注目トピックス 日本株
学情 Research Memo(5):2026年10月期に中期経営計画目標達成へ(1)
配信日時:2026/02/06 11:35
配信元:FISCO
*11:35JST 学情 Research Memo(5):2026年10月期に中期経営計画目標達成へ(1)
■学情<2301>の今後の見通し
3. 中期の成長戦略
同社は、2026年10月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を推進している。慢性的な人手不足や学生の売り手市場、求職者における主体的なキャリア形成への意識の高まりを背景に、キャリア採用に対するニーズは拡大している。こうした環境認識の下、「『20代のセカンドキャリア』を支援するプラットフォーマー」をありたい姿として再定義し、「Re就活」を中心としたキャリア採用サービスへ重点的な先行投資を行ってきた。同社のさらに高めるべき競争優位性として「働き手を集める力」「人と組織をつなぐ力」「企業・組織を集める力」の3点を定義し、これらを一段と強化するため人的投資、広告宣伝投資、マーケティング投資、システム開発投資、新規事業開発投資を継続的に実施している。投資原資については、営業キャッシュ・フロー及び投資有価証券を含む手元資金を活用する方針であり、事業拡大・事業開発投資及び事業継続投資として、3年間で計9,100百万円の投資枠を設定している。
中期経営計画開始から2025年10月期までの2年間で、「Re就活シリーズ」を通じて多様な選択肢を提案できる体制が整った。具体的には、2024年10月末に「Re就活30」をリリースし、2025年3月には新卒向け就職情報サイトを「Re就活キャンパス」へブランド変更した。さらに2025年5月には「Re就活テック」をリニューアルするとともに、10代・20代前半の高卒既卒者を主な対象とする「Re就活ユース」を開始した。新卒の「キャリアスタート」、10代〜20代の「キャリアチェンジ」、30代の「キャリアアップ」といったライフステージ・キャリアステージごとの支援を強化し、求職者と企業双方にとって価値あるマッチングの実現を目指す。
最終年度である2026年10月期は、これらの投資を通じて売上・利益ともに成長を加速し、目標値である売上高13,300百万円、営業利益3,250百万円の達成を見込む。また、資本コストを意識した経営を徹底し、ROEは15.0%まで引き上げることを目指している。
4. 競合優位ごとの成長戦略と投資方針
(1) 働き手を集める力
「Re就活」並びに「Re就活エージェント」などのRe就活シリーズの利用求職者数の拡大により、成長基盤をより強固にする。具体的には、AI・データ活用による効率的な広告宣伝投資を通じて、利用求職者数の拡大につなげる。システム開発投資によって、20代の情報収集スタイルに合わせたUI・UXにアップグレードし、使いやすさを継続的に追求する。また、主要ターゲットであるZ世代とミレニアル世代の仕事観や転職活動における課題を的確に捉え、転職活動の新たなスタイルを提案できるよう、情報収集チャネルの提供など、新規事業開発投資に注力する。
(2) 企業・組織を集める力
利用求職者数の拡大と同時に、Re就活シリーズの利用企業数のさらなる拡大を図る。具体的には、広告宣伝投資を通じた取引企業数の拡大により、掲載求人件数の増加を図る。マーケティング投資によって、導入企業が採用の成果を得られるようカスタマーサクセスの充実を図る。また、システム開発投資により、生成AIなどを活用したシステム開発を通じて、募集・応募者対応・選考など、採用活動のDX化に取り組む。
(3) 人と組織をつなぐ力
働き手と企業の双方の利用拡大を進めるとともに、個々のニーズに寄り添ったサービス提供を通じて、より価値が高いマッチングの実現を目指している。社会のトレンドを捉えたサービス提供や、最新テクノロジーの活用を進めることで、マッチングの質を高めていく考えだ。具体的には、システム開発投資により、基幹Webメディアのアップグレードに継続的に取り組み、利用者ごとに最適化された情報接触体験の提供を行う。同時に、生成AIなど最新テクノロジーを活用し、タイパ(タイムパフォーマンス)の優れた新たな転職・採用活動体験の提供に注力する。また、ジョブ型雇用が拡大するなかで、新規事業開発投資を積極化し、「Re就活」ブランドを生かしながら、採用需要の増加が見込まれる領域で業界や職種に特化した新規サービスを開発する方針だ。
5. 成長投資
各種成長投資の具体的な内容や方針は、以下のとおりである。
(1) 人的投資
同社では、2026年10月期に500人体制の構築を目指して順調に人員拡大してきた(2025年10月末の従業員数は407人)。人員拡大による売上成長に加えて、「人的創造性」の向上による付加価値創出も強化し、人員拡大ペースを上回る成長を目指す方針だ。同社自身も「Re就活」や「転職博」を活用してキャリア採用を強化し、採用競争力の向上に取り組んでいる。また、コミュニケーションの最大化を意識したオフィス設計のほか、人員拡大フェーズに適した拠点整備を進めており、2024年4月に本社を東京都中央区銀座のGINZA SIXへ移転した。なお、500人体制の数値目標には固執せず、人材の質の確保と売上成長のバランスを重視しながら組織拡大を進めている状況である。
(2) 広告宣伝投資
同社は、利用求職者及び利用企業の拡大は、社会への「良い影響」につながるとの考えの下、広告宣伝投資を通じて、「20代の転職ならRe就活」というブランド認知の最大化を、求職者・企業双方において目指している。「Re就活」の会員数は、2025年10月末に280万人を突破し、目標を1年前倒しで達成した。第二新卒黎明期から市場を創ってきた同シリーズのブランド認知は既に高く、今後も継続的なマーケティング投資により会員数拡大に注力する。会員数増加は「Re就活」の売上成長に直結するだけでなく、「Re就活エージェント」など関連サービスの利用者数拡大にも寄与する。
(3) マーケティング投資
同社は、マーケティング投資によって営業活動におけるデータ活用を強化し、顧客成果の最大化に貢献する方針である。これにより、利用企業の拡大に加え、既存顧客の継続率向上や複数サービス利用促進を図り、売上の拡大につなげていく考えだ。また、マーケティングと営業プロセスの分業及び連携を強化することで専門性を一段と深化させ、インバウンドによるビジネス機会創出を最大化する。
(4) システム開発投資
同社は、プロダクト開発体制を強化し、基幹Webメディアのアップグレードを加速する。これにより、20代の求職者と利用企業の双方から支持される情報メディアとしての立ち位置をより強固にする。タイパや生産性への関心が高まるなか、求職者と企業の出会いを効率化することで、相互理解を深めるなど、より重要なプロセスに時間をさける環境の整備にも注力する。
(5) 新規事業開発投資
同社では、採用需要の増加が見込まれる業界・職種に特化したサービスの開発・展開に注力している。「Re就活」ブランドを生かした新規事業開発に加え、M&Aを含む最適な成長手段を検討しながら、社会課題の解決と売上拡大の両立を目指している。この方針の下、「Re就活テック」「Re就活30」や「Re就活ユース」などの新サービスを市場に投入した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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3. 中期の成長戦略
同社は、2026年10月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を推進している。慢性的な人手不足や学生の売り手市場、求職者における主体的なキャリア形成への意識の高まりを背景に、キャリア採用に対するニーズは拡大している。こうした環境認識の下、「『20代のセカンドキャリア』を支援するプラットフォーマー」をありたい姿として再定義し、「Re就活」を中心としたキャリア採用サービスへ重点的な先行投資を行ってきた。同社のさらに高めるべき競争優位性として「働き手を集める力」「人と組織をつなぐ力」「企業・組織を集める力」の3点を定義し、これらを一段と強化するため人的投資、広告宣伝投資、マーケティング投資、システム開発投資、新規事業開発投資を継続的に実施している。投資原資については、営業キャッシュ・フロー及び投資有価証券を含む手元資金を活用する方針であり、事業拡大・事業開発投資及び事業継続投資として、3年間で計9,100百万円の投資枠を設定している。
中期経営計画開始から2025年10月期までの2年間で、「Re就活シリーズ」を通じて多様な選択肢を提案できる体制が整った。具体的には、2024年10月末に「Re就活30」をリリースし、2025年3月には新卒向け就職情報サイトを「Re就活キャンパス」へブランド変更した。さらに2025年5月には「Re就活テック」をリニューアルするとともに、10代・20代前半の高卒既卒者を主な対象とする「Re就活ユース」を開始した。新卒の「キャリアスタート」、10代〜20代の「キャリアチェンジ」、30代の「キャリアアップ」といったライフステージ・キャリアステージごとの支援を強化し、求職者と企業双方にとって価値あるマッチングの実現を目指す。
最終年度である2026年10月期は、これらの投資を通じて売上・利益ともに成長を加速し、目標値である売上高13,300百万円、営業利益3,250百万円の達成を見込む。また、資本コストを意識した経営を徹底し、ROEは15.0%まで引き上げることを目指している。
4. 競合優位ごとの成長戦略と投資方針
(1) 働き手を集める力
「Re就活」並びに「Re就活エージェント」などのRe就活シリーズの利用求職者数の拡大により、成長基盤をより強固にする。具体的には、AI・データ活用による効率的な広告宣伝投資を通じて、利用求職者数の拡大につなげる。システム開発投資によって、20代の情報収集スタイルに合わせたUI・UXにアップグレードし、使いやすさを継続的に追求する。また、主要ターゲットであるZ世代とミレニアル世代の仕事観や転職活動における課題を的確に捉え、転職活動の新たなスタイルを提案できるよう、情報収集チャネルの提供など、新規事業開発投資に注力する。
(2) 企業・組織を集める力
利用求職者数の拡大と同時に、Re就活シリーズの利用企業数のさらなる拡大を図る。具体的には、広告宣伝投資を通じた取引企業数の拡大により、掲載求人件数の増加を図る。マーケティング投資によって、導入企業が採用の成果を得られるようカスタマーサクセスの充実を図る。また、システム開発投資により、生成AIなどを活用したシステム開発を通じて、募集・応募者対応・選考など、採用活動のDX化に取り組む。
(3) 人と組織をつなぐ力
働き手と企業の双方の利用拡大を進めるとともに、個々のニーズに寄り添ったサービス提供を通じて、より価値が高いマッチングの実現を目指している。社会のトレンドを捉えたサービス提供や、最新テクノロジーの活用を進めることで、マッチングの質を高めていく考えだ。具体的には、システム開発投資により、基幹Webメディアのアップグレードに継続的に取り組み、利用者ごとに最適化された情報接触体験の提供を行う。同時に、生成AIなど最新テクノロジーを活用し、タイパ(タイムパフォーマンス)の優れた新たな転職・採用活動体験の提供に注力する。また、ジョブ型雇用が拡大するなかで、新規事業開発投資を積極化し、「Re就活」ブランドを生かしながら、採用需要の増加が見込まれる領域で業界や職種に特化した新規サービスを開発する方針だ。
5. 成長投資
各種成長投資の具体的な内容や方針は、以下のとおりである。
(1) 人的投資
同社では、2026年10月期に500人体制の構築を目指して順調に人員拡大してきた(2025年10月末の従業員数は407人)。人員拡大による売上成長に加えて、「人的創造性」の向上による付加価値創出も強化し、人員拡大ペースを上回る成長を目指す方針だ。同社自身も「Re就活」や「転職博」を活用してキャリア採用を強化し、採用競争力の向上に取り組んでいる。また、コミュニケーションの最大化を意識したオフィス設計のほか、人員拡大フェーズに適した拠点整備を進めており、2024年4月に本社を東京都中央区銀座のGINZA SIXへ移転した。なお、500人体制の数値目標には固執せず、人材の質の確保と売上成長のバランスを重視しながら組織拡大を進めている状況である。
(2) 広告宣伝投資
同社は、利用求職者及び利用企業の拡大は、社会への「良い影響」につながるとの考えの下、広告宣伝投資を通じて、「20代の転職ならRe就活」というブランド認知の最大化を、求職者・企業双方において目指している。「Re就活」の会員数は、2025年10月末に280万人を突破し、目標を1年前倒しで達成した。第二新卒黎明期から市場を創ってきた同シリーズのブランド認知は既に高く、今後も継続的なマーケティング投資により会員数拡大に注力する。会員数増加は「Re就活」の売上成長に直結するだけでなく、「Re就活エージェント」など関連サービスの利用者数拡大にも寄与する。
(3) マーケティング投資
同社は、マーケティング投資によって営業活動におけるデータ活用を強化し、顧客成果の最大化に貢献する方針である。これにより、利用企業の拡大に加え、既存顧客の継続率向上や複数サービス利用促進を図り、売上の拡大につなげていく考えだ。また、マーケティングと営業プロセスの分業及び連携を強化することで専門性を一段と深化させ、インバウンドによるビジネス機会創出を最大化する。
(4) システム開発投資
同社は、プロダクト開発体制を強化し、基幹Webメディアのアップグレードを加速する。これにより、20代の求職者と利用企業の双方から支持される情報メディアとしての立ち位置をより強固にする。タイパや生産性への関心が高まるなか、求職者と企業の出会いを効率化することで、相互理解を深めるなど、より重要なプロセスに時間をさける環境の整備にも注力する。
(5) 新規事業開発投資
同社では、採用需要の増加が見込まれる業界・職種に特化したサービスの開発・展開に注力している。「Re就活」ブランドを生かした新規事業開発に加え、M&Aを含む最適な成長手段を検討しながら、社会課題の解決と売上拡大の両立を目指している。この方針の下、「Re就活テック」「Re就活30」や「Re就活ユース」などの新サービスを市場に投入した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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