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MDNT Research Memo(6):2025年9月期は細胞加工受託拡大に向けた先行投資により営業損失が拡大
配信日時:2026/01/15 13:06
配信元:FISCO
*13:06JST MDNT Research Memo(6):2025年9月期は細胞加工受託拡大に向けた先行投資により営業損失が拡大
■メディネット<2370>の業績動向
1. 2025年9月期の業績概要
2025年9月期の業績は、売上高810百万円(前期比5.4%増)、営業損失1,445百万円(前期は1,384百万円の損失)、経常損失1,339百万円(同1,261百万円の損失)、当期純損失1,362百万円(同1,276百万円の損失)となった。増収となったものの、各段階利益の損失額はいずれも前期を上回る結果となった。
売上面では、特定細胞加工物製造業において免疫細胞及びS-DSCの加工件数が想定を下回り、ASCの受託開始遅延も影響した。しかし、CDMO事業で技術移転契約に伴う一時金が計上されたことが寄与し、全体としては増収となった。
利益面では、原材料費や労務費の上昇に加え、新規細胞種の製造受託に向けた設備・人材体制整備のためのセットアップ費用が増加したことで売上総利益率が低下した。また、受託拡大に向けたプロモーション活動や人材確保に関わる費用も増加し、営業損失の拡大につながった。加えて、再生医療等製品事業では、MDNT-01やStempeucelなどのパイプライン獲得・開発に関わる研究活動を継続したため、研究開発費が利益を押し下げた。
2. セグメント別の状況
(1) 細胞加工業
細胞加工業の売上高は810百万円(前期比5.4%増)、セグメント損失(営業損失)は474百万円(前期は373百万円の損失)となった。
売上高の内訳を見ると、特定細胞加工物製造業は555百万円(同8.8%減)となった。免疫細胞及びS-DSCの加工件数が想定を下回ったことに加え、ASCの受託開始が遅れたことが減収要因である。一方、CDMO事業は174百万円(同73.9%増)となり、ティーセルヌーヴォーの技術移転に伴う一時金の計上が寄与した。バリューチェーン事業は80百万円(同35.6%増)で、台湾Medigen Biotechnology Corp.からのロイヤルティ収入及び医療機器販売が増加し、増収となった。
利益面では、受託拡大に向けたプロモーション活動費用や新規細胞加工の受託体制の整備に関わる先行費用、ASCの提供開始に関わるセットアップ費用などにより、セグメント損失が拡大した。
(2) 再生医療等製品事業
再生医療等製品事業の売上高は前期比10.8%減となり、開発段階であるため1百万円未満のライセンス収入にとどまった。セグメント損失は407百万円(前期は434百万円の損失)となり、引き続き赤字で推移した。
損失が継続した主因は、国内外で推進するMDNT-01やStempeucelなどのパイプライン獲得・開発活動に伴う研究開発費である。また、将来的な製造受託拡大を見据えた設備・人材体制の整備(セットアップ費用)もコスト増につながり、セグメント損失が拡大した。
当面の資金は十分に確保。自己資本比率は高水準を維持
3. 財務状況
2025年9月期末の財務状況を見ると、資産合計は4,254百万円(前期末比1,445百万円減)となった。主に、現金及び預金が2,481百万円減少した一方、有価証券が1,000百万円増加したことによる。同社は当面支出予定のない現金及び預金の一部を安全性の高い短期有価証券で運用しており、有価証券を含め実質的に3,170百万円のキャッシュを保有している。このため、当面の事業活動に必要な資金は十分に確保されている状況である。
負債合計は476百万円(同32百万円減)、純資産合計は3,777百万円(同1,413百万円減)となった。欠損填補のため資本金及び資本剰余金を2,707百万円取り崩し利益剰余金に振り替えたため、当期純損失は1,362百万円であったが、利益剰余金は1,352百万円増加した。
自己資本比率は、88.8%(同2.3ポイント低下)となり、高水準を維持した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
<HN>
1. 2025年9月期の業績概要
2025年9月期の業績は、売上高810百万円(前期比5.4%増)、営業損失1,445百万円(前期は1,384百万円の損失)、経常損失1,339百万円(同1,261百万円の損失)、当期純損失1,362百万円(同1,276百万円の損失)となった。増収となったものの、各段階利益の損失額はいずれも前期を上回る結果となった。
売上面では、特定細胞加工物製造業において免疫細胞及びS-DSCの加工件数が想定を下回り、ASCの受託開始遅延も影響した。しかし、CDMO事業で技術移転契約に伴う一時金が計上されたことが寄与し、全体としては増収となった。
利益面では、原材料費や労務費の上昇に加え、新規細胞種の製造受託に向けた設備・人材体制整備のためのセットアップ費用が増加したことで売上総利益率が低下した。また、受託拡大に向けたプロモーション活動や人材確保に関わる費用も増加し、営業損失の拡大につながった。加えて、再生医療等製品事業では、MDNT-01やStempeucelなどのパイプライン獲得・開発に関わる研究活動を継続したため、研究開発費が利益を押し下げた。
2. セグメント別の状況
(1) 細胞加工業
細胞加工業の売上高は810百万円(前期比5.4%増)、セグメント損失(営業損失)は474百万円(前期は373百万円の損失)となった。
売上高の内訳を見ると、特定細胞加工物製造業は555百万円(同8.8%減)となった。免疫細胞及びS-DSCの加工件数が想定を下回ったことに加え、ASCの受託開始が遅れたことが減収要因である。一方、CDMO事業は174百万円(同73.9%増)となり、ティーセルヌーヴォーの技術移転に伴う一時金の計上が寄与した。バリューチェーン事業は80百万円(同35.6%増)で、台湾Medigen Biotechnology Corp.からのロイヤルティ収入及び医療機器販売が増加し、増収となった。
利益面では、受託拡大に向けたプロモーション活動費用や新規細胞加工の受託体制の整備に関わる先行費用、ASCの提供開始に関わるセットアップ費用などにより、セグメント損失が拡大した。
(2) 再生医療等製品事業
再生医療等製品事業の売上高は前期比10.8%減となり、開発段階であるため1百万円未満のライセンス収入にとどまった。セグメント損失は407百万円(前期は434百万円の損失)となり、引き続き赤字で推移した。
損失が継続した主因は、国内外で推進するMDNT-01やStempeucelなどのパイプライン獲得・開発活動に伴う研究開発費である。また、将来的な製造受託拡大を見据えた設備・人材体制の整備(セットアップ費用)もコスト増につながり、セグメント損失が拡大した。
当面の資金は十分に確保。自己資本比率は高水準を維持
3. 財務状況
2025年9月期末の財務状況を見ると、資産合計は4,254百万円(前期末比1,445百万円減)となった。主に、現金及び預金が2,481百万円減少した一方、有価証券が1,000百万円増加したことによる。同社は当面支出予定のない現金及び預金の一部を安全性の高い短期有価証券で運用しており、有価証券を含め実質的に3,170百万円のキャッシュを保有している。このため、当面の事業活動に必要な資金は十分に確保されている状況である。
負債合計は476百万円(同32百万円減)、純資産合計は3,777百万円(同1,413百万円減)となった。欠損填補のため資本金及び資本剰余金を2,707百万円取り崩し利益剰余金に振り替えたため、当期純損失は1,362百万円であったが、利益剰余金は1,352百万円増加した。
自己資本比率は、88.8%(同2.3ポイント低下)となり、高水準を維持した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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