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Hamee:Z世代カルチャーとSPAモデルの融合、PBR0.7倍台かつ配当利回り4.7%
配信日時:2026/01/23 14:21
配信元:FISCO
*14:21JST Hamee:Z世代カルチャーとSPAモデルの融合、PBR0.7倍台かつ配当利回り4.7%
Hamee<3134>は、1998年の創業以来、モバイルアクセサリーの企画・販売を通じて成長を遂げ、現在は「Z世代カルチャーとSPA(製造小売)モデルの融合」を掲げている。同社は、世界的な人気を誇るスマートフォンアクセサリーブランド「iFace」を中心に、化粧品ブランド「ByUR(バイユア)」やゲーミングモニター「Pixio(ピクシオ)」をグローバル展開しており、ライフスタイルに寄り添った多角的なコマース事業を推進している。セグメントは、モバイルライフ事業(2025年4月期実績売上高構成比44.0%、セグメント利益構成比62.0%)を筆頭に、コスメティック事業(同18.0%、同0.4%)、ゲーミングアクセサリー事業(同19.5%、同11.8%)、グローバル事業にわかれている。2025年11月にはプラットフォーム事業を担っていたNE<441A>をスピンオフ上場させ、コマース領域へ経営資源を集中させた。これにより、各事業に最適化された迅速な意思決定とブランド価値の最大化を図る体制を整え、次世代の消費を牽引するマーケットでのさらなる飛躍を目指している。
同社の強みは、第一に圧倒的なブランド認知度とファンベースを持つ「iFace」の展開力にある。主力製品であるスマートフォンケースは、10代後半から20代前半の若年層から絶大な支持を得ており、デザイン性と耐久性を両立した「iFace Reflection」などのヒット商品を継続的に生み出している。特筆すべきは、モバイル関連アクセサリーにおいて世界累計3,800万個以上(26年1月時点)という圧倒的な販売個数を記録している。この強固なブランド支持を背景に、3,000円から4,000円という中高価格帯ながらも高いシェアを維持している。卸販売4割・EC販売6割とデジタルの市場でも売上が築けている。第二に、企画から製造、販売までを一貫して手がける「ZカルチャーSPA」という独自のビジネスモデルが挙げられる。多様なチャネルから得られる顧客データをリアルタイムで分析し、トレンドを素早く反映させた小ロット・高頻度の商品開発を行うことで、在庫リスクを最小化しながら高利益率を確保している。第三に、特定事業への依存から脱却し、化粧品やゲーミング分野へとブランドポートフォリオを拡大させる「マルチブランド戦略」の成功である。韓国発の毛穴管理コスメ「ByUR」はベストコスメ264冠を達成。既存のモバイルアクセサリーで培った販路やノウハウを他ジャンルへ転移させることで、新たな収益の柱を構築することに成功している。コマースセグメントの海外向け売上高比率は17.7%、そのうち75~80%が米国市場向けとなっている。
2026年4月期の第2四半期業績は、売上高11,232百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益705百万円(同30.9%減)で着地した。売上高はコスメティクス事業の二桁成長が寄与し、好調だった前年を上回る水準を維持したが、営業利益は複数の要因が重なり減益となった。具体的には、新型iPhoneの高価格化に伴い卸売チャネルでの需要が当初見込みを下回ったことや、将来の成長に向けたマーケティング投資の増加、さらにグローバル事業における米国関税負担や物流コストの上昇が利益を押し下げる要因となった。また、ゲーミングアクセサリー事業でも市場全体の供給過多によって低価格帯製品が投入されて価格競争が利益を圧迫したと見受けられる。通期業績予想は、直近の市場環境を反映し、売上高21,673百万円(前期比5.3%減)、営業利益723百万円(同69.3%減)へと修正されている。
今後の成長見通しについては、スピンオフ後の新生Hameeとしてブランド価値の深化やカテゴリー拡張等を重点施策に掲げている。モバイルライフ事業では、新型iPhoneの発売サイクルに依存しない収益構造を目指し、モバイルバッテリーなどの周辺アクセサリーやインフルエンサーとタイアップした「BeBling」シリーズなど、IPコラボレーション商品のラインナップを拡充している。成長ドライバーとして期待されるコスメティクス事業では、ベースメイクカテゴリーの好調を背景にドラッグストアなどへの卸販売を加速させ、2025年11月に投入した新ブランド「ByGLOW」によるインナービューティー分野への参入でさらなるシェア拡大を図る。また、ゲーミングアクセサリー事業の「Pixio」においても、これまでの代理店モデルから自社企画・製造を強化するSPA型ビジネスへのシフトを進めており、モニターアームやデスク、チェアといった周辺機器を含めた「ゲーミング空間のトータル提案」を通じて、中長期的なブランド価値向上と高収益体質への転換を加速させていく計画である。来期以降の中長期計画は、2026年6月の本決算と合わせて発表する。
株主還元については、利益成長に応じた還元と安定的な配当の維持を基本方針として掲げており、配当性向20%以上を維持する方針。業績の変動に関わらず安定的な還元を志向する姿勢を明確にしている。特に同社の配当利回りは2022年以降4%から5%台の高水準で推移しており、株主還元への積極的な取り組みが個人投資家にとって大きな魅力となっている。同時に、株主優待では、年2回1500円相当の同社製品購入クーポンを贈呈している。配当利回り4.7%を超えて推移するなか、自社ブランドのファンづくりを兼ねた還元策も推進している。
総じて、Hameeは主力のiFaceブランドで築いた盤石な顧客基盤と、Z世代カルチャーの重視かつSPAモデルを武器に、モバイル領域以外の成長領域でもプレゼンスを高めている。足元の業績は一時的な市場環境の変化や戦略的投資の影響で利益が圧縮されているが、中核事業の黒字化や不採算チャネルの整理といった改善施策は迅速に実行されており、収益性の回復に向けた確度は高い。PBR0.7倍台で推移するなか、中長期的な飛躍に期待したい。
<NH>
同社の強みは、第一に圧倒的なブランド認知度とファンベースを持つ「iFace」の展開力にある。主力製品であるスマートフォンケースは、10代後半から20代前半の若年層から絶大な支持を得ており、デザイン性と耐久性を両立した「iFace Reflection」などのヒット商品を継続的に生み出している。特筆すべきは、モバイル関連アクセサリーにおいて世界累計3,800万個以上(26年1月時点)という圧倒的な販売個数を記録している。この強固なブランド支持を背景に、3,000円から4,000円という中高価格帯ながらも高いシェアを維持している。卸販売4割・EC販売6割とデジタルの市場でも売上が築けている。第二に、企画から製造、販売までを一貫して手がける「ZカルチャーSPA」という独自のビジネスモデルが挙げられる。多様なチャネルから得られる顧客データをリアルタイムで分析し、トレンドを素早く反映させた小ロット・高頻度の商品開発を行うことで、在庫リスクを最小化しながら高利益率を確保している。第三に、特定事業への依存から脱却し、化粧品やゲーミング分野へとブランドポートフォリオを拡大させる「マルチブランド戦略」の成功である。韓国発の毛穴管理コスメ「ByUR」はベストコスメ264冠を達成。既存のモバイルアクセサリーで培った販路やノウハウを他ジャンルへ転移させることで、新たな収益の柱を構築することに成功している。コマースセグメントの海外向け売上高比率は17.7%、そのうち75~80%が米国市場向けとなっている。
2026年4月期の第2四半期業績は、売上高11,232百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益705百万円(同30.9%減)で着地した。売上高はコスメティクス事業の二桁成長が寄与し、好調だった前年を上回る水準を維持したが、営業利益は複数の要因が重なり減益となった。具体的には、新型iPhoneの高価格化に伴い卸売チャネルでの需要が当初見込みを下回ったことや、将来の成長に向けたマーケティング投資の増加、さらにグローバル事業における米国関税負担や物流コストの上昇が利益を押し下げる要因となった。また、ゲーミングアクセサリー事業でも市場全体の供給過多によって低価格帯製品が投入されて価格競争が利益を圧迫したと見受けられる。通期業績予想は、直近の市場環境を反映し、売上高21,673百万円(前期比5.3%減)、営業利益723百万円(同69.3%減)へと修正されている。
今後の成長見通しについては、スピンオフ後の新生Hameeとしてブランド価値の深化やカテゴリー拡張等を重点施策に掲げている。モバイルライフ事業では、新型iPhoneの発売サイクルに依存しない収益構造を目指し、モバイルバッテリーなどの周辺アクセサリーやインフルエンサーとタイアップした「BeBling」シリーズなど、IPコラボレーション商品のラインナップを拡充している。成長ドライバーとして期待されるコスメティクス事業では、ベースメイクカテゴリーの好調を背景にドラッグストアなどへの卸販売を加速させ、2025年11月に投入した新ブランド「ByGLOW」によるインナービューティー分野への参入でさらなるシェア拡大を図る。また、ゲーミングアクセサリー事業の「Pixio」においても、これまでの代理店モデルから自社企画・製造を強化するSPA型ビジネスへのシフトを進めており、モニターアームやデスク、チェアといった周辺機器を含めた「ゲーミング空間のトータル提案」を通じて、中長期的なブランド価値向上と高収益体質への転換を加速させていく計画である。来期以降の中長期計画は、2026年6月の本決算と合わせて発表する。
株主還元については、利益成長に応じた還元と安定的な配当の維持を基本方針として掲げており、配当性向20%以上を維持する方針。業績の変動に関わらず安定的な還元を志向する姿勢を明確にしている。特に同社の配当利回りは2022年以降4%から5%台の高水準で推移しており、株主還元への積極的な取り組みが個人投資家にとって大きな魅力となっている。同時に、株主優待では、年2回1500円相当の同社製品購入クーポンを贈呈している。配当利回り4.7%を超えて推移するなか、自社ブランドのファンづくりを兼ねた還元策も推進している。
総じて、Hameeは主力のiFaceブランドで築いた盤石な顧客基盤と、Z世代カルチャーの重視かつSPAモデルを武器に、モバイル領域以外の成長領域でもプレゼンスを高めている。足元の業績は一時的な市場環境の変化や戦略的投資の影響で利益が圧縮されているが、中核事業の黒字化や不採算チャネルの整理といった改善施策は迅速に実行されており、収益性の回復に向けた確度は高い。PBR0.7倍台で推移するなか、中長期的な飛躍に期待したい。
<NH>
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