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アイビーシー Research Memo(1):2025年9月期は、売上高は2期連続で過去最高、46.9%の大幅増益
配信日時:2026/01/28 12:01
配信元:FISCO
*12:01JST アイビーシー Research Memo(1):2025年9月期は、売上高は2期連続で過去最高、46.9%の大幅増益
■要約
アイビーシー<3920>は、ITシステム性能監視ツールの開発・販売・サポートを目的に、2002年に設立した。顧客のITシステム全体(サーバー、ネットワーク、クラウドなど)の様々な性能監視を行うツール(ソフトウェア)を開発し、販売する専業メーカーである。現在の主力事業は、「System Answer G3」と呼ばれる製品(監視ソフトウェア)をオンプレミスまたはクラウドで提供し、年間ライセンス料を徴収する「ストック型」である。今後、IT運用業務においては、コストや効率の点からアウトソーシング需要の拡大が見込まれており、同社の事業領域においても成長余地は大きいと見られる。また、同社は事業接点の拡大を図るため、ネットワーク、セキュリティ、クラウド分野を中心としたソリューション事業への展開も進める。
1. 2025年9月期の業績
2025年9月期の業績は、売上高2,404百万円(前期比15.0%増)、営業利益565百万円(同46.9%増)、経常利益574百万円(同45.3%増)、当期純利益410百万円(同78.5%増)となり、売上高は2期連続で過去最高となった。主力事業であるライセンスの販売は1,248百万円(同20.6%増)、サービスの提供は625百万円(同5.8%減)、その他物販等は530百万円(同35.3%増)となった。ライセンス販売の増加に伴い売上総利益率は76.9%(前期74.3%)へと改善した。販管費は前期比9.8%増加したが予算内に収まっており、売上総利益の増加によって営業利益は大幅増となった。主力製品である「System Answerシリーズ」の更新率も96%となり、目標とする95%以上を維持した。
なお、同社は、2024年9月期までは連結決算を発表していたが、2024年9月期第4四半期に連結子会社の事業譲渡を行い、この連結子会社の重要度が低下したことから、非連結決算へ移行した。このため、前期比は連結決算との単純比較である。
2. 2026年9月期の業績見通し
2026年9月期は、売上高で2,700百万円(前期比12.3%増)、営業利益で610百万円(同8.0%増)、経常利益で608百万円(同5.8%増)、当期純利益で418百万円(同1.8%増)を予想する。同社は、自社開発製品である「System Answerシリーズ」を軸に、中堅・中小企業向けへの販売拡大を図るとともに、サイバー攻撃の増加を背景としたセキュリティ関連製品(その他物販)の販売強化を進める。また、「ソリューション事業」への展開や新製品「ITOGUCHI(イトグチ)」の拡販に向けた取り組みを通じて、中長期的な成長基盤の強化を図る。一方で、セキュリティ製品の売上構成比上昇や、将来の成長を見据えた先行投資の継続により、利益の伸びは売上成長率に比べ緩やかなものとなる見通しである。もっとも、これらの先行的な取り組みが進展することで、同社の提供価値は一層高まり、将来的な収益機会の拡大が期待される。
3. 今後の事業戦略
今後の事業戦略として、同社は既存製品について、成長が見込まれる「文教・自治体・製造」分野への積極的なアプローチを通じて、売上及びシェアの拡大を目指す。また、新製品「ITOGUCHI(イトグチ)」については、次期主力製品としての位置付けの下、拡販活動を本格化する。さらに、従来のライセンスビジネスに加え、顧客課題への対応領域を拡大するため、事業接点の多様化を目的とした「ソリューション事業」への展開を進める。これらの取り組みにより、同社は収益機会の拡大と事業ポートフォリオの強化を図り、中長期的な成長基盤の構築を目指す。
■Key Points
・2025年9月期はライセンスの販売の増加により46.9%の営業増益
・2026年9月期は8.0%の営業増益を予想。新分野への展開を進める
・今後の事業戦略として、成長市場へのアプローチ、「ITOGUCHI」の拡販、ソリューション事業への展開に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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アイビーシー<3920>は、ITシステム性能監視ツールの開発・販売・サポートを目的に、2002年に設立した。顧客のITシステム全体(サーバー、ネットワーク、クラウドなど)の様々な性能監視を行うツール(ソフトウェア)を開発し、販売する専業メーカーである。現在の主力事業は、「System Answer G3」と呼ばれる製品(監視ソフトウェア)をオンプレミスまたはクラウドで提供し、年間ライセンス料を徴収する「ストック型」である。今後、IT運用業務においては、コストや効率の点からアウトソーシング需要の拡大が見込まれており、同社の事業領域においても成長余地は大きいと見られる。また、同社は事業接点の拡大を図るため、ネットワーク、セキュリティ、クラウド分野を中心としたソリューション事業への展開も進める。
1. 2025年9月期の業績
2025年9月期の業績は、売上高2,404百万円(前期比15.0%増)、営業利益565百万円(同46.9%増)、経常利益574百万円(同45.3%増)、当期純利益410百万円(同78.5%増)となり、売上高は2期連続で過去最高となった。主力事業であるライセンスの販売は1,248百万円(同20.6%増)、サービスの提供は625百万円(同5.8%減)、その他物販等は530百万円(同35.3%増)となった。ライセンス販売の増加に伴い売上総利益率は76.9%(前期74.3%)へと改善した。販管費は前期比9.8%増加したが予算内に収まっており、売上総利益の増加によって営業利益は大幅増となった。主力製品である「System Answerシリーズ」の更新率も96%となり、目標とする95%以上を維持した。
なお、同社は、2024年9月期までは連結決算を発表していたが、2024年9月期第4四半期に連結子会社の事業譲渡を行い、この連結子会社の重要度が低下したことから、非連結決算へ移行した。このため、前期比は連結決算との単純比較である。
2. 2026年9月期の業績見通し
2026年9月期は、売上高で2,700百万円(前期比12.3%増)、営業利益で610百万円(同8.0%増)、経常利益で608百万円(同5.8%増)、当期純利益で418百万円(同1.8%増)を予想する。同社は、自社開発製品である「System Answerシリーズ」を軸に、中堅・中小企業向けへの販売拡大を図るとともに、サイバー攻撃の増加を背景としたセキュリティ関連製品(その他物販)の販売強化を進める。また、「ソリューション事業」への展開や新製品「ITOGUCHI(イトグチ)」の拡販に向けた取り組みを通じて、中長期的な成長基盤の強化を図る。一方で、セキュリティ製品の売上構成比上昇や、将来の成長を見据えた先行投資の継続により、利益の伸びは売上成長率に比べ緩やかなものとなる見通しである。もっとも、これらの先行的な取り組みが進展することで、同社の提供価値は一層高まり、将来的な収益機会の拡大が期待される。
3. 今後の事業戦略
今後の事業戦略として、同社は既存製品について、成長が見込まれる「文教・自治体・製造」分野への積極的なアプローチを通じて、売上及びシェアの拡大を目指す。また、新製品「ITOGUCHI(イトグチ)」については、次期主力製品としての位置付けの下、拡販活動を本格化する。さらに、従来のライセンスビジネスに加え、顧客課題への対応領域を拡大するため、事業接点の多様化を目的とした「ソリューション事業」への展開を進める。これらの取り組みにより、同社は収益機会の拡大と事業ポートフォリオの強化を図り、中長期的な成長基盤の構築を目指す。
■Key Points
・2025年9月期はライセンスの販売の増加により46.9%の営業増益
・2026年9月期は8.0%の営業増益を予想。新分野への展開を進める
・今後の事業戦略として、成長市場へのアプローチ、「ITOGUCHI」の拡販、ソリューション事業への展開に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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