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【↑】日経平均 大引け| 3日ぶりに反発、値頃感からの下値に買いが流入 (9月17日)

配信日時:2021/09/17 16:05 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  30387.54 高値  30541.99(14:59) 安値  30358.93(09:45) 大引け 30500.05(前日比 +176.71 、 +0.58% ) 売買高  15億9933万株 (東証1部概算) 売買代金  4兆3205億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は176円高と3日ぶりに反発、下値に買い流入  2.前日のNYダウは63ドル安、米長期金利上昇を嫌気  3.東京市場は値頃感のある銘柄に買いが入り堅調に推移  4.レーザーテクや東エレクなど半導体関連株が買われる  5.3000億円のユーロ円CB発行で日本製鉄は大幅安に ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比63ドル安と反落した。米景気減速懸念が重荷となり、景気敏感株中心に売りが優勢となった。  東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。下値には値頃感からの買いが流入し堅調な値動きとなった。  前日の米株式市場では、NYダウは下落したが、ナスダック指数は上昇と高安まちまちだった。米長期金利の上昇でハイテク株などが軟調だった。こうした流れのなか、東京市場は買い優勢でスタート。前日までの2日間の下落で値頃感が出た銘柄の下値を拾う動きも強まり、半導体関連株や海運株などが買われた。ただ、3連休を控えていることもあり、後場に入ってからは様子見姿勢が強まり3万500円前後での一進一退状態が続いた。  個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>やキーエンス<6861>が値を上げた。レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が高く、日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株が買われた。ベイカレント・コンサルティング<6532>やエムスリー<2413>が上昇し、プレミアアンチエイジング<4934>やグローバルウェイ<3936>、Birdman<7063>といった東証マザーズ上場の小型株が商いを伴い値を上げた。  半面、JR西日本<9021>やファーストリテイリング<9983>が安い。3000億円のユーロ円CBの発行を発表した日本製鉄<5401>が大幅安となり、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が連想売りで値を下げた。ダイキン工業<6367>やHOYA<7741>が軟調で日本電産<6594>や村田製作所<6981>、SUMCO<3436>が下落した。セブン&アイ・ホールディングス<3382>や富士フイルムホールディングス<4901>も軟調だった。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、SBG <9984> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約119円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、TOTO <5332> 、京セラ <6971> 、富士フイルム <4901> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約33円。  東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)サービス業、(4)陸運業、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)不動産業、(4)ガラス土石製品、(5)精密機器。 ■個別材料株 △クロスキャト <2307>  官公庁や製造業向け案件好調で上期業績予想を上方修正。 △LAホールデ <2986> [JQG]  建設テックのlog bioldに出資。 △ジョイ本田 <3191>  400万株を上限とする自社株買いを実施へ。 △フィルC <3267>  販売用不動産の売却額が計画上回り21年11月期業績予想を上方修正。 △エスクロAJ <6093>  3~8月期増額修正で営業利益予想は従来比で7割増。 △ミダックHD <6564>  子会社が持つ最終処分場の埋め立て容量を増量へ。 △電気興 <6706>  アクティビストファンドのオアシスが同社株大量保有。 △ミアヘルサ <7688> [JQ]  保育事業のライフサポートを子会社化へ。 △ジャックス <8584>  22年3月期業績及び配当予想を上方修正。 △太洋物産 <9941> [JQ]  中国のTPP加盟正式申請で思惑。 ▼日華化学 <4463>  株式売り出しの実施で需給悪化を警戒。 ▼日本製鉄 <5401>  3000億円のユーロ円CB発行で希薄化へ警戒感。  東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クロスキャト <2307> 、(2)井筒屋 <8260> 、(3)サカイオーベ <3408> 、(4)電気興 <6706> 、(5)エスクロAJ <6093> 、(6)ミダックHD <6564> 、(7)東洋電 <6505> 、(8)ジャックス <8584> 、(9)オイシックス <3182> 、(10)ランド <8918> 。  値下がり率上位10傑は(1)サインポスト <3996> 、(2)日本製鉄 <5401> 、(3)GDO <3319> 、(4)アドバネクス <5998> 、(5)東邦システム <4333> 、(6)東邦鉛 <5707> 、(7)名村造 <7014> 、(8)ナガワ <9663> 、(9)菱製鋼 <5632> 、(10)メディアドゥ <3678> 。 【大引け】  日経平均は前日比176.71円(0.58%)高の3万0500.05円。TOPIXは前日比10.01(0.48%)高の2100.17。出来高は概算で15億9933万株。東証1部の値上がり銘柄数は1423、値下がり銘柄数は645となった。日経ジャスダック平均は4084.10円(22.67円高)。 [2021年9月17日] 株探ニュース

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