバル展開しており、海外売上比率は8割を超えるなど世界を舞台に活躍している。27日、尿検査装置の新モデルを発売したことを発表、旗艦モデルの小型機種で、新興国や先進国の中小規模病院向けの需要獲得を見込んでいる。同社は1995年に世界で初めてフローサイトメトリー法を活用した尿中有形成分の自動定量分析を実用化し、以降は尿沈渣検査分野の技術進展に大きく貢献してきた実績がある。株価は7月下旬以降に調整色を強め、前日はザラ場に7500円台まで売られ、年初来安値をつけた5月12日以来の安値をつけていただけに、目先リバウンド狙いの買いも流入した。
トピー工業<7231.T>=5日ぶりに急反発。27日の取引終了後、非開示だった23年3月期上期(4~9月)の連結業績は売上高1600億円(前年同期比27.9%増)、経常損益23億円の黒字(前年同期は15億8800万円の赤字)になりそうだと発表。これが好感されているようだ。国内自動車生産台数の減少や石炭価格の上昇などの影響があるものの、原材料やエネルギーコストを反映した販売価格の適正化に加え、建設機械用足回り部品や鉱山向け超大型ホイールの堅調な需要の取り込みなどで吸収する。また、構造改革などによるコスト改善も利益回復につながるという。併せて、従来無配としていた上期配当を20円(前年同期は無配)実施し、下期配当は従来計画の70円から50円に修正することも発表している。
ラサ商事<3023.T>=急反発。同社は鉱物資源や機械を取り扱う専門商社だが、足もとの業績は会社側想定を上回って推移している。資源高に伴い、材料の販売価格が上昇し利益率向上をもたらしている。27日取引終了後、23年3月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の19億円から23億円(前期比10%減)に上方修正し、今期の年間配当も従来計画の50円から58円に大幅増額した。これにより、配当利回りは前日終値換算で6%強と高水準。収益見通しと配当計画の上乗せが好感される形で投資資金が流入している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 11:36
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買代金ランキング=28日前引け
28日前引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。
売買代金
銘柄名 売買代金 増加率(%) 株価
1. <1570> 日経レバ 133685 61.8 12540
2. <1357> 日経Dインバ 38988 170.6 414
3. <1459> 楽天Wベア 28399 74.1 1660
4. <1321> 野村日経平均 17445 128.2 26640
5. <1360> 日経ベア2 16402 121.9 1010.0
6. <1579> 日経ブル2 13401 26.8 13425
7. <1458> 楽天Wブル 11873 82.5 14725
8. <1552> VIX短先物 5600 119.8 2451
9. <1571> 日経インバ 4579 2212.6 1032
10. <1306> 野村東証指数 3483 119.7 1899.0
11. <1568> TPXブル 2382 33.7 21325
12. <1330> 日興日経平均 1855 231.8 26660
13. <1320> 大和日経平均 1491 247.6 26565
14. <1366> 大和日経Dイ 1474 80.4 1077
15. <1545> 野村ナスH無 1424 241.5 16370
16. <1365> 大和日経レバ 1296 104.7 19370
17. <1346> MX225 1017 626.4 26770
18. <2842> iFEナ百ベ 907 26.7 33290
19. <1671> WTI原油 901 23.3 2604
20. <1343> 野村REIT 861 48.7 2059.5
21. <1329> iS日経 830 394.0 26800
22. <2038> 原油先Wブル 825 -50.2 1320
23. <1655> iS米国株 798 172.4 376.6
24. <1456> 大和日経イン 739 5584.6 4430
25. <2516> マザーズ 685 8.6 530.4
26. <2634> 野村SPH有 662 135.6 1785.5
27. <1358> 日経2倍 646 61.5 23265
28. <2631> MXナスダク 554 224.0 11625
29. <1547> 日興SP5百 504 441.9 5724
30. <1348> MXトピクス 496 154.4 1901.5
31. <1546> 野村ダウH無 492 179.5 40700
32. <1305> 大和東証指数 491 90.3 1920.0
33. <1356> TPXベア2 490 75.0 1062.5
34. <2569> 日興NQヘ有 480 566.7 1948.5
35. <1489> 日経高配50 445 98.7 39350
36. <2558> MX米株SP 397 95.6 15085
37. <2840> iFEナ百無 379 151.0 15200
38. <2647> 野村米十債 371 9175.0 5295
39. <1308> 日興東証指数 347 277.2 1876.0
40. <1475> iSTPX 334 542.3 1874
41. <2568> 日興NQヘ無 324 4.2 2783.5
42. <2632> MXナスヘ有 313 1322.7 8168
43. <2563> iS米国株H 310 474.1 229.4
44. <2621> iS米20H 310 86.7 1491
45. <2841> iFEナ百有 256 814.3 7682
46. <1369> One225 239 2555.6 25995
47. <1368> 大和TPDイ 223 291.2 1541
48. <1345> 日興リート隔 209 237.1 1933.0
49. <2521> 日興SPヘ有 197 194.0 1237.0
50. <1540> 純金信託 192 -29.9 7190
※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日前引けに比べた増減率(%)
株探ニュース
2022/09/28 11:35
みんかぶニュース 市況・概況
東証グロース(前引け)=値下がり優勢、ユニポス、松屋R&Dが買われる
28日前引けの東証グロース市場は値上がり銘柄数60、値下がり銘柄数408と、値下がりが優勢だった。
個別ではドリコム<3793>、ハイブリッドテクノロジーズ<4260>、アドベンチャー<6030>、ジャパンワランティサポート<7386>が年初来高値を更新。Unipos<6550>、松屋アールアンドディ<7317>、INCLUSIVE<7078>、ラストワンマイル<9252>、ビーブレイクシステムズ<3986>は値上がり率上位に買われた。
一方、トランスジェニック<2342>、ジェイグループホールディングス<3063>、cotta<3359>、ピクスタ<3416>、CRI・ミドルウェア<3698>など53銘柄が年初来安値を更新。キャンバス<4575>、ジャパニアス<9558>、VALUENEX<4422>、SKIYAKI<3995>、スペースマーケット<4487>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2022/09/28 11:33
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買動向=28日前引け、コスピベア、ハンセンベアが新高値
28日前場の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比82.9%増の3052億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同84.3%増の2745億円だった。
個別では中国H株ベア上場投信 <1573> 、NEXT 香港ハンセン・ベア <2032> 、NEXT韓国KOSPI・ベア <2034> 、NEXT NY ダウ・ベア・ドルヘッジETN <2041> が新高値。NEXT FUNDSドイツ株式・DAX <2860> 、iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF <1497> 、上場インデックスファンド米国株式ヘッジ <2562> 、iシェアーズS&P500米国株ETF(為替ヘッジあり) <2563> 、NEXT 韓国KOSPIダブル・ブル <2033> など36銘柄が新安値をつけた。
そのほか目立った値動きでは国際のETF VIX短期先物指数 <1552> が5.56%高、WisdomTree ガソリン上場投資信託 <1691> が3.08%高と大幅な上昇。
一方、中国H株ブル2倍上場投信 <1572> は4.74%安、上場インデックスファンドアジアリート <1495> は3.69%安、NEXT 香港ハンセンダブル・ブル <2031> は3.59%安、MAXISトピックス(除く金融)上場投信 <2523> は3.04%安、NEXT 不動産 <1633> は3.02%安と大幅に下落した。
日経平均株価が587円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1336億8500万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金930億700万円を大きく上回る活況となった。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が389億8800万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が283億9900万円、NEXT 日経225連動型 <1321> が174億4500万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が164億200万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が134億100万円の売買代金となった。
株探ニュース
2022/09/28 11:32
みんかぶニュース 市況・概況
東証スタンダード(前引け)=値下がり優勢、EインフィニがS高
28日前引けの東証スタンダード市場は値上がり銘柄数215、値下がり銘柄数1020と、値下がりが優勢だった。
個別ではアースインフィニティ<7692>がストップ高。クルーズ<2138>、エヌアイデイ<2349>、日本調理機<2961>、ラサ商事<3023>、朝日印刷<3951>など16銘柄は年初来高値を更新。ライフドリンク カンパニー<2585>、安江工務店<1439>、マツモト<7901>、元旦ビューティ工業<5935>、フジタコーポレーション<3370>は値上がり率上位に買われた。
一方、カネコ種苗<1376>、ホクリヨウ<1384>、日本電技<1723>、錢高組<1811>、佐田建設<1826>など158銘柄が年初来安値を更新。ジェイホールディングス<2721>、AIメカテック<6227>、ジェクシード<3719>、ナカボーテック<1787>、パレモ・ホールディングス<2778>は値下がり率上位に売られた。
株探ニュース
2022/09/28 11:32
みんかぶニュース 市況・概況
◎28日前場の主要ヘッドライン
・日経レバが大幅反落し直近安値下回る、売買代金は全市場を通じて群を抜く
・VIX短先物が反発、米「恐怖指数」は32.60に上昇
・ファストリが一時3300円超の下落、先物絡みでインデックス売りの影響直撃
・シスメックスが急動意、尿検査装置の新モデル発売受け一時800円超の上昇
・タカトリは大きく切り返す、パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注獲得
・エーザイがストップ高カイ気配、「レカネマブ」が第3相試験で主要評価項目達成
・トピーが急反発、非開示だった上期経常は23億円の黒字に浮上へ
・オンワード続伸、今2月期営業利益は従来予想からほぼ倍増で投資資金呼び込む
・ラサ商事がカイ気配スタート、今期業績予想と配当計画の大幅増額を好感
※ヘッドラインは記事配信時点のものです
出所:MINKABU PRESS
2022/09/28 11:31
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均28日前引け=反落、587円安の2万5984円
28日前引けの日経平均株価は反落。前日比587.36円(-2.21%)安の2万5984.51円で前場の取引を終了した。東証プライムの値上がり銘柄数は167、値下がりは1626、変わらずは43と、値下がり銘柄の割合は80%を超えた。
日経平均構成銘柄の値上がりは5銘柄にとどまり、216銘柄が下落。マイナス寄与度トップはファストリ <9983>で、1銘柄で日経平均を126.87円押し下げ。以下、東エレク <8035>が30.22円、SBG <9984>が29.31円、ファナック <6954>が27.94円、TDK <6762>が19.5円と並んだ。
プラス寄与トップはエーザイ <4523>で、日経平均を35.14円押し上げ。中外薬 <4519>が2.85円、ヤマハ <7951>が0.53円、三井物 <8031>が0.21円、日本紙 <3863>が0.07円で続いた。
業種別では33業種すべてが値下がり。下落率1位は海運で、以下、不動産、倉庫・運輸、小売、陸運、輸送用機器が並んだ。
株探ニュース
2022/09/28 11:31
みんかぶニュース 市況・概況
日経平均の下げ幅が600円を超える
日経平均株価の下げ幅が600円を超えた。11時14分現在、614.36円安の2万5957.51円まで下落している。
株探ニュース
2022/09/28 11:15