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みんかぶニュース 市況・概況 【↑】日経平均 大引け| 3日ぶりに反発、値頃感からの下値に買いが流入 (9月17日) 日経平均株価 始値  30387.54 高値  30541.99(14:59) 安値  30358.93(09:45) 大引け 30500.05(前日比 +176.71 、 +0.58% ) 売買高  15億9933万株 (東証1部概算) 売買代金  4兆3205億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は176円高と3日ぶりに反発、下値に買い流入  2.前日のNYダウは63ドル安、米長期金利上昇を嫌気  3.東京市場は値頃感のある銘柄に買いが入り堅調に推移  4.レーザーテクや東エレクなど半導体関連株が買われる  5.3000億円のユーロ円CB発行で日本製鉄は大幅安に ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比63ドル安と反落した。米景気減速懸念が重荷となり、景気敏感株中心に売りが優勢となった。  東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。下値には値頃感からの買いが流入し堅調な値動きとなった。  前日の米株式市場では、NYダウは下落したが、ナスダック指数は上昇と高安まちまちだった。米長期金利の上昇でハイテク株などが軟調だった。こうした流れのなか、東京市場は買い優勢でスタート。前日までの2日間の下落で値頃感が出た銘柄の下値を拾う動きも強まり、半導体関連株や海運株などが買われた。ただ、3連休を控えていることもあり、後場に入ってからは様子見姿勢が強まり3万500円前後での一進一退状態が続いた。  個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>やキーエンス<6861>が値を上げた。レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が高く、日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株が買われた。ベイカレント・コンサルティング<6532>やエムスリー<2413>が上昇し、プレミアアンチエイジング<4934>やグローバルウェイ<3936>、Birdman<7063>といった東証マザーズ上場の小型株が商いを伴い値を上げた。  半面、JR西日本<9021>やファーストリテイリング<9983>が安い。3000億円のユーロ円CBの発行を発表した日本製鉄<5401>が大幅安となり、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が連想売りで値を下げた。ダイキン工業<6367>やHOYA<7741>が軟調で日本電産<6594>や村田製作所<6981>、SUMCO<3436>が下落した。セブン&アイ・ホールディングス<3382>や富士フイルムホールディングス<4901>も軟調だった。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、SBG <9984> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約119円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、TOTO <5332> 、京セラ <6971> 、富士フイルム <4901> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約33円。  東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)サービス業、(4)陸運業、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)不動産業、(4)ガラス土石製品、(5)精密機器。 ■個別材料株 △クロスキャト <2307>  官公庁や製造業向け案件好調で上期業績予想を上方修正。 △LAホールデ <2986> [JQG]  建設テックのlog bioldに出資。 △ジョイ本田 <3191>  400万株を上限とする自社株買いを実施へ。 △フィルC <3267>  販売用不動産の売却額が計画上回り21年11月期業績予想を上方修正。 △エスクロAJ <6093>  3~8月期増額修正で営業利益予想は従来比で7割増。 △ミダックHD <6564>  子会社が持つ最終処分場の埋め立て容量を増量へ。 △電気興 <6706>  アクティビストファンドのオアシスが同社株大量保有。 △ミアヘルサ <7688> [JQ]  保育事業のライフサポートを子会社化へ。 △ジャックス <8584>  22年3月期業績及び配当予想を上方修正。 △太洋物産 <9941> [JQ]  中国のTPP加盟正式申請で思惑。 ▼日華化学 <4463>  株式売り出しの実施で需給悪化を警戒。 ▼日本製鉄 <5401>  3000億円のユーロ円CB発行で希薄化へ警戒感。  東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クロスキャト <2307> 、(2)井筒屋 <8260> 、(3)サカイオーベ <3408> 、(4)電気興 <6706> 、(5)エスクロAJ <6093> 、(6)ミダックHD <6564> 、(7)東洋電 <6505> 、(8)ジャックス <8584> 、(9)オイシックス <3182> 、(10)ランド <8918> 。  値下がり率上位10傑は(1)サインポスト <3996> 、(2)日本製鉄 <5401> 、(3)GDO <3319> 、(4)アドバネクス <5998> 、(5)東邦システム <4333> 、(6)東邦鉛 <5707> 、(7)名村造 <7014> 、(8)ナガワ <9663> 、(9)菱製鋼 <5632> 、(10)メディアドゥ <3678> 。 【大引け】  日経平均は前日比176.71円(0.58%)高の3万0500.05円。TOPIXは前日比10.01(0.48%)高の2100.17。出来高は概算で15億9933万株。東証1部の値上がり銘柄数は1423、値下がり銘柄数は645となった。日経ジャスダック平均は4084.10円(22.67円高)。 [2021年9月17日] 株探ニュース 2021/09/17 16:05 みんかぶニュース 市況・概況 来週の決算発表予定 ツルハHD、三益半導、アークランドなど (9月21日~24日) ■9月21日~24日の決算発表銘柄(予定) ● 9月21日――――――――――――  2銘柄 発表予定 <3391> ツルハHD <9842> アークランド ● 9月22日――――――――――――  1銘柄 発表予定 <4465> ニイタカ ● 9月24日――――――――――――  2銘柄 発表予定 <6664> オプトエレ [JQ] <8155> 三益半導 ※決算発表予定は変更になることがあります。 ★「株探」では、決算発表を【リアルタイム】で配信します。 株探ニュース 2021/09/17 15:40 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(大引け)=176円高と3日ぶり反発、値頃感からの買いで堅調  17日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発。下値には値頃感からの買いが流入し堅調な値動きとなった。  大引けの日経平均株価は前日比176円71銭高の3万500円05銭。東証1部の売買高概算は15億9933万株。売買代金概算は4兆3205億円となった。値上がり銘柄数は1423と全体の約65%、値下がり銘柄数は645、変わらずは119銘柄だった。  前日の米株式市場では、NYダウは63ドル安と下落したが、ナスダック指数は上昇と高安まちまちだった。米長期金利の上昇でハイテク株などが軟調だった。こうした流れのなか、東京市場は買い優勢でスタート。前日までの2日間の下落で値頃感が出た銘柄の下値を拾う動きも強まり、半導体関連株や海運株などが買われた。ただ、3連休を控えていることもあり、後場に入ってからは様子見姿勢が強まり3万500円前後での一進一退状態が続いた。  個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984.T>やキーエンス<6861.T>が値を上げた。レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体関連株が高く、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株が買われた。ベイカレント・コンサルティング<6532.T>やエムスリー<2413.T>が上昇し、プレミアアンチエイジング<4934.T>やグローバルウェイ<3936.T>、Birdman<7063.T>といった東証マザーズ上場の小型株が商いを伴い値を上げた。  半面、JR西日本<9021.T>やファーストリテイリング<9983.T>が安い。3000億円のユーロ円CBの発行を発表した日本製鉄<5401.T>が大幅安となり、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>が連想売りで値を下げた。ダイキン工業<6367.T>やHOYA<7741.T>が軟調で日本電産<6594.T>や村田製作所<6981.T>、SUMCO<3436.T>が下落した。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>や富士フイルムホールディングス<4901.T>も軟調だった。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 15:39 みんかぶニュース 市況・概況 来週の主なマーケットイベント ◎経済統計・イベントなど ◇9月20日 08:01 英・ライトムーブ住宅価格 15:00 独・生産者物価指数 23:00 米・全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数 ※敬老の日の祝日で日本市場は休場 ※中国,台湾,韓国市場が休場 ◇9月21日 10:20 日・6カ月物国庫短期証券の入札 10:30 豪・豪中央銀行理事会が議事要旨を発表 21:30 米・四半期経常収支 21:30 米・住宅着工件数 21:30 米・建設許可件数 ※日・日銀金融政策決定会合(1日目) ※日・閣議 ※米・連邦公開市場委員会(FOMC)1日目 ※中国,台湾,韓国市場が休場 ◇9月22日 20:00 米・MBA住宅ローン申請指数 23:00 米・中古住宅販売件数 23:00 ユーロ・消費者信頼感(速報値) ※日・日銀金融政策決定会合の結果発表 ※英・英中央銀行金融政策委員会(MPC)1日目 ※香港,韓国市場が休場 ◇9月23日 03:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表 03:30 米・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見 15:45 仏・企業景況感指数 16:15 仏・製造業購買担当者景気指数(速報値) 16:15 仏・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 16:30 独・製造業購買担当者景気指数(速報値) 16:30 独・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:00 ユーロ・製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:00 ユーロ・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:30 英・製造業購買担当者景気指数(速報値) 17:30 英・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 20:00 英・英中銀金融政策委員会(MPC)の議事要旨を公表 21:30 米・新規失業保険申請件数 21:30 米・失業保険継続受給者数 22:45 米・製造業購買担当者景気指数(速報値) 22:45 米・非製造業購買担当者景気指数(速報値) 22:45 米・総合購買担当者景気指数(速報値) 23:00 米・景気先行指標総合指数 ※秋分の日の祝日で日本市場が休場 ◇9月24日 08:01 英・GFK消費者信頼感調査 08:30 日・全国消費者物価指数 10:20 日・3カ月物国庫短期証券の入札 17:00 独・IFO企業景況感指数 23:00 米・新築住宅販売件数 23:00 米・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演 23:00 米・クラリダFRB副議長とボウマンFRB理事が討議に参加 ※日・閣議 ※タイ市場が休場 ◎決算発表・新規上場など ○9月21日 決算発表:アークランド<9842>,ツルハHD<3391> ○9月22日 決算発表:ニイタカ<4465> ※東証1部上場:シンプレクス・ホールディングス<4373> ※マザーズ上場:コアコンセプト・テクノロジー<4371>,ユミルリンク<4372> ○9月24日 決算発表:三益半導<8155>,オプトエレ<6664> ※マザーズ上場:レナサイエンス<4889> 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 15:30 みんかぶニュース 市況・概況 明日の決算発表予定 ツルハHD、アークランド (9月17日) 9月21日の決算発表銘柄(予定)  ■引け後発表   ◆第1四半期決算:    <3391> ツルハHD   ◆第2四半期決算:    <9842> アークランド   合計2社 ※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表予定】銘柄一覧をご覧いただけます。 株探ニュース 2021/09/17 15:11 みんかぶニュース 市況・概況 <動意株・17日>(大引け)=神島化、イーレックス、オプトランなど  神島化学工業<4026.T>=上値追い加速、上場来高値更新。同社は不燃性建材やマグネシウムなどの化成品を手掛けるが、高付加価値の建材が非住宅分野で好調で収益に貢献しているほか、世界的に旺盛な自動車販売需要を受けて自動車向けマグネシウムなども業績に寄与している。22年4月期営業利益は前期比23%増の18億5000万円を計画するが上振れの可能性もある。究極のクリーンエネルギーとして関心が高まっているレーザー核融合分野では、同社独自開発の高出力レーザー発振用大型セラミックスなどの展開に注目が集まっている。  イーレックス<9517.T>=3日ぶり反発。16日の取引終了後、山梨県富士吉田市で、国内初の水素専焼発電所の起工式を行ったと発表しており、これが好材料視されている。同水素専焼発電所は、Hydrogen Technology(東京都中央区)の水素の供給・保守技術とイーレックスの発電所運転、電力小売の知見を組み合わせることで、安定的に水素専焼で発電を行い、電力小売りで活用するプロジェクト。なお、稼働は22年3月下旬を予定している。  オプトラン<6235.T>=動意。16日の取引終了後、スマートフォンなどのカメラレンズモジュールの大手メーカーから、新規最先端のレンズ成膜用ALD(原子層堆積)装置を受注したと発表した。同社のALD装置は、プラズマ技術とALDを融合した装置で、スマートフォンなどのカメラレンズやミニLED用で、従来の光学薄膜で達成できなかった極薄で多様な対象材料への成膜を可能にするという。なお、同社によると、上期において既に昨年の年間受注額を上回るペースで受注が本格化しているという。  電気興業<6706.T>=マド開け急伸。同社は通信アンテナの製造及び工事を行っており、高速通信規格5G基地局関連の需要獲得などを背景に収益面の追い風が強い。16日取引終了後、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが同社株の5%強の株式を保有したことが、同日にオアシスが提出した大量保有報告で明らかとなった。これを材料視する買いを呼び込んでいる。オアシスはアクティビストファンドとして名を馳せるが、今回の株式保有目的として「純投資及び重要提案行為などを行うため」としていることで、思惑を呼んでいる。  フィル・カンパニー<3267.T>=大幅反発。16日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を50億円から51億5000万円(前期比29.7%増)へ、営業利益を5億2000万円から6億7600万円(同5.2倍)へ、純利益を2億4000万円から3億2000万円(同16.8倍)へ上方修正したことが好感されている。同日付で販売用不動産である東京都大田区の土地・建物(空中店舗フィル・パーク)の売却契約を締結したと発表しており、販売額が計画を上回ったことが要因としている。  ミダックホールディングス<6564.T>=急反発、年初来高値を更新。同社は16日取引終了後に、子会社のミダックが保有する既存最終処分場(遠州クリーンセンター及び浜名湖クリーンセンター)の変更許可申請(埋め立て容量の増量)を行うと発表しており、これが買い手掛かりとなっているようだ。最終処分場の受託量が順調に拡大しており、埋め立て容量を増量することで今後見込まれる旺盛な埋め立て需要に対応するとともに、事業の競争力や中長期の収益基盤の更なる強化につなげるとしている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 15:05 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買動向=17日大引け、全銘柄の合計売買代金2168億円  17日の上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比26.8%減の2168億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)20銘柄の売買代金は同27.9%減の1817億円だった。  個別ではiシェアーズ JPX/S&P 設備・人材投資 ETF <1483> 、SMT ETF カーボン・エフィシェント日本株 <2642> 、NEXT 食品 <1617> 、S&PGSCI商品指数 <1327> 、NEXT インドブル <2046> など11銘柄が新高値。純銀上場信託(現物国内保管型) <1542> 、WisdomTree 銀上場投資信託 <1673> 、WisdomTree 貴金属バスケット <1676> が新安値をつけた。  そのほか目立った値動きではWisdomTree パラジウム上場投資信託 <1675> が6.73%高と大幅な上昇。  一方、One ETF 南方中国A株 CSI500 <2553> は3.65%安と大幅に下落した。  日経平均株価が176円高の大幅高となるなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1035億6600万円となり東証全銘柄で3位。ただ、売買代金は過去5営業日の平均1491億6600万円を大きく下回っており低調。  その他の日経平均ETFでは日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が174億3400万円、NEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が159億2200万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が150億3100万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が104億4100万円、楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が70億900万円の売買代金となった。 株探ニュース 2021/09/17 15:05 みんかぶニュース 市況・概況 ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は3日ぶり反発、タンゴヤ、ミアヘルサがS高  17日大引けの日経ジャスダック平均は前日比22.67円高の4084.10円と3日ぶり反発。値上がり銘柄数は379、値下がり銘柄数は209となった。  個別ではタンゴヤ<7126>、ミアヘルサ<7688>、太洋物産<9941>がストップ高。トミタ電機<6898>は一時ストップ高と値を飛ばした。アルテ サロン ホールディングス<2406>、共同ピーアール<2436>、オリエンタルコンサルタンツホールディングス<2498>、トシン・グループ<2761>、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション<2769>など17銘柄は年初来高値を更新。LAホールディングス<2986>、ハマイ<6497>、シンクレイヤ<1724>、川崎地質<4673>、アルマード<4932>は値上がり率上位に買われた。  一方、イナリサーチ<2176>、カルナバイオサイエンス<4572>、NFCホールディングス<7169>、フジトミ証券<8740>が年初来安値を更新。アサカ理研<5724>、クロスフォー<7810>、スーパーバリュー<3094>、新コスモス電機<6824>、ユークス<4334>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2021/09/17 15:04 みんかぶニュース 市況・概況 東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は3日ぶり反発、インテMがS高  17日大引けの東証マザーズ指数は前日比23.84ポイント高の1165.12ポイントと3日ぶり反発。値上がり銘柄数は265、値下がり銘柄数は108となった。  個別ではインティメート・マージャー<7072>がストップ高。FRONTEO<2158>、サンワカンパニー<3187>、グローバルウェイ<3936>、うるる<3979>、インパクトホールディングス<6067>など9銘柄は年初来高値を更新。Birdman<7063>、プレミアアンチエイジング<4934>、ビートレンド<4020>、シンメンテホールディングス<6086>、セレンディップ・ホールディングス<7318>は値上がり率上位に買われた。  一方、ジェネレーションパス<3195>、GA technologies<3491>、シイエヌエス<4076>、ホープ<6195>、メディア総研<9242>が年初来安値を更新。キャリア<6198>、イーエムネットジャパン<7036>、フィット<1436>、和心<9271>、ヘッドウォータース<4011>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2021/09/17 15:03 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均17日大引け=3日ぶり反発、176円高の3万500円  17日の日経平均株価は前日比176.71円(0.58%)高の3万500.05円と3日ぶり反発し取引を終了した。東証1部の値上がり銘柄数は1422、値下がりは645、変わらずは119と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。  日経平均プラス寄与度トップはエムスリー <2413>で、日経平均を35.95円押し上げ。次いでSBG <9984>が25.71円、東エレク <8035>が24.49円、アドテスト <6857>が19.45円、テルモ <4543>が13.83円と続いた。  マイナス寄与度は12.24円の押し下げでダイキン <6367>がトップ。以下、ファストリ <9983>が9.72円、TOTO <5332>が4.14円、京セラ <6971>が3.75円、富士フイルム <4901>が3.17円と並んだ。  業種別では33業種中25業種が値上がり。1位は海運で、以下、空運、サービス、陸運が続いた。値下がり上位には鉄鋼、非鉄金属、不動産が並んだ。 株探ニュース 2021/09/17 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 ETF売買代金ランキング=17日大引け  17日大引けの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買代金ランキングは以下の通り。                   売買代金       銘柄名    売買代金 増加率(%)   株価 1. <1570> 日経レバ    103566   -27.3    17570 2. <1579> 日経ブル2    17434   -20.3    18790 3. <1357> 日経Dインバ   15922   -16.7     362 4. <1458> 楽天Wブル    15031   -37.2    20560 5. <1360> 日経ベア2    10441   -33.4     885 6. <1459> 楽天Wベア    7009   -11.6    1447 7. <1321> 野村日経平均   5237   -14.7    31250 8. <1568> TPXブル    5146   -19.8    27700 9. <1552> VIX短先物   4106   -9.9    2207 10. <2038> 原油先Wブル   4104   -0.2     633 11. <1306> 野村東証指数   3627   15.3    2164 12. <1320> 大和日経平均   2459   -70.1    31200 13. <1671> WTI原油    1508   -36.2    1558 14. <1475> iSTPX    1476   871.1    2139 15. <1365> 大和日経レバ   1369   -35.4    27110 16. <1308> 日興東証指数   1204   62.7    2141 17. <1545> 野村ナスダク   1202   -9.4    17280 18. <2516> マザーズ     1000   -24.6     890 19. <1329> iS日経      922   598.5    31450 20. <1699> 野村原油      828   -40.7     194 21. <2521> 日興SPヘ有    644   48.4    1564 22. <1540> 純金信託      634   -11.8    5950 23. <1457> 大和TPイン    627  31250.0    4900 24. <2624> iFE225    585   -24.3    3055 25. <1655> iS米国株     581   -41.0    3530 26. <1615> 野村東証銀行    529   51.6     154 27. <1330> 日興日経平均    523   -61.5    31350 28. <1305> 大和東証指数    486   -13.8    2189 29. <1346> MX225     446   -56.7    31450 30. <1358> 日経2倍      387   -42.8    32650 31. <1356> TPXベア2    351   -46.6     967 32. <1366> 大和日経Dイ    345   -36.6     947 33. <1343> 野村REIT    333   -48.8    2276 34. <2513> 野村外国株式    316  15700.0    1543 35. <1680> 日興MSコク    305  4983.3    3625 36. <2558> MX米株SP    303   -20.7    14120 37. <2620> iS米債13    278  27700.0    2589 38. <1547> 日興SP5百    258   -39.9    5360 39. <1367> 大和TPレバ    239   -4.8    21540 40. <2632> MXナスヘ有    218   91.2    11760 41. <1456> 大和日経イン    217   -25.7    4075 42. <1678> 野村インド株    214   197.2     237 43. <1571> 日経インバ     208   -8.4     948 44. <1542> 純銀信託      206   428.2    7660 45. <1326> SPDR      199   67.2    18120 46. <2631> MXナスダク    182   -46.8    12280 47. <2625> iFETPX    176   10.0    2104 48. <1557> SPDR5百    162   -97.1    49050 49. <2514> 野村外国株H    150  14900.0    1514 50. <1476> iSJリート    149   -64.2    2189 ※売買代金単位:100万円、売買代金増加率:前日に比べた増減率(%) 株探ニュース 2021/09/17 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 東証2部(大引け)=2部指数は3日ぶり反発、玉井船がS高  17日大引けの東証2部指数は前日比32.31ポイント高の7837.90ポイントと3日ぶり反発。値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は150となった。  個別では玉井商船<9127>がストップ高。アヲハタ<2830>、マーチャント・バンカーズ<3121>、オーベクス<3583>、神島化学工業<4026>、日本ピグメント<4119>など15銘柄は年初来高値を更新。ヴィス<5071>、SIG<4386>、日鍛バルブ<6493>、杉村倉庫<9307>、サンユウ<5697>は値上がり率上位に買われた。  一方、ギグワークス<2375>、北越メタル<5446>が年初来安値を更新。バイク王&カンパニー<3377>、瑞光<6279>、神鋼環境ソリューション<6299>、堺商事<9967>、リスクモンスター<3768>は値下がり率上位に売られた。 株探ニュース 2021/09/17 15:02 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」2位にミアヘルサ  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の17日午後2時現在で、ミアヘルサ<7688.T>が「買い予想数上昇」で2位となっている。  16日の取引終了後、ヒノキヤグループ<1413.T>子会社のライフサポート(東京都渋谷区)株式の96%を10月20日付で取得し、子会社化すると発表した。ライフサポートは都内を中心に54カ所の保育施設(認可・認証保育所、学童クラブなど)を運営する保育事業と、高齢者住宅などを運営する介護事業を展開している企業で、取得価額は約17億8000万円の予定だ。  今回の子会社化は、ライフサポートが事業展開しているエリアがミアヘルサ事業所との地理的な重なりが少ないことや、学童クラブなど多様な子育て支援ニーズへの対応が可能となることから、グループにおける保育事業の成長促進と子育て支援分野の拡充が可能になると判断したためという。なお、業績への影響は明らかになった時点で開示するとしている。  これを受けて、同社株には朝方から業容拡大を期待した買いが殺到し、同社株はカイ気配でスタートした後、気配値を切り上げる展開。その後一度も寄ることなく、午後2時30分時点ではストップ高の1423円水準でカイ気配となっており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 14:53 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位に日本製鉄  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の17日午後1時現在で、日本製鉄<5401.T>が「売り予想数上昇」1位となっている。  17日の東京市場で日本製鉄が急落。16日の取引終了後、2本立てのユーロ円建転換社債(CB)型新株予約権付社債を発行すると発表しており、CBの株式転換による1株当たり利益の希薄化を懸念する売りが出ている。発行金額は合計3000億円。24年10月満期の3年債と26年10月満期の5年債の2本立てで、発行金額はそれぞれ1500億円ずつ。転換価格は3年債が2884円、5年債が3022円で決まった。調達資金は、設備投資や事業投資、研究開発費、借入金の返済などに充てる。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 14:17 みんかぶニュース 市況・概況 11月MSCI入れ替え予想、商船三井や太陽誘電などが新規採用も◇  SMBC日興証券は16日、11月の定期見直しでは現時点では商船三井<9104.T>や太陽誘電<6976.T>などが新規採用となる可能性があると指摘した。一方、ピジョン<7956.T>やTHK<6481.T>などは、今後大きく市場をアウトパフォームしなければ削除対象となる懸念があるとみている。11月の入れ替えは、欧州時間の同月11日に発表される予定だ。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 14:16 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後2時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後2時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1088、値下がり銘柄数は997、変わらずは102銘柄だった。業種別では33業種中20業種前後が高い。値上がり上位に海運、空運、サービスなど。値下がり上位に鉄鋼、非鉄、不動産など。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 14:03 みんかぶニュース 市況・概況 14時の日経平均は158円高の3万482円、エムスリーが36.90円押し上げ  17日14時現在の日経平均株価は前日比158.91円(0.52%)高の3万482.25円で推移。東証1部の値上がり銘柄数は1091、値下がりは991、変わらずは104。  日経平均プラス寄与度トップはエムスリー <2413>で、日経平均を36.90円押し上げている。次いで東エレク <8035>が30.61円、アドテスト <6857>が19.45円、SBG <9984>が16.42円、テルモ <4543>が13.40円と続く。  マイナス寄与度は10.8円の押し下げでダイキン <6367>がトップ。以下、TOTO <5332>が4.14円、京セラ <6971>が2.95円、資生堂 <4911>が2.77円、三井不 <8801>が2.72円と続いている。  業種別では33業種中19業種が値上がり。1位は海運で、以下、空運、サービス、情報・通信と続く。値下がり上位には鉄鋼、非鉄金属、不動産が並んでいる。  ※14時0分14秒時点 株探ニュース 2021/09/17 14:01 みんかぶニュース 市況・概況 S&P500 月例レポート ― 最高値更新ラッシュの8月 (4) ― ●インデックス・レビュー ◇S&P 500指数  S&P500指数は8月に2.90%上昇して4522.68で月を終えました(配当込みのトータルリターンはプラス3.04%)。7月は4395.26で終え、2.27%の上昇(同プラス2.38%)となり、6月は4297.50で終え、2.22%の上昇(同プラス2.33%)でした。過去3ヵ月間では7.58%上昇(同プラス7.95%)、年初来では20.41%上昇(同プラス21.58%)、過去1年間では29.21%上昇(同プラス31.17%)、コロナ危機前の2020年2月19日の終値での高値からは33.56%上昇(同プラス36.99%)して月を終えました。  ダウ平均は1.22%上昇の3万5360.73ドルで月を終えました(配当込みのトータルリターンはプラス1.50%)。なお、7月は3万4935.47ドルで終え、1.25%の上昇(同プラス1.34%)、6月は3万4502.51ドルで終え、0.08%の下落(同プラス0.02%)でした。過去3ヵ月間では2.41%上昇(同プラス2.88%)、年初来では15.53%上昇(同プラス17.04%)、過去1年間では24.38%上昇(同プラス26.77%)でした。  S&P 500指数の8月の日中ボラティリティ(日中の値幅を安値で除して算出)は7月の0.80%から0.64%に低下し(6月は0.62%)、年初来では0.94%となりました(7月末時点は0.99%)。2020年は1.73%と2019年の0.85%から上昇し、2018年は1.21%、2017年は0.51%(1962年以来の最低)でした。出来高は前月比19%減少した7月から9%減少し(営業日数調整後)、前年同月比では28%減少し、過去1年間でも7%減少しました。  8月の前日比で1%以上変動した日数は22営業日中1日となりました(上昇が0日、下落が1日で、2%以上の変動は0日。7月は21営業日中4日で、上昇が3日、下落が1日)。年初来では前日比で1%以上変動した日数は34日(上昇が22日、下落が12日)、2%以上変動した日数は4日(上昇が1日、下落が3日)となりました。2020年は1%以上変動した日数が109日(上昇が64日、下落が45日)、2019年は37日(上昇が22日、下落が15日)でした。  8月は22営業日中4日で日中の変動率が1%以上となり(7月は21営業日中4日)、3%以上変動した営業日はありませんでした(7月と6月も0日)。年初来では1%以上の変動が59日、3%以上の変動が2日となりました。2020年は1%以上の変動が158日(11月末時点は154日)、3%以上の変動が34日(同34日)、2019年はそれぞれ73日と1日、危機に見舞われた2008年はそれぞれ228日(253営業日中)と75日でした。  8月は11セクター中10セクターが上昇し、7月の9セクター、6月の6セクターを上回りました。金融が5.00%上昇し(7月は0.61%下落)、騰落率首位となりました。同セクターは年初来では29.94%上昇しています。コミュニケーションサービスが月間と年初来のリターンの両方で僅差で続き、8月に4.99%上昇し、年初来で29.30%上昇しました。不動産も好調となり、8月に2.70%上昇し(7月は4.55%上昇)、年初来ではS&P 500指数のセクターの中でパフォーマンスが最高となる30.71%の上昇となりました。公益事業も8月に3.50%上昇し(7月は4.21%上昇)、年初来で8.71%上昇しました。情報技術は8月に3.44%上昇して年初来の上昇率を21.60%とし、ヘルスケアも2.88%上昇して年初来で18.85%上昇しました。エネルギーは7月の8.44%安に続き、8月も2.88%安と唯一下落しましたが、年初来では26.60%上昇しています。  8月は値上がり銘柄数が増加し、値下がり銘柄数との差が拡大しました。8月の値上がり銘柄数は325銘柄(平均上昇率は5.45%)と、7月の290銘柄(同5.74%)と6月の218銘柄(同5.66%)を上回りました。10%以上上昇した銘柄数は37銘柄(同13.74%)と、7月の39銘柄(同14.19%)から減少しましたが、6月の31銘柄(同16.73%)は上回りました。25%以上上昇した銘柄はありませんでした(7月は1銘柄、6月は4銘柄)。  一方、値下がり銘柄数は179銘柄(平均下落率は3.93%)と、7月の215銘柄(同5.14%)、6月の287銘柄(同4.37%)から減少しました。8月の10%以上下落した銘柄数は12銘柄(同13.64%)と、7月の26銘柄(同13.93%)、6月の16銘柄(同12.05%)から減少しました。25%以上下落した銘柄は5月、6月、7月と同様にありませんでした。  過去3ヵ月間では、値上がり銘柄数は284銘柄(平均上昇率は12.47%)と、7月末時点の290銘柄(同10.17%)、6月末時点の373銘柄(同10.22%)から減少した一方、値下がり銘柄数は220銘柄(平均下落率は8.06%)と、7月末時点の214銘柄(同6.82%)、6月末時点の131銘柄(同4.51%)から増加しました。  10%以上上昇した銘柄数は137銘柄(平均上昇率は20.84%)と、7月末時点の118銘柄(同18.56%)から増加し、10%以上下落した銘柄も79銘柄(平均下落率は14.44%)と、7月末時点の43銘柄(同15.06%)から増加しました。36銘柄が25%以上上昇した一方(7月末時点は20銘柄)、25%以上下落した銘柄はありませんでした(同1銘柄)。  年初来では、値上がり銘柄数は442銘柄(平均上昇率は26.29%)と、7月末時点の445銘柄(同22.91%)から減少した一方、値下がり銘柄数は62銘柄(平均下落率は7.81%)と7月末時点の59銘柄(同7.12%)から増加しました。  10%以上上昇した銘柄数は355銘柄(平均上昇率は31.49%)と、7月末時点の343銘柄(同28.20%)から増加した一方、10%以上値下がりした銘柄数は17銘柄(平均下落率は17.55%)と、7月末時点の18銘柄(同15.33%)から減少しました。205銘柄が25%以上上昇し(7月末時点は166銘柄)、1銘柄が25%以上下落しました(同1銘柄)。 ◇世界の株式市場  8月の世界の株式市場は低調ではあったものの、結果的に上昇した7月の後で、好調となりました。米国市場が引き続きアウトパフォームし、上昇した市場数と下落した市場数の差は改善しました。変異株による新型コロナウイルス感染拡大が8月も続きました。新規感染者数が過去最高となった地域もあり、多くの地域で活動の制限や店舗の閉鎖が行われました。ワクチン接種も米国以外では引き続き拡大しました。米国でのワクチン接種のスピードは鈍化したものの、その後、変異株による感染拡大を受けて加速しました。米国ではワクチンの未接種は、ワクチンの不足ではなく、接種しないことを選択した結果によるものです。  世界の株式市場全体は8月に2.35%上昇しました。米国市場は2.73%上昇、米国を除くグローバル市場は1.84%上昇しました。8月は50市場中44市場が上昇し、7月の25市場から増加しました(6月は20市場、5月は36市場が上昇)。  S&Pグローバル総合指数は7月に0.32%上昇した後(米国の1.68%の上昇を除くと1.46%の下落)、8月は2.35%上昇しました(米国の2.73%上昇を除くと1.84%上昇)。6月は1.08%の上昇でした(米国の2.41%上昇を除くと0.60%下落)。  過去3ヵ月間では、世界の株式市場は3.78%上昇(米国の6.97%上昇を除くと0.25%下落)しました。年初来では14.69%の上昇で、米国の19.66%上昇を除くと8.58%上昇しました。過去1年間では28.19%上昇し、米国の31.55%上昇を除くと23.90%の上昇となっています。より長期では、米国のパフォーマンスが突出していました。過去2年間では、グローバル市場は45.16%上昇しましたが、米国の56.53%上昇を除くと32.11%の上昇でした。過去3年間ではグローバル市場は40.19%上昇し、米国の55.49%上昇を除くと23.49%の上昇でした。2020年11月3日の大統領選挙以降では、グローバル市場は31.35%上昇しましたが、米国の35.56%上昇を除くと26.04%の上昇でした。  S&Pグローバル総合指数の時価総額は8月に1兆8050億ドル増加しました(7月は2090億ドル増)。米国以外の市場の時価総額は5900億ドル増加(同4640億ドル減)、米国市場は1兆2150億ドル増加しました(同6730億ドル増)。7月は11セクター中9セクターが上昇し、セクター間のばらつきは縮小しました(7月と6月はいずれも6セクターが上昇)。パフォーマンスが最高のセクター(金融、3.87%上昇)と最低のセクター(素材、0.28%下落)の騰落率の差は4.15%となり、7月の9.23%、6月の9.75%、5月の6.73%から縮小しました。  新興国市場は8月に2.69%上昇しました。7月は6.40%の下落(6月は1.12%の上昇)でした。過去3ヵ月間では2.81%の下落、年初来では3.71%の上昇、過去1年間では19.03%の上昇となりました。過去2年間では30.92%上昇、過去3年間では25.55%上昇しています。  8月は、25市場中22市場が上昇しました(7月は10市場が上昇、6月は14市場が上昇)パフォーマンスが最高となったのはタイで8月は10.27%上昇し、過去3ヵ月間では0.48%上昇、年初来では4.19%上昇しました。2番目(僅差)はコロンビアで8月は10.27%上昇し、過去3ヵ月間では8.98%上昇、年初来では16.04%下落しました。3番目はフィリピンで8月は10.08%上昇し、過去3ヵ月間では0.11%下落、年初来では5.58%下落しました。  パフォーマンスが最低だったのはブラジルで8月は2.56%下落し、過去3ヵ月間では4.33%下落、年初来では1.59%下落しました。これに続いたのがパキスタンで8月は2.03%下落し、過去3ヵ月間では9.56%下落、年初来では1.55%下落しました。3番目がペルーで8月は1.26%下落し、過去3ヵ月間では20.66%下落、年初来では26.35%下落しました。  先進国市場は6月の1.08%上昇、7月の1.19%上昇の後、8月は全体で2.31%上昇しました。米国を除くと1.55%の上昇(7月は0.32%上昇、6月は1.20%下落)でした。過去3ヵ月間では4.64%上昇、米国を除くと0.65%上昇、年初来では16.17%上昇、米国を除くと10.34%上昇となりました。過去1年間では29.41%上昇、米国を除くと25.65%上昇、過去2年間では47.08%上昇、米国を除くと32.58%上昇、過去3年間では42.19%上昇、米国を除くと23.12%上昇となりました。  8月は25市場中22市場が上昇し、7月の15市場、6月の6市場を上回りました。パフォーマンスが最高となったのはオランダで、8月は7.33%上昇し、過去3ヵ月間では11.59%上昇、年初来では32.50%上昇しました。2番目はポルトガルで8月は7.11%上昇し、過去3ヵ月間では1.75%下落、年初来では0.17%下落しました。3番目はルクセンブルグで8月は5.32%上昇し、過去3ヵ月間では10.24%上昇、年初来では27.56%上昇しました。  パフォーマンスが最低だったのは8月も韓国で1.51%下落し(7月は4.86%下落)、過去3ヵ月間では4.06%下落、年初来では0.41%上昇しました。これに続いたのが8月も香港で1.25%下落し(7月は4.50%下落)、過去3ヵ月間では9.27%下落、年初来では3.08%上昇しました。3番目はスウェーデンで8月は0.38%下落し、過去3ヵ月間では2.55%上昇、年初来では17.60%上昇しました。  注目すべき点として、日本は8月に2.98%上昇し、過去3ヵ月間では1.00%上昇、年初来では2.34%上昇しました。ドイツは8月に1.51%上昇し、過去3ヵ月間では0.52%の下落、年初来では9.19%の上昇となりました。英国は8月に0.64%上昇し、過去3ヵ月間では0.90%下落、年初来では12.48%上昇しました。カナダは0.08%上昇し、過去3ヵ月間では1.16%下落、年初来では19.10%上昇しました。 [執筆者] ハワード・シルバーブラット S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス シニア・インデックス・アナリスト ※このレポートは、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはサイトをご参照ください。 [免責事項] 著作権(C) 2021年 S&Pグローバルの一部門であるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC。不許複製、Standard & Poor's、S&P、S&P 500、は、S&Pの一部門であるスタンダード・アンド・プアーズ・フィナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登録商標です。LATIXX、MEXIC ○TITANS及びSPCIは、S&Pグローバル一部門であるスタンダード・アンド・プアーズ・フィナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の商標です。「ダウ・ジョーンズ」は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登録商標です。商標は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCにライセンス供与されています。本資料の全体または一部の再配布、複製、そして(または)複写を書面による承諾なしに行うことを禁じます。 株探ニュース 2021/09/17 13:31 みんかぶニュース 市況・概況 S&P500 月例レポート ― 最高値更新ラッシュの8月 (3) ― ●企業業績  ○これまでに、S&P 500指数構成銘柄のうち、490銘柄が2021年第2四半期の決算発表を終え、このうち利益が予想を上回ったのは422銘柄(86.1%)、予想を下回ったのは53銘柄、予想通りだったのは15銘柄でした。また、売上高に関しては、489銘柄中427銘柄(87.5%)で予想を上回りました。2021年第2四半期の利益予想は1年前(2020年第2四半期末)から37.3%、2021年第2四半期末(2021年6月30日)から18.0%、それぞれ上方修正されています。第2四半期は最高益を更新する見通しで、過去最高を記録して好調だった2021年第1四半期から9.9%の増益、(新型コロナウイルスの影響を受けた)2020年第2四半期から94.5%の増益が見込まれています。   ⇒2021年通年については過去最高益を更新する見通しで、2020年比で62.3%の増益が見込まれており、2021年の予想PERは22.8倍となっています。   ⇒2022年は2021年比でさらに9.7%の増益と、再度の最高益更新が見込まれており、2022年の予想PERは20.8倍となっています。   ⇒2021年第2四半期の決算発表を終えた銘柄のうち、株式数の減少によってEPSが前年同期比で4%以上押し上げられた銘柄の割合は5.5%です(2021年第1四半期は5.8%、2020年第2四半期は17.8%、2019年第2四半期は24.2%)。 ●個別銘柄  ○映画館運営のAMCエンターテインメント・ホールディングスAは、年末までにビットコインでの支払いを導入することを明らかにしました。  ○テスラのオートパイロットシステムを搭載した自動車の衝突事故が複数発生したことを受けて、米当局が調査を開始しました。  ○オンライン小売大手アマゾン・ドット・コムは、衣料品と日用品を販売し、商品の交換を認める小売店舗をオープンする計画を発表しました。  ○デルタ・エアーラインズは、同社の医療保険制度に加入している従業員が新型コロナウイルスワクチンを接種していない場合、毎月200ドルを徴収することを明らかにしました。  ○S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスはヘルスケア企業のバイオ-テクネをS&P500指数に採用し、米国の半導体メーカーでアナログ・デバイセズに買収されたマキシム・インテグレーテッド・プロダクツを同指数から除外しました。 ●注目点  ○金融プラットフォームのPoly Networkがハッキング被害を受け、6億1000万ドル相当の暗号資産が盗まれました。攻撃を仕掛けたハッカーは「(事件を起こしたのは)楽しむため」というメッセージとともに、盗んだ暗号資産の大半を返却しました。  ○中国で、ハイテク企業によるデータ収集を制限する新たな個人情報保護法が可決されました(2021年11月1日施行)。  ○1932年発表のSF小説『すばらしい新世界』(『ブレイブ・ニュー・ワールド』としてドラマ化)の21世紀版さながらに、テスラのイーロン・マスクCEOは特定の作業を行うことができる人型ロボットの開発計画を発表しました。  ○世界最大の半導体受託生産企業である台湾積体電路製造(TSMC)ADRは価格を最大20%引き上げると発表しました。  ○ハリケーン「アイダ」が襲来したニューオーリンズでは、ほぼ全面的に停電が発生し、一部の製油所が操業を停止したため、地元のガソリン価格が上昇しています。   ⇒9月は市場にとってのハリケーンシーズンです。過去の実績を見ると、9月は1年で最も低調な月で、1926年以降、9月は平均で0.99%下落しています。10月は相場の急落が発生しており、1987年10月19日は22.47%、1929年10月28日は12.34%、1929年10月29日は10.16%それぞれ下落しました。 ●利回り、金利、コモディティ  ○米国10年国債利回りは7月末の1.23%から1.32%に上昇して月を終えました(2020年末は0.92%、2019年末は1.92%、2018年末は2.69%、2017年末は2.41%)。30年国債利回りは7月末の1.90%から1.94%に上昇して取引を終えました(同1.65%、同2.30%、同3.02%、同3.05%)。  ○英ポンドは7月末の1ポンド=1.3906ドルから1.3744ドルに下落し(同1.3673ドル、同1.3253ドル、同1.2754ドル、同1.3498ドル)、ユーロは7月末の1ユーロ=1.1869ドルから1.1806ドルに下落しました(同1.2182ドル、同1.1172ドル、同1.1461ドル、同1.2000ドル)。円は7月末の1ドル=109.69円から110.14円に下落し(同103.24円、同108.76円、同109.58円、同112.68円)、人民元は7月末の1ドル=6.4615元から6.4607元に上昇しました(同6.5330元、同6.9633元、同6.8785元、同6.5030元)。  ○原油価格は7月末の1バレル=73.68ドルから68.60ドルに下落して月を終えました(同48.42ドル、同61.21ドル、同45.81ドル、同60.09ドル)。米国のガソリン価格(EIAによる全等級)は、7月末の1ガロン=3.232ドルから3.237ドルに上昇して月末を迎えました(同2.330ドル、同2.658ドル、同2.358ドル、同2.589ドル)。  ○金価格は7月末の1トロイオンス=1816.80ドルから下落して1815.80ドルで月の取引を終えました(同1901.60ドル、同1520.00ドル、同1284.70ドル、同1305.00ドル)。  ○VIX恐怖指数は7月末の18.24から16.48に低下して月を終えました。月中の最高は24.74、最低は15.19でした(同22.75、同13.78、同16.12、同11.05)。   ⇒同指数の2020年の最高は85.47、最低は11.75でした。 ※「高値更新街道を突き進む米国市場 (4)」へ続く 株探ニュース 2021/09/17 13:31 みんかぶニュース 市況・概況 S&P500 月例レポート ― 最高値更新ラッシュの8月 (2) ― ●新型コロナウイルス関連  ○変異ウイルスの感染拡大が続き、人口の70%がワクチン接種を完了したとしても集団免疫の獲得は厳しいとされており、懸念が広がっています。集団免疫の獲得に必要な接種率は引き上げられ、80%以上とも言われています。  ○小学校でのマスク義務化を巡る対立が激化しています。こうした問題(あるいは子供の健康)に関しては、政治的信条の違いが対立を生みだしているようです。  ○米食品医薬品局(FDA)は免疫が低下している人に対する新型コロナウイルスワクチンのブースター接種(3回目の接種)を承認しました。   ⇒米疾病対策センター(CDC)はモデルナ製とファイザー製のワクチンに関して3回目の接種を初回接種から8ヵ月経過後に受けることを推奨しています。バイデン大統領は(9月20日の週から)2回の接種を終えた人に対して3回目の接種(ブースター接種)を、2回目の接種から8ヵ月経過後に受けることを奨励しています(ブースター接種の対象となるワクチンはモデルナ製とファイザー製で、ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンについては治験段階にあります。また、(医療従事者や、感染リスクが高い人、高齢者などを対象とした)優先接種計画も進めています。初回ワクチン接種を実施した際と同様に、(連邦政府に強制力はないため)州によって対応が分かれることになるでしょう。  ○8月下旬にFDAは、これまで緊急使用を許可していたファイザー製の新型コロナワクチンを正式承認しました。これを受けて一部の企業や自治体が従業員や職員に対する接種義務化に動くとみられます。  ○ジョンソン・エンド・ジョンソンは同社の1回接種型の新型コロナウイルスワクチンについて、追加接種によって抗体レベルが大幅に増加するとの治験結果が得られたことを公表しました。  ○EUは加盟27ヵ国に対して、米国での変異型ウイルスによる急激な感染拡大を理由に、ワクチン未接種者による同国への不要不急の渡航を停止することを勧告しました(EUは2021年6月に米国を渡航許可リストに加えていました)。  ○米国の1日当たり接種回数の7日間平均は、7月末の62万回から89.8万回に急増しました(6月は90万回、5月は170万回)。デルタ株による感染拡大が続いているためです。1日の新規感染者数は7月末の6万7000人から28万人に増加しています。この結果、多くの企業が職場復帰のスケジュールを延期しており、学校再開時期も見通せない状況にあります。   ⇒フロリダ州が依然としてデルタ変異株感染のホットスポットとなっており、新規感染者数の最多更新が続いています。   ⇒米国のワクチン接種率(少なくとも1回は接種済み)は成人で70%に達し、全人口では61.7%となっています。2回の接種を終えた人の割合は52.4%となっています。   ⇒一部の州(ルイジアナ州)や地域(サンフランシスコ)ではマスク着用を再び義務付けています。カリフォルニア州は全米で最初に、全ての教職員に対して、学校に復帰する際にはワクチン接種か定期的な検査を義務付けると発表しました。ニューヨーク市もこれに続き、イベント参加やジム利用、レストランでの飲食に際してワクチン接種証明の提示を義務付けるとしました。また、米国防総省は全軍に対して9月15日までにワクチン接種を義務付けると発表しました。   ⇒多くの企業(ホーム・デポ、マクドナルド、ターゲット、タイソンフーズ)がマスク着用を再び義務化し、一部企業は職場復帰の時期を延期したり(ブラックロック、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、アマゾン・ドット・コムは2022年まで)、ワクチン接種を義務付けています(マイクロソフト、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは米国内の従業員が対象)。    →金融業界の動きを見ると、ニューヨーク証券取引所は取引フロアに出入りする全ての人に対してワクチン接種を9月13日までに終えるように要請しました。  ○新型コロナウイルスの治療薬と治療法、そして夢の万能薬:   ⇒世界全体で52億6000万人が少なくとも1回のワクチン接種を受けました(7月末時点では37億4000万人、5月末時点では17億4000万人、4月末時点では11億人、3月末時点では5億7400万人、2月末時点では2億2500万人)。   ⇒米国では現時点で、3億7000万人が1回以上のワクチン接種を受けました(同3億4400万人、同2億8900万人、同2億3700万人、同1億4800万人、同6830万人)。   ⇒人口の61.7%(7月末時点では57.2%、5月末時点では49.4%、4月末時点では43.3%)が少なくとも1回は接種したことになり、人口の52.4%(同49.4%、同39.3%、同30.0%)が2回の接種を終えました。   ⇒米国の1日当たり接種回数の7日平均は90万回に低下しましたが(7月末時点では62万回、5月末時点では170万回、4月末時点では263万回、3月末時点では277万回、2月末時点では131万回)、変異株の蔓延により接種回数は増加しています。 ●各国中央銀行の動き(および関連ニュース)  ○7月27-28日に開催されたFOMCの議事要旨から、米連邦準備制度理事会(FRB)は年内のテーバリング開始を見込んでいたものの(現在の資産買い入れペースは月額1200億ドル)、利上げに関しては、会合時には年内実施を想定していなかったことが明らかとなりました。  ○FRBは今夏の「ジャクソンホール会議」(8月26-28日開催)を、予定していた対面形式からオンライン形式での開催に変更しました(開催日の前日にパウエルFRB議長は自身の講演をオンライン形式で行うと発表しました)。こうした開催形式の変更はハト派的判断であり、変異株による感染拡大の影響は限定的で、テーパリングの開始を早める余地があると言及した最近の発言とは矛盾すると、市場関係者には受け止められました。  ○韓国はアジア諸国の中で最初に利上げに踏み切り、政策金利を0.25%引き上げて(前回利上げは3年前)0.75%としました。また、予想インフレ率も2.1%(従来は1.8%)に上方修正しました。  ○FRBの意向と新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今年のジャクソンホール会議は対面形式からオンライン形式へと変更されました(この変更を市場関係者はハト派姿勢を裏付けるものと受け止めました)。実際の(オンライン)会議では慎重かつ注意深く言葉を選んだ発言が行われました。パウエル議長はあらためてインフレの上昇は一過性の現象とみられ、また現在のインフレ率はFRBの目標に沿った水準で推移していると述べました。雇用に関しては、(FOMCが)掲げる目標に到達はしていないものの、前進しているとの見解を示しました。さらに、全てが予想通りに進展すれば、年内にテーパリングを開始する可能性があることも示唆しましたが、具体的なスケジュールについては明らかにせず、テーパリングと利上げは別物であると説明しました。市場はこうした発言をハト派寄りと解釈し、テーパリング開始前にFRBによる事前予告があると受け止めました。また、FRBは利上げを急いでいないと判断し、結果的に市場は同日に最高値を更新しました。 ●IPOおよび「空箱」SPAC  ○投資アプリを手掛けるロビンフッド・マーケッツは、7月に1株当たり38ドルで新規株式公開(IPO)を実施しました。7月の終値は35.15ドルとなりましたが、8月に入って同社の株価は急騰し、一時85ドルを付けました。8月の終値は44.32ドル(IPO価格から16.6%上昇)、月間上昇率は26.1%となりました。  ○今後も活発なIPOが見込まれます:   ⇒地域SNSを運営するNextdoorはSPACのコースラ・ベンチャーズ・アクイジションとの合併を通じて上場を計画しており、企業評価額を43億ドルと見込んでいます。   ⇒デジタル貯蓄・投資アプリを運営するAcornはSPAC経由での上場を計画しており、企業評価額を22億ドルと見込んでいます。   ⇒英国のオンライン中古車販売会社Cazoon Holdingは、SPAC経由で上場することを明らかにしました。上場時の企業評価額を80億ドルと見込んでいます。   ⇒未公開のリチオムイオン電池メーカーEnovixはSPAC経由での上場を準備しており、当初評価額11億ドルを見込んでいます。   ⇒イスラエルのデジタル取引プラットフォームのeToro GroupはSPAC(FinTech)経由で上場すると発表しました。時価総額100億ドルを見込んでいます。   ⇒東南アジアでライドシェア、フードデリバリー、送金のアプリを運営しているGrab HoldingsはSPAC経由で上場することを発表し、企業評価額を400億ドルと予想しています。   ⇒EVメーカーLucid MotorsはChurchill Capital Corp IV(CCIV)との合併を通じて上場を計画しています。   ⇒シェアオフィス大手のWeWorkが再び上場を計画しており、上場時の企業評価額として90億ドルを見込んでいます。これに対して、パンデミックにより労働環境が変化するよりもかなり前の2019年の評価額は470億ドルでした。 ※「高値更新街道を突き進む米国市場 (3)」へ続く 株探ニュース 2021/09/17 13:30 みんかぶニュース 市況・概況 S&P500 月例レポート ― 最高値更新ラッシュの8月 (1) ― S&P500月例レポートでは、S&P500の値動きから米国マーケットの動向を解説します。市場全体のトレンドだけではなく、業種、さらには個別銘柄レベルでの分析を行い、米国マーケットの現状を掘り下げて説明します。 ●THE S&P 500 MARKET: 2021年8月 個人的見解: 恋人と別れる50の方法  ポール・サイモンが「50 Ways to Leave Your Lover(恋人と別れる50の方法)」で歌ったように、「意図することが無意味になったり、誤解されたくないが、何度でも言います」。S&P500指数は2021年6月7日の週から13週連続(回数にして27回)で終値での過去最高値を更新した日がありました。年初来の最高値更新は53回となり、1926年以降で4番目の記録に並びました(過去最多は1995年の77回)。8月は22営業日中12日で最高値を更新し、更新しない日の方が珍しいほどでした。同指数は8月に2.90%上昇しました。  さらに驚くことに、S&P 500指数構成銘柄のうち442銘柄で株価が年初来で上昇しており(平均上昇率26.29%)、248銘柄が少なくとも20%上昇しています(同38.66%)。コロナ禍前の2019年末以降で見ても、394銘柄が値上がりし(同57.51%)、100%以上値上がりした40銘柄を除いた354銘柄の平均上昇率でも35.96%となっています。  歌詞にあるように、というよりも市場にとって公平に言うと、足元の市場に対処する「方法は50通りはあるはず」で、「こっそり抜け出しても、新しい計画を見つけても、ためらわずに利益確定しても」よいのです。S&P500 指数は年初来で20.41%上昇しています(2020年は16.26%上昇、2019年は28.88%上昇)。  もう一つ引用すると、ニューヨーク・タイムズ紙の1面に書かれたように「今の市場は狂っている」が、そこに参加しないのもばかげた話であり、一方で仕事を失いかねません(すぐに売れるように準備しておく必要があります)。  過去の実績を見ると、8月は55.9%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.91%、下落した月の平均下落率は3.95%、全体の平均騰落率は0.70%の上昇となっています。2021年8月のS&P 500指数は2.90%の上昇でした。  9月は45.2%の確率で上昇し、上昇した月の平均上昇率は3.28%、下落した月の平均下落率は4.60%、全体の平均騰落率は0.99%の下落となっています。  今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)のスケジュールは、9月21日-22日、11月2日-3日、12月14日-15日、2022年1月25日-26日、3月15日-16日、5月3日-4日、6月14日-15日、7月26日-27日、9月20日-21日、11月1日-2日、12月13日-14日となっています。  S&P 500指数は8月に2.90%上昇して4522.68で月を終えました(配当込みのトータルリターンはプラス3.04%)。7月は4395.26で終え、2.27%の上昇(同プラス2.38%)となり、6月は4297.50で終え、2.22%の上昇(同プラス2.33%)でした。過去3ヵ月間では7.58%上昇(同プラス7.95%)、年初来では20.41%上昇(同プラス21.58%)、過去1年間では29.21%上昇(同プラス31.17%)、コロナ危機前の2020年2月19日の終値での高値からは33.56%上昇(同プラス36.99%)して月を終えました。  ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)は1.22%上昇の3万5360.73ドルで月を終えました(配当込みのトータルリターンはプラス1.50%)。なお、7月は3万4935.47ドルで終え、1.25%の上昇(同プラス1.34%)、6月は3万4502.51ドルで終え、0.08%の下落(同プラス0.02%)でした。過去3ヵ月間では2.41%上昇(同プラス2.88%)、年初来では15.53%上昇(同プラス17.04%)、過去1年間では24.38%上昇(同プラス26.77%)でした。 ●主なポイント  ○S&P 500指数は8月も上昇を続け、22営業日のうち、終値ベースでの最高値更新を12回更新しました(7月は7回、6月は8回)。年初来の最高値更新は53回となり、史上4番目の記録に並びました(過去最多は1995年の77回)。13週連続で終値で最高値を更新した日があり、2020年11月以降、終値での最高値を更新した日が毎月あったことになります(2020年10月はありませんでしたが、その前の9月と8月は最高値を更新)。   ⇒S&P 500指数は8月に2.90%上昇しました(配当込みのトータルリターンはプラス3.04%)。7月は2.27%上昇(同プラス2.38%)、6月は2.22%上昇(同プラス2.33%)、5月は0.55%上昇(同プラス0.70%)、4月は5.24%上昇(同プラス5.34%)、3月は4.24%上昇(同プラス4.38%)でした。過去3ヵ月では7.58%上昇(同プラス7.95%)、年初来では20.41%上昇(同プラス21.58%)、過去1年間では29.21%上昇(同プラス31.17%)でした。   ⇒同指数は8月に終値での最高値を12回更新し、一時は4537.36を付け、終値ベースでも初めて4500を超えました。7月の最高値更新は7回でした(6月は8回、5月は1回、4月は10回、3月、2月、1月は5回)。   ⇒コロナ危機前の2020年2月19日の終値での高値からは33.56%上昇し(同プラス36.99%)、同期間に終値ベースで72回、最高値を更新しました。   ⇒2020年11月3日の米大統領選挙以降では、同指数は34.24%の上昇(同プラス35.94%)でした(バイデン大統領就任以降に51回、最高値を更新しています)。   ⇒2020年3月23日の底値からの強気相場では102.14%上昇しています(同プラス106.90%)。  ○現時点で、490銘柄が2021年第2四半期の決算発表を終え、422銘柄(86.1%)で利益が予想を上回り、53銘柄で予想を下回り、15銘柄で予想通りとなりました。また、489銘柄中の427銘柄(87.3%)で売上高が予想を上回りました。2021年第2四半期の利益予想は1年前(2020年第2四半期末)から37.3%、2021年第2四半期末(2021年6月30日)から18.0%、それぞれ上方修正されています。第2四半期は最高益を更新する見通しで、過去最高を記録して好調だった2021年第1四半期から9.9%の増益、(新型コロナウイルスの影響を受けた)2020年第2四半期から94.5%の増益が見込まれています。  ○政治関連では、下院は、気候変動、教育、医療に対応するための3.5兆ドル規模の予算決議案を可決しました(賛成220、反対212)。2021年9月下旬には1兆ドル規模のインフラ法案についても採決を行う予定です。予算決議案に関しては、上院は3.5兆ドルの同決議案を単純過半数で可決することが可能で、100議席中50票の賛成票を獲得すれば、最終的に副大統領の賛成票で51対50となります。  ○市場関係者のS&P 500指数の1年後の目標値はこの1ヵ月間で上昇し、現在値から10.4%上昇(前月は11.6%上昇)の4993(かなり強気な予想)となっています(7月末の目標値は4905、6月末の目標値は4767)。ダウ平均の目標値は現在値から10.8%上昇(前月は11.1%上昇)の3万9166ドル(かなり強気な予想)となっています(同3万8796ドル、同3万8123ドル)。 ●バイデン大統領と政府高官  ○上院は超党派による1兆ドル規模のインフラ法案を賛成69、反対30で可決し、同法案は下院に送られました。さらに上院では3.5兆ドル規模の予算決議が民主党の公約に沿った形で50対49の賛成多数で可決され、経済対策の法制化に向けた話し合いに道が開かれました。  ○下院は、気候変動、教育、医療に対応するための3.5兆ドル規模の予算決議案を可決しました(賛成220、反対212)。2021年9月下旬には1兆ドル規模のインフラ法案についても採決を行う予定です。予算決議案に関しては、上院は3.5兆ドルの同決議案を単純過半数で可決することが可能で、100議席中50票の賛成票を獲得すれば、最終的に副大統領の賛成票で51対50となります。  ○(米軍の撤退によって)反政府武装勢力タリバンがアフガニスタンを支配下に置き、彼らは首都カブール入りして大統領府を掌握しました。ガニ大統領は出国しました。バイデン大統領はテレビ演説の中で撤退の正当性を主張し、8月31日を撤退期限としました。出国を試みる人々の姿が報道されましたが、国外退避の動きの大半は制御かつ制限されていました。  ○8月26日にカブールの空港付近で2度にわたって(自爆テロによる)大規模な爆発がありました。13人の米軍兵士(2020年2月に撤退合意して以降で初めてとなる米軍犠牲者)と少なくとも170人のアフガニスタン人が死亡しました。この爆発は(タリバンと敵対している)過激派組織イスラム国の関連組織ISISによる犯行でした。  ○米国の撤退は8月31日に完了しましたが、金融市場は無反応でした。 ※「高値更新街道を突き進む米国市場 (2)」へ続く 株探ニュース 2021/09/17 13:30 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後1時現在の東証1部の値上がり銘柄数は1066、値下がり銘柄数は1007、変わらずは114銘柄だった。業種別では33業種中17業種前後が高い。値上がり上位に海運、サービス、空運など。値下がり上位に鉄鋼、非鉄、不動産など。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 13:04 みんかぶニュース 市況・概況 13時の日経平均は150円高の3万474円、エムスリーが37.42円押し上げ  17日13時現在の日経平均株価は前日比150.90円(0.50%)高の3万474.24円で推移。東証1部の値上がり銘柄数は1066、値下がりは1007、変わらずは113。  日経平均プラス寄与度トップはエムスリー <2413>で、日経平均を37.42円押し上げている。次いで東エレク <8035>が34.93円、アドテスト <6857>が21.61円、テルモ <4543>が12.53円、SBG <9984>が12.32円と続く。  マイナス寄与度は12.42円の押し下げでダイキン <6367>がトップ。以下、TOTO <5332>が3.96円、三井不 <8801>が2.65円、セブン&アイ <3382>が2.48円、資生堂 <4911>が2.41円と続いている。  業種別では33業種中17業種が値上がり。1位は海運で、以下、サービス、空運、医薬品と続く。値下がり上位には鉄鋼、非鉄金属、不動産が並んでいる。  ※13時0分1秒時点 株探ニュース 2021/09/17 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」1位にエスクロAJ  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の17日正午現在では、エスクロー・エージェント・ジャパン<6093.T>が「買い予想数上昇」3位となっている。  エスクロAJが急動意、一時24円高の247円まで買われる人気となった。同社は金融機関の業務請負や不動産関連の事務代行を行うが、16日取引終了後、20年2月期上期(21年3~8月)業績予想の上方修正を発表、営業利益は1億3400万円から2億2800万円(前年同期比20%減)と従来予想から7割増の水準に増額修正しており、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。株価が200円台前半と値ごろ感があり、個人投資家を中心に上値を見込んだ短期筋の買いが活発だ。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 12:59 みんかぶニュース 市況・概況 ファーマFが5日ぶり反発、三洋化と「アグリ・ニュートリション基本計画」を策定  ファーマフーズ<2929.T>が5日ぶりに反発している。16日の取引終了後、三洋化成工業<4471.T>と両社の開発・技術力を融合させた「アグリ・ニュートリション基本計画」を策定したと発表しており、これが好材料視されている。  同計画は、世界の農業危機をバイオテクノロジーで救うのが狙い。三洋化成の界面制御技術とファーマFの発酵抽出技術の融合により、バイオスティミュラントを活用した新たなペプチド農業を確立し、宮崎県新富町で農業支援を本格展開するとしている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 12:57 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は小幅に上昇幅拡大  後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前日比180円高前後と前場終値から上昇幅を小幅に拡大させている。外国為替市場では、1ドル=109円80銭台で推移している。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 12:34 みんかぶニュース 市況・概況 日経平均の上げ幅が200円突破  日経平均株価の上げ幅が200円を突破。12時33分現在、202.20円高の3万525.54円まで上昇している。 株探ニュース 2021/09/17 12:33 みんかぶニュース 市況・概況 「外食」が20位にランクイン、政府の行動制限緩和方針で業績回復に期待感<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10 1 アンモニア 2 デジタルトランスフォーメーション 3 半導体 4 再生可能エネルギー 5 脱炭素 6 半導体製造装置 7 全固体電池 8 水素 9 サイバーセキュリティ 10 パワー半導体  みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「外食」が20位にランクしている。  政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は9月3日、ワクチンが行き渡った後の経済社会活動の制限緩和について提言を行った。接種証明書(ワクチンパスポート)や検査の陰性証明書を活用することで、医療機関・高齢者施設での面会や県境をまたぐ旅行、大規模イベントなどの制限を緩めるほか、商品の割引や特典の提供なども可能となるという。9日に開催された新型コロナウイルス感染症対策本部ではこれらが正式決定され、希望者のワクチン接種が完了するとされる10月から11月にかけて実施し、今後の社会経済活動の正常化に道筋をつける方針だ。  この決定を受け今冬以降、人の流れが活発化することが見込まれている。特に、これまで厳しい環境下にあった飲食店では、酒類提供や営業時間の緩和が期待されており、「先行きに明るさが見え始めた」との声も聞かれる。苦戦が続く外食企業の業績回復期待も徐々に高まりそうだ。  この日の関連銘柄の動きは、三光マーケティングフーズ<2762.T>、イートアンドホールディングス<2882.T>、ヨシックスホールディングス<3221.T>、ペッパーフードサービス<3053.T>、トリドールホールディングス<3397.T>、王将フードサービス<9936.T>などが高い。グルメサイト運営のRetty<7356.T>、カカクコム<2371.T>も堅調。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 12:21 みんかぶニュース 市況・概況 NexusBが4日ぶり反発、第3四半期に不良債権売却による売却益を計上へ(訂正)  10時55分ごろ公開しましたNexusBの記事につきまして訂正します。  Nexus Bank<4764.T>は4日ぶりに反発している。16日の取引終了後、孫会社のJT親愛貯蓄銀行が1231件の不良債権売却をしたことに伴い、21年12月期第3四半期の連結業績に売却益約1億2500万円を営業利益として計上する見込みと発表しており、これが好感されている。 誤 連結業績に売却益約14億5500万円を営業利益として計上する見込み 正 連結業績に売却益約1億2500万円を営業利益として計上する見込み 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 12:04 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」1位にクロスキャト  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」17日午前11時現在で、クロスキャット<2307.T>が「買い予想数上昇」1位となっている。  16日の取引終了後、22年3月期第2四半期の累計(4~9月)連結営業利益予想を1億8000万円から4億円(前年同期比3.1倍)へ上方修正した。官公庁、通信及び製造向けの案件が好調に推移していることに加えて、売上原価及び販管費の抑制を図ったことが寄与する。これを受けて、株価はストップ高の1404円に買われ、年初来高値を更新しており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。 出所:MINKABU PRESS 2021/09/17 12:02

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