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インフキュリオン Research Memo(1):決済全域を一気通貫でカバーするプラットフォームを提供
配信日時:2026/02/20 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST インフキュリオン Research Memo(1):決済全域を一気通貫でカバーするプラットフォームを提供
■要約
インフキュリオン<438A>は「決済から、きのうの不可能を可能にする。」をミッションに掲げ、決済・金融機能をあらゆる産業やサービスに組み込む決済イネーブラーとして事業を展開している。一般消費者向けサービス事業者から、BtoB企業、金融機関、フィンテックスタートアップまでを顧客とし、事業者が自社サービスの中に決済機能を自然に実装できるよう支援する点が特徴である。祖業であるコンサルティングで培った決済に関する深い知見と業界理解をもとに、制度対応や業務設計を踏まえた最適な決済・金融基盤を設計し、自社開発のプロダクトをクラウド型・API接続により提供している。主要サービスとして、BtoC・BtoB双方の事業者で導入可能な決済プラットフォームや、事業者が展開するサービス領域に応じて柔軟に拡張可能な金融機能を提供し、導入企業が展開するサービスの提供価値向上と、決済インフラの最適化によるキャッシュレスの社会実装を支えている。
1. 2026年3月期第3四半期の業績概要
2026年3月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比34.3%増の6,954百万円、売上総利益が同47.0増の3,333百万円、営業利益が417百万円(前年同期は47百万円)、EBITDAが505百万円(同78百万円)、経常利益が328百万円(同21百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益が408百万円(同63百万円)となった(2025年3月期第3四半期の業績数値は未監査)。売上面では、「Xard(エクサード)」「Winvoice(ウィンボイス)」を中心に決済処理金額(GTV:Gross Transaction Value)が増加し、従量型ストック収入が堅調に推移したほか、モビリティ業界向け決済端末導入の進展や三井住友銀行及び三井住友カード(以下、SMBCグループ)との協業に係るシステム開発売上によりフロー収入が拡大した。コスト面では、フロー収入の増加に伴う開発原価や決済端末の仕入原価により売上原価が増加、採用の強化による人件費や「Winvoice」の決済処理金額の成長に伴う収益分配費用の増加により販管費の上昇もみられたが限定的であり、増収効果がこれを吸収した。結果として利益水準は想定を上回って改善しており、収益基盤の拡大が着実に進んでいる。
2. 2026年3月期通期の業績見通し
2026年3月期通期業績は、売上高が前期比31.0%増の9,400百万円、営業利益が同109.5%増の300百万円、経常利益が同67.2%増の180百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同221.2%増の240百万円の見通しである。同社は2026年2月13日に通期業績予想の上方修正を発表した。売上高は400百万円、営業利益は120百万円、経常利益は100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は40百万円それぞれ増額した。上方修正の背景としては、主力のペイメントプラットフォーム事業において法人間取引の決済処理金額(BtoB GTV)が前年同期を大きく上回って伸長したことに伴いストック収入が期初計画を上回って推移したことに加え、マーチャントプラットフォーム事業においてモビリティ業界などへの決済端末の導入が前倒しで進捗したことなどが挙げられる。
3. 中長期の成長戦略
同社の成長戦略は、(1)ターゲット顧客の増加、(2)付加価値・提供領域の拡大、(3)戦略的アライアンス、の3本柱で構成されている。SaaS企業やフィンテックスタートアップに加え、金融機関や大手企業のモダン決済基盤への移行需要を取り込み、顧客基盤の裾野を広げる。また、決済を起点として、カード発行、請求DX、資金管理などの機能を拡充し、顧客単価と収益性を高める。加えて、SMBCグループとの提携をはじめとするアライアンスにより、信用力の強化と成長スピードの加速を実現し、決済処理金額の拡大を通じた持続的な企業価値向上を目指す。
■Key Points
・あらゆる事業者に決済インフラを提供するフィンテック企業
・2026年3月期第3四半期は主要サービスの成長により大幅増収増益
・2026年3月期通期では収益構造の改善が進展、当初業績予想を上方修正
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
<HN>
インフキュリオン<438A>は「決済から、きのうの不可能を可能にする。」をミッションに掲げ、決済・金融機能をあらゆる産業やサービスに組み込む決済イネーブラーとして事業を展開している。一般消費者向けサービス事業者から、BtoB企業、金融機関、フィンテックスタートアップまでを顧客とし、事業者が自社サービスの中に決済機能を自然に実装できるよう支援する点が特徴である。祖業であるコンサルティングで培った決済に関する深い知見と業界理解をもとに、制度対応や業務設計を踏まえた最適な決済・金融基盤を設計し、自社開発のプロダクトをクラウド型・API接続により提供している。主要サービスとして、BtoC・BtoB双方の事業者で導入可能な決済プラットフォームや、事業者が展開するサービス領域に応じて柔軟に拡張可能な金融機能を提供し、導入企業が展開するサービスの提供価値向上と、決済インフラの最適化によるキャッシュレスの社会実装を支えている。
1. 2026年3月期第3四半期の業績概要
2026年3月期第3四半期の業績は、売上高が前年同期比34.3%増の6,954百万円、売上総利益が同47.0増の3,333百万円、営業利益が417百万円(前年同期は47百万円)、EBITDAが505百万円(同78百万円)、経常利益が328百万円(同21百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益が408百万円(同63百万円)となった(2025年3月期第3四半期の業績数値は未監査)。売上面では、「Xard(エクサード)」「Winvoice(ウィンボイス)」を中心に決済処理金額(GTV:Gross Transaction Value)が増加し、従量型ストック収入が堅調に推移したほか、モビリティ業界向け決済端末導入の進展や三井住友銀行及び三井住友カード(以下、SMBCグループ)との協業に係るシステム開発売上によりフロー収入が拡大した。コスト面では、フロー収入の増加に伴う開発原価や決済端末の仕入原価により売上原価が増加、採用の強化による人件費や「Winvoice」の決済処理金額の成長に伴う収益分配費用の増加により販管費の上昇もみられたが限定的であり、増収効果がこれを吸収した。結果として利益水準は想定を上回って改善しており、収益基盤の拡大が着実に進んでいる。
2. 2026年3月期通期の業績見通し
2026年3月期通期業績は、売上高が前期比31.0%増の9,400百万円、営業利益が同109.5%増の300百万円、経常利益が同67.2%増の180百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同221.2%増の240百万円の見通しである。同社は2026年2月13日に通期業績予想の上方修正を発表した。売上高は400百万円、営業利益は120百万円、経常利益は100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は40百万円それぞれ増額した。上方修正の背景としては、主力のペイメントプラットフォーム事業において法人間取引の決済処理金額(BtoB GTV)が前年同期を大きく上回って伸長したことに伴いストック収入が期初計画を上回って推移したことに加え、マーチャントプラットフォーム事業においてモビリティ業界などへの決済端末の導入が前倒しで進捗したことなどが挙げられる。
3. 中長期の成長戦略
同社の成長戦略は、(1)ターゲット顧客の増加、(2)付加価値・提供領域の拡大、(3)戦略的アライアンス、の3本柱で構成されている。SaaS企業やフィンテックスタートアップに加え、金融機関や大手企業のモダン決済基盤への移行需要を取り込み、顧客基盤の裾野を広げる。また、決済を起点として、カード発行、請求DX、資金管理などの機能を拡充し、顧客単価と収益性を高める。加えて、SMBCグループとの提携をはじめとするアライアンスにより、信用力の強化と成長スピードの加速を実現し、決済処理金額の拡大を通じた持続的な企業価値向上を目指す。
■Key Points
・あらゆる事業者に決済インフラを提供するフィンテック企業
・2026年3月期第3四半期は主要サービスの成長により大幅増収増益
・2026年3月期通期では収益構造の改善が進展、当初業績予想を上方修正
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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