注目トピックス 日本株
POPER Research Memo(1):前期は増収、大幅な増益。2026年10月期は、構造改革と戦略的投資の1年に
配信日時:2026/01/30 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST POPER Research Memo(1):前期は増収、大幅な増益。2026年10月期は、構造改革と戦略的投資の1年に
■要約
POPER<5134>は、ミッションとして「『教える』をなめらかに~みんなの“かわる”に寄り添う~」を掲げ、教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru」を展開する。学習塾向けのサービス提供では業界のリーディングカンパニーであり、学習塾を中心にDXを推進しつつ、習い事市場・学校市場への基盤拡大を目指す。
1. 2025年10月期の業績概要
2025年10月期の業績は、売上高1,389百万円(前期比29.7%増)、営業利益174百万円(同138.2%増)、経常利益172百万円(同145.5%増)、当期純利益138百万円(同65.9%増)と増収、大幅な増益となった。中間期に業績予想を営業利益以下で5割程度引き上げており、その修正予想に対し売上高102.9%、営業利益116.3%、経常利益117.4%、当期純利益117.6%と確実に達成した。中堅・中小塾を中心に、効果的なマーケティング活動や、2025年1月にローンチした「ComiruPay」からの顧客流入により、有料契約企業数は前年同期比14.8%増、課金生徒ID数は同13.7%増で500千IDの大台に乗せた。また「ComiruPay」は、リリースから10ヶ月の10月末時点で405社からの申込みを獲得し、新たな成長ドライバーとして機能し始めている。損益面では、増収に加えて開発業務の効率化により売上総利益は売上高の伸び率を上回った。販管費は、事業成長に伴う人件費や「ComiruPay」などへの広告宣伝費等により増加したものの、1人当たり生産性の向上やROI(投資収益率)重視のマーケティング施策などにより販管費率を抑え、営業利益は同2倍強と伸長した。
2. 2026年10月期の業績見通し
2026年10月期の業績は、売上高1,425百万円(前期比2.6%増)、営業利益85百万円(同50.8%減)、経常利益83百万円(同51.7%減)、当期純利益55百万円(同59.7%減)と増収ながら、大幅な減益を見込んでいる。将来の持続的な成長を実現すべく、大手顧客層に対する戦略については、カスタマイズ開発の新規提案と受注を基本的には避け、「Comiru」とこれに連携するパッケージである「ComiruERP」を軸としたセミカスタマイズ実装で、準大手・中堅大手に重点を置いて開拓を進める方針に転換した。これによりフロー収益は減少する見込みだが、「Comiru」及び「ComiruERP」のストック収益を積み上げることで、増収を確保する計画だ。なお、顧客にとっては、フルスクラッチよりもコストメリットがあるほか、パッケージとはいえ「ComiruERP」自体の基本機能自体も充実してきており、大手塾においてもカスタマイズ需要の代替ソリューションとして、好感触を得ていると同社では認識しているようだ。さらに方針転換に伴い、ID数及び顧客数の増加が予想されることから、同時に先行投資として、同社インフラシステムでキャパシティ増強やセキュリティ強化などを計画していることで、各段階利益は減益を見込む。
3. トピック
新規顧客獲得に向け、2025年9月には、顧客エンゲージメントを高めることでマーケティング施策の一環となる、同社初の自社カンファレンス「ComiruDay」を開催し、200名超の塾や習い事スクールの経営者や講師が集まった。情報共有の場が少ない中小塾や習い事スクールを対象に、教育実務に焦点を当てたコンテンツを揃え、経営の視点も含めた顧客企業同士の課題の共有や、ともに成長するコミュニティの形成により、経営者や講師の満足度は8割強と高評価を獲得したようだ。実際、例えば業界別組織での講演依頼や、参加講師による「ComiruDay」のSNS投稿などからのリファラルなど、リード獲得の側面も大きくなっている。
■Key Points
・2025年10月期は、前期比で売上高が約1.3倍増、営業利益が約2.4倍増と順調に成長
・2026年10月期は「ComiruERP」を軸としたセミカスタマイズに注力
・自社カンファレンス「ComiruDay」を起点にコミュニティを形成
(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉 孝)
<HN>
POPER<5134>は、ミッションとして「『教える』をなめらかに~みんなの“かわる”に寄り添う~」を掲げ、教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォーム「Comiru」を展開する。学習塾向けのサービス提供では業界のリーディングカンパニーであり、学習塾を中心にDXを推進しつつ、習い事市場・学校市場への基盤拡大を目指す。
1. 2025年10月期の業績概要
2025年10月期の業績は、売上高1,389百万円(前期比29.7%増)、営業利益174百万円(同138.2%増)、経常利益172百万円(同145.5%増)、当期純利益138百万円(同65.9%増)と増収、大幅な増益となった。中間期に業績予想を営業利益以下で5割程度引き上げており、その修正予想に対し売上高102.9%、営業利益116.3%、経常利益117.4%、当期純利益117.6%と確実に達成した。中堅・中小塾を中心に、効果的なマーケティング活動や、2025年1月にローンチした「ComiruPay」からの顧客流入により、有料契約企業数は前年同期比14.8%増、課金生徒ID数は同13.7%増で500千IDの大台に乗せた。また「ComiruPay」は、リリースから10ヶ月の10月末時点で405社からの申込みを獲得し、新たな成長ドライバーとして機能し始めている。損益面では、増収に加えて開発業務の効率化により売上総利益は売上高の伸び率を上回った。販管費は、事業成長に伴う人件費や「ComiruPay」などへの広告宣伝費等により増加したものの、1人当たり生産性の向上やROI(投資収益率)重視のマーケティング施策などにより販管費率を抑え、営業利益は同2倍強と伸長した。
2. 2026年10月期の業績見通し
2026年10月期の業績は、売上高1,425百万円(前期比2.6%増)、営業利益85百万円(同50.8%減)、経常利益83百万円(同51.7%減)、当期純利益55百万円(同59.7%減)と増収ながら、大幅な減益を見込んでいる。将来の持続的な成長を実現すべく、大手顧客層に対する戦略については、カスタマイズ開発の新規提案と受注を基本的には避け、「Comiru」とこれに連携するパッケージである「ComiruERP」を軸としたセミカスタマイズ実装で、準大手・中堅大手に重点を置いて開拓を進める方針に転換した。これによりフロー収益は減少する見込みだが、「Comiru」及び「ComiruERP」のストック収益を積み上げることで、増収を確保する計画だ。なお、顧客にとっては、フルスクラッチよりもコストメリットがあるほか、パッケージとはいえ「ComiruERP」自体の基本機能自体も充実してきており、大手塾においてもカスタマイズ需要の代替ソリューションとして、好感触を得ていると同社では認識しているようだ。さらに方針転換に伴い、ID数及び顧客数の増加が予想されることから、同時に先行投資として、同社インフラシステムでキャパシティ増強やセキュリティ強化などを計画していることで、各段階利益は減益を見込む。
3. トピック
新規顧客獲得に向け、2025年9月には、顧客エンゲージメントを高めることでマーケティング施策の一環となる、同社初の自社カンファレンス「ComiruDay」を開催し、200名超の塾や習い事スクールの経営者や講師が集まった。情報共有の場が少ない中小塾や習い事スクールを対象に、教育実務に焦点を当てたコンテンツを揃え、経営の視点も含めた顧客企業同士の課題の共有や、ともに成長するコミュニティの形成により、経営者や講師の満足度は8割強と高評価を獲得したようだ。実際、例えば業界別組織での講演依頼や、参加講師による「ComiruDay」のSNS投稿などからのリファラルなど、リード獲得の側面も大きくなっている。
■Key Points
・2025年10月期は、前期比で売上高が約1.3倍増、営業利益が約2.4倍増と順調に成長
・2026年10月期は「ComiruERP」を軸としたセミカスタマイズに注力
・自社カンファレンス「ComiruDay」を起点にコミュニティを形成
(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉 孝)
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